千手最強の忍とうちは伝説の忍の転生先は、仮想世界だった件   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

1 / 1
初めまして、この度はまた新作小説を作りました!その小説は、あまりハーメルンなどの小説投稿サイトでも見かけないソードアート・オンライン×NARUTOのクロスオーバー小説です。内容は、もう説明が要らないと思いますが、千手最強の忍である千手柱間と、うちは伝説の忍であるうちはマダラが、なんの運命だか知らんが、何故かソードアート・オンラインの仮想世界に転生されていましたー、みたいな内容です。千手柱間とうちはマダラの戦闘力は、基本的に最強・無双・チートの三拍子にし、NARUTOの原作同様、人外かつ異次元の存在として設定します。もちろん、SAOキャラクターにもなるべくSAOの原作のようにしっかり出番を与えるようにはしますのでご安心下さい。あと、冷やかしや嫌がらせなどの文句は一切受け付けません(トラブルの原因になりますので)。ご了承の程よろしくお願いします。この小説の内容がそんな感じでも全然大丈夫ですよという方は、このままお読みになって下さい。また、質問や感想もお気軽に書いて下さい!感想などを書いてくれると作者である自分の励みになりますので。それでは第一話、どうぞ。


序章
第一話:ソードアート・オンライン


 

とある忍の世界で起こった第四次忍界大戦、激戦の末、うずまきナルトとうちはサスケは、ついにカグヤを封印することに成功し、封印されていた尾獣たちとうちはマダラは一斉に解放され、地上へと墜落したマダラは仰向けになったままでいた。そして六道仙人に、穢土転生を解術され、今にも消えつつある千手柱間と会話を交わしていた。

 

柱間「マダラ……」

 

マダラ「逝くの……か……」

 

柱間「ああ……お前も、共にな……」

 

マダラ「お前も……オレも……望んでも……届かない」

 

マダラ「結局……オレの夢は消え……た……お前の夢……は繋がって……いる……」

 

柱間「急ぎすぎたな……マダラ。オレたちの代で夢を完成させる必要はなかったのだ。いかに後ろをついて来て託せる者を育てるか……それが大切だった。」

 

柱間「いずれにせよ、オレたちはもう死ぬ。次はあっちで杯を交わすとしようぞ」

 

柱間「戦友としてな」

 

 

マダラ「戦友か……」

 

柱間とマダラ、二人がそう話を交わし終えると、柱間は光と共に消え、天へと昇っていき、マダラは両眼をゆっくり閉じて、静かに息を引き取っていき、二人の生涯は終わった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……はずに思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柱間「ん……。うぅ……。こ、ここは何処ぞ……。」

 

マダラ「ん……。う、ううん……。ここは何処だ……。」

 

柱間とマダラ、二人は覚醒し、目を覚ます

 

柱間(オレはたしか、穢土転生を解術され、光と共に忍界を去ったは

ず、だとしたら、ここは天国か?いや、それにしては身体に温もりがあるような気がするぞ。オレは生きているのか?)

 

マダラ(オレは、尾獣を抜かれ、柱間と話した後、柱間と共に、忍界を去り、天へと昇って逝ったはず。だとしたら、ここは天国か?いや、第四次忍界大戦を起こしたこのオレが柱間と同じ天国に行けるはずなどない。だとしたらここは地獄か?それにしても、やけに身体に温もりがある。ここは地獄ではないのか?)

 

二人がそう考えた後、仰向けになった身体を起こし、辺りを見渡すと、

背面には森が茂っており、前面には草原や、草原に挟まれるように道が見え、さらには青空を明るく照らす太陽が見えることが分かり、今は昼だとわかった。それよりも、わかったことで、一番驚いたことがある。

 

 

なんと、二人は全く同じ世界に転生されていたのだ。

 

柱間・マダラ「!」

 

二人はお互いを気づき、お互いを見つめ合い、話し始める

 

柱間「お前、もしかして、マ、マダラか!マダラなのか!どうしてお前もここにいる?」

 

柱間は慌てた様子で、マダラに問う、それに対してマダラはこう言った

 

マダラ「それはこっちのセリフだ柱間!何故お前もここにいる?それにしてもここは何処だ?見たところ、今は明るい昼の森の外にある草原のところにオレ達はいるようだが。」

 

マダラも、さっき柱間が言ったことと同じことを返し、今の状況を説明した

 

柱間「ん?マダラ、その格好、忍界で生きていた時と同じ服装ではないか!」

 

柱間がマダラにそう聞く

 

