どうやらトガちゃんとナガンが拮抗してるので、救済しちゃおうかなって
追記
設定間違ってたから修正しました
(ねぇマスター、私学校に一度行ってみたかったの)
「そりゃよかった、でどうだい感想は?」
(うーん、あんまり良い物じゃなさそうね)
子供サーヴァント系の一人、バニヤンを連れたって小学校へ向かう。霊体化状態ではあるが色んなところを覗いているであろう事がわかるが、どうやらお気に召さなかったようだ。
目の前で行われている所業は俺も含めて顔を顰める内容だった。
「血を吸うなんてお前気持ち悪いな!」
「吸血鬼だ吸血鬼!!!」
……まぁ分かりやすい。俺が進学した小学校にはトガヒミコが居た、それだけだ。バニヤンからしたら宜しくないのだろう、こちらを見て不安そうな表情をしている。
「……はぁ、今回だけだ。余りヒロイック的なことは好きでは無いんだけど」
歩みを教室の方から廊下の隅へと向ける。どうやら個性を使っていじめをしているらしい、傷つけるとかそういう類ではなく気分に干渉する類らしくトガヒミコは顔を青くし口を手で抑えている。
ふむ、言うなれば個性『吐き気』だろうか?なんとも使い辛いというか、評価し辛い個性だな。
「じゃあこちらも遠慮しなくていいね」
じゃあ性癖ねじ曲げますか。
「マルタ」
「失礼ねあなた!?私のどこが性癖を捻じ曲げるって言うんですか!」
「スリット、臍、胸元、聖女」
「な、いやでもこれはって、聖女は関係ないでしょ!もう……叱ればいいんでしょう?マスターはそこの子を何とかしなさいな」
悪ガキどもの首根っこを掴み離れていくマルタ、ガキ2人は必死に手足を動かして抵抗しているがてこでも動かない怪r──「マスター?」──サーヴァント特有の力では動かすことすら叶わなかった。どうやら抱えてるやつの格好に気づいたらしい、痴女呼ばわりされている。
「大丈夫か?」
手を差し伸べる、青い表情のトガは──あ、ヤバい。
「エレナ!」
「はーい、落ち着きましょうね」
頬を両手で包み意識を安定させる。ただ吐き気状態にさせられているだけだ、それを魔術で上書きするなんてことは非常に容易い行為だ。直ぐにその表情が落ち着き始めている。
「あ、ありがとう……?」
「ふふふ、どういたしまして。ほらマスター」
トガヒミコ、後にある男子を襲いそこからヴィランへと堕ちて堕ちて堕ちて──一人の親友を得て、助ける少女。個性は変身、変身対象の血を飲むことにより変身することが出来る。だが個性の影響なのか好きになったモノの血を何よりも好み、それを見た両親から普通を押し付けられて歪んだ部分があるが、その性根は異常と言えるだろう。
ただ言えることがあるとしたら、だからといって社会から弾かれるべき存在ではないだろう、といったところか。悲しきも個性社会における悪として定義されてしまう個性であったが故の人生といえる。
「立てるか?痛む場所はないか、言ってくれればこのお姉さん(?)が治してくれる」
「……怖く、ない?」
「? 何が」
心苦しいが知らないフリをしなければならない、確かに彼女の噂は聞いている。だが誰がそうなのかは誰からも聞いていない、だから知らないフリをする必要があった。
「私、血を飲むんだよ……?」
「そうか」
「え」
「何驚いている」
「だって私、私人を傷つけるんだよ……?普通じゃないんだよ……?」
「うん?それと今何か関係あるか?イジメという行為は犯罪だから止めたが、君が何者で何をしているのかなんて知らんが」
正直いって彼女はまだ可愛いものだ。こちとら召喚してきたサーヴァントの中には生贄を受け取っていたり、殺人犯してるやつなんてザラだ。よく言うじゃないか、話が通じない人より話が通じる怪物の方が安心するって。それと同じことだ。
彼女が何をしていようとしていなかろうと、俺がそれを気にして嫌う理由にすらならない。と言うより俺が一番愛しているサーヴァントはタチが悪いからな、未だに召喚していいのか迷う存在だ。
「噂になってるんです、私が人の血を吸う吸血鬼だって」
「……俺の個性は英霊召喚」
「?」
「歴史に刻まれた存在を召喚し、使役する個性だ。人を救った英雄とかな。そこにいるエレナはオカルトに関わる人物だな」
