翌日、3人で改めて港に向かって船員に話を聞きに行ったがやはり行くことができないらしく覚悟を決めて歩いて出発することにした。歩くと2日掛かるがまぁそこは根気強く行くしかない。
「結局歩く羽目だな。」
黒上「フン、早く行くぞ。」
ラミィ「思ったんですけど、悠斗さんって他にどんな魔法があるの?」
「俺あの時ラミィに打ったやつと昨日手に入れた奴があるな」
黒上「もう1つはなんて言ったか?」
「[連弾射]*1だな。」
ラミィ「急に昨日打ち始めてびっくりしたわ...」
「昨日言ったじゃん、休憩中に勝手に本が開いて頭の中で急にやり方が流れてくるんだよあの本」
黒上「その本なんなんだよ本当に」
ラミィ「ラミィもこの間見たけど本当に謎なんだよなぁ....」
そういやディルーゾまで歩いて2日くらいかかるのだが間に村が結構あるらしいから寝床などは大丈夫らしいが俺が気になるのはディルーゾの前にある大図書館だった。
そこならこの俺が持ってる本が何なのか分かるはずだと思った。
黒上「そのさ、大図書館ってあれなんだよな。よく紫咲シオンいたはずだよな。」
ラミィ「確かに...もし洗脳されてなきゃシオン先輩はそこにいるはず?」
「その紫咲シオン?ってやつは誰なんだ?」
ラミィ「シオン先輩は結構名の知れた魔法使いの魔女で、あとはホロライブの1人だね」
「なるほど...名が知れてるなら強いのか?」
ラミィ「そういうこと!まぁラミィなんて到底勝てないね。」
「ちなみにその図書館どれくらいかかる?」
黒上「一日と少しだな、そんなにかからない。」
「まぁ、なるべく早く向かおう。」
その後もなんか話しながら今日泊まる村まで向かっていた。実はその前にも小さな村があった、でも問題はそこじゃなかった。
黒上「誰も居ねぇ...」
「そこだけじゃないだろ...なんでこんなに村がボロボロなんだよ」
ラミィ「なんでこんな事に...」
近付く度村が何かがおかしいと思って走って近付いた。やっぱり何者かによって村が壊滅的になっていて酷かった。家の中に人が倒れていたがもう生きていなかった。
ラミィ「酷い...」
黒上「私らが思ってる以上に酷くなってきてるぞ。」
「早めに行った方がいいな。」
ラミィ「そうしよう...」
何も助けれない、そんな苦痛を受けながらも1秒でも早く全てを救うため、いち早くディルーゾ王国へと向かった。
黒上「あ...?なんだあれ。」
ラミィ「あ!!ねっ子さん!!」
「ん?ねっ子...?」
歩いていると遠くから小さいオレンジ色の生き物がこちらにやって来た。ラミィは見覚えがあるようだが俺と黒上はあんまりピンと来なかった。
ラミィ「この子はねっ子、ホロライブの1人の桃鈴ねねって子と一緒に居るの。」
「なるほどな、んでなんでここに来たんだ?」
ラミィ「聞いてみる.............」
なんかよく分からない言語で話しているがラミィはどうやら理解している様子で聞いていた。すると驚いた様子で聞いていた。
ラミィ「なるほど...完全に分かりました。」
「なんだ?」
ラミィ「ディルーゾ王国を襲っているのはおまるんっていう尾丸ポルカって子なの。そして1部のホロメンが自我を取り戻して何とか対抗してたみたいで、でもほとんどが色んな所に散らばっているみたい。」
黒上「1部が自我を取り戻しているのか...いい情報を得たな」
「なるほどな...」
ラミィ「でも厄介だよ...おまるんの魔法は...」
「どういった魔法なんだ?」
ラミィ「範囲攻撃が多いの、特に相手を操れる所は。結界を発動させておまるんの自由にできるの…でもラミィが洗脳されていたからわかるの、洗脳されると自分の能力が多少変化して結構殺傷能力が上がるからおまるんの能力が危険だと思うの。」