マダラ「何を言う?柱間。オレが第四次忍界大戦が終わった後に死んだ時はたしか、上半身裸のままだったぞ。何処かの世界に転生したとしてもその時の状態で蘇るはずだ。そんなはずがな……」

 

柱間にそう話しながら、自分の服装を見ると、マダラはその服装を見て、驚いた表情になった

 

マダラ「こ、これは!確かにオレが忍界でまだ生きていた頃の服装だ!しかも肉体も何だか若くなっている気がする!だが何故だ?何故この服装で蘇った?さらにオレの永遠の万華鏡写輪眼も両眼にある。ついでにオレの武器の一つである、うちは一族当主の大団扇「うちは」とそれに付いている鎖鎌もある。オレと柱間この世界に転生する前に、何かしらの事が起こったのか?」

 

マダラのその服装はと言うと、まず頭に木の葉隠れの里の忍の印が刻まれている額当てを付けており、上半身は、背中にうちは一族の家紋が刻まれている漆黒色と紺色が混ざったような色のローブに、紅色の古風な戦国時代式の甲冑が装着されており、両手にはローブと同じ色のグローブがある。下半身は、ローブと同じ色の少しダボダボしたズボンを履き、足のふくらはぎのところに、白い包帯を両足共巻いている。靴は下駄とサンダルを融合させた感じの黒みがかった灰色の靴を履いているといった感じだ。

 

自分の服装の全てを理解したマダラは、柱間にこう聞き返した

 

マダラ「柱間」

 

柱間「ん?何ぞ?マダラ」

 

柱間も逆にそう聞き返す

 

マダラ「そういうテメェも服装が忍界で生きていた頃とまんま同じじゃねぇか!」

 

柱間 「ん?そうか?」

 

柱間も自分の服装を見渡した

 

柱間「あっ!ホントぞ!忍界で生きてた頃と服装がまんま同じぞ!それに、またお前とこうして会えたのもぞ!ハハハハハハハハwこりゃあまるで奇跡ぞ!」

 

柱間のその服装は、頭は木の葉隠れの里の忍が付けている、木の葉隠れの里の忍の印が刻まれている額当てを付けており、戦国時代式の古風な甲冑は、千手一族の家紋が刻まれている以外は、マダラとほぼ同じで、上半身は、漆黒色のローブに、先程言ったその鎧を装着しており、両手首には紅色の腕輪をつけている。

下半身は、漆黒色の少しダボダボしたズボンに、ふくらはぎのところで、マダラと同じく白い包帯を巻いている。靴はマダラとほぼ同じ靴だ。さらに人の身の丈ぐらいの大きさのある忍の巻物が後ろに付いている。そんな感じである。

 

マダラ「ったく……、相変わらずな奴だな、お前は。」

 

マダラも少し笑みを絶やしながらそう答える。

 

マダラ「それにしても、奇跡……か……。またこうしてお前と共に転生して、出会えたのも運命かもしれんな……」

 

マダラそう頭の中でそう考える

 

柱間「ああ!そうに決まってるぞ!地獄で仏に出くわしたような感じの奇跡ぞ!」

 

柱間も納得の表情でそう聞き返す

 

マダラ「そうか。なら柱間。」

 

柱間「何だ?マダラ」

 

マダラ「今思いついたんだが、オレとお前で転生したこの世界で共にやり直すってのはどうだ?オレは忍界では第四次忍界大戦を起こしてしまったからな、せめてものの罪滅ぼしも加えて、お前と共にやり直したいんだ。どうだ?駄目か?」

 

マダラは柱間にそう提案したが、柱間はすぐに答えた。この質問の答えに賛成以外の選択肢はなかった。

 

柱間「もちろん、お前の考えにオレも賛成ぞ!実はオレもお前と共にいつかやり直したいと思っていたところだ!ならばもう異論ないぞ、オレもマダラと共に生きていこう!それに忍界はもう後世の忍たちが平和な世の中へと導いていけるだろうからもう忍界は大丈夫ぞ!」

 

マダラ「そうか・・・お前はまだこのオレを友として扱ってくれるのか」

 

二人はお互いを尊重し、理解し、夢を語り合う友・・・、いや、戦友として、転生したこの世界で再び平和な世界を築くとお互いの心に決めたのであった。

 

柱間「さてと、ここにずっといるのも時間が勿体無い。とりあえず此処を発つぞ。」

 

マダラ「それもそうだな、ここでずっと立ち話するのも時間の無駄だしな。とりあえず此処を発つか。」

 

 

柱間とマダラは此処をを発つために歩き始めたのだった。

 

 


 

 

