ブタドックリ科
活動時間:昼
ブタドックリ
オリマーメモ
体前方の口吻より常温空気中で発火するリン化合物を吐く。 吐き出す発火物質は触媒との反応や混合比など、生体プロセスが複雑なため(炎の逆流や体内での発火といったリスクを回避するためと思われる)生命活動を止めても勝手に発火するといったことはない。 それでも運搬中の扱いには十分注意が必要である。
ルーイメモ
お刺身もいいが、カブなどと一緒に姿煮も。
ピコメモ
名前の通りブタに似ており、4足歩行、蹄らしき器官が見える。
だからと草食哺乳類とは限らず、どのような食生かは分からない。
そして火を吹くトンデモ生物である。
あの口吻は火を吐く為だけなのか、それとも食事や呼吸の機能もあるのか分からない。
一応、火災を利用する植物は存在するとして……何の為に連中は火を吐くのか。
ピクミンを燃やしはするが、捕食する気配はない。 どこぞの2枚貝の様に、大地に還元しているとでもいうのか。
自然界にこんなものがいるとなると、火災が日常的に起きているのかと懸念されるが、今のところ確認出来ない。
全てに言えそうだが、神様が安価で生み出したかの様な存在の1つである。
相変わらず、この星の生態系は謎が多い。
あとルーイの生食には不安がある。
他の生物よりグロデスクではないが、名前的にコイツの生食は危険に思えるのだが。
なんだかんだ毒腺や寄生虫に気を付けているらしい彼なので、ちゃんと調べたのかも知れない。
「火を吹く生物って何ですか?」
思わず口に出してしまった。
いやだって、生物の常識じゃないでしょ。
「そうだな。 私も思う」
だよね、オリマー先生も疑問を持つよね?
この星の生態系ってどうなってるんだと。
「ただ意味もなく火を吹いている訳でもない筈だ。 一種の焼畑なのかも知れない」
「はぁ」
先生でも分からない事は多いだろうけども。
常温空気中で発火するリン化合物を吐く、というのが分かっただけでも凄いと見るべきか。
それはそれで「なんで?」となるが。
「だが、遺伝子欠落により発火に至る触媒、プロセスが抜けている水吐き変種が数を増やしている事から、必ずしも火を吐かねば生きていけない、という訳でもないのかも知れない。 他にも生物を凍らせる程の冷気を吐く種類、大型の個体も確認できた。 大型はともかく、冷気を吐く生物、というのも興味深いね」
先生でも「知れない」ところは多いか。
約1ヶ月の遭難期間での観察では分からない事も多いだろうからね、仕方ないね。
それでも、その短期間で色々な生物をメモれるのは凄いと思うの。
「これからの研究に期待しているよ」
「先生もするのでしょう?」
「可能な範囲では知りたいね。 けれど、本業に戻らないとならないし、私には家族もいるからな」
それを惜しいと思うのは私だけ?