ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「まったく、どうしてあんなに強引なんだ。あげはさんは…」
あげはとエルの元を離れたツバサはあげはへの不満を吐露しながら歩いていた。
「あ、ツバサくん」
歩いていたツバサはヒロ、ソラ、ましろと合流する。
「皆さん…って、どうしてソラさんとましろさんはヒロさんにしがみついてるんですか?」
「アハハ…色々あってさ…」
(…きっとましろさんと手を繋いでたらソラさんが嫉妬してこうなったんだね)
ツバサ、正解である(笑)。
「ところでツバサくん、あげはさんとエルちゃんはどうしたんですか?」
「…実は」
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ツバサは先程、あげはの強引さに嫌気がさし、別れてしまった事をヒロ達に話した。
「そうだったんだ…」
「僕、ああいう強引な人、ちょっと苦手です…」
「…あげは姉、ツバサくんの事を信じてたから、わかってくれると思ったんじゃないかな?」
「僕の事を、ですか?」
ヒロに言われたツバサは首を傾げる。
するとましろが口を開く。
「ツバサくん、前にエルちゃんを守ろうとした時にカバトンに凄く怒ってたよね?」
「あれは、あいつがプリンセスをバカにしたから…」
「あげはちゃんも凄く怒ってた…確かにちょっとだけ強引かもしれないけど、エルちゃんを想う気持ちはツバサくんと一緒だよ」
ましろからそう言われたツバサはあげはの意図を考える。
「もしかして、山を登った先に何かあるのかも…僕、山頂に向かいます!」
そう言ってツバサは山頂に向かって走り始めた。
「じゃあ、僕達も山頂に行こ!」
「はい!」
「うん!」
ヒロ達も山頂に向かい始めた。
「…ところでさ、このまま歩いていくの?」
「「もちろんです(だよ)!」」
ソラとましろがヒロの両腕にしがみつきながら…。
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「はぁ…はぁ…」
ツバサは山頂に向かっており、頂上が目の前だったが体力の限界が近づいていた。
「頑張れ!少年!」
「えるぅ!」
そこへ先に頂上に来ていたあげはが手を伸ばしてくる。
ツバサはあげはの手を掴み、頂上に辿り着いた。
ツバサが頂上から下を見下ろし、そこから見えていたのはお花畑で出来ている虹だった。
「虹…あれって、謎解きの答え?」
「上から見ないとわからないようになってたんだ。綺麗…」
「えるぅ…!」
あげはとエルはお花畑に見惚れていた。
「…どうして僕が山頂を目指してくるってわかったんですか?」
「ロープウェイから走ってるのが見えたよ!足速いんだね!」
「えぇっ!?わかってたなら先に言ってくださいよ!」
「ごめんごめん!」
「ランボーグ!」
すると叫び声が聞こえてきて、あげははロープウェイのランボーグに捕まってしまった。もちろんエルもろとも。
「プリンセス!あげはさん!」
「あー、マイクテス、マイクテス。プリンセスは頂いたのねん!ついでに脇役ガールBも頂いたのねん!まぁ別にいらねぇけど」
ロープウェイのコントロール室からカバトンの声が聞こえてくる。
「いらないって何!?っていうかあんたしつこすぎじゃない?」
「やかましいのねん!」
あげはとカバトンが揉めている間にツバサはプリキュアに変身していた。
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!!」
ウィングは空を飛んでランボーグに向かっていくがランボーグはあげはとエルを盾にし、ウィングの攻撃を妨げる。
「ランボーグー!」
ウィングが躊躇している隙にランボーグはウィングを吹っ飛ばした。
「ギャハハハ!プリンセスと脇役がどうなっても良いんなら攻撃してみろなのね~ん!」
「卑怯だぞ!」
「どんな手を使ってもプリンセスが手に入ればそれで良いのねん!ランボーグ!プリンセス連れてこっちにくるのねん!」
ランボーグはカバトンの元に行こうとする。
「ねぇ君、私とジャンケンしない?ちなみに私は、グーを出すよ!」