柱間とマダラが走り始めて1時間後、空は青空から、朱色のような夕焼け空へと変わり、段々と日没が始まっている頃だと推定できる。そんな中、柱間とマダラは特にこれといった大事な情報や目的が掴めないまま、ただフラフラと彷徨い歩くように、この草原と草原に挟まれた一本道を突き進んでいた。

 

 

マダラ「それにしても柱間、これからどうすんだ?目的を掴むにもオレたちはこの世界のことを全く知らない。だからオレ達はこの世界に住んでいる人々に聞き込みをしなければならねぇ。だがここは民家どころか人すら見かけないぞ。どんだけ此処はド田舎なんだ?」

 

 

柱間「うーむ、確かにな・・・。マダラの言う通り此処にはただ草原に囲まれた一本道だけしかないぞ。これでは大事な情報が掴めぬ。一人でも良いから情報集めのために何とか人に会えぬものか・・・。」

 

 

柱間もマダラも、人が一人もいないせいで、情報集めや目的探しが困難になっていた。このまま何も情報も目的も掴めぬまま、この世界でまた野垂れ死んでまたあの世に行くのは御免である。二人はそう思いながら人を探していた。だがその時、空中の何処かに誰かがいる気配がした。

 

 

 

???「なるほど、やはり君達二人か。私が作ったVRMMOゲーム『ソードアート・オンライン』の仮想世界に生体反応を発信していたのは。」

 

 

柱間・マダラ「ッ!」

 

 

柱間とマダラは、一瞬動揺した。それもそうだろう、気がついたらいつの間に二人の頭上で誰かが浮かびながら二人に物を言っているのだから。

 

その姿の全貌は、喜怒哀楽どれを抱いているのかわからない全ての感情を合わせたような、謎のローブであり、顔がなく脚もない。まるで幽霊の様に浮遊し、手には手袋を嵌めているが、手首がなく、まるで透明人間が服を着た様な奇妙な姿であった。だがその後、柱間とマダラはすぐに落ち着き、柱間は空中で浮かんでいる謎のローブの者にこの転生した世界のことなど、様々なことを問うことにした。

 

 

柱間「お主は誰ぞ!それに、お主が今言っていたそーどあーと・おんらいんとは一体何だ!?」

 

 

???「「ふむ··················まさか、この世界に自ら入ってくる者が現れるとは驚いたが、意外な展開だ。流石の私も驚いたよ。」

 

 

謎のローブの者は、柱間とマダラを深く観察していた。すると、黙っていたマダラが突然口を開く。きっと柱間の問いを無視したのが気に食わなかったのだろう。

 

 

マダラ「おい、お前の需要の無い無駄話はやめてさっさと柱間の質問に答えろ。でなければお前をオレと柱間の敵と見なし、攻撃するぞ。」

 

 

マダラが少し怒気を含ませ、威圧しながら、謎のローブの者に問い返す。すると、謎のローブの者は「おっと!そうだったね。」と言い、自分から名乗り出た。

 

 

???「話をずらしてしまってすまなかった、別に今は敵意はない。ここで謝罪するよ。それとまずは自己紹介だ。私の名は茅場 明彦(かやば あきひこ)。この『ソードアート・オンライン』のVRゲームの世界を管理する管理者だ。ちなみにソードアート・オンラインのようなVRゲームの世界のことを我々は「仮想世界」と呼んでいる。簡潔に説明すると、現実のありとあらゆるものを君達二人の五感なども含めて全てリアルに再現している世界なんだ。そんなところかな。まあよろしく頼むよ。」

 

 

柱間「むぅ、ソードアート・オンライン・・・、そして仮想世界、か・・・」

 

マダラ「柱間・・・!」

 

柱間は考え込みながらそう呟くように言い、少し真面目な顔つきになった。だが少し考えたあと、その顔つきは段々と柔らかい顔つきへとほぐれて行った。

 

 

柱間「うむ!結構面白いゲームだのう!そのソードアート・オンラインとやらのゲーム。よし!できたら俺もそのゲーム参加させてくれぬか?俺はこう見えて賭け事とかの遊戯が好きだからのう、俺も参加するぞ!あっ!オレも自己紹介するのを忘れてしまった!オレは千手柱間、柱間とでも呼んでくれ!」

 

マダラ「って、あいつが言ったことあっさり信じるのかよ!あと茅場明彦、だったか?ついでに自己紹介してやる。俺はうちはマダラだ。マダラでも何でもいい。覚えておけ。」

 

マダラは柱間に深くツッコミを入れつつ、茅場に軽く自己紹介をした。

 

