ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~   作:のぞむ

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シクシクホームシック!

「はぁ~!早くこっちの仕事を終わらせて会いたいよ!ホワッホワの真っ白な綿雲、ま・し・ろ・ちゃん!それと、光で満ちてるキラッキラの太陽、ヒ・ロ・くん!」

 

「や、やめてよパパってば!そういうの!もう子供じゃないんだから…」

 

「父さんも相変わらずだね…まぁ、嫌じゃないけどさ」

 

「2人共元気にしてる?寂しくない?」

 

 

ヒロとましろは今海外にいる両親とリモート通話をしていた

 

父親があきら、母親がまひるだ

 

 

「大丈夫だよ。おばあちゃんもいるし」

 

「父さん!母さん!僕達この前新しい友達が出来たんだよ!」

 

「そう!今度帰ったら紹介してね!」

 

「また連絡するから!」

 

「うん!」

 

「2人共、お仕事頑張ってね!」

 

 

ヒロとましろは両親とのリモート通話を切った

 

 

 

「え~ん!え~ん!」

 

「エルちゃん?」

 

 

するとエルの泣き声が聞こえてきた

 

ソラは必死であやしていたが泣き止まなかった

 

 

「よしよ~し!」

 

「えるぅ~!」

 

「…もしかして」

 

「きっとそうだよ…」

 

「ましろさん、ヒロくん。わかるんですか?」

 

「パパとママに会いたいの?」

 

「え…えるぅ…」

 

 

エルは頷いた

 

 

「やっぱり…エルちゃんはまだ赤ちゃんだから、父さんと母さんが恋しいよね…」

 

「とは言っても…スカイランドに戻る方法はわからないままですし…」

 

「せめてパパとママの顔を見せてあげられたらいいんだけど…」

 

「出来るわよ」

 

 

そこにヨヨがやって来た

 

ヨヨは鏡のような物を持っていた

 

 

「おばあちゃん。それって?」

 

「これはミラーパッド。好きな場所を映せるの。スカイランドにいるこの子の両親ともお話が出来るわ」

 

 

ヨヨはソラシド市の色んな風景を映した

 

 

「この世界には便利な道具があるんですね!」

 

「いやいや!そんなのないよ!」

 

「おばあちゃんって、いったい何者なの…?」

 

「実はね…私もスカイランド人なの」

 

 

なんとヨヨはとんでもない事を暴露した

 

 

「…そっかー!おばあちゃん、スカイランド人なんだねー…」

 

「どおりでソラちゃん達が来た時に色々理解してたわけだよ!アハハ…」

 

「「ス、スカイランド人!?」」

 

 

ヒロとましろは驚きの声を上げてしまう

 

 

「本当にヨヨさんも!?」

 

「えぇ。博学者だった私は50年前、この世界を調べにやって来たの…なんて、いきなりこんな話をしても信じてもらえないでしょう?でも、今なら夢じゃないって信じてもらえるかしら?」

 

「う、うん…」

 

 

ヒロとましろは頷く

 

 

「もしかして、私とエルちゃんがスカイランドに戻る方法を知っているんですか!?」

 

「えぇ。少し時間が必要になるけど…私に任せておいて」

 

「あ…ありがとうございます!」

 

「だから今は…」

 

「寂しそうなエルちゃんの為に!」

 

「スカイランドの父さんと母さんと話が出来るようにするのが先、だね!」

 

 

ヒロとソラはエルの為に決意を露わにする

 

するとヨヨが分厚い本に描かれている青い宝石を3人に見せる

 

 

「スカイランドと通信するには、たくさんのエネルギーが必要なの。エネルギー源はこの宝石よ」

 

「スカイジュエル!この世界にもあるんですね!」

 

「スカイジュエルって?」

 

 

ましろはソラにスカイジュエルの事を聞く

 

 

「スカイランドにある、様々なエネルギーになる鉱物です!」

 

「へぇ~」

 

「こんなの見たことないよ…でも私、スカイジュエルを見つけて、エルちゃんをパパとママに会わせてあげたい!」

 

「僕だって、エルちゃんの為ならどこにだって行くよ!」

 

「ましろさん!ヒロくん!私も同じ気持ちです!どこへなりとも行きましょう!」

 

「おばあちゃん!どこに行けば良いか知ってる?」

 

 

ヒロがヨヨにスカイジュエルの在処を聞く

 