黒上「その相手を操れるって具体的に何ができるんだ?」
ラミィ「本人からは何も聞けてないけど...多分危ない気がする。」
「とにかくディルーゾの住民が危ないな。」
黒上「相手の能力が完全に把握出来てないからどう動くかも考えないとな。」
「さっき言ってた結界ってのがよく分からないからなぁ...」
ラミィ「確か.......やろうと思えばディルーゾは囲めると思う。」
俺らが歩きながら話しているとねっ子が何か伝えようとしてラミィに伝えた。
ラミィ「うちの桃鈴ねねがディルーゾを出て何処かに逃げたらしいみたいで、その時にねっ子とはぐれたらしいね。」
「ディルーゾに向かう途中でも探してみるか?」
ラミィ「そうしたい....」
黒上「まぁ戦力になるならいいんじゃないか。」
ラミィ「そこは....まぁ心配は...ないと思うけど...」
「よし、行くか。」
一旦止めてた足を動かして少しでもディルーゾに早く着くように歩いて行った。
「なあ、この世界で1番化学とか工業が発展してる場所とかってあるのか?」
黒上「ブレス大陸にあるマテリアテックって言う場所だな、そこなら1番発展してるだろ。それがどうしたんだ?」
「ディルーゾの件が済んだら行きたいんだ、そこに」
何故なら武器が刀など俺らの世界に似ている物が沢山あった。工業地帯に行けば何かヒントなどが得れる気がした。まあそれなら大図書館に行くのもありだな。
ラミィ「工業と言えば、ロボ子先輩が居たね...」
黒上「あいつが洗脳されたら面倒くさそうだな、ロボットだから尚更何すんのか予測できねぇし」
「誰だか知らないけど、とりあえずヤバそうなんだな。」
黒上「暴れられたら厄介な奴って覚えとけ。」
「了解」
ねね「みんなとはぐれちゃった....ねっ子が居ない...ここ何処....」
ぼたん「まぁそのうちラミちゃんとか来るでしょ」
ねね「なんで分かるの?」
ぼたん「ほら」
ぼたんが鞄を開けるとそこにはラミィと一緒に居る。だいふくだった。
ねね「え!?それどこで!?」
ぼたん「あたしらが逃げてた時にちょうど捕まえた。んで話を聞いたらラミちゃんが仲間を連れてこっちに来てるらしいよ。」
ねね「本当!!良かったぁ...ラミィが仲間を連れてきてくれるんだ。」
ぼたん「ま、しばらくここで休もうぜ。この図書館誰もいないみたいだし。」
ねね「ラミィと合流した後はどうする?」
ぼたん「どうするも何もおまるんを元に戻すしかないね、じゃないとあたしたちのディルーゾは戻ってこないよ。」
ねね「じゃあやっぱりここで待機かな....」
ぼたん「誰かに襲われてまた洗脳されるよりかはマシでしょ」
ねね「じゃあしばらくここの読んじゃお〜」
しばらくして今日泊まる村に着いた、ここはまだ襲撃は受けておらず人も沢山居た。だんだん夜も更けてきていい時間帯になってきた。
黒上「おい、何空見てんだよ」
「いや...ただ元の世界が今どうしてるのか気になってな。」
黒上「そうか、そっちの方は何してたんだ?」
「ちょっと機械弄ってる人だな、ここに来る前まではギリギリまで機械の勉強してたな。」
黒上「ほう、面白そうなことしてんじゃん」
「でも俺の技術がここで使えるかは知らないけどな。」
黒上「良いじゃないか、マテリアテックでも見れる機会が出来たらいいな。」
「そうだな」
黒上「怖いか?」
「何が?」
黒上「この世界、お前の世界と違うから怖いか?」
「いや、最初目を覚ました時にここの世界の人に優しくしてもらってな....全然怖い思いはしなかったな。」
黒上「そりゃよかったな....最後に1つ聞いていいか?」
「なんだ?」
黒上「全部が終わったら、お前はどうすんだ?」
「まだ決めてないな、でもどっちの世界に居ても面白そうだな」
黒上「優柔不断かよ...」