ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
ましろ達と合流したヒロとソラは次に様々な動物達がいるエリアまでやって来ていた。
「何ですかあの動物!?なんだかビヨーンってしてます!」
そう言ってソラが見ていたのはゾウであった。
「あれはゾウって言う動物だよ」
「本当だ!本物のゾウだ!ゾウはあの鼻を手みたいに使うんですよ!」
ヒロがソラにゾウの名前を教え、ツバサが興奮しながらゾウの解説をしていた。
「大変です!あのお馬さん、首が伸びちゃってます!」
「あれはキリンです!キリンは高い所にある葉っぱを食べる為に進化して、首が長くなったそうです!」
次にツバサはキリンの事を解説する。
するとソラはシマウマを指差す。
「あっ、あの馬はスカイランドのシマシマウマに似ていますね!色はちょっと違いますが…」
「シマシマウマは青と白ですもんね」
「「「青と白!?」」」
スカイランドのシマシマウマの話を聞いたヒロ、ましろ、あげはは驚いてしまう。
「スカイランドは空の上にありますから、空と同じ色をしていると他の動物から見つかりづらくなるんです」
「他にもたくさんいますよ。牛や犬とかですかね」
「私達からするとそっちの方が不思議なんですけど!」
「でも見てみたいな!」
「そうだね!」
あげはがそう言っているとヒロとましろはスカイランドの動物に想いを馳せていた。
「おいで、おいで」
するとエルが動物達に声をかける。
近くにいた動物達はエルの前に集まって来た。
「本当に来ちゃったよ!」
「ぞうしゃん!ちりんしゃん!しまましゃん!」
ましろが驚いているとエルは動物達の名前を呼んで挨拶をし、動物達もエルに挨拶を返していた。
「まさか…この世界の動物は赤ちゃんが大好きなのでしょうか?」
「う~ん…もしかして…」
「お兄ちゃん、どうしたの?」
「…エルちゃんって、もしかして動物達と会話が出来るんじゃないかな?」
ヒロはエルが動物達と会話が出来るんじゃないかと推測する。
「そ、そうなんですか?プリンセス」
「うん!」
ツバサから聞かれたエルはハッキリと返事をする。
「エルが言っている事は間違いないだろう」
「クリスさん?」
「私も動物と会話が出来るからな」
「えぇっ!クリスちゃんも~!?」
クリスの口からとんでもないこと事がカミングアウトされ、それを聞いたましろが驚きの声を上げてしまう。
「わぁ…!それなら僕、話してみたい動物がいるんです!」
「話してみたい動物?」
「はい!」
一同はツバサが話してみたいという動物の元までやって来ていたのだが…
「話してみたい動物って、ライオン?」
「はい!」
「…眠っているみたいだな」
ミファーの言う通り、百獣の王ライオンは現在眠っていた。
ライオンは夜行性なので昼に起きているのは珍しいようだ。
「起こすのも可哀そうだ。ここは諦めよう」
「そうだね」
クリスの提案にヒロが賛同すると眠っていたライオンが目を覚ました。
「あっ!起きた!起きましたよ!」
ツバサは嬉しそうにしていたがライオンは一同を見て唸り声を出し…
「ガオーーッ!!」
雄たけびを上げる。
「あれ?もしかして怒ってる…?」
「らいおんしゃん、ぷんぷん!ねんね、しー!」
「静かにしてくれとの事だ」
エルとクリスがライオンが言っていた事をヒロ達に伝える。
「そうだったんですね…ライオンさん、ごめんなさい…」
『ごめんなさい…』
ツバサが謝罪するとヒロ達も続けて謝罪をする。
まぁミファーは謝っていなかったが…
一同は自然公園内にある草原にレジャーシートをひき、そこに座って休憩をしていた。
「やっぱりエルちゃんとクリスちゃんは動物とお話出来るみたいだよ…」
「僕もビックリだよ…」
ましろとヒロがそう言ってエルとクリスが動物と会話していた事を思い出していた。
「これから、もっと色んな力を使えるようになるんでしょうか?」
「もしかしたら…空を飛べたり?」
「力持ちになったり?」
「目からビームを出したり?」
「そ、そんなの…ハイパースゴスギ赤ちゃんだよ~!やっぱり、ご飯にももっとこだわるべきかも!」
「やっぱり今からでも英才教育をするべきでしょうか…?」
「まさか、こんなに早くエルちゃんにスカイランド神拳を伝授する時が来るとは…!」
「待って待って!流石にそれはまだエルちゃんには早いって!」
「そうか?早く習得して損はないと思うぞ。僕は転生して2歳くらいで使えるようになったぞ」
「君とエルちゃんを一緒にしたらダメだよ!」
ヒロがソラとミファーにツッコミを入れる。
「なんだか、話が飛躍してきたな…」
クリスがソラ達を見てそう呟く。
「みんな考えすぎだって!一旦落ち着こ」
「ヒロロンの言う通りだよ。また考えすぎモードになっちゃってるよ」
「じゃあ、あげはちゃんはどうすれば良いと思う?」
ましろがあげはにそう尋ねる。
「わかんない」
あげはの返答を聞き、ソラ、ましろ、ツバサが驚いてしまう。
「だってそれ、プリンセスや運命の子じゃなくたって、パパさんママさん、みんな悩んでる事だし!絵本は何を読めば良い?習い事はさせる?させない?素敵な大人になってほしくて、みんな悩みながら育ててるんだよ」
「…なんとなくわかるかも。あげは姉が言ってる事」
「いたいいたい、ちた?」
一同の様子を見ていたエルがヒロ達に話しかける。
「いえ、そういうわけでは…」
「いたいのいたいの、とんでけ~!」
「エルちゃん…君はホントに優しいね」
そう言ってヒロはエルの頭を撫でる。
「ありがとう、エルちゃん!」
「プリンセスのおかげで、痛いのは空の向こうまで飛んで行きました!」
「ありがとうございます、エルちゃん!」
「どういたちまちて!」
ソラ達がそう言うとエルは笑顔でそう返した。
休憩を終えたヒロ達は次に小動物と触れ合えるエリアにやって来ていた。
「うしゃしゃん、かわいいね~!」
エルはうさぎの頭を撫でていた。
「エルちゃん、楽しそうだね」
「はい!」
ヒロとソラがエルを見てそう呟く。
そんな中、突如うさぎや他の動物達が怯え始める。
「どうしたんでしょう?」
「…もしかして、アンダーグ帝国の誰かが来たんじゃ!」
「行ってみよ!」
一同は自然公園の外まで移動するとここの名物、ソラシドサウルスの大きな模型のそばに牛のような姿をした大男がいた。
「その赤子、プリンセス・エルとお見受けする!ならば、貴様らがプリキュアだな?」
「あなたは何者です!」
「やっぱり、アンダーグ帝国の刺客なのか!」
ソラとヒロがそう言って男の名前を聞く。
「我が名はミノトン!アンダーグ帝国に仕える武人なり!」
今回で動物園の話を終わらせる予定でしたがあと1回続きます…(汗)。
次回も楽しみに待っていてください!