ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~   作:のぞむ

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転校生はヒーローガール!

「わぁ…!」

 

 

部屋にいる制服姿のソラが鏡を見ながら色々なポーズをする。

 

 

「似合ってるよ」

 

「うん」

 

 

ソラの様子を部屋の外から見ていたヒロとましろが部屋に入って話しかける。

 

 

「うわっ!?ヒロくん!ましろさん!おはようございます!」

 

「おはようソラちゃん!」

 

 

ヒロはソラに挨拶をする。

 

 

「あ、あの、ホントに似合ってますか?」

 

「うん!」

 

「今から楽しみでしょうがないよ!」

 

「はい!私も楽しみです!」

 

 

3人は家を出ようと玄関に行く。

 

 

「える…える…」

 

 

そこへエルがハイハイしながらやって来る。

 

 

「あら!ハイハイ速くなったわね」

 

「そうだね!凄いじゃんエルちゃん!」

 

「えるぅ~…」

 

 

エルは寂しそうな表情をし、3人に手を伸ばす。

 

 

「ごめんエルちゃん。僕達、学校に行かなくちゃいけないから…」

 

「エルちゃんは私と遊びましょうか。楽しいお話ならた~くさん知ってるわよ?」

 

 

ヨヨはミラーパッドに絵本のような絵の画像を見せていく。

 

 

「えるぅ~!」

 

 

エルはそちらに興味が移ったらしく、ヨヨの元にハイハイしていく。

 

 

「ヨヨさんには本当に、何から何までお世話になりっぱなしですね…」

 

「いいのよ。学校生活、思う存分楽しんできなさい」

 

「…でも、もしスカイランドから来た事がバレてしまったら…」

 

 

ソラは不安そうに口にする。

 

 

「フフッ、”案ずるより産むが易し”…まずはやってみないと」

 

「うん!私もお兄ちゃんもフォローするから!ね?」

 

「だから楽しもうよ、学校生活!」

 

「…はい!」

 

「おばあちゃん、エルちゃんをよろしく!」

 

「えぇ、任せてちょうだい。3人共、いってらっしゃい!」

 

「「「いってきます!」」」

 

 

そうして3人は家を出て一緒に学校へと歩き始めたのだった。

 

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「えぇ~、ハレワタールさんは海外からの転校生だ。外国での生活が長いから不慣れなこともあると思うが、そこはみんなでサポートしてほしい」

 

「ソ、ソラ・ハレワタールです!ヒロくんとましろさんのお家でお世話になってます!よ、よろしくお願いします!」

 

 

ソラの自己紹介を聞いたクラスメイト達はソラに拍手を送る。担任の先生に言われ、ソラはましろの隣の席に座る。

 

 

「緊張しました…変な事言ってませんでしたか?」

 

「大丈夫だったよ!きっとみんなともすぐに友達になれるよ!」

 

「友達…!」

 

 

ましろの言葉を聞いたソラは嬉しそうな表情をする。

 

 

「ねぇ、なんて国から来たの?」

 

 

そんな中、クラスメイトの1人がソラに質問をする。

 

 

「スカイランドです!」

 

「「うん?」」

 

 

ソラの発言にヒロとましろの声が重なる。

 

 

「それってどこなの?」

 

「別の世界です!」

 

 

なんとスカイランドの事を暴露してしまった。

 

 

「ソ、ソラちゃん…」

 

「…あぁっ!すみません!間違えました!スカイランドではなく…」

 

「ソ、ソラちゃんはスカンディナビア半島にある国から来たんだ!ね?ソラちゃん!」

 

「は、はい!そうなんです!」

 

(ナイスだよ!お兄ちゃん!)

 

 

ヒロのフォローもあり、なんとか誤魔化すことが出来たソラ。ヒロとましろはホッと一息つく

 

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朝のホームルームが終わり、ヒロ、ソラ、ましろの3人は教室のベランダでのんびりしていた。

 

 

「ごめんなさいヒロくん!ましろさん!私、またうっかりスカイランドの事を話してしまいました!」

 

「いいよ別に。なんとか誤魔化せたし。おばあちゃんからソラちゃんをどこの出身にするのか聞いといて良かった~…」

 

 

ヒロはそう言って苦笑いを浮かべる。

 

 

「…私、とんでもない事に気づいてしまいました」

 

「とんでもない事?」

 

 

ましろはソラに聞く。

 

 

「どうやら私は、なんでも正直に話してしまうところがあるみたいです…」

 

「確かにそうだよね…でもそれって悪い事じゃないんじゃないかな?まぁスカイランドの事を話すのはマズイかもしれないけど…」

 

