ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「おはようございます!」
「「おはよう!」」
カバトンとの決闘から3日経ち、ヒロ、ソラ、ましろは学校に登校し、自分達の教室にやって来る。
すると3人で何やら話していたあさひ、つむぎ、るいがソラを見てキョトンとしていた。
「何よ。ソラちゃん髪切ってないじゃない」
「あれ?おかしいな~…」
「あの、どうかしましたか?」
「えっと、実はさ…」
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『塾ですっかり遅くなっちゃった…ん?』
昨日の夜、塾から自宅に帰ろうとしていたあさひはとある住居の屋根の上に立っている人物を見つける。
その人物は黒のパーカーを着ており、顔はソラと瓜二つであった。
しかし青い髪はいつものサイドテールではなく短髪になっていた。
『ソラさん?いつの間に髪切ったんだ…ってソラさん!そんなところにいたら危ないよ!』
あさひはソラと思われる人物に声をかける。
『あれ?』
しかしその人物は、いつの間にかいなくなっていた…
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「って事があったんだ…」
「そう言われましても…」
「ソラちゃん、昨日の夜はずっと僕のそばにいたよ?」
「それに、髪を切ったなんて一言も言ってなかったよ?」
「えっ!?じゃあ昨日俺が見たのは…」
3人から話を聞いたあさひは驚いていた。
「あんたの見間違いだったんじゃない?」
「そうかもなぁ…ソラさんごめんね」
「いえ!見間違いは誰にだってあります」
(…ホントに見間違いだったのかな?)
一同が見間違いと片付ける中、ヒロは1人あさひの言葉の意味を真剣に考えていた。
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「…ねぇ、あさひくんの話、どう思う?」
放課後、3人で下校している中、ヒロはソラとましろに今朝聞いたことをどう思っているか聞いてみる事にする。
「髪が短い私がいたという話ですか?」
「うん…ソラちゃん、前に言ってた弟くん以外に兄弟っていたりする?」
「いえ。両親からそんな話聞いたことがありません…」
「そっか…」
「んだテメェ!?」
すると怒鳴り声が聞こえてきて、ヒロ達は声が聞こえた方向を見る。
そこには3人の男に絡まれている人物の姿があった。
その人物はフードを深く被っていた為、素顔が見えなかった。
「邪魔だと言ったんだ。さっさとどけ」
「おいボウズ。俺達が誰かわかって言ってんのか?」
「貴様らのようなクズには生憎覚えがない」
「クズだと!?」
「そんなに病院送りにしてほしいんだな?」
「やっちまおうぜ!」
フードの人物の挑発に男達は逆上し、襲い掛かって来る。
「フッ…!」
しかしフードの人物は男達の攻撃を素早く躱し、男達を一掃していく。
「凄い…」
ましろはフードの人物の身のこなしを見て声を漏らす。
「や、野郎…ぶっ殺す!」
すると男の1人がバイクに乗り、フードの人物に向かっていった。
「あのチンピラ、轢き殺す気か!?」
男の行動にヒロは驚いてしまう。
「…やはりクズは掃除しないとな」
フードの人物はバイクに乗った男に向かって手をかざす。
「なっ!?」
なんと男とバイクが宙に浮かんでしまう。
フードの人物が手を右に動かすと男とバイクは近くの建物に叩きつけられた。
「な、何が起こったの…?」
「わかりません…」
ヒロ達は今起きた事を理解できていなかった。
「な、なんだよ今の…」
男は起き上がろうとしていたがフードの人物に胸ぐらを掴まれ、持ち上げられてしまう。
「死ね、クズめ」
「ヒ、ヒィィィィィ!!」
「いい加減にしろ!」
「っ!?」
男を手にかけようとしたフードの人物であったが間一髪でヒロがフードの人物の手を掴み、男は解放される。
男は残りの2人を連れて一目散に逃げていった。
「あなた、いったいどういうつもりなんですか!?」
