仮面ライダーディラスト   作:カイト・レイン

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新連載シリーズを始めます!

勿論、スパロボやプクゾーも投稿して行きたいと思います!

それではどうぞ!


第1話 終末者ディラスト

 

 ー何もない荒野…。

 その荒野の中心に数十人の仮面の戦士がいた。

 

 嫌、いたと言うよりはパープルの仮面の戦士を数十人の仮面の戦士達が取り囲んでいた。

 

 まるで集団リンチにも見えるその光景だったが、パープルの仮面の戦士は臆する事はなく、数十人の仮面の戦士達を仮面越しに睨みつけていた。

 

 次の瞬間、数十人の仮面の戦士達が一斉にパープルの仮面の戦士目掛けて走り出した。

 

 ある戦士は剣を、ある戦士は銃を…。

 見た目と同様、統一感のない武装でパープルの仮面の戦士に攻撃を仕掛けた。

 

 だが、パープルの仮面の戦士は落ち着いた様子で雪崩の様に迫り来る仮面の戦士達の攻撃を避けたり、いなしたりして、対応していく。

 

 明らかに戦い慣れしているその立ち回りに数十人の仮面の戦士達も攻撃を増していくが…。

 

 先程の立ち回りで相手の出方を見たのか、パープルの仮面の戦士は防御からカウンターに動きを変えた。

 パープルの仮面の戦士から繰り出されるパンチやキックでのカウンターに数で優っているであろう仮面の戦士達はダメージを受けていく…。

 

 すると、パープルの仮面の戦士は剣を取り出し、剣身部分にパープル色のエネルギーを蓄積させ、勢いよく回転斬りを放った。

 

 回転斬りを受け、ボディに火花を散らしながら、仮面の戦士達は吹き飛んだ。

 

「フン、歴代ライダーノチカラトイウノハ、コンナモノカ」

 

 大きなダメージを受け、片膝をついている仮面の戦士達を嘲笑うようにパープルの仮面の戦士が口を開いた。

 

 そして、パープルの仮面の戦士は仮面の戦士達にトドメを刺そうと彼等へゆっくり近づいたが…。

 

「はしゃぐのもそこまでだ」

 

「これ以上はやらせないよ?」

 

 気がつくとパープルの仮面の戦士の背後に彼と見た目が似ているマゼンタの仮面の戦士と目の部分にライダーと描かれた仮面の戦士が立っていた。

 

「破壊者ト魔王カ…」

 

「終末者に言われる筋合いはない」

 

 その言葉を皮切りにパープルの仮面の戦士は2人の戦士に攻撃を仕掛ける。

 それをマゼンタの仮面の戦士が防ぎ、ライダーという目の戦士も戦いに加わる。

 

 数十人の仮面の戦士達との戦いとは違い、パープルの仮面の戦士は2人の仮面の戦士の攻撃に押され始めた。

 

「はあっ!」

 

 ライダーという目の仮面の戦士の蹴りを受けたパープルの仮面の戦士は衝撃で地面に転がるも瞬時に立ち上がる。

 

「終わりだ…終末者ディラスト!」

 

「我ハ終ワラヌ!絶対ニ!」

 

 終わらない、と大きく叫んだパープルの仮面の戦士…ディラストは右拳を握り、パープルのエネルギーを蓄積させる。

 

 それを見たマゼンタの仮面の戦士も右拳を握り、マゼンタのエネルギーを蓄積させる。

 

「ウオオオッ!」

 

「デャアアアッ!」

 

 エネルギーが溜まり、お互いが大きく振りかぶり、強力なパンチをぶつけ合い、大きな爆発が起きて、爆煙がその場にいる戦士達を包み込んだ…。

 

 

 

 

 

「…んぅっ…?」

 

 戦士達が爆煙に包まれた所が1人の青年が目を覚ました。

 

「…また、あの夢か」

 

 そう、先程の仮面の戦士達の戦いは彼が見ていた夢でここのところ毎日見ているようだ。

 

 彼の名は海道 舜。20歳の大学3年生だ。

 

「終末者ディラスト…。どうしてあんなに懐かしい感じになるんだ…?」

 

 夢で見たディラストと呼ばれるパープルの仮面の戦士…。

 彼の事を考えると物凄く懐かしい感に浸される。

 

 俺はディラストの事をよく知っている…?、そんな事を考えていると勢いよく扉が開いた。

 

「舜!おはよう!準備できた?」

 

 腰まで届く長い髪を揺らしながら、1人の少女が部屋に入ってきた。

 彼女の名前は飯島 七海だ。

 

