ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~   作:のぞむ

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今日のひろプリは凄まじい展開でしたね!
もう来週で最終回かぁ…詳しい事は言えませんがこの小説のラストがどのような物になるのかは既に決めています。

それでは本編をどうぞ!


一歩踏み出して…

「ん…」

 

朝になり、ヒロの部屋で眠っていたミファーが目を覚ます。

ミファーのそばにはうつ伏せで眠っているましろの姿があった。

 

(まさか…ずっと僕のそばにいたのか…?)

 

ミファーにとっては何故ましろが自分を気に掛けてくれているのか理解できないでいた。

 

「…起きろ、朝だぞ」

 

「ん…」

 

ミファーはましろに声をかける

ましろは目を覚まし、ミファーに目線を移す。

 

「おはよう、ミファー…」

 

「…」

 

ましろから挨拶をされるミファーであったが案の定そっぽを向いてしまう。

やはり人間であるましろに対し、完全に心を開いているわけではないようだ。

 

「もうっ、ちゃんとあいさつしないとダメだよ?」

 

「僕の勝手だろ…」

 

「…ちょっとごめんね」

 

ましろは自分のおでこをミファーのおでこに引っ付ける。

 

「お、おい!」

 

「うん、熱もだいぶ下がってるみたいだね」

 

「…そうか」

 

ミファーはベッドから出る。

 

「どこに行くの?」

 

「もうここにいる意味はない。ここまで看病してくれた事には感謝する…だが、僕が人間共を滅ぼす意思を持っている限り、僕達は敵同士だ」

 

「待って!」

 

ましろは部屋から出ようとするミファーの手を掴む。

 

「離せ」

 

「嫌!離さないよ!」

 

ましろはミファーから手を離すように言われるがそれを拒否する。

 

「確かに人間は喧嘩をする時もあるよ!でもそれだけじゃない!笑ったり、泣いたり、人を思いやる事もするんだよ!お願い!人間の悪い所ばかり見ないで!人間を恨まないで!!」

 

「っ!?」

 

ましろが必死にミファーに訴えかける。

するとミファーに昨晩と同じように頭痛が襲い掛かって来た。

 

「ミファー!?」

 

「う…うぅ…っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『お願い■■■…どうか…あの人達を…恨まないで…人間は、ちょっと怖がりなだけなんだよ…笑ったり、泣いたり、人を思いやったり…私達と同じなの…だから許してあげて…困っている人がいたら、助けてあげて…あなたは…優しい…から…きっと…でき…る…』

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ…ハァ…」

 

「大丈夫!?ミファー!」

 

「…思い出した…シズクが…本当に望んでいた事を…」

 

そう口にするミファーの目から大粒の涙が溢れ出ていた。

 

ましろはミファーに声をかけようとする。

 

「ましろさん!」

 

そこへソラ、ツバサ、あげはが慌てながら入って来た。

 

「みんな、どうしたの?」

 

「街にランボーグが現れたそうです!」

 

「ランボーグが!?」

 

「はい!」

 

「行こ、ましろん!」

 

「うん!ミファーはここにいて!」

 

ソラ達はすぐさまランボーグが現れた場所へ向かっていった。

 

 

 

 

「…僕は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ランボーグ!」

 

その頃街ではトラックのランボーグが暴れており、ランボーグのそばにはバッタモンダーの姿もあった。

 

「待ちなさい!」

 

そこへソラ達が駆け付けてくる。

エルは近くの茂みに隠れていた。

 

「待ってたよプリキュア!」

 

「行きましょう!」

 

ソラ達はミラージュペンを取り出し、プリキュアに変身していく。

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!」

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!!」

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!!」

 

いつものようにソラ、ましろ、ツバサが変身する。

 

そしてもう1人…

 

 

 

 

 

 

 

 

「スカイミラージュ!トーンコネクト!」

 

あげははスカイミラージュにスカイトーンをセットする。

 

「ひろがるチェンジ!バタフライ!」

 

 

「きらめきHOP!」

 

「さわやかSTEP!」

 

「はればれJUMP!」

 

 

「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!!」

 

あげはがキュアバタフライに変身する。

 

 

