ひろがるスカイ!プリキュア~スーパーヒーローズ~ 作:のぞむ
「…あれ?ここは…」
ヒロは1人真っ暗な空間にいた。
「僕…部屋で寝てたんだよね?」
「ヒロ…」
「えっ?」
ヒロの目の前にドレスを着た長い銀髪の少女が現れる。背丈的にヒロと同い年くらいの少女だった。
「君は?」
ヒロは少女に話しかける。
「…驚かないのか?」
少女はヒロが臆せず話しかけてきたことに少し驚いている様子だ。
「驚いてるよ…でも君に話しかける事と関係ないでしょ?」
「そうか…確かにそれが君だったな」
「それってどういう…」
「私はずっと君と共にあった…生まれた時からずっとだ」
少女は淡々と語る。ヒロはどういう意味かわからず、首を傾げる。
「ヒロ、もうすぐ君に覚醒の時が来る。覚えておいてくれ…」
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(あの夢…何だったんだろ…?)
ヒロはソラにこちらの世界の文字を教えている中、少女が現れた夢の事を思い出していた。ヒロは一旦考えをやめ、ソラに話しかける。
「…ソラちゃん、何か悩んでる?」
「え?」
「だってソラちゃん、いつもよりなんか元気なさそうだよ?」
「いえ、そういうわけでは…」
「…何か悩みがあるなら相談に乗るよ?」
「ありがとうございます。でも、私は大丈夫です」
「お兄ちゃん、ソラちゃん。入るよ?」
部屋にましろが入って来る。
「どうしたの?」
「おばあちゃんが来てほしいって。プリキュアの事でわかったことがあるって言ってたよ」
「マジ!?じゃあソラちゃん、行こ」
「はい…」
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「そもそもプリキュアとは何なのか…古い本を調べてわかった事があるの」
ヒロ、ソラ、ましろがヨヨの話を聞いていた。ちなみにエルもましろに抱かれてこの場にいる。
大昔、闇の世界の魔物がスカイランドに攻め込んできた…。それから、スカイランドと闇の世界の魔物の戦いが始まり、スカイランドは滅亡の危機に晒された…。
絶望的な状況の中、スカイランドの姫が祈った。
”ヒーローが現れて、青い空とみんなの笑顔を取り戻してくれますように”…と。
その時、祈りに応えるように、ヒーローが現れた…。
「それが、プリキュア?」
ヒロはヨヨに聞く。
「その通りよ。そして、プリキュアは闇の魔物を倒し、スカイランドに平和をもたらした…」
「伝説の戦士…プリキュア!」
ましろはプリキュアの伝説に感銘を受けたのか、テンションを上げ、声を出す。
「エルちゃん!もう安心だよ!伝説の戦士が味方だよ!」
「える?」
「そっか~!エルちゃんの不思議な力はスカイランドのプリンセスパワーだったんだね!私、ますますやる気になってきちゃったよ!」
「じゃあ、今からまたランニングする?」
ヒロがまたランニングをしようと提案する。
「いいね!ソラちゃんも…」
「そんなことより、この世界とスカイランドを繋ぐトンネルはいつ開いてもらえるんですか?」
「ソラちゃん?」
「もう少し時間をちょうだい。トンネルを開く作業は簡単ではないの…」
「カバトンは簡単にトンネルを開いたじゃありませんか!!」
ソラの叫びがその場に響き渡る。
「…ごめんなさい!」
「ソラちゃん!」
流石にまずいと思ったのかソラは慌てて謝罪し、部屋を出て行き、ヒロはソラを追いかけていった。
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「ソラちゃん。入るよ?」
「はい…」
ヒロはソラの部屋に入る。ソラはベッドの上に座っており、ヒロはソラの隣に座る
「大丈夫?」
「はい…さっきはすみませんでした…」
「それはいいよ…やっぱり何か悩んでるの?」
「…ヒロくん、お願いがあります」
「お願い?」
「…もう、一緒に戦わないでほしいんです」
「え…?」
ソラからの願いを聞いたヒロは声を漏らす。
「実は最近、夢を見るんです…夢の中の私とましろさんはプリキュアになっていて、ヒロくんと一緒にランボーグと戦っていたんです。でも全然敵わなくて…それから…それからましろさんとヒロくんが、ランボーグの攻撃で…!」
「もう話さなくていいよ…」
震えながら夢の事を語るのを見て、ヒロはソラに優しくやめるように言う
「それで元気がなかったんだ…」
「ただの夢です、わかっています…でも怖いんです!私は、ましろさんとヒロくんに傷ついてほしくありません!」
「…ソラちゃん。君が僕達を心配してくれてるのはわかったよ。でもごめん。そのお願いは聞けないよ」
「え…?」
ソラは驚いた表情でヒロを見る。
「どうして…ですか?」
「ソラちゃんやましろがほっとけないからだよ。確かにランボーグと戦うと傷つくことがあるかもしれない…でも僕も、君に傷ついてほしくないんだ。ましろもきっと同じ気持ちだよ」
