半分少女のヒーローアカデミア   作:Akafuku2000

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半分少女と答え

半分少女のヒーローアカデミア

 

文化祭を終えた次の週、私は職員室へと向かって歩いていた。1枚の書類を持って。

 

廊下を歩いていると、時々すれ違った人から声をかけられる。この間の文化祭効果だ。少し前まではヒーロー科、特に1年A組を疫病神だなんだと腐す人もいたらしいが随分と印象が良くなったみたい。A組のライブ、爆ウケだったからね、仕方ない。センターとして頑張った甲斐かあるというものだ。

 

あのライブは私個人としても得るものが多かった。壊理ちゃんの笑顔然り、サーの課題然り。ヒーロー課程以外で打ち込んだことが、ここまで大きくなって自分に返ってくるとは思わなかった。

 

「さてと……しっつれいしまーす!」

 

ガラッと戸を開け、ずんずん中へ入っていく。目的地はもちろん担任の相澤先生だ。先生のところまで行くと何だか目付きが鋭かった気がするが気のせいだろう。山田さ、じゃなかった、プレゼントマイク先生も元気に入ってきた私を見てご機嫌になってるし。何も問題はない。

 

「外出届け出しに来ました。受理してください!」

「気が早い。俺が確認しないと意味ないだろうが。」

 

呆れ半分な顔を向けられるが、書類は受け取ってくれた。すぐ見てくれるみたいなので、そのまま後ろで待つ。特に変な用でもないから通るでしょ。

 

「……墓参り、ご両親のか。」

「そっちも行きます。」

「どういうことだ?」

「サー・ナイトアイのところに行こうかと。」

「………」

 

私があっさりとした口調で外出理由を伝えると、先生の眉間にシワがよりこちらを見たまま固まった。

 

……あれ、これダメなパターンかな。

 

よし、ここは小粋な冗談でも飛ばしてみよう。

 

「そんなに見られると、照れます。」

「……はぁぁぁ。」

「え、あ、怒ってる?」

「いや、余計な心配をしすぎたと思ってな。」

「?」

 

露骨に深いため息をつかれてやらかしたと思ったけど違かった。

 

「サー・ナイトアイのところに行くのか。なら、お前が悩んでたことも解決した、そうだろ?」

「うん…解決したよ。」

「そろそろ俺から聞こうと思ってたが、自分で解決できたならそれでいい。」

 

あぁそっか、

 

病院の時のこと気にしてくれてたんだ。だとしたら黙って1人で悩んでたのは申し訳ないな。あの場では自分で言うって話してたし、それをずっと待たせてたんだ、そりゃ心配もかける。

 

「心配かけてごめんなさい。元気になったから大丈夫。」

「みたいだな。」

「でも元気になれたのはA組のみんなと壊理ちゃんのおかげ。私ね、今が一番学校楽しいよ。」

「そうか……それはよかったな。」

 

そう言って相澤先生は少し遠い目をする。もしかして……ちょっと笑ってる?普通に笑ってるの久しぶりに見たかも。だいたい笑ってる時って合理的虚偽の時だし。

 

「相澤さんは今みたいにもう少し笑った方がいいよ。」

「笑ってたか?」

「ちょっとだけど。レアなもの見た。」

「歳食うと感傷的になるんだよ。お前も俺くらいになったら分かる。」

 

感傷的ぃ?

 

「そんなおじさんみたいなこと言ってると心もおじさんになるよ。」

「成績下げるぞ。」

「すみませんでした。」

 

顔怖、自分から言ったのに……

 

※ ※ ※

 

「財布よし、手紙よし、許可証よし!」

 

私が出した外出届けは無事に受理され、週末を迎えた。外行きの服に着替え、外出許可証を持って部屋を出る。

 

廊下を歩きながら今の生活は確かに窮屈な生活だなと思う。私はそこまで自由に出歩ける状態じゃなかったから今まで不便さを感じたこともなかった。でも近所のコンビニに行くのにさえ一々許可を取らないといけないから気軽に外出出来ないというのはストレスだ。今回、外出届けを出してみてよくわかった。

