ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~   作:のぞむ

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ひろプリの次にやる『わんだふるぷりきゅあ!』の詳細が解禁されましたね!
まさかプーカ役の種崎さんが出演されるとは驚きましたねぇ~。しかも主人公は犬のプリキュアとな…

以前も言いましたがわんぷりの小説執筆は前向きに考えてはいます。


謎の少女の正体とエルのファーストシューズ

「…ロ…ヒロ」

 

「…あ、君は」

 

自室で就寝していたヒロは以前銀髪の少女と話した高級感漂う部屋におり、玉座には例の銀髪の少女の姿があった。

 

「君とまた話しをしておこうと思ったものでな、ここに来てもらった」

 

少女は玉座を降り、ヒロに近づいてくる。

 

「まさか君がホープ能力だけではなく、私にしか使えなかったゴッドにまで覚醒するとはな…正直かなり驚いているよ」

 

「ゴッドの事知ってるの!?…ちょっと待って、『私にしか使えなかった』?」

 

少女から告げられた言葉にヒロは頭を傾げてしまう。

 

「…そろそろ自己紹介をしなければいけないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はプリンセス・クリス。今から300年前、姉のエルレインと共にスカイランドのプリンセスを務めていた者だ。よろしく頼むよ、虹ヶ丘ヒロ」

 

少女、プリンセス・クリスはドレスの裾を上げ優雅に自己紹介をした。

 

ヒロは目を点にし、放心状態になっていたがやがて正気に戻っていき…

 

 

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーっ!!」

 

 

 

大声で叫び、驚いてしまった。

 

「ホ、ホントなの!?」

 

「ああ。紛れもない事実だ」

 

「そ、そうなんだね…でも、どうして僕の中にいるの?」

 

「…少し長い話になるぞ」

 

「大丈夫、ちゃんと聞くよ」

 

「そうか…では話そう。何故私が君の中に存在するのかを…」

 

そこからクリスは何故ヒロの中に存在しているのかを語り始めた。

300年前、スカイランドに闇の世界の魔物が攻め込んできた時、クリスと姉姫エルレインは祈りを捧げ、その祈りを聞き届けたようにヒーロー…プリキュアが現れた。

ヒロは具体的にどんなプリキュアが現れたのかクリスに聞こうとしたがどうやらこの300年の間にクリスの記憶は徐々に薄れていき、どのようなプリキュアが現れたのか、闇の世界の魔物との戦いの後、自身がどう過ごしていたのか覚えていないとの事だ。

ハッキリ覚えているのは自身が何者なのか、姉のエルレインの事くらいである。

 

そしてクリスは死後魂だけの存在となり、様々な世界を彷徨ってきた。

しかし14年前、魂を維持するだけの力が無くなりかけたクリスはやむを得ずある妊婦の胎児の中に入る事にした。

 

「それが、僕?」

 

「そうだ。勝手な事をしてすまなかった…」

 

「謝らなくても良いよ。勝手な事をされたなんて思ってないし。そのおかげでクリスちゃんとも出会えたわけだし」

 

「…本当に面白い奴だな、君は」

 

「そうかな?」

 

「ああ…優しくてお人好しで、すぐに人を助けようとする…そんな人には中々会えないものだよ」

 

クリスは笑みを浮かべながらそう言う。

 

「もう日が昇る頃だ。そろそろ君は戻った方が良い」

 

「もうそんな時間か…クリスちゃん!」

 

ヒロはクリスに手を差し出す。

 

「えっと…?」

 

「握手だよ。改めてよろしく、クリスちゃん!」

 

「…こちらこそ、よろしく頼むよ」

 

ヒロとクリスは握手をする。

 

「…ヒロ」

 

「ん?」

 

「また、ここに来てくれるか…?」

 

「もちろんだよ!僕もクリスちゃんの事をもっと知りたいしさ」

 

「そうか…」

 

「じゃあまたね!」

 