柱間「ちなみに、お前も参加するだろ?マダラ」

 

マダラ「お、おい!ちょっと待て柱間!あんな何処の馬の骨かもわからない得体の知れねぇ奴が作ったゲームに本当に参加するのか!?もしこれが巧妙に作られた罠だったらどうすんだよ!美味い話には何かしら悪い絡繰があるってのがミソだろ」

 

マダラは、柱間が勝手に得体の知れないゲームに参加しようとしたため、もう少しよく考えてから決めろと言わんばかりに強く言葉を言い放つ。だが、マダラのその行動が柱間には悪手であり、柱間はガーン!と深く落ち込んでしまった。

 

 

柱間「うっ、俺は・・・ただマダラと一緒にたまには純粋に楽しくゲームをしたかっただけぞ・・・、別に勝手に一人でやろうとはしていないぞ・・・。せっかくならばマダラもと思ったんぞ・・・。」ガーン!

 

 

マダラ「あーあ、またいつもの落ち込み癖かよ。全く、いい加減直せって何度も言ってんのに相変わらずまだ直していねぇのか。」

 

マダラは、戦友である柱間の落ち込み癖に呆れながらも、今も落ち込んでいる柱間を慰めた。

 

マダラ「あー、わかったわかった。じゃあそのソードアート・オンラインとやらのゲーム、お前が参加するならば心配だからオレも参加してやる。だからそんな餓鬼みたいに落ち込んでいないでいい加減立ち直ろうぜ?な?」

 

 

柱間「ッ!そうか!一緒に参加してくれるのか!マダラもいつかそう言ってくれると思っていたぞ!やはり持つべき者は友ぞ!ハッハッハッハッハッ!!」

 

 

マダラ「なんか変わり身が物凄く早いな・・・、さっきまでの落ち込み癖は一体何だったんだよ・・・」

 

 

柱間とマダラがそう仲良く喋っていると、ソードアート・オンライン、通称「SAO」の管理者である茅場 明彦が、手をぱちぱちと拍手させながら唐突に二人へとまた話し始めた。

 

 

茅場「では名前の呼び方は柱間君と、マダラ君にするよ。二人共自己紹介ありがとう。それにしても実に素晴らしい、柱間君とマダラ君、二人の友情は。まるで互いを想い、分かち合っている感じだ。君達はいつもこんな感じなのかい?」

 

マダラ「ああ、オレと柱間は小さい餓鬼の頃からの親友であり、また戦友でもあったからな」

 

 

柱間「マダラの言う通りぞ!オレとマダラは前世の世界にいた時からずっとずっと親友で戦友ぞ!」

 

 

マダラ「おい柱間!いきなり前世の世界にいただとか、そんな非現実的なことを初対面の奴に言うな!余計変な風に思われるだろ!」

 

 

柱間「ハッハッハッハッ!それはすまんのう〜、マダラ!正直に言った方が良いと思った!」

 

 

マダラ「ハァ・・・、全くお前って奴は」

 

 

それに対して、茅場 明彦の反応は・・・

 

 

茅場「ハハハ!面白い二人組だ、特に柱間君は。まあ安心したまえ。そんなことで君達を差別したり偏見な目で見たりはしないよ。このゲームに参加してくれるならばどんな者だとしても管理者としては嬉しい限りだからね。それに、ふむ・・・前世の世界、か。非現実的で非科学的な話だがこれも実に興味深い。ならば柱間君、マダラ君、君達二人が一体何者なのか私が当てて見せよう。」

 

柱間・マダラ「ッ!」

 

茅場 明彦がこれから柱間とマダラに二人が何者なのかを当てる、その方法はなんと・・・

 

 

茅場「先程、柱間君とマダラ君は自分達がいた前世の世界をまるで覚えているような感じで物を申していたね?だから、私は今ある一つの仮説を立てた。その仮説は、君達が前世の世界で死亡した時に、君達はあの世で輪廻転生し、また生まれ変わって転生した。たが、肝心の転生先が何の因果だか、たまたまここのソードアート・オンラインの仮想世界だった。っていう感じかな。つまり何が言いたいかと言うと、君達はおそらく別世界からの転生者ではないか?と言いたいんだ。だいたい合っているかい?」

 

柱間とマダラは驚いた!茅場 明彦のその桁外れな観察力と洞察力に。そもそも先程二人が言ったことをヒントにそれを素早くまとめ、柱間とマダラが別世界からの転生者だと推測してみましたなんてこと誰が思いつく。この世界にどうやって来たかということに対して、経歴をほぼ当てられた柱間とマダラは、一瞬深く動揺してしまった。

