またお会いできましたね。アロワナでございます。
最近めっきり冷え込んできましたね。私の水槽はそれなりにしっかりした設備をしているので、冬真っただ中な今でもヒーターがあるおかげでそれほど寒い思いはしておりません。
ただ、ガラス際まで近づくと外気に触れているせいか、やはりひんやりとしたものを感じざるを得ません。
特に今日のような家に誰もいらっしゃらないような日など、エアコンも切られてしまっているので特に寒いと感じてしまいます。
え? それじゃあ今日は魚と皆さまだけで話をするのかって? いえいえ、いくら私でもそれほど語りに自信はございません。
ですので今日は一つ、面白そうなネタがございます。
皆さん見えますでしょうか? テーブルの上にスマートホンがございます。
三玖さんのものです。
今日は平日の真っただ中ですので、いつものように三玖さんもお仕事へ行かれているのですが、今日はスマホを忘れてしまっているようです。
そして今は夕方に差し掛かったころでしょうか。そんな時、突然三玖さんのスマートホンが光り始めたのです。
ああ、いえ。特別なことではございません。ただチャットが届いただけのようです。
ただ、三玖さんが忘れていかれる直前まで触っていたのか、チャットを受信するなり通知として表示されるのではなく、チャットの画面自体が映されまして、その内容というのが面白そうなので皆さんと鑑賞しようかと存じます。
僕と話そうか(父)
家の机に置いておくのは不用心だよ
最後の一花さんからのチャットを見られた後、仕事から帰られたばかりの旦那様は三玖さんのスマホを閉じられました。
一息ついた後、懐からハンカチを取り出すと三玖さんのスマホのご自分が振れた後の場所を拭かれました。
まるでご自分を汚れもののように扱うその姿勢はおそらく、三玖さんに怒られてしまったことにしょんぼりされているのと、未だにお嬢様との距離を測りかねているのでしょう。
私にはわかります。私はお嬢様方が旦那様と向き合ってきた時間と同じ期間、この家におりましたから。
お嬢さんと旦那様のお付き合いの時間だけではありません、旦那様のお一人の時間だって見ていたからこそ、わかるのでしょう。
「いくつになっても、娘の気持ちを全て分かるなんてことはないね」
誰にでもなく、そう一人でぼやかれる旦那様の背中には哀愁が漂っておりました。
※特殊タグ難しい。スマホ版で見ている方すみません。読めなくはないけど崩れ方ちょっと気になるかもです。
PCサイト版で見ると綺麗になってます。