そう言ってヒロはこの場から消え、現実へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒロ…本当に君は不思議な奴だな…叶わない事だとわかってはいるが、ずっと君の事を想い続けているよ…///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロ…ん…ヒロく~ん!朝ですよ~!」

 

「ん…」

 

ヒロが目を覚ますと自室のベッドの上におり、目の前にはヒロを起こしたソラの姿があった。

 

「おはようソラちゃん」

 

「おはようございます!さぁ、準備してください!」

 

「準備って…あ、今日はエルちゃんのファーストシューズを買いに行くんだった。今準備するよ」

 

「はい!…ん?」

 

するとソラはヒロの顔をジッと見始める。

 

「ど、どうしたの?」

 

「ヒロくん…知らない女性に会いませんでしたか?」

 

「えっ!?な、何でわかったの?」

 

「いえ、なんとなくそんな気がしたんです…それより!当たってるんですね!どこの誰ですか!ヒロくんを誑かした人は!?」

 

「待って待って!確かに会ったけど単なる友達だよ!」

 

「…本当ですか?」

 

「もちろんだよ!僕にはソラちゃんっていう大切な彼女がいるわけだし!」

 

「そうですか…では信じます!」

 

「っ!?///」

 

突然ソラがヒロの唇にキスをしてきた。

 

「どうですか?目は覚めましたか…?///」

 

「さ、覚めました…///」

 

ヒロは顔を真っ赤にしてそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒロ達はエルへ送るファーストシューズを買いに街の靴屋にやって来た。

 

「エルちゃん!これなんかどうですか?とっても頑丈そうで防御力も高そうです!」

 

「赤ちゃんの靴にそこまで防御力って重要かな…?」

 

「える!」

 

ソラが選んだ靴はお気に召さなかったようでエルは首を横に振る。

 

「えぇっ!?」

 

「気に入らなかったみたいだね…」

 

「これはどうかな?ピカピカ光ってるよ!」

 

「える!」

 

ましろの選んだ靴も気に入らなかったらしくソラの時と同じ反応をする。

 

「エルちゃん、これはどうかな?」

 

「える…える!」

 

ヒロが持ってきた紫色のシンプルな靴をエルはじっと見るがしばらくして首を横に振った。

 

「ダメだったか~…」

 

「でもお兄ちゃんが選んだ靴は即答しなかったからこの靴に似た物を持って来れば良いんじゃないかな?」

 

「そうですね!エルちゃん、まだまだ持ってきますからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も3人がエルに靴を見せてあげるがどれも気に入らなかったらしく、首を横に振った。

ヒロが選んだ靴は何個か考える素振りを見せていたが結局選ばれなかった。

 

「え~る!」

 

「エルちゃん!好き嫌いはめっ!ですよ?」

 

「いえ、プリンセスは悪くありません。足りてないんですよ、ヒロさん達のセンスが」

 

「なんか自信満々だね…」

 

ツバサの強気な発言を聞いたヒロはそう呟く。

 

「エルちゃんはスカイランドのプリンセス…キラキラ輝く一番星…国民のアイドルです。そんじゃそこらデザインでは満足しませんよ」

 

ツバサはそう言いながら豪華そうな靴を持ってくる。

 

「さぁ!お受け取りください!プリンセス!」

 

「える!」

 

「えぇ~!?」

 

ツバサが自信満々に持ってきた靴もエルのお気に召さなかったようで即首を横に振った。

 

「「ツバサくん…?」」

 

するとソラとましろが笑みを浮かべながらツバサに迫って来ていた。

2人の笑みに恐怖を感じたのか身体が震えてしまう。

 

「ソ、ソラさん?ましろさん?」

 

「ツバサくんの選んだ靴はすぐにエルちゃんから嫌と言われましたよね?」

 