 

柱間「ッ!うむ、確かに正解ぞ。だがそれにしても先程オレ達が話したことを素早くまとめ上げ、仮説を立てながら丁寧かつわかりやすく伝えてオレ達がこの世界に来るまでの経歴を当てたのはオレでも流石に見事としか言いようがないぞ。」

 

 

マダラ「・・・」(この茅場 明彦という奴、オレの主観から言えば、観察力と洞察力だけは柱間やオレと互角・・・いや、それ以上かもしれん。まあ何せオレと柱間が一体何者なのかを即座に当てたのだから相当頭がキレる奴だとは見ればわかるか。)

 

 

柱間は、茅場の観察力と洞察力の凄さに見事だと褒め称え、マダラは、何も話さないものの内心は、茅場のその桁外れの観察力と洞察力に対して深く感心していた。

 

 

茅場「そうか、見事だと褒め称えてくれたのは感謝するよ、柱間君。だから折行って頼みがある。」

 

 

柱間「む!頼みとは何ぞ?茅場殿」

 

 

マダラ「オレと柱間に頼みだと?一体何だ?」

 

 

茅場 明彦がこれから柱間とマダラに伝える頼み、それは・・・

 

 

茅場「君達二人がいたその前世の世界のことについて話してくれないかい?できればこれからのVRゲームの参考にでもしたいんだ。」

 

 

柱間「前世の世界のことか…」(オレとマダラは第四次忍界大戦終結後、共に忍界を去った後、何故だかは知らぬがこの仮想世界とやらへと転生していた。それに、茅場殿にその事を全て話して全て信じてもらえるか?いや、今の茅場殿の目と心は嘘や悪意はない感じがなんとなくするな。それに、これからどうすればいいかもわからんからな。ならばいっそのこと、茅場殿に全てを話してオレとマダラの状況を少しでも理解してもらった方がいいか…。)

 

 

柱間は少しの間だけ下を向きながら黙り込んで考えた後、笑みを浮かべて、茅場 明彦に答えを言った。

 

 

柱間「わかった!オレとマダラが一体何処から来たのか、茅場殿に全て話そう。だが、これからオレが話すことはとても信じ難い話になってしまうが、それでもその話を信じてくれるか?」

 

 

茅場「ああ、信じるとも。だから教えてくれ、君達二人がいた、前世の世界というものを。」

 

 

柱間 「茅場殿…、わかった、では話そう。オレとマダラが一体どこから来たのかを…。」

 

 

そう答えると、柱間はまず最初に、自分とマダラがいた前世の世界、「忍界」のことを話した。柱間とマダラが前世で生きていた忍界という世界は、茅場明彦が生きている、日本という国がある世界とは全く別次元の世界で、忍界には火の国、風の国、水の国、土の国、雷の国の忍の五大国で成り立っており、その五大国それぞれの国に「里」という集落を築いて忍の人間と一般の人間が共に暮らしていた。ちなみに、柱間とマダラは、その中でも、火の国の「木の葉隠れの里」という里を創設した、伝説の忍でもある。そして、柱間は火の国の木の葉隠れの里で一番偉い人、「火影(ほかげ)」に初めてなった初代火影という肩書きを持っており、マダラはその戦友でもある。そして、第四次忍界大戦という忍たちの大規模な戦争の終結後に、真の忍界の平和を望んだ二人は共に死んで、忍界を去ったはずが、何故だかはわからないが、このソードアート・オンラインという仮想世界に転生していたらしい。

 

 

柱間「……という訳でオレとマダラはこの仮想世界とやらに来たらしいんだが、何とか理解できたか?」

 

 

茅場「ああ、君達二人の前世についてはだいたい理解できた、後ほどこれからのVRゲームの参考にさせてもらうよ、ありがとう。それとその忍界という世界が平和になっているといいものだな。さて、たわいも無い話はここまでにして、そろそろ本題に入ろうか。」

 

 

そして、茅場 明彦という者は今までの柔らかい感じから、突然真面目な感じへと変えた。そして、茅場 明彦は、まず最初にこのソードアート・オンラインのVRゲームの説明をし始めた。

 

 

茅場「まず、このソードアート・オンラインというVRゲームについての説明・・・、と言いたいところだが、柱間君とマダラ君は前世の世界で死んだ後、気づいたら私が作ったこの仮想世界にいたようだからね。私が丁寧に説明しよう。まずそもそも、不正にこの世界にいる者の参加を許可することなど本来あってはならないんだ。君達二人はどうやら、正式にこのソフトを購入したわけではないようだからね。それどころか「ナーヴギア」という仮想世界に入るための機器、その反応すら君達にはなかった・・・。そしてその代わりとなるものが君達二人から感知された生体反応だ。何が言いたいかと言うと、つまり君達二人は今現実の肉体でこの世界にダイブしているということだ。いくら何でもこの事実はおかしいと思わないか?私以外の人がこれを見たら間違い無く不正を働いている者だと感知されるところだっただろう。」

