ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「おばあちゃんのおつかいが終わったら、プリホリのカフェでお茶しよっか!」
「あそこのスイーツは絶品です!」
「じゃあ、ちゃちゃっと済ませちゃお!」
ヒロ達はヨヨからおつかいを頼まれ、買い出しに出掛けている真っ最中である。
「イラつくぜ!イラついてしょうがないのねん!こっちはいよいよヤバい事になってるってのによ!」
そこに見覚えのある者がヒロ達の前に現れる。
カバトンだ。
「カバトン?」
「ヤバいって、どういうことです?」
「うるせーっ!そもそもプリンセス・エルを攫おうとしたあの時、お前が邪魔しなけりゃこんな事にならなかったのねん!それにそこの女顔!」
カバトンはヒロを指差し、睨みつける。
「こっちの世界に来てからはいつも良いとこでお前に邪魔されてばかりなのねん!お前らは俺の疫病神だ!お前らさえ倒せば全部上手くいくのねん!俺と勝負しろ!」
「逆恨みもいいところです!」
「お兄ちゃん!ソラちゃん!そんな勝負受ける必要ないよ!」
「嫌とは言わせねぇ!もしお前らが勝ったら、プリンセス・エルには手を出さないのねん!」
「…その言葉に嘘はありませんね?」
「ああ!」
「…わかりました!」
「その勝負、受けて立つよ!」
2人は決闘を承諾した。
「決まりなのねん」
「でも良いのか?僕とソラちゃんの2人がかりだとお前が不利だと思うけど?」
「構わないのねん!こっちには奥の手があるからな!」
カバトンはそう言って不敵な笑みを浮かべる。
「勝負は3日後!絶対に逃げるなよ!」
「「ああ(はい)!」」
こうして3日後、ヒロとソラはカバトンと決闘をすることになった…
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一同は虹ヶ丘家に戻り、今後の事を話し合っていた。
「お兄ちゃん、ソラちゃん、本当に大丈夫なの…?」
ましろは不安そうな表情をしながらヒロとソラに聞く。
「はい!これは私達で決めた事です!」
「ソラちゃんの言う通りだよ。僕もこれ以上、エルちゃんを危険な目に合わせたくないし」
ヒロとソラはそう言って決意を露わにする。
「でも、あんな奴の言葉を信じてもいいんでしょうか…?」
ツバサは心配そうに呟く。
「カバトンの目はいつになく真剣でした…奥の手というのもハッタリではない筈です。どんな奥の手なのかはわかりませんが、それでも勝つのが…」
「「ヒーローだよね!」」
ヒロとましろは口を揃えてそう言う。
「こうなったら、お兄ちゃんとソラちゃんを応援しよ!勝負までまだ3日もあるし、私に良い考えがあるんだ!」
「良い考え?」
「山に籠って特訓だよ!」
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「みんな!お待たせ!」
次の日、ある山にやって来たソールはソラ達を見つけ、駆け寄りながら変身を解いた。
「大丈夫!私達も今着いたとこだし」
あげはがヒロにそう言う。
元々車で山に行こうとしたのだが荷物が思いのほか多かった為、1人乗車できない状況になってしまった。
その為運転手のあげは、ソラ、ましろ、ツバサの3人が車で山まで行き、ヒロはプリキュアに変身し、ソラ達を追いかけながら山までやって来たのだ。
「それで、これからどうするの?」
「それなんだけど、ここに特訓が出来そうなパワースポットがあるらしいよ!」
「そうなんですか?」
「ごめんねあげはちゃん、学校のレポートで忙しいのに…」
ましろは申し訳なさそうにあげはに謝る。
「大丈夫だって!私って超優秀だし!」
しかしあげはは気にする素振りは見せなかった。
「それじゃあヒロくん!行きましょう!」
「うん!」
ソラはヒロの手を掴んで先に進んでいった