「その点お兄ちゃんが選んだのは気に入ってはくれなかったけどすぐに嫌だなんて言わなかったよね?それでもお兄ちゃんのセンスが足りないって思うかな?」

 

「そ、それはその~…」

 

「「ツバサくん、言葉には気を付けて(ください)ね?」」

 

「は、はい!」

 

ツバサは慌てながら返事をする。

 

これ以降、ツバサはヒロ関連で2人を怒らせないように気を付けていったとか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エルちゃん、ソラちゃん達何を話してたんだろうね…?」

 

「える?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからエルに靴を見せていったがどれもお気に召さなかった。

 

「他の店を探しましょうか…」

 

「そうだね…」

 

「…せっかくのファーストシューズです、妥協は許されません!こうなったら、エルちゃんの欲しい靴が見つかるまで、この世界の靴屋さんを全て回りましょう!」

 

「終わる頃にはエルちゃん大人になっちゃうよ~!」

 

ソラの発言にましろは叫んでしまう。

 

「える…える!えるぅ~!」

 

するとエルが何かに反応する。

反応を示したのは他の人が買おうとしている靴だった。

 

「あれは人のですよ?」

 

「べつのにしよ!ね?」

 

ソラとましろがエルにそう言う。すると靴を買おうとしていた年配の女性がこちらにやって来る。

 

「どえらい可愛い赤ちゃんやな~。これ、気に入ったんか?」

 

「える!」

 

「すみません…エルちゃん、あの靴は諦めよ?」

 

「えるぅ~!」

 

ヒロがエルに靴を諦めるように言うがエルは諦めきれないのか女性が持っている靴に手を伸ばす。

 

「ええよ。これ、あげるわ」

 

「「えっ!?」」

 

女性のまさかの発言にヒロとましろは驚いてしまい、声を上げる。

 

「でも…」

 

「遠慮せんでええんよ。まだお会計済ませる前やしなぁ」

 

「わぁ~!ありがとうございます!」

 

ソラは嬉しそうにお礼を言う。

 

「こない気に入ってもらえて、靴も喜んどるわ。逆におおきに」

 

「ヒーローです!ヒーロー発見です!靴の気持ちまで考える優しさ、それがヒーロー!」

 

「なんでやねん」

 

手帳に女性の事を書きながらそう言うソラにツバサが関西弁でツッコミを入れる。

 

「あの!本当に良いんですか?これって、誰かにプレゼントする靴じゃないんですか?」

 

ヒロが女性にそう聞く。すると女性はどこか寂しそうな表情をする。

 

「これで良かったんや…」

 

そう言いながら女性は店から出ていった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「断るべきでした…」

 

「えっ?」

 

家に帰った後、ソラが突然そう言って来る。

 

「きっと何か事情があったんです…なのに私…未熟です!」

 

「…この靴、あの人に返さない?このまま貰うのはなんか良くない気がするし…」

 

「そうですね!そうと決まればさっそく探しに行きましょう!」

 

ヒロの提案にソラが賛同する。

 

「でもプリンセスは?」

 

「確かにそうだよね…エルちゃんあの靴気に入っちゃってるしな…」

 

「う~ん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとどこからか突然物音が聞こえてきた。

 

「な、なに!?」

 

「今のは…おばあちゃんの部屋からだよ!」

 

「行ってみましょう!」

 

「はい!」

 

ヒロ達はヨヨの部屋へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おばあちゃん!大丈夫!?」

 

一同はヨヨの部屋に入って来る。そこにはゲートのような穴が開いていた。

 

「…おばあちゃん、これってもしかして…」

 

「ヒロさんの思っている通りよ。約束通り、スカイランドへ通じるトンネルを完成させたわ」

 

 

そう、このゲートはスカイランドに通じるトンネルなのだ。




ヒロの中にいた少女ことクリスの正体が判明したので改めてイメージCVを載せておきます。

プリンセス・クリス
CV:沢城みゆき

次回も楽しみに待っていてください!
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