 

 

柱間「何!オレ達が現実の肉体でいるだと・・・!」

 

 

マダラ「何?不正を働いている?別に不正も何もオレと柱間は前世の世界が息絶えた時、いつの間にか、このお前の言うソードアート・オンラインとやらの仮想世界にそのまま転生しただけの話だぞ?そもそもオレ達はお前の事情など知らん。なのに勝手にオレ達を不正者扱いにするな。」

 

 

茅場「そうか、その様子だとマダラ君の方はまだ自分に生体反応があることに気づいていないようだね。ではこのモニターを見たまえ。ついでに柱間君もだ。」

 

 

柱間「む!これは!」

 

 

マダラ「ッ!」

 

 

柱間とマダラの前に映し出された一つのモニター。そこには、二人の心臓の鼓動などの反応が著しく表されていた。これこそが、柱間とマダラに生体反応があるということの真の証拠でもあった。さらに、生体反応の中でも特に際立ったのが・・・

 

 

茅場「このモニターには柱間君とマダラ君の全ての生体反応を表している。例えで言うと、血管を通る血液の流れや、心臓の鼓動などが挙げられる。だが、この生体反応はまだ序の口、それらよりももっと奇妙で異質な生体反応を感知した。ほら、柱間君とマダラ君の身体をもっとよく見たまえ。青いエネルギーみたいなものが身体中に流れているのがわかるだろう。単刀直入に聞く、その青いエネルギーは一体何なんだ?これは今の医療でも見つけられないものだった。できたら教えてくれないか?」

 

茅場が柱間とマダラにそう頼んだ。その頼みに柱間とマダラは了承し、最初にマダラが説明を始めた。

 

 

マダラ「・・・それはチャクラだ」

 

 

茅場「チャクラ?」

 

 

マダラ「ああ、お前が今言っていたオレと柱間の身体を流れる青いエネルギーのことだ。オレ達はそれを前世の世界にいた時からチャクラと呼んでいる。チャクラは生命エネルギーと同義で、チャクラが身体中を流れることで生物は命を保っていられる。逆にチャクラが身体中を流れていないと、生物は命を保つことが難しくなる。また、チャクラはオレ達二人がいた世界、忍界に存在する忍が忍術という術を使い、操るために使用するエネルギーでもある。チャクラは基本的に『身体エネルギー』と『精神エネルギー』を繋ぎ、混ぜ合わせることで作り出すことができる。まあオレが説明するところはそんなところか。」

 

 

そしてマダラに続き、柱間も説明に入った

 

 

柱間「ここからはオレが説明するぞ!さらにチャクラには火、水、風、土、雷の五つの基本の性質変化がある。所有する性質変化によって使用できる忍術がそれぞれ火遁、水遁、風遁、土遁、雷遁からなる。 また、性質変化にはそれぞれ相性があり 、それが、火 → 風 → 雷 → 土 → 水 → 火 の相性になっているぞ!それに性質変化は基本のものをさらに派生させた性質変化もある!」

 

 

柱間「ちなみにオレは水と土とさらに陽の性質変化を持っていて、その三つを混ぜ合わせた「木遁」という樹木を操る忍術を使えるぞ!さらにそこにいるマダラは「火遁」という火を操る忍術を特に好んで使うぞ!」

 

 

 

茅場「・・・なるほど、チャクラというものは君達二人がいた世界でいう生命エネルギーみないなもので、さらにはそのチャクラというものを使用する忍が存在し、さらに忍は忍術という術を使えるという訳か・・・、明らかに夢のようでお伽話のような話だが、君達二人がそう意味も利益もなくわざと嘘偽りを言っているとは考えられない。だから私もそれに答えて信じることにするよ、君達二人がいた世界の定義や法則を。」

 

 

 

柱間「!そうか!なら良かったぞ!」

 

 

マダラ「そうか、信じてくれるならばそれで良い」

 

 

どうやら何とか柱間とマダラが説明した忍界での定義や法則を茅場 明彦は信じてくれたらしい。それを確認した二人は一瞬ホッとした。そして、話は今度こそソードアート・オンラインのVRゲームの説明へと移る。

 

 

