ヌマヌマの実、全身を底なし沼に出来る
しかし使い手であるカリブーは、体力がずば抜けて高い事以外は
しかし、そんなヌマヌマにも利点がある。それは内容量がほぼ無尽蔵かつ抜け出せない底なし沼という性質から敵の捕縛や無力化、武器の密輸や食糧、仲間を取り込んで輸送という点では他の悪魔の実より優れている点だ。
しかし悪魔の実は能力がどういうものであれ、使い手が上手く使えればとてつもない力を発揮する。ビスビスの実やペロペロの実が良い例だろう。
つまり、ヌマヌマの実自体も使い手であるカリブーの努力不足で弱いだけであり、鍛えれば強力になるのが理解出来る。
というかヌマヌマ自体は別に弱くないだろうと思う。
「まぁ、能力を得た所で扱いが下手くそならどう足掻いても弱いんだけどね…」
そう言いながら小舟の上で寝っ転がっている男が居た。
その男は名を『スケア・D・レイヴン』という。簡単に言えば転生者だ。
しかし、転生者としての記憶は薄い。
覚えている事はここが『ワンピース』という漫画の世界であるという事。
そして自分の持つ能力が"ヌマヌマ"であり、
「しかしまぁ、収納する為の物を持つ必要が薄いというのは便利だね」
そう思って手のひらに意識を集中すれば、小さな沼が作られ1ベリー硬貨がちょこんと乗る。
そのまま仕舞おうと意識を集中すればまた沼が作られ、ズブズブと1ベリー硬貨は手のひらから沈んでいった。
そのままレイヴンはぼんやりと空を眺める。
「何処かの島に着くなりしないかな、そろそろ退屈で死にそう」
そう言いながら空から目線を外して水平線を眺めていると、島が見えてきた。
「お、やっと島が見えた…風を捕まえて寄ってみるか」
そう言うとレイヴンは立ち上がって帆を操作する
無事に風を捕まえられたレイヴンはそのまま上手く島の付近に辿り着いた。
そのまま小舟を砂浜に上げて、レイヴンは島を歩く。
「…おや」
そのまま歩く事15分、岩場に着いたレイヴンは大破した船と、傷だらけで奴隷の首輪を付けた少女を見つける。
「良い拾い物かな、これは」
レイヴンはそのまま傷だらけの少女を抱えて、その場を後にした。