「そうですよね…ということは、クラスに早く馴染むには、これ以上質問されないように目立たない方が良さそうです!」

 

「それで良いのかな…」

 

「はい!それで良いんです!」

 

 

ヒロの呟きにソラはそう返す。

 

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スポーツテストの時間になり、ヒロ達を含める生徒達が校庭に集まっていた。

 

 

「ソラちゃん、スポーツテストってやったことある?」

 

「はい!ちょっと自信があります!いえ、自信はありますが、あまり目立たないように皆さんの真ん中くらいの記録を狙います!」

 

「そっか…ソラちゃんがそれで良いんならそれでいいけど」

 

 

最初の種目は50メートル走。ヒロの番がやって来る。

 

 

「会長!頑張ってくださーい!」

 

「ファイトー!」

 

 

ヒロを見ている何人かの生徒がヒロを応援する。

 

 

「ましろさん、会長というのは何ですか?」

 

「えっとね、お兄ちゃんはこの学校の生徒会長で、生徒みんなの代表なんだよ」

 

「そ、そうなんですか!?流石ヒロくんです!」

 

「よーい!」

 

「!」

 

 

笛の合図に合わせ、ヒロは他の生徒達と走り始める。しかし、ヒロはあっという間にゴールしてしまう。

 

 

「会長スゴッ!?」

 

「学園の新記録更新だ!」

 

「なんか会長、前より足早くなってない?」

 

 

どうやらヒロが叩き出したのは新記録だったらしく、生徒達から注目されてしまう。

 

 

(目立たないように…目立たないように…!)

 

 

次にソラの番がやって来る。笛の合図と共にソラと生徒達が走り始める。ソラはゆっくり走っていたが視線の先に転んで怪我をした女子生徒の姿があり、ソラは全力疾走をして女子生徒に駆け寄る。

 

 

「大丈夫ですか!?」

 

「う、うん。ちょっと擦りむいただけだから」

 

「ソラちゃん早すぎ!」

 

「会長に並ぶ記録だ!」

 

「あの生徒会長に迫るなんてヤバすぎだろ!」

 

「ハッ!」

 

 

ソラは自分がヒロに並ぶ記録を叩き出してしまったことに気づき、声を漏らしてしまう。

 

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「…結局、全ての種目で学園の新記録を出してしまいました~!」

 

 

あの後ソラはヒロと並んで全ての種目で新記録を叩き出してしまったのだ。例を1つ挙げるならボール投げの時、ソラが学校の外までボールを投げてしまったのだ。

 

 

「そんなに落ち込まなくても良いんじゃないかな?お兄ちゃんと並んで新記録を出したのって、この学校だと凄い事なんだよ?」

 

「そうなのかな…でも新記録を出したのは凄い事じゃん」

 

「そう言ってくれるのはヒロくんとましろさんだけです…こんなに目立ってしまって、もしそれで別の世界から来た事がバレてしまったら…皆さんと友達になることが出来ません!」

 

「それじゃあ、ソラちゃんが目立ちたくなかった一番の理由って、みんなと友達になりたかったから?」

 

「はい…」

 

 

ましろからの質問にソラは頷いた。

 

 

「そっか…それならさ、もっと自分を出してソラちゃんの事知ってもらおうよ。スカイランドの事を話すのはマズイけど、それ以外の事は話しても良いんじゃないかな?自分を押し隠してたって楽しくないし、友達だってできやしないよ」

 

「…」

 

 

ソラはヒロの言葉を聞いて考える。

 

 

「お~い!」

 

 

そこに軽井沢とおかっぱの女子生徒とポニーテールの女子生徒が話しかけてくる。

 

 

「あさひくん?つむぎちゃんにるいちゃんも。どうしたの?」

 

 

ヒロが3人に聞く。ちなみにおかっぱの女子生徒は仲村つむぎ、ポニーテールの女子生徒は吉井るいだ。

 

 

「2人とも、すっごくカッコよかったよ!」

 

「今度俺にも宙返り教えてよ!みんなも教えてほしいって!」

 

「あんたグイグイ行き過ぎ。ヒロくんとソラちゃんが困っちゃうでしょ?」

 

「どうかな?ソラちゃん」

 

 

ヒロがソラに宙返りを教えるかどうか聞く

 

 

「…はい!私で良ければ!ヒロくんも一緒にやりましょう!」

 

「うん!もちろんだよ!」

 

「やったー!」

 

「それじゃあまた後でね」

 

 

3人は教室に戻っていった。

 

 

「…ソラちゃん、お兄ちゃん。ちょっと良いかな?」

 

「え?」

 

「はい?」

 

 

ヒロとソラはましろについていった。




次回も楽しみに待っていてください!。
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