茅場「さて、長話が過ぎたね。今度こそこの『ソードアート・オンライン』の世界について説明しよう。だが君達二人は、本当にここのことを知らないままやってきたようだな。無知とは時には無力で慈悲になるというが、ここでは教えた方が慈悲になりそうだ。だが時間はないんでね、さらに簡略化して説明させてもらうよ。」

 

 

柱間「む?」

 

 

マダラ「・・・」

 

 

茅場「この『ソードアート・オンライン』の仮想世界は、ゲームであってもただの遊戯ではない。つまり遊びじゃないということだ。此処で死ぬと現実の世界でも死ぬ。つまり君達二人の体も····················いや、ナーヴギアで此処に来ていない以上どうなるかはわからないが、なんらかのデメリットは発生するだろう。例えば、精神崩壊とかかな。」

 

柱間・マダラ「ッ!」

 

茅場「ただ、全てが理不尽ではない。それを回避する手はもちろんある··········死ぬな、そしてこのゲームをクリアしろ。それまでは君達二人の肉体や精神はこの世界に留まることになる。」

 

 

その瞬間マダラは思った。茅場 明彦が放った敵対行動のきっかけにもなる発言。

 

今わかった、こいつは敵だ。そして、おそらく全ての元凶。

 

此処で死ぬと現実の世界でも死ぬという単語が妙に引っかかるが、嘘偽りを言っている雰囲気ではない。

 

マダラは行動の指針を選択し、改めて目の前のやつを正面から見つめ、口を開いた。

 

 

マダラ「ほう?ではそのソードアート・オンラインとやらのゲームをクリアすればオレと柱間はこの仮想世界から解放されるという訳か?そうか、それは面白い・・・。ならば、オレと柱間の二人で全てを蹂躙するように全てクリアしてやる。首を洗って待っていろ、茅場 明彦。」

 

 

柱間「マダラ・・・!お前!」

 

 

茅場「フッ、そうするよ。君達二人がこのゲームの内容を全てクリアするまで私はマダラ君の言う通り首を洗って待っている。では最後に、私からの些細なプレゼントだ。受け取り給え。」

 

 

すると柱間とマダラの額を囲むように、白い光の輪を模った線が現れ、それが頭、上半身、下半身の順に段々と高度を下げていき、足の末端に着いた時にその光の線は消えた。まるで肉体認証をされているようだった。そして、

 

 

・アカウント登録が完了しました。・

 

 

アカウント登録が完了したというアナウンスが突然開かれたウィンドウと共に二人に届いた。

 

 

柱間「む!また何かが出たぞ!またモニターとやらか?」

 

 

茅場「いや、今出てきたのはモニターではなく、ウィンドウというゲームの画面だ。そして次にメニューボタンを押してメニューを開く。目の前にメニューボタンというボタンが表示されているだろう。そこを押して見てくれ。そこで私がくれた些細なプレゼントが指すものがわかるはずだ。」

 

 

マダラ「こいつか?そのメニューボタンとやらは、よくわからんがまあいい、開くだけ開いてみるか。」ポチッ

 

 

柱間「ああ!ならばオレも開いてみるぞ!」ポチッ

 

 

こうして開いた柱間とマダラのメニュー画面、そこにあった情報はなんと、

 

 

柱間「プレイヤー名《Hashirama》?まさかこの仮想世界におけるオレの名か?··················うーむ、読み方は一体どんな読み方ぞ?」

 

 

マダラ「流石のお前でも英語は読みにくいか・・・、ではオレが教えてやる、これはおそらく千手柱間の「柱間」と読むらしいぞ。まあイメージで言っただけだがな。それにしても名はほとんど変わってはいないようだ。」

 

 

柱間「おお!この文字はオレの名である千手柱間の「柱間」と読むのか!ならば簡単ぞ!いつものオレの名で良かった良かった!ハッハッハッハッ!」

 

 

マダラ「ちなみにオレのプレイヤー名は《Madara》か。とにかくお前が言っていた些細なプレゼントはオレと柱間の正式なアカウントとやらの個人情報か?」

 

 

茅場「ああ、正解だ。その通りだよ、マダラ君。だが些細なプレゼントはこれだけでは無い、次はステータス画面を見て見たまえ。」

 

 

柱間「ステータス画面、まさかこれか・・・?」

 

 

マダラ「こいつか、わかった。今見てやる。」

 

 

そして柱間とマダラはステータス画面を開き、それを見た。その瞬間、二人は少し驚きの表情を見せた。それはなんと、

 

 

柱間「こ、これは!オレ達二人の服装や装備品が・・・、全てこの画面に映っているぞ!マダラ!」

 