 

ごく普通の生活を送ってきた人達からしたら不満に思うのは当然だろう。その状況で目の前に原因となった存在がいたら気分は良くない。

 

「意外と私って世間からズレてるのか……」

 

別に普通とも思ってなかったけど。

 

あって当たり前、みたいな感覚が違ってるとなるほどなぁと思う。まぁそれを気にしたりはしない、これでも頑張ると決めてるし。

 

1階の共有スペースに着くが、まだ朝早いこともあってしんとしている。休日だしほとんど寝てるだろう。早起きの人も自室で身支度してるはず。静かな朝というのも久しぶりな気がすると思いながら自分の靴を取り出して履く。

 

「じゃ、行ってきます。」

 

そう独り言を零したあとドアに手をかけようとして

 

「どっか出かけんのか。」

「うおお!?びっくりしたぁ。」

「悪ぃ。」

 

誰もいないと思ってたのに後ろから声をかけられて素っ頓狂な叫びを上げてしまった。やめてよ轟くん、心臓止まるわ!

 

「ちょ、ちょっとそこまでね。」

「その割に格好ちゃんとしてんな。」

「ぐぬぬ……」

 

墓参りなんて辛気臭いから黙って行こうと思ってたのに……なんで妙に鋭いんだ。人の格好気にするタイプじゃないでしょ、あぁでも意外としそう。あれ、どうなんだろう自信なくなってきたな。

 

 

 

いや、なんの話?

 

「その、お墓参りに。」

「……親のか。」

「そうだね。あとサー・ナイトアイもかな。」

「サー・ナイトアイに?」

 

このやり取り前にもやったな。

 

「そうか、インターンで世話になってたもんな。」

「うーんそれもあるけど、課題出されちゃったのがデカイね。」

「インターンってそんなのも出るのか。」

「どうだろ、説明難しいんだよね……」

 

あんまし人に見せるもんじゃないし、恥ずかしいんだけど。

 

……しょうがないかぁ。

 

せっかく履いた靴だけど脱いで部屋に戻る。

 

「これ、サーからの手紙。読んでみて。」

「いいのか?加山宛てだろ。」

「良く……はないけど、読んでもらった方が早いから。」

「分かった。」

 

鞄に仕舞っていた二通ある手紙のうち、サーから届いた方を轟くんに渡す。封筒から便箋を取り出すと、じゃあ遠慮なくという感じで彼はどんどん読み進めていった。

 

自分の秘密を赤裸々に明かすようで恥ずかしい。轟くん相手には今さら感あるけど……でもあの時とは状況も違えば心境も違う。まずいな、後悔してきたぞ。もう無理やりひったくっちゃおうかな。

 

「……なるほど、そうだったんだな。」

「あれ、読み終わったの?」

「読んだ。」

 

私がやめときゃよかったとか、無しにできないかとかグダグダ考えてるうちに彼はすっかり読み終わってしまったらしい。手紙を返してもらいいそいそと鞄に仕舞う。

 

「加山が悩んでた理由がやっと分かった。」

「やっぱ顔に出てたかぁ。」

「あぁ。つっても何か悩んでるって気づいたのは最近だ。確信したのは文化祭のときだった。」

「ま、誰にも言ってなかったしね。」

「確かにな。…………なぁ、なんで相談してくれなかったんだ?」

「う、それは……」

 

責められてる……訳では無い。けどそう言われると弱い。

 

言えなかった理由はちゃんとあるけど。そんな顔されたら誤魔化すわけにもいかないじゃん。

 

はぁ……

 

 

「──ヴィランを殺したいほど憎んでる、それも誰彼構わず。そんなこと相談されても怖いでしょ?」

 

 

自分の冷たいところを正直に言った。無自覚に引いていたみんなとの境界をはっきりさせた。

 

でも境界を顕にしたのは距離を作りたかった訳じゃない。

 