「え、もう!今起きたの?大学遅刻するよ!」

 

「…なあ、七海。居候の身で言うのは何だけど、男の部屋なんだし、ノックぐらいはしてくれないか?俺が着替えていたらどうするつもりだったんだ?」

 

「そ、それはごめん!…って、そうじゃなくて!早くしないと遅刻するって!」

 

 呆れる舜に構わず、急かしてくる七海。

取り敢えず、彼女に部屋から出てもらい、舜は大学への準備を行った…。

 

 準備を整えた舜は玄関で待っていた七海と共に大学に向かい、講義を受けた…。

 

 …こんな当たり前の様な日々…。

 だが、それが今日に崩される事を彼等はまだ知らない…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 講義を受け終えた舜と七海は大学を出て、帰宅しようとしていた…。

 

「あ、ねえ舜!帰りにスーパー寄って帰ろうよ!」

 

「ん?何か買いたい物があるのか?」

 

「卵が安いから、買いたいと思ってね!」

 

「んじゃあ、買って帰るか」

 

 帰宅途中、スーパーに寄って帰ろうかと話をしていた2人。

 だが、急に七海が足を止めて振り返る。

 

「そう言えば…舜が家に来てからもう2年が経つね」

 

「…2年…。そう言えばそうだな」

 

「どう?アレから何か思い出した?」

 

「…いや、全く」

 

 事は2年前に遡る…。

 散歩の為に外へ繰り出した七海は浜辺に来ていた。

 

 そこで彼女は打ち上げられた舜を発見し、家で介抱した。

 身分証を所持していたので彼の名前が海道 舜という事と七海と同い年という事がわかった。

 

 しかし、重要な事…。

 舜が何者なのか、何故浜辺に打ち上げられていたのか…。

 

 その事全てを舜は知らなかった…。

 というよりも覚えていなかった…。

 

 彼は自身の名前以外を覚えていない記憶喪失人物であった…。

 

 それから2年間、舜を家へ招き共に暮らしていたのだった…。

 

『(見つけた…ディラスト…!)』

 

「えっ…?」

 

 突然、頭の中に声が響き、舜は振り返った。 

 だが当然、そこには帰宅中の小学生ぐらいしかいなかった。

 

「どうしたの舜?」

 

 舜が振り返った為、七海も首を傾げる。

 

「いや…何でも…っ⁉︎」

 

 何でもない…。

 そう答えようとしたが、近くのビルに起こった光景を見て、言葉が詰まった。

 

 銀色のオーロラの様なものがビルを包むと、何とビルは粒子化して消え去ってしまった。

 

「な、何あれ⁉︎」

 

 ビルが消えて驚愕していたが、七海の驚いた声を聞いて、七海が見ていた方へ視線を戻すと、先程のビルと同様に様々な建物が粒子化して消え始めた…。

 

 謎の光景に舜や七海だけじゃなく、他の人々の驚愕と恐怖の声をあげ出した。

 

 すると、今度は彼等の目の前に銀色のオーロラが現れ、そこから人が数人現れる。

 

「あー、この世界に住む皆さん!」

 

 オーロラから現れた人達の真ん中に立っていた男が突然、不敵な笑みを浮かべながら口を開いた。

 

 この世界…、という男の言葉が引っかかった舜。

 明らかに普通じゃないオーロラから現れる人達を警戒する人々…。

 

「我等の手によって…この世界ごと滅べ‼︎」

 

 人々が恐怖の表情をしていると、オーロラから現れた人達の体に三桁の番号が出現したと同時に彼等は異形と呼んでいい怪物の姿に変化した。

 

「なっ…⁉︎」

 

 人が化け物に変化した光景を見た舜や七海を始めとする人々は悲鳴を上げながら、逃げ始めた。

 

「舜、逃げないと!」

 

「あ、ああ…!」

 

 あまりにも非現実的な光景に思考が追いつかなかった舜の手を七海が引き、2人も逃げ始める。

 

 纏まって、怪物達から逃げ始めた人々…。

 だが、その彼等の前に今度はジッパーの様なものが現れ、ジッパーは音を立てて開くとそこから先程の怪物とは違う怪物が現れた。

 

 違う怪物の出現に人々の恐怖度は更に上がり、今度はバラバラに逃げ始める

 

 だが、逃げていた人達の数人に突然、紫の亀裂や黄色のノイズの様なものが起こった。

 

「今度は何…⁉︎」

 

 亀裂やノイズが起こった人々も…怪物になってしまった…。

 真横の人間が怪物に変化した事により、逃げる隙を失ってしまった人々は怪物の攻撃を受け始めてしまった…。

 