「ヒロくん…」
「ソラちゃん、入って良いかな?」
「はい…」
ましろが部屋に入って来る。
「あ、やっぱりお兄ちゃんもいたんだ…」
「…ましろさん、もう、プリキュアには変身しないでほしいんです」
「え…?」
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ましろの提案もあり、3人はエルも連れてお出かけに出ており、その際にましろはソラからの話を聞く。
「そうだったんだね…でもお兄ちゃんの言う通りだよ。私もソラちゃんに傷ついてほしくないよ。それにエルちゃんを守るならみんなで一緒に戦った方が良いと思うけど…」
「1人でやります!私がもっと強くなれば良いだけの話です!」
ソラは1人で先に進んでいく。
(どうすればソラちゃんを安心させられるんだろ…)
そんな中、ヒロはソラを安心させる方法を考えている。ヒロは一つの考えに至る。
(…僕がプリキュアになれれば良いんだけど)
現状ヒロはプリキュアになれず、ランボーグに対抗できるのはプリキュアになれるソラとましろだけだ。
「お兄ちゃん!ソラちゃん!あれ見て!」
ましろが上空を指差す。なんと上空に電車の姿のランボーグが飛んでおり、中には何故か瘦せ細っているカバトンの姿もある。
「出てこいプリキュア!誰が本当にTUEEEのかハッキリさせてやる!」
「…ましろさんとヒロくんはエルちゃんをお願いします」
ソラはミラージュペンを取り出す。
「ソラちゃん待って!」
「ヒーローの出番です!」
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「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!」
ソラはキュアスカイに変身し、ランボーグの元まで飛んでいった。
「待ってソラちゃん!私も行かなきゃ!でも…」
ましろはエルが心配なのか視線をエルに移す。するとエルがいるゆりかごが光を放ち、宙に浮く。
「える?える!えるぅ~!」
「ええっ!?どうして!?」
「…そういえば!」
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『色々と、役に立つと思うわ』
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「おばあちゃんが言ってたのはこの事だったんだ…」
「ありがとうすぎるよ!これなら!」
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「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!!」
ましろはキュアプリズムに変身する。
「お兄ちゃんはここにいて!」
「プリズム!エルちゃん!」
プリズムとエルはスカイの元に飛んでいく。
「僕はどうすれば…」
ヒロは悩み、考える。
「…プリキュアになる!やっぱりそれしかない!」
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「あれ?ここって…」
「また会ったな、ヒロ」
ヒロはいつの間にか夢で見たあの空間におり、目の前にはあの少女の姿もある。
「君はあの時の!どうしたの?」
「君のプリキュアになるという意思、聞かせてもらったよ。君にプリキュアの力を与えよう」
「えっ!?それじゃあ君は…」
「私の事はまた今度話すとしよう…それより君に問いたい…ヒロ、君はプリキュアの力を得てどうしたい?」
少女はヒロに問いかける。
「…僕は助けたい!ましろを!ソラちゃんもエルちゃんも!それだけじゃない…僕は困っている人をほっとけない!みんな助けたいんだ!傲慢かもしれないけど、それが僕、虹ヶ丘ヒロだから!」
「…確かに聞いた。君の意思を」
すると辺りが眩い光に包まれる。
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「スカイ!」
プリズムとエルは倒れていたスカイに駆け寄る
「大丈夫!?立てる?」
「…私は平気です」
「スカイ…」
「プリンセスはもらったぁ!」
そこにエルを奪おうとランボーグが迫って来る。
そこに光で出来たような剣が飛んできて、ランボーグを止める。
スカイ達の目の前に赤色のドレス、赤の長手袋、赤のブーツ、赤色の長い髪を後ろに結んだ少女?の姿があり、飛んできた剣を掴んだ。
「悪いけど、ここから先は通行止めだよ!」
「あなたは…?」
「ナ、ナニモンだお前!?」
「僕?僕は…」
「ヒカリひろがる眩い太陽!キュアソール!!」
謎の少女
CV:沢城みゆき
ついにヒロがプリキュアに変身しました!はたしてその実力は…?
ちなみに性別は変わっていません
次回も楽しみに待っていてください!