「それは否定できねぇな。俺はともかく多分誰か一人くらいは少しビビる。」

 

気づいたら期待していた。

 

「俺も親父のことは好きになれねぇ、何回も殺意を向けたこともあった。同じじゃねぇけど似てると思う。でも加山はそこに踏み込んでくれたよな、それってなんでだ?」

「なんでって、」

 

「悲しかったから」と伝える。

 

体育祭の頃を思い返す。私はただ復讐に邁進する姿を見ていられなかった。そんな辛い生き方で縛らなくたって、自分の憧れる「何か」になって欲しいと思ったからだ。

 

期待が大きくなっていく。そして

 

「今の俺も同じことを思ってる。加山の悩みを知って悲しいと思った。悩んでたことも、誰にも話さなかったことも。だから、」

 

確信に変わった。

 

「──加山の思ってること全部教えて欲しい。」

 

君はきっと踏み込んでくれる。

 

「うん、いいよ。」

 

私の知らない、でも私の欲しかった言葉くれると思ったから。

 

「じゃあ、早速2人で出かけようか!」

「俺は外出届け出してねぇぞ。」

「だって元々、私は出かける予定だったし。これに付き合ってくれたらぜーんぶ話してあげる。」

「……それなら仕方ねぇな。」

「待ってるから着替えてきてね。女の子待たせちゃダメだぞ。」

「そんなルール知らねぇ。」

「なら今日知れてよかったじゃん。」

 

待たせないでと言った割にはゆっくりとした動きで轟くんは戻っていく。多分あんまり分かってないな。

 

ようやく彼の背中が見えなくなった頃。

 

「あっつ。」

 

私の顔面は時間差で爆発した。

 

 

※ ※ ※

 

警備員さんを口八丁で丸め込み、轟くんの分の外出許可証をもぎ取って私たちは雄英を出た。……バレたらヤバい。

 

ちなみに私は普通に待たされた。身支度に時間がかかったと言うより、マイペースに用意してただけだと思う。顔を冷却する時間ができたからセーフだけどね。

 

それにしても私も大概だが轟くんもかなりズレてる。2人揃って爆豪の神経を逆撫でするタイプなだけあるな。謎の誇らしさがある。

 

「どっちから行くんだ?」

「お父さんお母さんの方だよ。」

 

両親の墓は雄英近くの墓地にある。こっちに越してくる時に相澤さんが移してくれた。当時はよく分からなかったが、移していいかそれとなく聞いてくれたのを覚えてる。

 

人目のあるところで自分の話をするのも嫌なので、道中は他愛のない雑談をした。話題はだいたい文化祭のことだったけど。

 

ライブは楽しかったし、他のクラスの出し物も面白かった。特にミスコンは圧巻だった、波動先輩があまりにも綺麗すぎたからだ。多分あの場にいた男子のほぼ全てがハートを撃ち抜かれてる。惚れたと言うよりも神格化されてるようで、一部からは女神のごとく崇められてる、怖いわ。

 

40分ほどかけて両親のいる墓地に着いた。花や供え物は用意出来なかったけど、その分だけ墓石をピカピカに磨いた。夏休みから全然来れてなかったので、汚れてたり雑草が生えてたりと少し荒れてたが轟くんも手伝ってくれて凄く綺麗に出来た。

 

家族でもない、ていうか全然他人の男子と一緒に親の墓掃除してる結構アレなんじゃ……

 

すぅぅぅ、気づかないことにしようか。

 

危うくまた顔が爆発するところだったけど耐えた。掃除も終わったので気を取り直して墓前に手を合わせる。

 

(あまり来れなくてごめんなさい。でも私は元気にしてるから大丈夫。大変なことは……山ほどあったし、この先もあると思うけど頑張るよ。雄英でたくさん友達が出来て、結構楽しくやってるし。)

 

だから大丈夫だよ。

 

熱心に祈ったけど、私は死後の世界なんて信じてない。これはただの石だし、その下にあるのは両親だったものだ。でも来るのをやめようと思わないのは、多分ここが両親との唯一の繋がりで、私が何か区切りをつけるためのシンボルだからだ。