「急に、なんですか?」
「だがそんな中には人に仇なした存在もいた。例えばジャック・ザ・リッパー」
その存在を呼び出す。過去のイギリスにおいて恐怖のどん底に叩き込んだその殺人鬼──の名前を借りた幼子を。
「お母さん、呼んだ?」
「あぁ、紹介を兼ねてな。ジャック、その子に自己紹介できるか?」
「うん出来るよ!私たちの名前はジャック・ザ・リッパー、ロンドンで殺人鬼をやってたよ!」
「え、あ。トガです、トガヒミコです。血をちうちうするのが好きです」
「まぁそんなわけでな、俺としては君の個性がなんであろうと、何をしでかそうと気にするほどでは無いと思ってる。俺はな」
自分の考えを伝える。トガヒミコは普通に固執していた節がある、ただそれが正しいのだと、大切なのだとも思っていた部分もあるのだろう。だが持論だが普通なんてものはこの世に存在しないと俺は思ってるし、その言葉は本来は一般的という言葉が担うものだと思っている。
「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」このアインシュタインの言葉は真理のひとつでは無いだろうか。普通も常識も、どちらも偏見でしかない。その個人が持つ考えでしかない。
「だから他者がどう思おうが、なんだろうが。俺は知らんと答える」
「身勝手、ですね」
「自覚してる、でもな正直そんなもんでいいんだよ。個性なんてそのひと個人の要素のひとつでしかない。君は血が好きなんだろう、どれくらい好きなんだ?」
「何よりも好きです、特に好きな人の血が飲みたいです!それでそれで、好きな人になりたいです!」
「いいじゃないか、別にその欲求を抑える必要は──」
「
「おっとぉ……」
「……?エレナ、なんで目を塞ぐの?」
「んー?ちょっと子供には刺激が強いのよね〜」
(マスター、キャストリアに報告していい……?)
ずいいっと、顔をこちらに近寄らせるトガヒミコ。その目は燦々と輝いており八重歯がきらりと光っていた。満面の笑みだ、ちょっとこれは予想外。それとやめてくれバニヤン、あいつの濁った目は怖いんだ。
「初めてこんなに優しくして貰った、それに貴方からは沢山血の匂いがします!いい匂いです」
「……あー、まぁ……体鍛えてるし」
普通普通(当社比)。こんなもん他の人も鍛えてるだろ、手足吹っ飛ぶくらいの傷は。
「貴方のお名前が聞きたいです!教えて欲しい!」
「藤丸立香、恐らくお前の後輩だ。1-1にいる」
「私は2-3です……ちょっと遠いです」
「え、何?会いに来る気だったの?」
え、こっわ。パッションありすぎだろこの子、確かに原作的に言えば押し(物理)は強いがちょっと予想より強すぎ。と言うよりは優しさを知らないのかこいつ!
そりゃあデクのことを気に入るはずだ、まんまヒーローだからな!!!
「ま、まぁいつでも来ていいが……他の人には迷惑かけないでくれよ?」
「分かりました、我慢します。えへへへへぇ……」
……やらかしたかなぁこれ。
とりあえず何事もなく別れることに成功した。ルンルン気分で帰宅の準備のために教室へと戻って言ったトガを傍目に横を見る。なんだエレナ、その生暖かい顔は。それといい加減ジャックの目から手を離してやってくれ、顔を揺らして抵抗してるぞ。
「マルタ!帰るよ!」
「ん?わかったわマスター、そういえば今日どこかに寄る予定あるかしら?」
「無いけど、なに?」
「いえちょっとやることが出来ましたので、ね?マスター?」
あー……今日はヤコブ神拳の修行かー(白目)
※バッチリ少年二人の性癖はネジ曲がりました。
原作改変及び救済して欲しいキャラ
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オールマイト
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トガヒミコ
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トゥワイス
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レディナガン