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その後一同はあげはに案内され、パワースポットの滝までやって来た。
ちなみにヒロとソラは既にジャージに着替えている。
「滝に打たれるとか初めてだなぁ~…」
「私、今からヒロくんと滝に打たれるのが楽しみです!」
少し緊張気味のヒロに対し、ソラは恋人と一緒に滝行が出来るのを楽しみにしているようだ。
「あれ?先客がいるね」
あげはの言う通り、お爺さんが滝に打たれ、目を瞑っていた。
「…タダ者じゃないです。一言で言えば、無の境地…!」
ソラはお爺さんを見て息を呑む。
するとお爺さんは不敵の笑みを浮かべる。
「…肩凝り解消!」
「…え?」
そう言ってお爺さんは去っていく
それを見たヒロは思わず声を漏らしてしまう。
「あげは姉、ここって具体的には何のパワースポットなの?」
「…あっ!ここってよく見たら、肩凝り解消のパワースポットだった!」
「えぇっ!?」
あげはによるとここは肩凝り解消のパワースポットだったらしい。
「まったく、しっかりしてくださいよ…」
「ごめんごめん…」
ツバサはそう言って、あげはが謝罪する。
「さっきは自分の事を超優秀とか言ってましたけど、本当は学校が忙しくて余裕がなかったんじゃないですか?」
「えっ!?」
「そうなの、あげはちゃん?」
「そ、それは…」
「まぁまぁ!あげは姉も忙しい中調べてくれたんだし、あんまり責めないであげよ?」
「ヒロロ~ン!」
「ちょ、あげは姉!?///」
あげはは嬉しそうにヒロに抱きついてきた。
(あっ!あげはさん(ちゃん)ズルい!)
なお、ソラとましろはそんなあげはを嫉妬心むき出しで睨んでいた。
「はぁ…僕がこの辺の鳥に良い場所がないか聞いてきます」
そう言いながらツバサは鳥の姿に変身する。
「ツバサくん、鳥と話せるの?」
「まぁ、僕も鳥なので…ここは任せてください」
「じゃあ、私はみんなのご飯を準備しておくね!」
「では、私は滝に打たれて精神統一をします!」
「僕もソラちゃんと一緒に精神統一をするよ!」
「えっと、私は…」
『学校のレポート!』
「は、はい!」
あげはは4人に言い寄られ、慌てて返事をする。
こうしてそれぞれやることが決まったのであった。
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あれからヒロとソラは滝で精神統一をしたり、山の主だというリスと特訓したりし、あっという間に2日が経ち、カバトンとの決闘は明日に控えていた。
「いよいよ明日だね…」
「はい…」
「なんだか、眠れそうにないな…」
「お兄ちゃんも?私も眠れそうにないよ…」
「私もです…」
ヒロ、ソラ、ましろの3人はそう呟き、夜空を見る。
「僕もです!」
「わっ!?」
すると後ろの鳥小屋で寝ていた筈のツバサが声を出す。ツバサは人間の姿になり、ヒロ達の近くにあった椅子に座る。
「ツバサくん、起きてたんだ」
「はい…カバトンはどんな奥の手を使ってくるのか…色々考えてたら、中々寝つけなくて…って、僕らがこんなに落ち着かないんだから、ヒロさんとソラさんはもっと落ち着きませんよね?」
「確かにそうかもね…でもこの2日間、頑張って特訓してきたんだ。だから絶対勝つ!でしょ?ソラちゃん」
ヒロは笑みを浮かべながらソラを見る。
「ヒロくん…そうですね!絶対に勝ちましょう!」
「うん!」
「お兄ちゃん!ソラちゃん!頑張ってね!」
「応援しています!」
「ありがとうましろ、ツバサくん!」
ましろとツバサからエールを送られ、ヒロは礼を言う。
カバトンとの決戦は、すぐそこまで迫って来ていた…
余談ですがひろプリの次は『わんだふるぷりきゅあ!』だそうですね!
小説を書くかはまだ未定ですが前向きに考えてたりします。