頑張って走る博物館を作りたい   作:名無しの権左衛門

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1892年

 ロングレールと一緒に貨物や車両基地を作り上げる。

またコイルガンができたのなら、リニアモーターカーも夢じゃないのでちょっとした用地も確保するが

暫くの間畑として利用することに。

 

「ところで面白いおもちゃとは?」

「コイルに電気を流すと反発するんで、電気の磁石、電磁石として名付けました。

これを使って物質が移動する機構、そして熱暴走で送電がなくなると速度が維持されてこの凹型の棒から

発射されます」

「よし、研究しなさい。将来は車輪がない、電磁石で浮いて移動する電車が走るかもしれんな!」

 

 そういうわけで、お願いを聞いていただこう!

 

1:リニアモーターカーとレールガンなど、超電導方面の有能な技術者を数名招致したい

 

『この時代において難しいことですが、ブレイクスルーを起こしたのでそういう発想になる人物が招致されます。

また超電導には冷却が必要なので、金糸を用意し空気を移動させる機構を作ってください』

 

 なんか妙に情報くれるな? まあ、冷却だけじゃ意味ないし。そこからが、本番だな。

とにかく金だ。金を奥州や甲斐の国へ赴いて入手せよ!

あとは叩いて伸ばして、職人に任せる!

 

 8月にやっと馬牧場の用地が確保できた。

といっても温暖な気候である香川県は熱中症にかかりやすいから、冷却機構ができたら真っ先に

適応させて馬専用の室内施設作るわ。

さすがに未来の競馬場とか作れないし作る意味もないから、未来の琴電に謝りながらうちの馬牧場に直近となる長尾まで瓦町駅から延ばした。

 未来の琴電は、瓦町まで伸ばすのが遅かったので先んじて敷設させてもらった。さらに長尾線の方もなんか用地確保が進んでいるなぁと思いながら、隣を89キロで爆走する並列標準軌を敷設し

AEGからさらなる電車や客車、貨物車を導入した。

 

 あとはダイヤと呼ばれる電車の乗降に関するものも、電気量販店の営業が帝都まで偵察しに行った際

そのノウハウを買ってきてくれたので早速やってみた。

いやぁ、近隣住民から乗り換えに時間がかかると言われて、せっつかれてたんだよね。

時計も大規模なものがなかったから、当社独自の時計台を作ってそれをもとにダイヤを組んでた。

それでも時間がずれていたので、ダイヤの基礎が知りたかったんだ。

 それと多度津工場さんには、機関車ではなく電車の内装を手掛けてもらうことにした。

なんでもAEGから丸ごと買うのではなく、外だけつくるので中身を独自色でやってみないかと相談されたんだ。

またニス塗りや彫刻柱の特許をお買い上げにならないといけなかったらしいので、ドイツ本国と特許関連を調べるため少々時間がかかることになった。

 

 本業の方は電話のダイヤル化といったオーパーツや業務用冷蔵庫(試用)・扇風機・暖房機が売れて、大分利益が上がっている。

また一か月あたりの全家庭の平均消費電力を調べたうえで問題点を精査したり、アンケート調査を行って実態を明らかにした。

判明したのは変電所がないことで、電気量のちらつきがあるということだった。

そこで都市部にあるように、変電所を置くことで電圧をあげて電気を送ることに成功したようだ。

 こっち方面は副社長に委譲している。

俺は基本的にこの電気グループをまとめ上げて収支を黒字化するために奔走しているからな。

 

 3月に電車を運搬する連絡船が完了し、これを4隻導入して坂出・与島・櫃石島・児島を往復させることにした。

さすがに時化の時の運行は取りやめたんだけど、霧が発生したときも取りやめた。

なんか知らんけど、瀬戸内海って霧が発生しやすいんだよね。

それが記憶に刻まれている修学旅行生が多くなくなった沈没事故。

あれは起こしちゃならん。

 

 そうそう最近馬に草ではなく、馬を飼うための葉っぱ、飼葉を作るために岡山や香川に大豆や小麦といった飼料の大量購入を打診している。

これも大量輸送のノウハウや沿線住民の活性化を狙ったものであったりする。

馬の方もだいぶドイツや英国・アメリカから取り寄せられたので、これを内国産の日本馬と交雑させ別の馬を作っていく。

本職の人から言うと、交雑させるなとか純国産とかほぼ絶滅しているんだから保護しろというけど、これは慈善事業じゃないので。

 それに有事には国に差し出さないといけないから、今のうちに種馬や牝馬には多くの馬を産んでもらわないといけない。

また産んでもらってもいい子を育てるための優秀な馬を選出するため、坂出にある塩田をつぶした農地にも住宅地にもならない場所に簡易的な競馬場を作った。

体力と登攀力を試すため、結構な坂道と長距離を主軸に置いたものにしている。

 ちょっとした賭け事もやることにして、最大掛け金を設定することで破産者を少なくしているんだ。

こんなことに経済力を使わないでくれ。

 

 世間にはこういわれるんじゃない? 砂浜競馬ってね。

 

 蹄鉄はうちの鉄工所と多度津工場さんに作ってもらってます。

 

『大規模ですが冷凍庫が完成しました』

『馬牧場に最初の1頭が生まれました』

『児島・岡山間が黒字になりました』

 

 あ、連絡船を含め開業してすぐに黒字になったんだ。すごいな。

 

『鉄工所に技術のプロフェッショナルである転生者が就職しました』

 

 ファ!?

 

 

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