 

「お待たせ、もう行こっか。」

「もうか、俺はもっと時間取ってよかったぞ?」

「いいんだよ。前までだったら多分長いことメソメソしてたけどね。」

 

心配気な轟くんに笑って答える。確かに私はずっと親のことを引きずってた、サーに指摘された通りに。今回のことでいい加減、整理をつけないといけないと思った。全部一人でできるなんて考えてないけど、頼ってばかりもいられない。

 

私の足で立つ、だからもうここには甘えない。

 

墓地を後にし、また2人で歩き出す。次はサーのところだ、ここからは少し遠いしちょっと急ごう。

 

いつかの時みたいに電車に乗ってナイトアイ事務所のある街まで移動する。行ったのはたったの数回、それも然程時間は経ってないのに酷く懐かしさを感じる。濃すぎる時間を考えれば当然かもしれないが。

 

駅前の花屋で仏花を見繕ってもらう。親にもやれよと思われるかもだけど、初めてお墓参りするんだ、花くらい供えないとね。家族に対して往々に雑さが出るのも愛情だよ、愛情。

 

しかしながらサーのお墓は、この街の郊外にある。徒歩だと時間がかかるし、ここに来るまで電車以外歩き詰めだけど、それがちょうどいい。街外れに行くにつれ人も少なくなる。

 

突っ込んだ話をするにはピッタリだ。

 

「朝の話だけどさ。」

「おぉ…」

 

おもむろに話し始めた私に轟くんの歩みが一瞬ぎこちなくなる。いつ話が振られるのかと時々こちらの顔を伺ってたが不意打ちだったんだろう。

 

「ヴィランが殺したいほど憎いって言ったけど、サーに言われるまで自覚なかったんだよ。無かったというか、曖昧だったって言うのが正しいか。」

「それ、あのオール・フォー・ワンのことか?」

「あれ?私、そこまで話したことあったっかな。」

「ねぇよ。前に聞いた個性を植え付ける実験ってのと、オール・フォー・ワンが個性を奪ったり与えたりできる危ねぇ奴だってのから考えた。」

「おぉう……まぁそれは正解。けど不正解、言ったでしょ?私はヴィランがみんな嫌いだって。オール・フォー・ワンだけじゃないんだよ。」

「……それがサー・ナイトアイの手紙に繋がんだな。」

「そゆこと。」

 

歩く。

 

「最初はさ、なんでこんな風に思うんだろうって思ったよ?でもね、考えれば当然のことだったんだよ。

 

ヴィランのせいで両親を亡くした。

 

ヴィランのせいで私は苦しんだ。

 

ヴィランのせいで相澤さんが傷ついた。

 

ヴィランのせいで友達が死にかけた。

 

ヴィランのせいで壊理ちゃんは笑えなくなった。

 

ヴィランのせいでサーは死んだ。

 

ヴィランのせいでミリオさんは師匠と個性を失った。

 

ヴィランヴィランヴィランヴィラン、全部ヴィランがそうした。ね、許せないでしょ?」

 

轟くんの顔を見る。私はきっと怒りの滲んだ目をしてる。

 

私が弱かった、それはそうだ。でもアイツらが最初からヴィランなんてやらなければ誰も苦しまなかったし、死ななかった。

 

「轟くんはどう思った?」

「加山の考えは……間違ってねぇよ。そいつらはそれだけのことをしたんだ、恨まれるだろ。」

「うんうん。」

「でもヴィランの中にだって成りたくて成った奴ばかりじゃねぇと思う。だから恨みに任せて動くのは……」

「間違ってる。」

「そうだ。どの口がって話だけどな。」

 

道を歩く。

 

「轟くんの言う通りだよ。いくら嫌いでも無関係の奴にまで当たるのはおかしい。オール・フォー・ワン達だって倒さないといけない相手であって殺す相手じゃない。そこにすっっごく悩んだ。で、その答えがやっと出たわけ。」

「……内容次第じゃ引っ掴んでも止めるぞ。」

「もしそうだったら私はもう相澤先生に追い出されてたね。」

「なら、」

「うん。頑張って考えて、許せない理由をもっと突き詰めた。」

 

どうして私はヴィランが殺したいほど憎いのか?

