イヌムシ科
オリマーメモ
イヌムシ科で最大のもの。
普段は体を地中に埋めて じっとしている。
獲物が近くを通ると 体を起こし、粘着性の舌で からめとって食べる。
皮膚は厚く、もり上がって角質化し、まるで石のような質感である。
雨季を超え、コケが生えるようになると、もう ただの岩のカタマリにしか見えない。
ルーイメモ
舌をシチューに。 絶品。
ピコメモ
顔の皺や、苔むす腹部の姿形といい、貫禄と威厳を備える見た目で、威圧感があるデメマダラ。
長寿個体や変異体であるクイーンを除けば、チャッピーの中で最も大きい種類である。
舌で獲物を絡めとって捕食するだけでなく、狩りに手こずるようであれば、跳躍による踏み付け攻撃、咆哮をあげて獲物を混乱させるといった行動もとり、決して見た目だけの虚仮威しではない。
苔が生えるというコトは、それを可能にしている要素は なんだろう。
滅多に動かなかったり、流水によって胞子類が落ちなかったというコトなのだろうか。 あとは光合成ができる環境か。
稀に特殊なキノコかなにかが生えるそうだが。
背面からの攻撃は苔によって阻まれるので、危険な正面から堂々やり合うしかないが、爆発物を喰わせるコトが出来れば怯ませるコトができる。
「大型ですね。 まさに王様って感じで」
ダイオウデメマダラ。
デメマダラの頂点的な原生生物である。
背中に苔が生える前の姿が気になるところ。
デメマダラなんだから、苔の下には斑紋があったりしないのだろうか。
「普段は地面の下に埋まっている。 突き出た目を外に出していたり、腹部に緑色の苔を生やしているように、その部分を露出させている。 砂地で苔の山が盛り上がっているようなら、警戒した方が良い」
「その辺も通常のデメマダラと異なりますね」
「そうなるかな。 待ち伏せする種類は多くに見られるが、地面に隠れるデメマダラは他に確認していない」
そうか、デメマダラにも色々いるけれど。
個性がそれぞれある分は、見分け易くて助かるかな。 喰われるのは勘弁だけど。
地面に隠れる原生生物は、他にハオリムシとかウジンコとか、キモい虫系がいる。
けれどイヌムシ科ではいないかも。
地底にいるクイーンとか他のチャッピーは、どうしているのか知らないが。
「ですが、複数同じ場所に潜伏することもあるようで。 アレは つがい とか?」
「どうかな。 隠れるのに最適な場所が限られていれば、自然と集まってもおかしくない。 デメマダラ自体、社会性を持たないからね」
「そうでしたね。 それに観察した範囲ですが、協力して狩りをする訳でも喧嘩する訳でもなく、ただただ獲物を追いかけ回しているだけ、という感じですし」
更なる観察で分かるコトもあるだろうけど。
そして、コイツのエグそうな青紫な舌をシチューに入れるルーイであった……。