ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「わぁ~!ここが遊園地ですか!?」
「そうだよ」
ある日の休日、ヒロとソラは2人でソラシド市から少し離れた場所にある遊園地にやって来ていた。なぜ2人が遊園地に来ているのか…時はツバサと2人で話をしていた日に遡る。
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『ソラちゃん、ちょっと良い?』
ツバサにソラとのお出かけを提案されたヒロはソラの自室に行き、ソラに話しかける。
『どうしましたヒロくん?』
『…今度の休日さ、2人で出かけない?』
『ふ、2人でお出かけ、ですか?』
『う、うん…もしかして別の用事がある?』
『い、いえ!用事はないので大丈夫です!私もヒロくんと一緒にお出かけがしたいです!良いですか?』
『もちろん!誘ったのは僕の方だしね』
こうして、2人は休日にお出かけすることになったのであった。
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「それじゃあ、まずどのアトラクションに乗ろっか?」
「そうですね…あっ、あれに乗りたいです!」
ソラが指差した場所はジェットコースターであった。
「い、いきなりジェットコースター?」
「ジェットコースターと言うんですね!もしかしてヒロくんは苦手なんですか?」
「そういうわけじゃないけど、あれ結構激しい動きするけど大丈夫?」
「私は大丈夫です!」
フンスッ!とソラは気合を入れる。
「わかった。じゃあ行こっか!」
「はい!」
2人はジェットコースター乗り場へと歩いていった。
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「ソラちゃん、大丈夫?」
「う~ん…目が回ります~…」
ジェットコースターに乗ったヒロとソラ。ソラはあまりのスピードに目を回してしまっていた。
「やっぱりいきなりジェットコースターはハードルが高かったかもね…少し休む?」
「いえ!これくらいで音を上げていては、ヒーローは務まりません!」
「ヒーローか…ソラちゃんってホントにヒーローになるために一生懸命頑張ってるよね!」
「はい!あの人のようなヒーローになるために鍛錬は欠かさずやっていますから!」
「あの人って?」
「そういえばヒロくんには話していませんでしたね。私が小さい頃の話です…」
ソラはヒロに幼い頃、自分を救ってくれた人物、ソラにとってのヒーローの事を語る。
「あの人のようになりたい…その為に毎日鍛錬をしてきました!」
ソラの話を聞いている中、ヒロは笑顔になりながら話すソラを見て思わず見惚れてしまっていた。
「ヒロくん?どうかしましたか?」
「あ、なんでもないよ!とりあえず移動しながら次のアトラクション探さない?」
「はい!」
2人は様々なアトラクションを楽しんだ。それから休憩をするために園内にあるベンチに2人で座り、ヒロはリュックから弁当箱を取り出し、蓋を開ける。
「わぁ~!くもパンです!」
「うん。ましろに作り方を教えてもらって、そこから自分で作ってみたんだけど、どうかな?」
「はい!とってもおいしいです!」
「よかった!」
ソラがおいしそうにくもパンを食べるのを見たヒロは嬉しそうにする。
「ソ、ソラちゃん」
「はい?」
「た、食べさせ合いっこしない?」
ヒロは少し恥ずかしそうにソラに食べさせ合いっこをしないかと聞く。
「はい!しましょう!」
ソラは嬉しそうに返事をする。
「実はもう1つパンを作ってたんだ!はい、あ~ん」
ヒロはソラにもう1種類作っていたパンを近づける。それはチョコを使って作ったチョコパンだった。ソラはチョコパンを食べる。
「う~ん!とってもおいしいです!これは何というパンですか?」
「強いて言えばチョコパンかな?チョコっていうお菓子を使って作ったんだ!」
「チョコパンですか~…ではヒロくんもどうぞ!あ~ん」
ソラは持っていたくもパンをヒロに近づけ、くもパンを食べさせる。
「うん!おいしいよ!まぁ僕が作ったんだけどね…」
アハハとヒロは苦笑いをする。
「あ、改めてやると、少し恥ずかしいですね…」
「だね…でも僕は楽しいよ。ソラちゃんとする食べさせ合いっこ!」
「…はい!私も楽しいです!」
ソラは笑顔で返事をする。それを見たヒロも楽しそうな笑みを浮かべたのであった。
