リコリス・リコイル -運命の邂逅-   作:銀の匙

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MISSION 15 Blue Buster Returns ― 青の戦士、再起動 ―

# MISSION 15

 

## Blue Buster Returns

 

### ― 青の戦士、再起動 ―

 

駅前へ向かう車内。

 

八馬人のスマートウォッチは、激しく警告音を鳴らしていた。

 

WARNING

UNKNOWN SIGNAL DETECTED

 

「反応が強くなってる……!」

 

リュウジはハンドルを握りながら、表情を険しくする。

 

「八馬人君、今回はかなり危ない。無理はしないで」

 

「でも、止めないと」

 

駅前に到着すると、人々はまだ異変に気づいていなかった。

 

その中心に、一台の清掃ロボットがあった。

 

だが、その外装は不自然に膨らみ、赤い光を放っている。

 

「来る!」

 

八馬人が叫んだ瞬間、ロボットが変形した。

 

金属の脚が伸び、砲口のようなものが展開される。

 

「BARRIER MODE!」

 

八馬人は光の盾を展開し、放たれた熱線を受け止めた。

 

「ぐっ……!」

 

衝撃で腕が痺れる。

 

リュウジが車から飛び出した。

 

「八馬人君、一度下がって!」

 

「でも!」

 

「ここからは、僕も出る」

 

リュウジは右腕のモーフィンブレスを見た。

 

その瞬間、通信が入る。

 

『リュウジ! 無茶はダメだよ!』

 

「ゴリサキ……!」

 

八馬人は驚く。

 

「今の声は?」

 

『相棒のゴリサキ・バナナだよ! リュウジをよろしくね!』

 

リュウジは小さく笑った。

 

「久しぶりに行くよ、ゴリサキ」

 

『うん! でも熱暴走には気をつけて!』

 

「分かってる」

 

リュウジは静かに構えた。

 

「レッツ、モーフィン!」

 

青い光が彼の体を包み込む。

 

次の瞬間、そこに立っていたのは、かつてヴァグラスと戦った青の戦士。

 

ブルーバスター。

 

八馬人は目を見開いた。

 

「本物の……ブルーバスター……!」

 

ブルーバスターはロボットへ向き直る。

 

「八馬人君、僕が前に出る。君はコアを探して」

 

「了解!」

 

八馬人はEXPLORATION MODEを起動する。

 

視界に敵の構造が浮かび上がる。

 

「右側面、装甲の奥に赤い反応があります!」

 

「分かった!」

 

ブルーバスターが一気に踏み込む。

 

重い一撃がロボットの砲身を弾き飛ばした。

 

八馬人はTRANS MODEでイチガンブレードを呼び出す。

 

「いきます!」

 

ブルーバスターが敵の動きを止める。

 

八馬人はその隙に懐へ飛び込み、赤いコアへ刃を突き立てた。

 

火花が散る。

 

ロボットは大きく震え、やがて停止した。

 

駅前に静けさが戻る。

 

八馬人は息を吐いた。

 

「やった……」

 

ブルーバスターは変身を解除し、リュウジの姿に戻る。

 

ゴリサキの声が明るく響いた。

 

『よかったぁ! 二人とも無事だね!』

 

リュウジは八馬人を見る。

 

「いい判断だったよ」

 

「リュウジさんこそ……すごかったです」

 

その時、スマートウォッチに新たな反応が出る。

 

リコリコ周辺。

 

赤い警告表示。

 

八馬人の表情が変わった。

 

「千束さんたちの方が……!」

 

リュウジはすぐに車へ向かう。

 

「行こう。まだ終わってない」

 

八馬人は頷く。

 

「了解!」

 

二人は再び車に乗り込み、喫茶リコリコへ向けて走り出した。

 

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