 

「うちの裏山にあると思うわ」

 

「「「ダァーッ!」」」

 

 

あまりに近い場所にスカイジュエルがあることがわかり、3人はズッコケてしまった

 

 

「い、意外と近場でしたね…」

 

「う、うん…」

 

「歩いたらすぐ着いちゃうね…」

 

「フフッ、スカイジュエルの在処はソラさんのミラージュペンが導いてくれるはずよ」

 

「そうと決まれば、さっそく向かいましょう!」

 

------------------------------

 

「スリング装着完了です!」

 

「ありがとね、おばあちゃん!」

 

「色々と、役に立つと思うわ」

 

「エルちゃん。初めてのお出かけだよ!」

 

「えるぅ~…!」

 

 

エルは不機嫌そうにしていた

 

あの後、再びエルが泣き出してしまい、せっかくならと一緒に裏山に行くことになった

 

 

 

 

家を出た3人は山中を歩いていた

 

 

「それにしてもビックリだよ!まさかおばあちゃんがスカイランド人だったなんて…」

 

「そうだね…」

 

「ということは、ましろさんとヒロくんもちょっとだけスカイランド人って事ですよね?」

 

「うん。クォーターって奴だね」

 

「フフッ!ヨヨさんの言う通り、私達が出会ったのは運命かもしれませんね!」

 

「そうだね!」

 

「うん。僕もそう思うよ」

 

「えぅ~!」

 

 

エルはまた泣き出してしまった

 

 

「よしよし!エルちゃん、元気を出してくれると良いんですけど…」

 

「…そうだ!」

 

 

ましろが地面に生えていた綿毛を取り、エルに見せた

 

しかしエルの機嫌は直りそうになかった

 

 

「エルちゃん。見てて」

 

 

するとましろは綿毛に息を吹きかけて飛ばした

 

 

「える!えるぅ~!」

 

 

エルは綿毛に手を伸ばし、笑っていた

 

 

「ましろさん、上手ですね!」

 

「え?」

 

「エルちゃんのあやし方だよ。そうだよねソラちゃん?」

 

「はい!赤ちゃんにとって大事なのは、今何を感じているのかわかってあげることです。こうしてエルちゃんが好きそうなものがわかったのも、ましろさんの優しさ力ですね!」

 

「そ、そうかな…?」

 

「そうだって!ましろの優しさはみんなを元気に出来るんだよ!自信持ちなよ!」

 

「お兄ちゃん…ありがとう」

 

「どういたしまして!」

 

「よーし!私もエルちゃんの為に…あっ!」

 

 

ソラは地面に赤色に紫模様があるキノコが生えているのを見つけ、手に取ろうとする

 

 

「待ってソラちゃん!」

 

「それ毒キノコ~!」

 

「えっ!?」

 

 

どうやらそれは毒キノコだったらしく、ヒロとましろがソラを止めた

 

 

「ソラちゃん。山には危険な植物とかもあるから、気をつけないとダメだよ」

 

 

ヒロはソラに注意する

 

 

「はい…危ないところでした…」

 

「あとで私の図鑑を貸してあげるね…」

 

------------------------------

 

その後、エルがお腹を空かせたこともあり、休憩に入った

 

エルにミルクを飲ませるとましろはパンが入っている箱を取り出した

 

 

ヒロとソラはパンを食べる

 

 

「う~ん!フワフワ!とってもおいしいです!」

 

「よかった!」

 

「やっぱりましろが作ったパンが一番おいしいよ!」

 

「え?このパン、ましろさんが焼いたんですか?」

 

「うん!」

 

「パンを作れるなんて凄いです!しかも味はプロ級です!」

 

「そうでしょ?ソラちゃんわかってるじゃん!」

 

「…あれ?」

 

 

ソラがパンを見て何かに気づいた

 

 

「もしかしてこのパン…雲の形ですか?」

 

「ホントだ…」

 

「スカイランドをイメージしてみたの!どういう所かわからないけど…名付けて、くもパンだよ!」

 

「くもパン…良い名前だねましろ!」

 

「エルちゃん!くもパンですよ~!」

 

 

ソラはくもパンをフワフワと動かす

 

 

「える…えるぅ~!」

 

 

エルは嬉しそうに笑った

 

それを見た3人は嬉しそうに微笑んだ…




次回も楽しみに待っていてください!
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