 七海の手を取りながら、何とか怪物の攻撃を掻い潜り、舜は建物の裏へ隠れた。

 

「はぁ…はぁ…もう、何なの…⁉︎」

 

 息を荒げながら、まるで地獄絵図の様な状態にあった七海はその場に座り込んだ。

 当然、舜もいつ怪物が来てもいい様に警戒しながら、現状況に恐怖していた。

 

 突然壊された平和な日常…。

 辺りから聞こえて来る爆発音や悲鳴…。

 

 何の力も持たない人々の恐怖の声がこだまする様に響き渡る。

 

「どう言う事…?ねえ、舜!これって一体どう言う事なの⁉︎」

 

「俺がわかるわけないだろう⁉︎…取り敢えず、家に戻るぞ!此処にいても殺されるだけだ!」

 

「う、うん…」

 

 舜の言葉に頷きつつ、七海は立ち上がった。

 そんな彼等に向けて、近づいて来る足音が聞こえた為、舜は七海を守る様に身構える。

 

「君達…!無事なんだな!」

 

 足跡の正体…それは武装をした警察官達だった。

 舜達を見つけ、警察官達は笑みを浮かべる。

 

「警察の人達だ!良かったぁ…」

 

 少なくとも身を守れる警察官達を見て、助かったと安堵する七海。

 舜も同様に警戒を解いた。

 

…だが、それが間違いだった。

 

「君達を助けるよ!…君達の死という名の救いでね!」

 

《マグマ!》

 

 突然、舜達に声をかけた警察官がUSBメモリの様なものを取り出すと背後の警察官もUSBメモリやスイッチの様なものを取り出し、USBメモリを身体に突き刺し、スイッチを押した。

 

 すると、彼等の姿もまた怪物へと変化した。

 

「そ、そんな…!」

 

 希望が絶望に変わる瞬間…まさにその状況に直面した七海はあまりの恐怖に腰を抜かしてしまった。

 

「七海!おい!」

 

 怪物達から逃げようと何とか七海を立たせようとする舜だが、七海の受けた絶望と恐怖が頂点に達し、目からは涙を流し、恐怖に怯えていた。

 

「…クソッ!」

 

 逃げるのを諦め、舜は立てかけてあった鉄パイプを持ち、七海を守る為怪物達に殴りかかった。

 鉄パイプは怪物の体を捉え、ガゴン!、ガゴン!という鈍い音が鳴ったが…。

 

『それが何だ?』

 

「なっ…⁉︎」

 

 全くというほど無傷だった。

 怪物の一体であるマグマの様な怪物は舜の持っていた鉄パイプを奪い取り、マグマの熱で鉄パイプを溶かしてしまった。

 

 驚く舜に構わず、マグマの怪物は彼を殴り飛ばした。

 

「舜!」

 

 鈍い痛みと共に地面に倒れた舜に七海は駆け寄る。

 だがそれで怪物達は見逃すわけもなく、ゆっくりと2人へ歩み寄って来る。

 

「バカ…お前だけでも逃げろ!」

 

「そんなのできないよ!…舜を置いて逃げるなんて…!」

 

「七海…!」

 

 大切な存在も守れない…。

 自分の非力さを悔やみながらも舜は立ちあがろうとする。

 

 そんな時…突然怪物達が吹き飛び、地面に倒れた。

 

「えっ…?」

 

 何事かと怪物達が吹き飛んだ方と逆の場所に視線を移すとそこには…。

 

「どうやら間に合った様だな」

 

「マ、マゼンタ…⁉︎」

 

「(アイツ…夢で見た…!)」

 

 今朝、舜が夢で見た緑の目にバーコードを思わせる仮面、マゼンタの姿をした戦士が立っていた。

 

「破壊者、ディケイド…」

 

 思わず、ポツリと呟いた舜の言葉に七海は首を傾げ、マゼンタの戦士は興味深そうに鼻を鳴らした。

 

「ほう?微かには覚えているみたいだな」

 

「えっ…?」

 

 マゼンタの戦士…ディケイドの言葉に舜は聞き返そうとするが、怪物達がそれを遮り、ディケイドに襲い掛かる。

 

 ディケイドは攻撃を防ぎながら視線だけを舜達に向けて叫んだ。

 

「ここは俺に任せて行け!魔王が待っている!」

 

「ま、魔王…?」

 

 夢で見た時計の戦士の事かと心の中で思っていたが、確かにここを離れた方がいいと置いてけぼりの状態の七海の腕を掴み、舜は走り去った…。

 

「後は頼んだぞ、ジオウ」

 