突然あげははランボーグにジャンケンをしないかと聞く。これから自分がグーを出すと宣言をして。
「宣言しちゃうなんて…もしかして超おバカさんなのねん?まぁいい。ランボーグ、パーを出すのねん!」
カバトンはランボーグに指示を出す。
「じゃあ行くよ!ジャーンケーン、グー!」
あげはがグーを出し、ランボーグはパーを出した。
ランボーグはあげはとエルを捕まえていた手をパーにし、あげはとエルを放した。
「あ~!?しまったぁ~!」
「あげはさん!プリンセス!」
ウィングはすかさず落ちていくあげはとエルを抱きかかえる。
「ありがとう!」
「あげはさん!いくら何でも無茶しすぎですよ!」
「あはは、ごめんね…でも、ツバサくんなら私の作戦に気づいてくれるって信じてたから!」
「…もう!とにかく!安全な所に隠れていてください!」
ウィングはあげはとエルを地面に降ろし、ランボーグに向かっていった。
ウィングとランボーグは拳と蹴りをぶつけ合っていく。
「ヤァーッ!!」
するとランボーグに光の剣が突き刺さり、動きが止まる。
ソールが駆け付け、ランボーグに光の剣を投げつけたのだ。
「ソール!」
「お待たせウィング!2人とも、今だよ!」
「「はい(うん)!」
スカイとプリズムが宙を飛び、ランボーグに蹴りを入れる。
ランボーグはそのまま地面に落下していった。
「今だウィング!」
ソールに言われ、ウィングは浄化技を放とうとする。
「ひろがる!ウィングアタック!!」
「スミキッタ~…」
ランボーグは浄化され、ロープウェイに戻った。
「クッソー!カバトントン!」
カバトンはその場から撤退していった。
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夕方になり、ヒロ達は山の頂上でお花畑を見ていた。
「良い景色ですね」
「うん」
「そうだね…」
「ヒロくん?」
ソラはヒロの視線を感じ、ヒロに話しかける。
「綺麗な景色だけど、ソラちゃんも綺麗だよ」
「あ、ありがとうございます…///」
ソラは顔を赤くしながらヒロに礼を言った。
「何々?ヒロロンとソラちゃん良い雰囲気じゃん!」
「そういえば、あげは姉には言ってなかったっけ。実は…」
その後、ヒロはソラと付き合い始めた事をあげはに話し、からかわれながらもあげはに祝福されたのだった。
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「うぅ…心が寒いのねん…なんでこんなに負け続けるのねん…」
その日の夜、あるビルの屋上にカバトンの姿があった。
すると辺りの様子が変わり、カバトンは震えだした。
『カバトン、もはや貴様に猶予はないぞ』
「で、ですが!」
『役立たずに価値はない』
声が響き渡るとカバトンがいるビルに稲妻が落ちてきた。
「ヒ、ヒィッ!もう一度だけチャンスを!今度こそプリンセス・エルを手に入れてみせます!」
『次が最後だ。プリンセス・エルを手に入れられなければ、わかっているな…?』
「ハ、ハハァーッ!」
するとこの場に声が聞こえなくなった。
「マ、マジでヤバいのねん…ん?」
するとカバトンは屋上で黒のパーカーを着ている人物を見つける。
その人物はフードを深くかぶっており、背丈的にはヒロ、ソラ、ましろと同い年くらいだった。
「おいそこのお前!ここは俺のお気に入りの場所なのねん!とっとと出ていくのねん!」
焦っているのもあり、カバトンはフードの人物に八つ当たりをする。
しかしフードの人物はカバトンを無視する。
「この~!脇役の癖にシカトするんじゃないのねん!」
カバトンはフードの人物に殴り掛かる。
しかし突然フードの人物の姿が消え、カバトンのパンチは当たらなかった。
「こんな奴がアンダーグ帝国の刺客とは、拍子抜けも良いところだ」
「い、いつの間に!?」
フードの人物はいつの間にかカバトンの背後にいた。
するとフードの人物はフードは外し、素顔を露わにする。
「お、お前は!?」
カバトンはフードの人物の顔を見て驚愕してしまう。
次の瞬間、フードの人物の姿はこの場から消えていた…。
カバトンは何故謎の人物の顔に驚いてしまったのでしょう…?
次回も楽しみに待っていてください!