 

「それがね、結局のところ単純な答えに行き着いたんだよ。私は、命を玩具みたいに扱うこと、目的のためなら殺人も厭わないこと、欲求のままに生きること、その先でヴィランが笑っていることが許せなかったんだ。」

 

墓地を歩く。

 

「今この瞬間にも私や壊理ちゃんみたいな目にあってる人がいるかもしれない。傷ついた人が死んだ人がいるかもしれない。それを止めるにはヴィランを倒す他ない、だから許しちゃいけない。

 

どう?びっくりするくらい陳腐なこの答え。」

「ヒーローの模範解答かと思った。」

「分かる、私も驚いた。あれだけ考えて結局これなんだって。」

 

おかしくなって笑う。こんなにつまらない結果なのかとおかしく思ってたけど、話してたら更に滑稽に思えてきた。

 

サーのお墓の前に立ち、言う。

 

「今日はこの答えをサーに伝えようと思ってここに来た。」

「そういうことか。まさか目的地に着いてから目的を伝えられるとは思わなかった。」

「無理やり連れてきたからね。」

「気にすんな。俺が行きたいと思って来たんだ。」

「そう?だったらいいや。」

 

じゃあ手始めに墓掃除からしようと思って止まる。超綺麗だった。

 

センチピーダー、バブルガールかミリオさんがこまめに手入れしてるんだろう。ピカピカ具合的に掃除したのは前者の方かな?今日の外出者、私たちだけだったし。

 

掃除の必要がなくなったので、持ってきた花を供えて手を合わせる。特に言うことは無い、言いたいことはもう一通の私からの手紙に書いてきたから。

 

「轟くん、ちょっと氷塊出して。」

「何に使うんだ?」

「中で手紙を燃やすの。」

「それじゃ書いた意味ねぇだろ。」

「いいんだよ。このまま置いたってゴミになるだけなんだから。それならいっそ燃やして天まで届けー、ってね。」

「なんか祭りみてぇだ。」

「ぷふっ、確かにありそう。」

 

調べたらそんなお祭り出てくるかもね、灯篭流しみたいに。

 

私のお願い通り、轟くんは適当な大きさの氷を作ってくれる。あとは私がざっとくり抜いて完成だ。手紙は炎で一気に燃やしちゃうし、火の粉が散らなければそれでいい。

 

「じゃあ景気よく……ふぁいやー!」

 

手紙を持ったまま氷の器に手を突っ込んで着火する。個性で燃やしてるからあっという間に灰になった。

 

考えに考えた末に出た実に普通の答え。あの悩んでた時間を笑い飛ばすくらいの普通っぷり。ちょっとはユーモアがあっただろうか?

 

「よし、帰ろうか。」

「……お、そろそろ門限やべぇな。」

「マジ?」

「マジだ。」

 

こうしちゃいられないと手早く氷を処理して墓地を出る。あの夕日に向かって走れ!門限破りはマズイッ!

 

 

サー・ナイトアイ、今度は抱腹絶倒なユーモアを身につけてくるから待っててくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ぬ気で走った甲斐あって門限には何とか間に合った。

 

まぁ、ただ。

 

2人で出掛けてたのがA組にバッチリバレて、恋バナ大好き勢を言いくるめるのにアホほど時間がかかった。

 

で、その。

 

騒いでるのを相澤先生に見られて芋づる式に私が無許可で轟くんを連れ出したのがバレまして。

 

当然の帰結として。

 

 

私は反省文を書いている。

 

 

あぁ〜缶詰めで反省文書かされるってこんな感じだったなぁ!

 

え、あと1時間で書けなかったら倍?

 

そんなお得なプランが!?

 

……ァ、反省します。

 

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