 舜達の事をジオウと呼ばれる人物に任せたディケイドは防いでいた攻撃を払い除け、怪物一体を蹴り飛ばした…。

 

 

 

 七海の腕を掴み、走る舜。

 先程から置いてけぼりの七海はずっと困惑しながら、走る舜の後ろ姿を見ている事しかできなかった。

 

 その時、2人を銀色のオーロラが包む。

 目の前が光り、あまりの眩しさに舜と七海を目を強く瞑った。

 

 次第に光が消え、目をゆっくりと開けると2人は荒れ果てた荒野にいた。

 

「え…⁉︎さっきまで街にいたのに…⁉︎」

 

 先程から現実的と思えない光景を何度も見てきた七海の頭は既にパンク寸前で何度も辺りと舜を見る。

 

 それに対し、舜は荒野を眺め、息を呑んでいた。

 …明らかにこの場所を自分は知っている…と。

 

「よく来たね」

 

 突然声が聞こえ、2人は警戒しながら勢いよく振り返るとそこには身体中に時計のような何かをつけた金色の仮面の戦士が立っていた。

 

「あ、あなたは…?」

 

「俺は…そうだな。…魔王、かな?」

 

「ま、魔王⁉︎」

 

 破壊される街、人知を超えた怪人、バーコード戦士、突然の場所の変化と来て、今度は魔王と来た為、七海は驚くどころか、頭痛を感じるようになっていた。

 

「…あんたは、仮面ライダージオウだな?」

 

「…へぇ、知ってるんだ。俺の事…。まあ、今の姿はオーマジオウ何だけどね」

 

 仮面越しに微笑みながら、オーマジオウは変身を解除すると、舜達とさほど変わらない青年になった。

 

「俺は常盤 ソウゴ。君の言う仮面ライダージオウさ。海道 舜」

 

「…どうして俺の名前を…?」

 

「君を待っていたんだ。この世界…いや、全ての世界を救う為に」

 

 青空の奥に薄らと見える複数の地球の様なものへ視線を向けながら、ソウゴは続ける。

 

「君は変身して、世界を救う旅に出ないといけないんだ」

 

「…変身?世界を救う旅…?一体何の…」

 

 一体何の事だ…。

 舜は最後まで言えなかった…。

 

 言葉と同時にある記憶が流れ込んで来たのだ。

 それは、ディラストと呼ばれる戦士が複数の怪人と戦っている光景だった…。

 

「俺が…ディラストに…?」

 

 流れ込んでくる記憶に戸惑いを隠せない舜にソウゴは長方形の何かを差し出す。

 

「これで君はディラストに変身する事ができる。これで怪人達を倒すんだ」

 

 ソウゴから長方形の物体…ディラストドライバーを受け取った舜はディラストドライバーを眺めた。

 

「世界を…頼んだよ。救世主ディラスト」

 

 そう言い残すと舜達とソウゴの間に銀色のオーロラが出現し、舜と七海を包み込んだ…。

 

 

 

 

 そして、舜と七海は気がつくと元の街にへと戻ってきていた…。

 

「も、戻ってきたの…?」

 

 辺りをキョロキョロと見た七海は戻ってきた事を実感しているのを尻目に舜はディラストドライバーをもう一度見る。

 

 ディラストドライバーに視線を移していた舜に気付いたのか、七海もディラストドライバーを覗き込んだ。

 

「これで…怪人を倒す事ができるの?」

 

「そうみたいだな」

 

 ディラストドライバーを空に掲げながら七海の問いに応える舜。

 そんな話をしていると…。

 

「きゃあっ⁉︎」

 

「七海⁉︎」

 

 突然、空から大きな影が現れ、七海を吹き飛ばした。

 七海が吹き飛んだ方を見ると倒れた七海の背後に大量の怪人…ヤミーがゆっくりと七海に迫っていた。

 

「いやっ…!来ないで‼︎」

 

 吹き飛ばされた時の痛みで腰を抜かし、立ち上がれない七海はゆっくりと後ずさる。

 

 それを見た舜は咄嗟にディラストドライバーを腰に当てるとディラストドライバーの左右からベルトが伸び、装着される。

 

 更にディラストドライバーの左右のサイドハンドルを引き、ベルトの左側に現れたラストブッカー・ブッカーモードを開いて、1枚のカードを取り出した。

 ディラストと描かれたカードを構え、ディラストドライバーの中央部に装填する。 

 

「変身!」

 

《KAMENRIDE》

 

 音声と同時にサイレンの様な音声が鳴り響き、サイドハンドルを戻した。

 

《DELAST!》

 