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あれから時間が経ち、あっという間に夜になった。
「もうこんな時間か~」
「あっという間でしたね…」
ソラは楽しい1日が終わることに少し複雑そうな表情をする。それを見たヒロはソラの手を掴んで走り出した。
「ヒ、ヒロくん!?」
「良いもの見せてあげるよ!ソラちゃん」
ソラは言われるがままヒロに引っ張られ、遊園地にある広場にやって来る。ヒロはスマホの時計で時間を確認する。
「そろそろかな…」
「?」
すると遊園地の広場にあるイルミネーションが点灯し、色鮮やかに輝いていく。
「わぁ~!綺麗…なんですかこれは?」
「イルミネーションだよ。夜にしか見えないこの遊園地の名物なんだ!」
「はぁ~!」
ソラはイルミネーションを見て一気に上機嫌になる。
「ヒロくん!今日はありがとうございました!私、今日の事は絶対に忘れません!」
ソラは笑顔でヒロにそう言った。一方ヒロはソラのしぐさ、笑顔を見て胸がドキドキしていた。もっと一緒にいたい、もっと一緒に遊びたい、もっとソラの事を知りたい。そういった感情がヒロの中で渦巻いていた。
(そっか…僕、ソラちゃんの事が…)
ヒロはこの日感じていたソラへの感情をようやく理解する。
「…ソラちゃん」
「はい?」
ソラへの想いに気づいたヒロはソラに話しかける。ヒロは深呼吸をし、そして言葉を出した。
「…ソラちゃん!僕は、君の事が好きだ!」
「…えっ!?///」
突然ヒロから告白されたソラは驚いてしまい、顔を赤くする。
「そ、それって、もしかして…?」
「うん…僕はソラちゃんの事が、1人の女の子として好きなんだ」
ヒロはハッキリと答える。
「ソラちゃん、僕と付き合ってください!///」
ヒロは手を差し出し、頭を下げる。しばらくし、ソラはヒロの手に触れる。
「私も、ヒロくんの事が1人の男の子として好きです!こちらこそ、よろしくお願いします!///」
ソラはそう言ってヒロの願いを承諾する。
「…こ、こちらこそよろしくね!」
「はい!…ヒ、ヒロくん、抱きついても良いですか?」
「もちろん!」
ヒロとソラは互いに抱き合う。
「ヒロくん…何だか私、ドキドキします…///」
「僕もだよ…ソラちゃん、キス、しても良い?///」
「はい…もちろんです…///」
2人は顔を近づける。2人とも顔が赤面しており、胸の高鳴りが激しかった。ヒロとソラは互いの唇に触れ合う。
イルミネーションが1組のカップルの誕生を祝福するように輝いていた。
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次の日、ヒロは自室のベッドで眠っていた。ちなみに昨日、晴れて恋人同士になったことはましろとツバサ、ヨヨに報告していた。ましろ達は2人を祝福し、昨日の夜ごはんには赤飯も用意された。
「ヒロく~ん!起きてくださ~い!」
「う~ん…えっ?ソ、ソラちゃん!?何で僕のベッドにいんの!?///」
ヒロが目を覚ますとソラが一緒のベッドで眠っていた。
「フフッ!ヒロくん、顔が赤いですよ?可愛いですね!」
「からかわないでよ、もう…」
ヒロはそう言って起き上がり、それに続いてソラもベッドから起き上がった。
「ヒロくん!今日も朝のランニングをしませんか?」
「うん!じゃあましろも誘おっか」
「あ、ヒ、ヒロくん…その…今日は2人だけでランニングをしませんか?」
ソラは上目遣いでヒロにお願いする。
「う、うん…それで良いよ(ソラちゃん、可愛いなぁ…)」
そういった訳で2人だけで早朝ランニングをすることになった。
「あれ?」
ランニング中、ヒロとソラは目の前の空間が歪んでいることに気づく。
「なんだろ?これ…」
ヒロは歪んでいる空間に近づく。すると空間に穴が空き、ヒロはそこに吸い込まれてしまった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ヒ、ヒロくーーん!!」
その後、ヒロは並行世界に迷い込み、新たな友と出会うことになるが、それはまた、別の話…。
というわけで、ヒロとソラがついに恋人同士になりました!
今回かなり書くのが大変でした…(汗)
それと最後にBURNINGさんの作品、『ひろがるスカイ!プリキュア~雪のヒーローガール~』の特別編に繋がるシーンを入れました。
こちらからBURNINGさんの作品が見れます。
→https://syosetu.org/novel/323820/
次回も楽しみに待っていてください!