「さっきあの人を殺そうとしてたよね?どうして!?」
ソラとましろがフードの人物に男を手にかけようとした理由を聞く。
フードの人物はヒロの手を振り解いてヒロ達の方を向く。
「簡単な理由だ。僕は人間が大嫌いだ…だからあんな奴らが死のうと何とも思わない」
「そんな事で殺すつもりだったのか!」
ヒロはフードの人物を睨み付ける。
「そんな事で?君達は人間の愚かさを知らないみたいだな…プリキュア」
「えっ?」
「どうして私達の事を…?」
「君は一体…?」
フードの人物がヒロ達の正体を知っていることに驚く中、フードの人物はフードを外し、素顔を露わにする。
「えっ!?」
「私と、同じ顔…!?」
そう、その人物はソラと瓜二つの顔立ちをしていた。
ソラと違い青い髪は短く、目は少し鋭かった。
「僕はミファー。全ての世界唯一にして究極の存在だ」
「ミファー…」
「もっとも、これは仮の名前に過ぎない。僕の本当の名はとうの昔に忘れてしまったからそう名乗っているだけだ…」
そう言っているミファーの顔はどこか寂しげであった。
「それって、どういう事?」
ミファーの言葉を聞いてましろがその意味を聞こうとする。
「君に話す意味はない」
ミファーはましろの問いかけに答える気はないようだった。
「1人いないみたいだがまぁいい…君達は僕の目的の妨げになる。ここで始末してやる…!」
ミファーは戦闘態勢に入る。
「…プリキュアに変身しましょう」
「ソラちゃん!?」
「ソラちゃんの言う通りだよ…ミファーは強い。カバトンとランボーグより遥かに…!」
「お兄ちゃん…うん!」
3人はミラージュペンを取り出した。
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「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!!」
「ヒカリひろがる眩い太陽!キュアソール!!」
「「「レディ・ゴォー!」」」
「「「ひろがるスカイ!プリキュア!!」」」
「「ヤァーッ!!」」
ソールとスカイがミファーにパンチを当てようとする。
しかしミファーが2人の拳を掴み、投げ飛ばした。
「ハァーッ!!」
プリズムが光弾をミファーに向かって放つ。
するとミファーの姿が消えてしまった。
「消えた!?」
「こっちだ」
いつの間にかプリズムの背後に立っていたミファーはプリズムを不思議な力で吹き飛ばした。
「ああっ!」
「「プリズム!」」
「どこを見ている?」
ソールとスカイは背後に立っていたミファーに蹴り飛ばされてしまった。
「い、いつの間に後ろに…!」
「は、早すぎだよ…」
「…いや。あれはスピードじゃない。ワープだ!」
「良く見抜いたな。僕はワープ、サイコキネシス等の力を使う事が出来る。この世界で言う超能力…と言ったところだな」
「ちょ、超能力者!?」
ミファーが超能力者という事実にプリズムは驚いてしまう。
「…スカイ、一気に決めよう!フュージョン・アップ・ファイヤーだ!」
ソールはこのまま戦っては勝てないと悟ったのか、スカイにフュージョン・アップ・ファイヤーを使おうと提案してくる。
「…そうですね。やりましょう!」
「うん!」
「スカイブルー!」
「ソールレッド!」
「「プリキュア!フュージョン・アップ・ファイヤー!!」」
「フン…」
ミファーは右手にエネルギーを集めていく。
ミファーは溜まったエネルギーをビームの様に放ち、ソールとスカイが放った炎をかき消した。
「そんな!?」
「これが人間の限界…か」
ミファーが放ったビームはそのままソール、スカイ、プリズムに直撃する。
「「「うわぁぁぁぁぁーーっ!!」」」
3人は地面に倒れ、変身が解けてしまう。
ヒロとましろは意識を失っていた。
「プリキュア…随分呆気なかったな」
「う…ぅ…!」
ミファーはかろうじて意識を保っていたソラを見る。
「こんな奴が僕と血を分けた存在とはな…」
「え…?」
ソラはミファーの言葉を聞き、声を漏らす。
「どういう事…ですか…?」
「言った通りの意味だよ。ソラ…」
「いや、姉さん」
ミファー
CV:田村睦心