ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「お、お兄ちゃん?」
「うん!そうだよ」
驚いている様子のプリズムにソールが答える。
「キュアソールだと~!?あの脇役がプリキュアになったのねん!?」
「ああ!もうお前の好きなようにはさせないぞ!」
「カッコつけるんじゃないのねん!ランボーグ!」
電車ランボーグがソール達に迫って来る。
「ハッ!」
ソールは持っていた光の剣を輝かせ、カバトンとランボーグに目くらましをする。その隙にソールはスカイ、プリズム、エルを連れてその場から離れた。
「チクショー!逃げられたのねん!」
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「ここまで来れば大丈夫かな…」
4人は路地裏に身を隠している。
「ありがとうお兄ちゃん!」
「ヘヘッ!今はキュアソールだよ」
ソールは笑みを浮かべてそう言う。
「…して?」
「スカイ?」
「どうしてヒロくんまでプリキュアになったんですか!?」
スカイは叫ぶようにソール言う。
「…君とましろ、エルちゃんを助けたかったからだよ」
「…でも!それじゃあヒロくんが…」
「僕が傷つくのは怖くないよ。怖いのは、大切な人が傷つくことだよ」
「…今は言い争ってる場合じゃないよ。一緒に戦お!スカイ!」
「できません…」
一緒に戦おうと言うプリズムだったが未だにスカイはそれを拒む。スカイは静かに何か呟く。
「友達だから…」
「え?」
「ヒロくんとましろさんは…私の初めての友達だから!」
スカイの口からそう告げられた。
「あの日…あの人に助けられたあの瞬間から、私はヒーローになるためのトレーニングを始めました…」
それからスカイ…ソラはヒーローになるためにトレーニングに明け暮れるようになったが、そんなソラには一緒に遊べる友達はいなかったのだ…。
「…それで寂しくなかったの?」
ソールがスカイに聞く。
「自分で決めた事です…でも、友達が出来ました…ワガママなのはわかっています…でも怖いんです!ヒロくんとましろさんが傷つくなんて、絶対に嫌だ!」
「スカイ…」
「だったら1人の方が良い…私1人で戦います!」
「…スカイが僕達を巻き込みたくないのはわかったよ。それでも、僕は君とプリズムと一緒に戦いたいんだ!」
「っ…どうして…そこまでして…」
「…君が、僕の大切な友達だからだよ!」
ソールは力強くそう告げる。
「それに僕、困ってる人を見るとほっておけないんだ。もちろん君の事もほっとけない。細かい理由なんてないよ…ただ君を助けたかったんだ」
「ヒロくん…」
「みーつけた!」
とうとう4人はカバトンとランボーグに見つかってしまう。
「来たな!スカイ!プリズム!僕があいつらの相手をするから、2人はエルちゃんと一緒に移動して!それとプリズム!スカイに言いたい事があるんでしょ?だったら言ってみなよ!」
「…うん!」
ソールはジャンプしてランボーグまで飛んでいった。
「ヤァーッ!!」
ソールはランボーグにパンチする。かなりの威力があったのか、ランボーグは吹っ飛ばされる。
「ランボーグ!しっかりしろ!」
「まだまだ!」
ソールは更に攻撃を加えていく。スカイとプリズムは路地裏から抜け出し、ソールの戦いを見ていた。
「凄いです…!」
「うん、流石お兄ちゃんだよ…スカイ、聞いて」
プリズムは真剣な面持ちでスカイに話しかける。
「私もお兄ちゃんと…ソールと同じだよ。あなたは大切な友達…あなたが心配だよ、助けたいよ…気持ちは同じ。難しい理由なんかない…これって、一緒に戦う理由にならないかな?」
プリズムはスカイに手を差し伸べる。スカイはプリズムの手を取る。
「…やったね、スカイ、プリズム」
「隙ありなのねん!」
ソールが2人を見ている間にランボーグが攻撃しようとする。しかしソールはランボーグを見ずに光の剣を飛ばし、ランボーグに突き刺した。
「なにぃ!?」
「殺気がダダ漏れだよ?」
「私達もやろう!スカイ!」
「はい!プリズム!」
「やっとその名前で呼んでくれたね!」
2人は互いに微笑み合う。
「ぷいきゅあ~!」
エルは2つのスカイトーンをスカイとプリズムに送る。スカイトーンはスカイとプリズムの色が合わさった物だ。2人はそれをキャッチする。
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「スカイブルー!」
「プリズムホワイト!」
ランボーグの上空に巨大なディスクが現れ、ランボーグに光が降り注がれる。
「カ、カバトントン!」
危険を察知したカバトンはすぐさま撤退していく。
「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!!」」
ランボーグはディスクに吸い込まれ、そこから爆風が出てきた。
「スミキッタ~…」
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「スッゲー…これが2人の新しい力!」
「「ソール!」」
戦いを終え、スカイとプリズムが駆け寄って来る。
「お疲れ!スカイ、プリズム」
「はい!ソールもお疲れ様です!」
「それにしても…ソールのプリキュア姿、凄く可愛いね!」
「可愛い?…って、僕ドレス着てたの!?///」
「気づいてなかったの!?」
「う、うん…」
ソールは恥ずかしそうに俯いてしまう。するとスカイがソールの腕に抱きついてきた。
「スカイ?」
「…突然すみません。少しだけ、抱きついてても良いですか?」
「…うん。良いよ」
「ソール…実は私、夢の事以外で悩んでいたことがあったんです…でも今、やっと悩んでいた理由がわかりました」
「それって…?」
「それは…秘密です!」
スカイは笑顔でそう返す。
(ヒロくん…私はあなたの事を、1人の男の子として好きになってしまいました…だから必ず伝えます。この想いを…///)
次回も楽しみに待っていてください!