ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「ここが、ましろさんとヒロくんのおうち…!?」
あれから街の人達が騒いでいたこともあり、ヒロとましろはソラを自分達の家の前まで連れてきていた
「結構大きいでしょ?」
「はい…もしかしてましろさんとヒロくんって、この世界のプリンセスとプリンス、ましろ姫とヒロ王子ですか!?」
「そんなんじゃないよ…」
「まぁわからなくもないかな。ましろってお姫様みたいに可愛い自慢の妹だし」
「お兄ちゃんってば!恥ずかしい事言わないでよ!///」
「ごめんごめん…さて、おばあちゃんになんて話そっか…」
ヒロがそう言うと家の中からおばあさんが出てきた
「ましろさん、ヒロさん。おかえりなさい」
「あっ、おばあちゃん!」
中から出ていたのはヒロとましろの祖母、ヨヨだった
「こ、これ、信じてもらえないかもだけど!この子達が空からピューって!それからモンスターがバーンって!それからそれから、キラキラってなって…」
「ましろ落ち着きなって…おばあちゃん、これは…」
「大変だったわね」
「え?」
ヨヨはソラと赤ちゃんを見る
「さ、お上がりなさい」
「えっ!?自分で言うのもなんだけど、今の説明でOKなの!?」
「確かにそうだよね…気にはなるけど、とりあえず入らない?その子も眠そうだし」
「ふわぁ~…」
ヒロの言う通り、ソラが抱っこしている赤ちゃんは眠そうにあくびをしていた
「…お邪魔します!」
------------------------------
--------------------
------------
「スカイランド…こことは違う世界があるなんて、まだ信じられないよ」
「私も、自分が別の世界にいるなんて信じられません…それに、自分がキュアスカイに変身した事も…」
「プリキュアか…」
「ねぇおばあちゃん。お部屋の百科事典にプリキュアの事、載ってないかな?お願い、調べてあげて」
「私の事より、この子をおうちに帰してあげる方法を見つけるのが先です!約束したんです。パパとママのところに帰してあげるって…」
(…優しいんだな、ソラちゃん)
自分より赤ちゃんの事を優先するソラを見て、ヒロはそう思う
「ヒーローは泣いている子供を絶対に見捨てません!」
「ちょ!大声出したらその子が起きちゃう…」
「え、えるぅ~!」
「ほらね…」
赤ちゃんはソラの大声で起きて泣き出してしまった
「あわわ!ごめんね!」
「ほら!いないいない…ばぁ~!」
ソラとましろは赤ちゃんをあやすが中々泣き止まなかった
「ソラちゃん、ちょっといい?」
「は、はい…」
ヒロは赤ちゃんを抱きあげる
「大丈夫だよ。お腹が空いたんでしょ?」
「え、えるぅ…」
ヒロの優しい話し方で赤ちゃんは涙目ではあるものの頷いた
「凄いですねヒロくん!」
「流石お兄ちゃんだよ!」
「そうかな?おばあちゃん。うちに粉ミルクってあったりする?」
「お兄ちゃん。うちに赤ちゃんはいないからあるわけ…」
「あるわよ?」
「「あるの!?」」
「ミルクは人肌でね」
------------------------------
--------------------
-------------
「ぷはぁ!」
赤ちゃんはミルクを飲み、ソラは赤ちゃんの背中をさすり、ゲップを出させる
「ソラちゃん上手だね!」
「家に歳の離れた弟がいるので、慣れてるんです!」
「そうなんだ。おばあちゃん。なんでうちに粉ミルクとマグカップがあったの?」
「オムツだってあるわよ」
「えぇ~!?」
ヨヨの発言にましろは声を出して驚く
「出会い偶然はない。人と人が巡り会う事、それはいつだって必然…運命。物語の始まり…わかる?」
「えっと…」
ヨヨが言っている言葉の意味がわからず、首を傾げるヒロ
「あなたのいた世界に戻る方法が見つかるまで、2階の空いている部屋を好きに使いなさい」