『レディ・ゴォー!』

 

『ひろがるスカイ!プリキュア!!』

 

 

プリキュアに変身し、まずスカイとウィングが攻撃を仕掛ける。

 

しかしランボーグはすぐさま2人の躱し、猛スピードでプリズムに突っ込もうとする。

 

「させないよ!」

 

すぐさまバタフライが蝶の形をしたバリアでランボーグを弾き飛ばした。

 

「ありがとうバタフライ!」

 

「あのランボーグ、速すぎます!」

 

「いったいどうすれば…」

 

「もう降参かい?」

 

バッタモンダーはプリキュア達を挑発するような発言をする。

 

「まだです!」

 

「スカイの言う通りだよ!」

 

「僕達は諦めない!ヒロさんとまた会う為に!」

 

スカイ、プリズム、ウィングがランボーグに向かっていく。

 

「2つの色を一つに!ホワイト!イエロー!」

 

バタフライは自身の専用アイテム、ミックスパレットを使って白と黄色を混ぜる。

 

「速さの力、アゲてこ!」

 

ミックスパレットの力でスカイ達のスピードが上がる。

 

「「「ハァーッ!!」」」

 

スカイとウィングがパンチをし、プリズムが光弾放った。

どれもランボーグに当たり、ダメージを与えることが出来た。

 

「何やってんだランボーグ!こんな奴らさっさとやっちまえ!」

 

「ラン…ボーグ!」

 

ランボーグは先程より猛スピードで走り出し、プリズムに突進してきた。

 

「あぁっ!」

 

「「「プリズム!?」」」

 

「ぷりずむ!」

 

「いいぞ!まずはそいつからやっちまえ!」

 

ランボーグはプリズムに向かって突進してくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、突如ランボーグが宙に浮かび、少し離れたビルに投げつけられてしまう。

 

「なにぃ!?」

 

「これは…もしかして!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼女に手を出す事は、僕が許さない!」

 

プリズムの目の前に現れたのはなんとミファーであった。

 

「ミファー!」

 

「な、何だお前!?」

 

 

 

 

「…僕はミファー、ミファー・ハレワタールだ!!」

 

ミファーは高らかに自身の名を口にした。

 

「ハレワタールだと!?あの顔…まさかあいつ…!?」

 

「…ミファーは私の弟です!」

 

スカイはミファーが自分の弟である事を教える。

 

「フ、フン!なんか変な力を持ってるみてぇだが、弱い奴が使ってんなら大したこと…」

 

「フンッ!」

 

バッタモンダーが喋っている間にミファーはランボーグの近くに瞬間移動をし、ランボーグを地面に叩きつける。

 

「ラ…ラン…」

 

「また僕を弱者と言ってみろ…次は貴様がこうなる番だ」

 

「ヒ、ヒィッ!?」

 

「…こいつを浄化するのは君達の役目だろう?さっさとケリをつけるんだ」

 

「う、うん!」

 

バタフライはミックスパレットを取り出す。

 

 

 

 

 

「すべての色を一つに!レッド!イエロー!ブルー!ホワイト!まぜまぜカラーチャージ!」

 

全ての色がウィングに流れ込んでフェニックスの姿になり、バタフライがその上に乗る。

ウィングがランボーグに突っ込んでいく。

 

「プリキュア・タイタニック・レインボー!!」

 

フェニックスの姿のウィングは巨大な虹色のプニバードになり、ランボーグを押し潰した。

 

「スミキッタ~…」

 

ランボーグは浄化され、元のトラックに戻った。

 

「ミラーパッド!OK!」

 

ランボーグが浄化された時に発生するキラキラエナジーをスカイがミラーパッドに集める。

以前ヨヨからキラキラエナジーを材料にしたキラキラポーションを使えばアンダーグ・エナジーで眠らされている国王と王妃が目覚めると聞かされ、あれからスカイ達はランボーグを浄化する度にキラキラエナジーを回収しているのだ。

 

「ありえねぇ!プリキュアでもねぇ奴がランボーグに勝っちまうなんて!」

 

「…小物が」

 

ミファーはバッタモンダーを睨みつける。

 

「失せろ…!」

 