 

マダラ「ああ、確かにな。今のオレ達の服装や装備品がそのままこのステータス画面とやらに反映されていやがる。」

 

柱間とマダラのステータス画面には、柱間とマダラの今の服装や装備品が各身体の部位に設定されていた。そもそも柱間とマダラの今の服装や装備品は、本来このソードアート・オンラインの世界には存在しないものだが、それらがまるでこの『ソードアート・オンライン』のVRゲームに出てくる武器や防具のように、装備の設定が施されていた。

 

 

マダラ「それにしてもお前、オレ達二人を調べ上げて一体これから何をするつもりだ?まさかオレ達二人のデータを使って何か良からぬことでも考えているんじゃなかろうな?」

 

 

マダラは妖しい眼でジロリと睨みつけた。それに対して茅場 明彦は「フッ」と笑みを溢しながら、マダラに話した。

 

 

茅場「いや、別に変なことは企んでいないさ、安心したまえ。実はアカウント登録が完了したと同時に、君達のその奇妙で異質な服装と装備品を、さっきやってもらった二人の肉体認証のデータを元にこのソードアート・オンラインの世界に存在する武器や防具の一つとして設定してみたんだ。もちろん私の権限でね。それが私からのもう一つの些細なプレゼントだ。」

 

 

茅場 明彦は、マダラの睨みにも怯えず、淡々と流暢に説明した。その説明を聞いたマダラは、納得したのか、睨むことをやめた。

 

 

マダラ「そうか、それならば別に怒りはせんが、少しでもオレや柱間に対して怪しい行動をしたら即座にお前を消し炭にしに行く。わかったな?」

 

茅場「わかった、それは善処し、保証しよう。君達二人は別世界から転生して此処に来た別次元の人物だからね。裏では一般の正式なSAOプレイヤーより良い待遇をするさ。まあ表では一般の正式なSAOプレイヤーと同じ待遇ということにしておくよ。」

 

そして、話したい話が全て終わった後、茅場は最後、これからどうすればいいか迷っていた柱間とマダラに道しるべを示した。

 

茅場「では話は以上だ。あと、柱間君とマダラ君はこれからどうすればいいか迷っていたんだったね、ならばこれからこの『ソードアート・オンライン』に参加する者達が一斉に集まる始まりの街へと行くといい。」

 

茅場のその言葉を聞いた柱間は、表情が晴れやかになり、マダラに始まりの街へ早く行こうと勧めた。

 

柱間「よし!ならば早速このゲームを攻略するためにとりあえず「始まりの街」とやらへ行くぞ!マダラ!」

 

マダラ「ああ、確かに柱間の言う通り、その「始まりの街」とやらの場所に向かった方がよさそうだな。まあとりあえず目的は見つかった。ならば、さっさと行くぞ!柱間」シュッ!タタタタタ!

 

 

柱間「あっ!待ってくれマダラ!まあとにかく色々と教えてくれて恩に着るぞ茅場殿!機会があればまた何処かで会おうぞ!ではさらばだ!」シュッ!タタタタタ!

 

 

柱間とマダラは、黄昏の夕焼け空の中、再び草原に囲まれた道を突っ走って始まりの街を目指して行った。黄昏の草原に一人取り残された茅場 明彦は、柱間とマダラを見ながら、消える前にこう言い残した。

 

 

茅場「別世界の忍達よ、この世界を存分に楽しんでくれ。勇敢に挑み、そして君達二人がこの世界に何をもたらすのか、最終目標であるこの城の頂きへ辿り着く事ができるのか、期待している························健闘を祈るよ“柱間”君、そしてマダラ君」

 

 

そして、謎のローブの者こと、茅場 明彦は、身体をデジタル化させながら、この草原を後にするように消えていった。そして、誰もいなくなった黄昏の夕陽が当たる草原は一層、静寂さが訪れていた。

 




ソードアート・オンラインにまたハマりだしたので、前々から執筆して見たかった、SAO×千手柱間&うちはマダラのクロスオーバー小説、その記念すべき第一話、いかがでしたでしょうか?これから時間が空いていれば、駄文ですが少しずつどんどん執筆して行くつもりでいます。また、不定期投稿なので、投稿が遅れることもありますが,なるべく早く投稿するよう心がけます。第二話からおそらくですが、キリトやアスナなどのSAOキャラと絡ませて行く予定でいます。お楽しみを。感想や質問も遠慮なくどんどんどうぞ!ただしアンチ行為がある感想や質問は御法度です。では、また第二話で!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。