活動時間:昼
オリマーメモ
成長の過程で機械と融合してしまったダマグモの一種で、球状の胴体下部のランチャーからエネルギー弾を発射する。
ダマグモ自身が兵器をコントロールしているわけではなく 機械部分が自動的に敵を探知、攻撃しているようだ。
性格がおだやかで、これといった天敵もいないダマグモが この攻撃性を必要としているとは考えにくく、むしろ機械の方からダマグモにアプローチしたのではないだろうか。
ルーイメモ
ほとんど機械なんですけど……。
ピコメモ
細胞を持ち、代謝があり、子を残す。
これが生物の定義とされるけど、これは何といってよいものか……。
体の欠如を機械で代替、置換した、というのだろうか。 そもそも自然界で機械と融合、なんて有り得るのだろうか。 ランチャーの納め方にしても……滅茶苦茶な存在の一つである。
それにしてもランチャーを発射する様は……格好良い。 最高なサイコだね!
「ダマグモキャノンってナニゴト!?」
ふざけた存在にツッコミを入れたくなる。
ランチャーを撃ちまくるキカイな存在。
これを生物として認めて良いのだろうか。
「この星には文明の痕跡がありますし、機械部品も見受けられます。 それと合体してしまったのか、それとも改造されたのか。 私たちの技術にあるAIのような意思ある存在があって、それに弄られたとかですか?」
「かも知れない。 この星は生態系ピラミッドの境界が曖昧で興味深いね」
「それは植物……生産者と、それを食べる捕食者の話でしょう。 機械まで割り込んできたら、もうややこしいですよ!?」
曖昧さも、そこまで容認したくない。
生物多様性と言えば魅力的に聞こえるけど、こんなものまで認めたくない。
まぁ格好良いのは認めるけどね!
「そうだな。 けれども、この生物の成り立ちを詳しく調べれば、この星の謎を解明するキッカケになるかも知れないぞ。 なにより面白いと思わないか?」
「それは……まぁ」
「ダマグモ自体、分からないコトが多い。 生物としても機械部分としても、どの分野からのアプローチで、何かに繋がるかも分からない。 既に存在しているモノを頭ごなしに否定してはいけないよ」
それはそう。
既に存在しちゃってるモノを「あり得ない」と駄々を捏ねてはいけないよね。
常識の外にある存在は、つい否定したくなる。
それはきっと、悪い癖だ。
「失礼しました」
「謝らなくて良い。 かくいう私も、更に否定したい存在がいたからね」
オリマー先生が遠い目をしている……。
ううむ、図鑑を一瞥するだけで唸る存在はいたのだから、本当に この星は謎だよね。