ヌマヌマが使える能力なのを証明したい   作:モフモフ毛玉

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有人島に辿り着く、武器と服を買う

 

小舟に揺られながら、レイヴンとファランは見つめ合う。

 

「というか、聞きそびれてたけど名前はなんて言うんだよ」

 

「スケア・D・レイヴン。スケアかレイヴンとでも呼べばいい」

 

「じゃレイヴン」

 

「何かなぁ」

 

「アンタ何の悪魔の実の能力者だ?」

 

そう聞かれたレイヴンは普通に答える

 

「ヌマヌマの実の能力者、身体を底なし沼に出来るね」

 

「弱そうだな…」

 

その言葉に、レイヴンは眉を上げる

 

「そうかな?底なし沼って事は敵の捕縛出来たり、武器を知られる事なく仕舞える」

 

そう言ってレイヴンは手のひらからにゅっと鎌を出す。

 

「うわっ!?」

 

「これを戦闘中にされたら…ねぇ?」

 

「…その為にそんな袖が長い服を?」

 

「そんなとこ」

 

レイヴンはそう言って袖が長い黒コートをパタパタさせる。

 

「黒コート羽織ってんのに中に無地シャツ着て、ズボンは茶色とかファッションどうなってんだよ…」

 

「ボロボロな服着てる君に言われたくない」

 

「これは無理やり着せられたんだよ!」

 

そう叫んだファランはゴロンと寝転がる。

 

「腹減った…」

 

「ご飯ならあるけどね」

 

そう言うと袖からにゅっとハムとパンを出す。

 

「お前何処から出したんだよ」

 

「泥の中から、別に安全面に何も問題ないけどね」

 

そう言ってパンを頬張るレイヴン

 

「そうかよ…」

 

そんなレイヴンを見て、ファランもパンを食べてハムを齧る。

 

そのまま食事を済ませた二人はゆらゆら揺れる水平線を見た。

 

「お、有人島発見」

 

「え!?何も見えないぞ!」

 

そう言うファランに対して、レイヴンは帆を張って風を捕まえる

 

「ほら行くぞー、捕まっとけー」

 

そう言われて、ファランは小舟に捕まる。

 

そのまま波に揉まれながら、何とか有人島に辿り着いた。

 

 

「うぇぇ…吐きそう」

 

「吐くなよー」

 

青い顔で震えるファランを見ながら、レイヴンは小舟を砂浜に上げて気分が良くなるまで待つ。

 

気分が良くなったファランを連れて、レイヴンは街を歩く。

 

そのまま適当な洋服店に入ると、ファランにベリーが詰まった小袋を持たせて

 

「じゃ、好きな服買ってこい」

 

「は?」

 

そう言ってレイヴンは店を出る。

 

そのまましばらくした後、ファランは店から出てきた。

 

「…いきなり金だけ渡して出てくなよ、色々大変だったんだぞ?」

 

「ファッションとか興味ないから」

 

「いや興味くらいは持てよ…」

 

そう言って呆れるファランの服装は青いズボンに動きやすい縞模様のシャツを着て、その上から灰色のコートを羽織っていた。

 

「…真似たの?」

 

「……いや、店員に無理やり押し付けられた」

 

そう言ってファランは目を逸らす。

 

「押し付けられたのなら仕方ない」

 

そう言うとファランの手を引いて、レイヴンは武器屋に向かった。

 

「ファランの武器を買わないとね」

 

「つーか、私はお前の仲間扱いなのか?」

 

「ここに置いて行ってもいいけど?」

 

そう言ってレイヴンは笑う

 

「…いや、解放された恩を返せるまでは仲間で居る」

 

そう言ってファランは目を逸らす。

 

そのまま武器屋に辿り着いた二人はそのまま入る

 

「へいらっしゃい…どんな武器を探してんだ?」

 

武器屋のオヤジはそう言って二人を見る

 

「丈夫な棒みたいなやつがいいな…」

 

そう言って武器を物色するファラン

 

「なんでぇ、使うのはそこの嬢ちゃんかい」

 

「自分は持ってるんでね」

 

そう言ってファランを見るレイヴン

 

そんなファランは樽に無造作に入れられた武器を引っ張り出していた。

 

「お、こいつは面白いな」

 

そう言って引っ張り出したのは鉄の棒だった。

 

「お、いいもんに目を付けたな。そいつは仕掛け武器だ、両端を捻ってみろ」

 

「おう!…なんか崩れたぞ!?」

 

両端を捻ると三分割され、それぞれの間に鎖がだらんと下がる

 

「…ヌンチャクみたいなもんか?」

 

「そうだな。使ってる鉄も希少なやつでな、どれだけ乱暴に使おうが折れない曲がらない、錆びないと優れものなんだが…遊びで作ったからな。そこに入れてんだ」

 

「ほうほう…これ欲しいな。幾らだ?」

 

「ん?そいつなら1200ベリーだ」

 

「おう!」

 

そう言ってファランは小袋を投げ渡す。

 

「っと…財布は丁寧に使えよ!…1200ベリー以上あるな。代金分抜いてやるから次から丁寧に使えよ」

 

そう言って武器屋のオヤジはファランに小袋を渡す

 

「おっさん!これどう戻すんだ?」

 

「あー…そいつはコツがあってな」

 

武器屋のオヤジから使い方を教わるファランを、レイヴンは眺めた。

 

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