ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~   作:のぞむ

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新学期

「…これでよしっと!」

 

 

ヒロは普段から着ている赤色のパーカーの上に青色の学ランを着る。今日からヒロとましろが通う中学校が新学期に入るのだ。

 

 

「おっと!」

 

 

部屋から出ようとしたヒロだったが机の上にミラージュペンを忘れていることに気づき、手に取ってカバンにつけた。

 

 

(…ミラージュペンはともかく、なんでスカイトーンも一緒に出てきたんだろ…)

 

 

ヒロは自身のスカイトーンを見る。実はこのスカイトーンはエルから渡された物ではなく、自分の胸の中からミラージュペンと一緒に出てきたのだ。

 

 

(ましろとソラちゃんはエルちゃんから渡されてた筈なのに…もしかして、あの女の子と関係が?)

 

 

考えを巡らせるヒロだったが一旦考えるのをやめて部屋を出る。

 

 

「「「あっ」」」

 

 

部屋を出たヒロはソラとましろと鉢合わせる。2人もちょうど部屋から出てきたみたいだ。

 

 

「おはようましろ!ソラちゃん!」

 

「おはようございます!」

 

「おはようお兄ちゃん!ソラちゃん!」

 

「ところで…その恰好は何ですか?」

 

 

ソラはヒロとましろが着ている制服の事を聞いてくる。

 

 

「これ?学校の制服だよ」

 

「今日から僕達学校に行くんだ…ってかソラちゃん、学校って知ってる?」

 

「はい。スカイランドにも学校はありますから。私も通っていました!」

 

「そうなんだ…そこは僕達の世界と変わらないんだね」

 

 

3人は学校を出て学校に向かい始めた。

 

 

「実はこの前、逆立ちしたままどれだけ歩けるかやってみたんですけど…」

 

「ソラちゃんって、色々挑戦的だね」

 

「あれ?」

 

 

その道中でソラと会話しているとましろが違和感を感じ始める。そうこうしているとヒロとましろが通う”ソラシド学園”が見えてきた。

 

 

「お兄ちゃん…ソラちゃん、このまま学校に入るつもりかな…」

 

「言われてみたらそうかも…ソラちゃん、ちょっと聞きたいんだけど?」

 

「何ですか?」

 

「もしかして、スカイランドの学校って、生徒じゃなくても出入り自由なの?」

 

「そうですよ?」

 

 

どうやらスカイランドの学校は出入り自由だそうだ。

 

 

「…言いにくいんだけど、こっちの学校は関係者以外立ち入り禁止なんだ…」

 

「えぇっ!?そうなんですか!?」

 

「ごめんねソラちゃん…」

 

 

ましろは申し訳なさそうに謝る。

 

 

「いえ…では、私はお2人が帰って来るまで家で待ってます!」

 

「わかった!」

 

 

ソラは家に帰っていき、ヒロとましろが校門を通る。

 

 

「あっ、生徒会長だ!」

 

「ホントだ!」

 

「おはようございます!会長!」

 

 

大勢の生徒達がヒロを生徒会長と言い、集まって来た。実はヒロはソラシド学園の生徒会長で、元々正義感が強い事もあり、多くの生徒から慕われているのだ。

 

 

「おはよう!」

 

 

ヒロは笑顔で挨拶をする。

 

 

『ぐふっ!?』

 

 

すると生徒たちはダメージを受けたように胸を抑え、蹲ってしまう。

 

 

「だ、大丈夫!?」

 

「アハハ…お兄ちゃんは相変わらず人気者だね~」

 

「?」

 

(か、会長、可愛すぎるって…!///)

 

(本当に男子なの…?可愛すぎだよ!///)

 

 

男女問わず生徒達が考えていることをヒロは知る由もなかった…。

 

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自分の教室にやって来たヒロとましろはそれぞれの席に着く。ちなみにヒロの席の後ろがましろの席だ。

 

 

「よぉヒロ!」

 

 

眼鏡をかけた男子生徒がヒロに話しかけてくる。

 

 

「あさひくん!おはよう」

 

 

ヒロに話しかけてきた少年は軽井沢あさひ。同姓のクラスメイトの中では特にヒロと仲が良い少年だ。

 

 

「さっきの見てたよ!相変わらずヒロは人気者だな~」

 

「そうかな?まぁ頼られてるっていうのは嫌いじゃないけどね」

 

 

しばらくすると担任の先生が入って来て、ホームルームが始まるのであった。

 

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その頃、家に戻ったソラは家の掃除、洗い物などの家事をこなしていたが、あっという間にやることがなくなってしまった。ヒロとましろが帰って来るまでまだ時間がある。ソラは何かする事がないかヨヨに聞いてみる事にし、ヨヨの部屋に向かう。

 

 

「あのー、何かお手伝いできる事、ありますか?」

 

「ええ。ちょうどよかったわ」

 

 

ソラは木の実をすり潰す作業を始める。おそらくこれもスカイランドを繋ぐトンネルの材料になるのだろう。

 

 

「結構力いりますね、これ…!」

 

「トンネルの完成までにはたくさんの手順が必要だから、とっても助かるわ」

 

「お役に立ててよかったです!ヨヨさん、いつもこんな大変な事を…」

 

 

突然ソラが立ち上がり、ヨヨの方を向く。

 

 

「ヨヨさん…この間はごめんなさい!私、自分の事ばかりで…ヨヨさんに嫌な態度を取ってしまいました!」

 

「いいのよ、気にしないで。それよりどう?こっちの世界には慣れた?」

 

「はい!けど私、お世話になりっぱなしで…ヨヨさんにも、迷惑をかけてばかりです…」

 

「そんなことないわ。ソラさんの何事にも一生懸命なところ、とっても良いと思うわよ。そういえば、ましろさんとヒロさんを学校まで見送ったのよね?こっちの学校、どんな風に感じたかしら?」

 

「とても楽しそうだと思いました!」

 

「あなたも行ってみたい?」

 

「…いえ、私にはこの家でやらなければいけないこともありますし…」

 

「そう?」

 

 

するとヨヨは財布とメモを取り出す。

 

 

「ソラさん、ちょっと買い物を頼める?」

 

「買い物ですか?わかりました!」

 

 

ソラは財布とメモを持って、街まで出かけていった。

 

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「これもトンネルを繋げる為の…」

 

 

「買っちゃったね!パウダーフレグランス!」

 

「アハハ!パフパフしよ!」

 

 

通りかかったプリティホリックから楽しそうな会話が聞こえてきて、ソラは店の外にあるショーケースの中を見る。

 

 

「ソ~ラちゃん!」

 

「はいぃ!?」

 

 

ソラは誰かに後ろから話しかけられ、驚いてしまう。振り向くとそこにいたのはあげはだった。

 

 

「こんちゃ!」

 

「あ、あげはさん!どうしてここに?」

 

「学校帰りだよ。それよりどうしたの?浮かない顔してたよ?」

 

「え、えっと…」

 

「…OK!とりあえず、キブンアゲてこ!ちょっとついてきて」

 

「は、はい…」

 

 

あげはに連れられ、ソラはプリティホリックに入っていった。




次回も楽しみに待っていてください!
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