ソラにそう告げてヨヨはこの場から離れていった
------------------------------
ヒロ、ソラ、ましろはソラの自室となる部屋に来ていた
赤ちゃんは既にゆりかごの中で眠っていた
「ましろさん、ヒロくん…この部屋、本当に使わせてもらっても良いんでしょうか?」
「良いんじゃないかな?」
「そうだよ!おばあちゃんもそう言ってたしさ」
「…ごめんなさい!私、出来るだけ早く出ていきます!家の手伝いも…だから!」
「待って待って!それだとソラちゃんの住む場所がなくなっちゃうよ?僕とましろは大丈夫だから!ね?」
「うん」
「…ましろさん、ヒロくん」
「なに?」
「この御恩は、決して忘れません、今より私、ソラ・ハレワタールは、あなた方を守る騎士となり、全身全霊、忠義を尽くし、あなた方をお守りすることを…」
「時代劇かな…騎士とかいいよ」
「僕もいいかな。自分の身は自分で守れるし」
「えっ!?じゃあどうすれば…」
「簡単だよ。友達になればいいんだ!」
「そうだよ!お友達からお願いします!」
ヒロとましろはソラに手を差し出した
「!…はい!」
ソラは嬉しそうに2人の手を取った
「そうだ!着替えはひとまず私のジャージでいいかな?もし足りない物があったら私とお兄ちゃんの部屋がそれぞれ左右にあるからなんでも…」
「ましろ」
「うん?」
「ソラちゃんもう寝ちゃったよ?」
ヒロの言う通り、ベッドには既に眠っているソラの姿があった
「秒速すぎるよね!?」
「でも、無理ないんじゃないかな?ソラちゃんが一番頑張ってたし」
「そうだね…」
ましろがソラに掛け布団をかけ、ヒロがソラの頭を撫でる
「おやすみ、ソラちゃん」
「ム~…!」
ましろは顔を膨らませてヒロを見る
「ど、どうしたのましろ?」
「お兄ちゃん、ソラちゃんだけ頭を撫でるのズルいよ!」
「もしかして、撫でてほしいの?」
「ヒャッ!?///」
ヒロはましろの頭を優しく撫でた
「あ、ありがとう、お兄ちゃん…///」
「どういたしまして」
その後、2人はソラの自室から出た
------------------------------
次の日、朝食を食べ終えたヒロ達はソラの服を買う代金をヨヨから受け取っていた
「これでソラさんの服を。あと、昨日お願いした物も忘れずに買いに行ってちょうだい」
「わかった!」
「えっと…ローズオイルにシナモンスティック、干したカエルだっけ?何に使うの?」
「フフッ…お買い物の間、この子の面倒は私が見ておくわ」
「良い子にお留守番出来ますか?エルちゃん」
「える!」
「エルちゃん?」
「もしかして、その子の呼び名?」
「はい!」
「そっか、本当の名前がわからないからね…」
「おばあちゃん、どうかした?」
ヒロは驚いている様子のヨヨに気づき、声をかける
「…いいえ、素敵な名前だって思って…さ、いってらっしゃい!」
------------------------------
--------------------
-----------
「昨日襲ってきた奴…えっと、ザブトンだっけ?カツドンだっけ?」
「確か…テンドンじゃなかったっけ?」
「だいたいそんな名前だったと思います!」
「まだこの辺にいるのかな?バッタリ出くわしちゃったらどうしよう…」
「私が追い払います!」
「僕も協力するよ」
「いえ!ここは私に任せて…」
すると一般人のスマホから鳴った着信音が聞こえ、ソラは身構える
「任せちゃっても大丈夫かな…?」
「うぅ…取り乱しました…ヒーローはたとえ火の中水の中!どこであろうと冷静沈着でなければなりません!この世界の機械に驚くのはこれで最後です!」
フンスッ!と気合を入れるソラ
「気合入ってるなぁ…」
「アハハ…」
ヒロくんのイメージCVが決まりましたので載せておきます!
次回も楽しみに待っていてください!