ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「来たか…なのねん。ビビって逃げ出したかと思ったのねん」
カバトンは河川敷にやって来たヒロとソラを見て2人に聞く。
「約束は守ります」
「お前の方も約束覚えてるよね?」
「ああ。もし俺が負けたら、二度とプリンセスには手を出さねぇ」
そう言ってカバトンは手にアンダーグ・エナジーを溜め始める。
「あれは!」
「これが俺の奥の手なのねん!この3日で最大限に高めたアンダーグ・エナジーを、俺自身に注ぎ込むのねん!」
カバトンは自身にアンダーグ・エナジーを注ぎ込む。
「カモン!MAXアンダーグ・エナジー!」
カバトンはアンダーグ・エナジーの力で巨大化してしまう。
「ギャハハハ…これが俺の奥の手だ!俺こそ、最強にTUEEE…!」
「これが…カバトンの奥の手…!」
「デカ…!」
「お兄ちゃん…ソラちゃん…」
木の後ろに隠れているましろは心配そうにヒロとソラを見る。
「…決着をつけるぞ!いこう!ソラちゃん!」
「はい!」
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「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!」
「ヒカリひろがる眩い太陽!キュアソール!!」
「「レディ・ゴォー!」」
「「ひろがるスカイ!プリキュア!!」」
ヒロとソラはプリキュアに変身する。
「俺はTUEEE!叩き潰してやるのねん!」
カバトンは2人に殴りかかって来る。
2人はそれをかわす事が出来たがカバトンの拳が当たった場所に大きな穴があいてしまう。
「あぶないな!あんなの喰らったらひとたまりもないよ!」
ソールはカバトンのパンチの威力を見て驚いてしまう。
「まずはお前からなのねん!」
カバトンはソール目掛けて殴りかかって来る。
ソールは素早くカバトンの攻撃をかわした。
「スカイ!」
「はい!ソール!」
「「タァーッ!!」」
ソールとスカイは同時にパンチを喰らわせる。
「あれは山の主に習った!」
「特訓の成果が出てるよ!」
ツバサとましろが2人の動きを見てそう言う。
「ぐぅ…いい気になるんじゃねぇ…パワーが上なのはこっちだ!お前らなんかには負けないのねん!」
そう言ってカバトンは2人を両手で叩き潰そうとする。
「ぐ…うぅ…!」
「う…!」
「捕まえたのねん!このまま2人まとめてぶっ潰してやるのねん!」
カバトンはどんどん力を強くする。
徐々にソールとスカイはキツそうな表情になっていった。
「ソール!スカイ!頑張って~!」
「えるぅ~!」
そこにましろとエルの応援が聞こえてくる。
「あんなところにいたのねん」
カバトンは隠れているましろ達を見つけ、笑みを浮かべる。
「ぐ…スカイ!」
「わかっています…エルちゃんの為にも、この戦いで負けるわけにはいきません!」
「「ハァーッ!!」」
「うおっ!?」
ソールとスカイはカバトンの手を弾き飛ばす。
カバトンはバランスを崩してしまう。
「今だスカイ!」
「はい!」
スカイはカバトンが怯んでいる隙に後ろに下がり、浄化技を繰り出そうとする。
「ヒ~ロ~ガ~ル~!スカイパーンチ!!」
スカイの浄化技がカバトンに命中し、カバトンは地面に倒れる。
「や、やりました!」
「か…勝ったんだよね!?」
「凄いじゃん!スカイ!ソール!」
「えるぅ~!」
2人の戦いを見ていたましろ達が歓喜の声を上げる。
「俺が…負けた…?」
「カバトン!約束だよ!」
「もう二度とエルちゃんには…」
「そんな約束、忘れたのねん!」
するとカバトンが起き上がり、エルに向かって黒いエネルギーを飛ばす。
「エルちゃん!」
「プリンセスさえ手に入りさえすれば俺の勝ちなのねん!」
「ヤァーッ!!」
すかさずソールはエルの前まで飛んでいき、光の剣でそれをかき消した。
「ちぃっ!」
カバトンは悔しそうに舌打ちをする。
「大丈夫。君は絶対に守ってみせるよ」
「える…」