「ヒィ!?バ、バッタモンモン!」

 

バッタモンダーはミファーの圧に怯えながら撤退していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一同は虹ヶ丘家に戻り、リビングのソファーに座ってミファーと話をしていた。

 

「助けてくれて本当にありがとうだよ!」

 

「でも、どうして僕達を助けてくれたんですか?」

 

「…僕はただ、シズクの望みを叶えただけだ」

 

「シズクさんの?」

 

「思い出したんだ。彼女が本当に望んでいた事を…人間を恨むな…困っている人がいれば助けてやれとの事だ」

 

「それじゃあ!」

 

「勘違いするな。人間共が嫌いである事に変わりはない」

 

ミファーはソファーから立ち上がる。

 

「君達人間がどのような存在で、本当に滅ぼすべき存在ではないのか…しばらく様子を見るだけだ」

 

ミファーはソファーから立ち上がって家を出ようとする。

 

「待ってよ!どこに行くの?」

 

ましろがミファーを呼び止める。

 

「帰るんだ。僕が住んでいる廃墟に」

 

「何言ってるの…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日からここがあなたのおうちだよ?」

 

 

「…え?」

 

「…は?」

 

「…へ?」

 

「…える?」

 

「…なに?」

 

 

『えぇぇぇぇぇぇぇーーーー!?』

 

 

ましろの口から出た爆弾発言にソラ、ツバサ、あげはは叫び声をあげてしまう。

 

「どういう意味だ?」

 

「そのままの意味だよ。今日からあなたはここで暮らすんだよ」

 

「で、でもましろさん!急に決めたらヨヨさんが困るんじゃ…」

 

「私なら大丈夫よ」

 

ツバサがそう言っているとヨヨがやって来る。

 

「実は昨日、ましろさんから相談されたの。ミファーさんをここに住まわせてくれないかって」

 

「みんなどうかな?」

 

「私は賛成です!ミファーは私の弟なんですから断る理由がありません!」

 

「私も賛成だよ。少年とエルちゃんは?」

 

「える、さんせいだよ!」

 

「僕は大丈夫ですけど…ミファーさんの方は…?」

 

「ミファー!一緒に住めばもっと私達の事を知れると思うよ!」

 

「ソラちゃんの言う通りだと思う。どうかな?」

 

ましろがミファーに一緒に住むのか聞いてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…まぁ良いだろう」

 

ミファーは虹ヶ丘家に住む事を決める。

 

「ありがとう!これからよろしくね、ミファーくん!」

 

ましろはミファーをくん付けで呼んでよろしくと言う。

 

「困ったことがあったら何でも言ってね!お姉ちゃんが助けてあげるから!」

 

ソラはフンスッ!と鼻息を出してミファーにそう言う。

 

「調子に乗るな。自分の事は自分で何とかする」

 

「まぁそう言わずにさ、お姉ちゃんに甘えちゃいなよ!」

 

「あげはさんノリノリですね…」

 

どこかノリノリになっているあげはをツバサがジト目で見る。

 

「…ましろ」

 

「うん?」

 

「…君のおかげで僕は改めて自分と向き合うチャンスが得られた。礼として、これからは君を守る盾となり、この生涯をかけて、君の事を守り通すと誓おう」

 

「…フフッ」

 

ミファーのセリフを聞いてましろは思わず笑みをこぼしてしまう。

 

「何がおかしいんだ?」

 

「あ、ごめんね!ミファーくんがソラちゃんと同じような事を言ってたからつい…」

 

「そうなのか?」

 

「うん…でもありがとう!」

 

ましろはミファーに礼を言う。

 

こうして、虹ヶ丘家に新しい居候がやって来たのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜になり、ましろは今日ミファーから言われた事を思い出していた。

 

 

『…君のおかげで僕は改めて自分と向き合うチャンスが得られた。礼として、これからは君を守る盾となり、この生涯をかけて、君の事を守り通すと誓おう』

 

 

「…私、どうしちゃったのかな?」

 

そう呟いていたましろの頬は赤く染まっていた…




ミファーが新たな同居人になりました!はたして彼はそこで何を学んでいくのでしょう?

次回も楽しみに待っていてください!
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