 複数のヴィジョンと10数のプレートが出現し、中心の舜に集まると舜は夢で見たパープルの姿に赤色の目をした戦士、仮面ライダーディラストに変身した。

 

「舜…⁉︎」

 

 舜が変身した事に七海は驚き、ヤミー達もディラストに視線を変えると戦闘体制をとり、ディラストに襲いかかった。

 

 ディラストはそんなヤミー達の攻撃を防いだり、避けたりし、カウンターによる反撃に出る。

 

「はあっ!」

 

 ヤミーの一体、カマキリヤミーをパンチで殴り飛ばしたディラストはヤミー達から距離を取り、ラストブッカーを取り出し、ガンモードへ変形させ、ヤミー達に打ちまくった。

 

 ラストブッカー・ガンモードの銃口から放たれる銃撃が着弾し、ヤミー達の身体から火花が散っていく…。

 更にディラストは1枚のカードをディラストドライバーに装填する。

 

《ATTACKRIDE BLAST!》

 

「食らえっ!」

 

 音声と同時にラストブッカー・ガンモードの周囲に光の残像が発生し、引き金を引くとガンモードと共に50口径のエネルギー弾丸を高速連射し、それを受けた屑ヤミー達は爆発した…。

 

 屑ヤミーが爆発した爆煙の中、カブトヤミーとクワガタヤミー、更に他のヤミーが突っ込んでくる。

 装甲が硬い為か、銃撃が効かないカブトヤミーとクワガタヤミーに対し、ディラストはラストブッカーをソードモードに切り替えた。

 

「ふっ!はっ!やあっ!」

 

 迫り来るヤミー達をソードモードで斬り裂いていくとヤミー達はまたもや身体から火花を散らした。

 

「これもやるか!」

 

《ATTACKRIDE SLASH!》

 

「ぜやぁっ!たあっ!らあっ!」

 

 アタックライド・スラッシュのカードをディラストドライバーに装填すると、パープル色に発光・分身したソードモードの刀身でヤミー達を斬りつけていく。

 

 斬り付けられたヤミー達は爆発して行き、残るはプテラノドンヤミーのみとなった。

 

『ヒィッ…⁉︎』

 

 仲間達が自分を除いてやられたのを見て、恐怖に怯えたのか、プテラノドンヤミーはその翼を広げ、この場から飛び去ろうとしたが…。

 

「逃すかよ!」

 

 それをディラストが許さず、逃げようとするプテラノドンヤミーの右足を掴んで引き摺り下ろそうとするも、プテラノドンヤミーは抵抗を続ける。

 

「この…観念しろっ!」

 

 このままでは埒があかないと、ディラストはラストブッカー・ソードモードでプテラノドンヤミーの剥き出し、背中を斬りつけた。

 プテラノドンヤミーは悲鳴を上げながら、地面に倒れ込んだ。

 

 それを見たディラストは黄色いファイナルアタックライド・ディラストのカードをディラストドライバーに装填した。

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DELAST!》

 

 音声と同時にディラストとプテラノドンヤミーの間に20枚ほどのカード状のエネルギーが出現した。

 

「ふっ!はあぁぁぁぁっ‼︎」

 

 ディラストは跳躍し、左足を突き出し、飛び蹴りの状態に入り、カード状のエネルギーを通っていくと突き出した左足にパープルのエネルギーが蓄積されていく。

 

 必殺キック、ディメンションクラッシュを受けたプテラノドンヤミーは悲鳴と共に爆散した…。

 

 プテラノドンヤミーから発生した爆炎を背にディラストは地面に着地し、振り返った。

 

「舜…」

 

 今まで苦戦していた怪人達を難なく撃破したディラストを七海は見続けるしか出来なかった…。

 

「これが、ディラストの力…」

 

 改めて自身のの力を痛感したディラストは大きく拳を握るのであった…。

 

 

 

 

 

 

 そんな彼等を各部屋から煙を出しているビルの屋上から見る影があった…。

 

「ディラストが復活したか」

 

 赤黒いフードを被った青年がフードの中から見える瞳を赤く発酵させ、ディラストを睨みつけた…。

 

 

 

 

 

ー世界の終末者ディラスト。全ての世界を旅し、その瞳は何を見る?

 




ー次回の仮面ライダーディラストとは

ディケイド「ついにディラストに変身したか」

ディラスト「力が…消えていく…⁉︎」

士「本当に旅をするに相応しいか、試してやる」

ディラスト「俺は…世界を絶対に守る!」

七海「本当に別の世界に来ちゃったー⁉︎」

全てを終わらし、全てを救え!
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