ソールはエルに優しく言う。
エルはソールを見ながら少し目を輝かせていた。
ソールはスカイの隣に立ち、カバトンを見る。
「小癪な真似しやがって!TUEEEのはお前らじゃねぇ!この俺なのねん!!」
「…スカイ」
「はい。私達は、絶対に負けません!」
「ぷいきゅあ~!」
エルはソールとスカイにスカイトーンを飛ばしてきた。
2人はすかさずスカイトーンをキャッチする。
「これは…」
「僕達の新しい力…スカイ!」
「はい!」
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「スカイブルー!」
「ソールレッド!」
スカイとソールはスカイミラージュにスカイトーンをセットし、手を繋いでスカイミラージュをカバトンに向ける。
「「プリキュア!フュージョン・アップ・ファイヤー!!」」
スカイから青い炎、ソールから赤い炎が放たれる
2つの炎は交わり、カバトンに直撃した
「スミキッタのね~ん…」
スカイとソールの新たな浄化技でカバトンは元の姿へと戻った。
「あなたの負けです、カバトン!」
「いい加減負けを認めてくれ」
「い、嫌だ!負けるなんてぜってぇ嫌なのねん!」
スカイとソールが負けを認めるように言うがカバトンは頑なにそれを認めようとしない。
(もしかして…怯えてる?)
ソールはカバトンが怯えている事に気づく。
すると突然空が暗くなる。
「な、なに?」
「アンダーグ帝国じゃ、YOEEE奴に価値はないのねん…だから俺は必死にTUEEE奴になろうと…」
「アンダーグ帝国…?」
カバトンからアンダーグ帝国という名前が出てきてソールは首を傾げる。
するとカバトンが空中に連れていかれ、付近に落雷が落ちる。
「ヒィッ!?お、俺はまだ役に立ちます!どうか!どうかお許しを~!!」
「…ソール!」
「わかってる!カバトン!今助けるよ!」
スカイはカバトンがいる場所まで飛んで行った。
「お、お前ら、なんで…?」
「わかりません!でも、これが正しい事だと思ったからです!」
「お前がしてきた事は許せない!けど、それは助けない理由にはならないよ!」
カバトンがいる場所に落雷が落ちそうになるがソールとスカイがカバトンを押しのけた。
(…俺の負けだ。お前らはTUEEE…俺なんかよりもずっとな…)
「…って下が川なのねん!?どぼん!」
カバトンは川に落ちていった。
こうして、カバトンとの戦いは幕を閉じたのであった…。
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「カバトンが言っていたアンダーグ帝国とは、いったい何なんでしょう…」
「おばあちゃんも知らない国みたい…」
「カバトンに聞いた方が早いと思いますけど、もう会う事もありませんよね…」
翌日、ヒロ、ソラ、ましろ、ツバサは虹ヶ丘家の庭でアンダーグ帝国の事で話をしていた。
「とにかくさ、カバトンとの決着はついた。まだ油断はできないけど、何があってもエルちゃんを守ろ!」
「ヒロくんの言う通りです!」
ヒロの言葉にソラが同意する。
「えるぅ~!」
するとエルがヒロにスリスリして甘えてくる。
「エルちゃん、一緒に遊びたいの?」
「える!」
「エルちゃん、何だか前よりお兄ちゃんに甘えてくるね!」
「そうですね…」
「ソラさん?どうかしましたか?」
ソラが少し浮かない顔をしている事に気づいたツバサがソラに話しかける。
「…何だか、今のエルちゃんを見ていると危機感を持ってしまうんです」
「危機感?」
「う~ん…エルちゃんに至ってそれはありませんよね…きっと気のせいです!」
「そ、そうですか…」
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「プリキュアか…僕の目的の邪魔になるのは間違いないな」
ある住居の屋根の上に先日カバトンが会ったフードの人物の姿があった。
「必ず、人間共に復讐を…」
そう言いながら謎の人物はフードを外す。
その人物は、ソラと瓜二つの顔であった。
次回も楽しみに待っていてください!