科目:イヌムシ科
活動時間:昼
オリマーメモ
シモツキデメマダラの幼体。
氷を作って背負う、細胞外氷結を促す表皮など基本的な構造は 成体とほとんど変わらないが、氷の再生には 丸一晩かかってしまうため、成体と一緒に行動することが多い。
斑紋の数が成体と異なるため、パンモドキによる擬態とも考えられたが、解剖の結果 その可能性はないことがわかった。
ルーイメモ
はじめから 肉に甘い味がついている。
ピコメモ
ほぼ成体同様の姿をしており、氷を生成できる能力を持っているが、氷の下にある斑紋の数が異なるようだ。
それが何故かは分からない。 成長過程でどう変化が起きるのだろうか。
それと一部のデメマダラにも言えるが、斑紋が見えない種は、成体に捕食される恐れは無いのだろうか。 この種は身を守る為に成体の側にいるようだから、斑紋以外でも氷の生成の有無など、何かしらの判別方法があるのかも知れない。
見た目のみで判別、騙されず、しっかり解剖が行われて調査されているのは好感が持てる。 擬態種が、その能力をどこまで本物に似せられるか分からないが、パッと見で識別するのは困難なので、やはり専門的な知識や調査が必要なのだろうと再認識させられる。
「これも本物のチャッピーなんですね」
コンコチャッピー。
成体と比べて可愛い名前、夜に光を当てたら映えそうな腹部に煌めく氷。 けれど触れようものならコチラまで氷漬けにされる危険な存在に変わりなく。
なぜ、このような生物が存在するのか。
この星の生態系は謎が多く、人によっては惹かれる要素が多いよね。
「氷を腹部に纏う姿見は成体と同じだが、その下に隠れる斑紋の数が異なる。 どのような理由があるのか不明だが、成長過程を観察する事が出来たのなら、是非とも謎に迫りたいところだね。 それには氷を常に剥ぎ取っておかないといけないかも知れないな……」
オリマー先生は相変わらずの好奇心というか。
素晴らしいと思うけど、本職を時々忘れてそう。
「でも、レスキュー隊が滞在しているうちに観察するのは難しいかもですよ」
「そうだな。 実に心惜しい話だ。 私が直接確認する前に、他の研究者が解明するのが先かも知れない。 それはそれで是非、発表を聞いてみたいな」
自分の手柄に拘らず、純粋な知的好奇心の赴くがままに、って……コト?
こうした人たちが、歴史を作り、発展を支えているんだろうなぁって。
ルーイと根ざすところが同じとは思いたくないけれど。 相変わらず食うことにしか興味なさそうだから。
いやでも、そのメモも役立つのか?
甘い味って……生態と関係があるのかも。