【PNF-404】教えて! オリマー先生!   作:ハヤモ

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和名:スソビロボンオドリツユハライ
ダマグモ科
活動時間:夜


ダマグモインフェルノ

オリマーメモ

内蔵の一部に有機物を残すが、甲殻は無機物で19コもの眼(光電センサー)が備わっており獲物の位置を正確に把握する。

第一関節の裏側から放出される気体には、獲物の脳に作用すると一時的に行動を乗っ取る化学物質が含まれ、奇妙に飛びはねながら、足元付近を動き回ることから、地獄のダンスと言われている。

およそ生物の説明として似つかわしくないが、この惑星では、有機物と無機物の境界は明確ではないようだ。

 

ルーイメモ

筋だらけで歯に引っかかる。

こげたビニールや金属のにおいがする……。

 

ピコメモ

大型のツユハライ。

ミラーボールを思わす模様の中央胴体球部分は、どういうわけか回転する。

天井に逆さまになるような姿勢でぶら下がり、獲物が来るとブレイクダンスの様に脚を回転させつつ胴体に寄せ、他のツユハライ同様に踏み鳴らし始めて獲物へ接近、踏み潰そうとしてくる。

他と違うのは、獲物の脳に作用する化学物質を放出することや、そのインパクトある見た目と能力である。

奴のいる所はディスコ化する。 最早機械なのか生物なのか分からないけど、没入感を煽る雰囲気に呑まれそう。

ヒァ・ウィ・ゴー!

……そんな敵を口にしたルーイは凄いよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「インフェルノ、物騒な名前ですね」

 

「ある意味で そうだからな」

 

 

とはいうけど、キャノンもある意味ではインフェルノじゃないかな、見た目だけならアッチの方がより機械らしくて隠そうとしないし。

 

というか、インフェルノにディスコ……。

どこかで聞いたようなないような。

 

いや、今は生物の話をしよう。

これを生物と呼んで良いのか知らんけど。

 

 

 

「獲物を襲っている際、胴体が回転しているのは凄いですが、何か意味が?」

 

「恐らくだが、19コの光電センサーを回転させる事で360度の角度の情報を常に走査しているのではと考えている」

 

 

もう生物の説明じゃないんですが、それは。

 

 

「化学物質は獲物を捕らえる意味があると思う。 ピクミンには効くも、オッチンには効いている様子はなかったらしいが」

 

「宇宙犬ですからね。 理由にならんかもですが」

 

 

逆に同じ星の生き物に限定すれば、殆どの生物に効くのだろうか。 分からない。

 

 

「てか、キャノンもそうですけど。 生物ってなんですかね……急に哲学っぽくてすみません」

 

「定義はあるが、この惑星は曖昧で難しいな。 どの様な過程を踏めば、この様な生物が誕生するのか、私もよく分からないよ」

 

 

オリマー先生も困惑するか。

いや、誰でもそうでしょう。 機械と生物の融合ってナニよ。 中途半端に有機物を残していて完全に機械です、とならないのが憎らしい。

 

 

「そんな生物相手にも戦って勝てるピクミンも、凄く凄いですけどね……」

 

 

たぶん、ピクミンはリーダーがいれば生態系のトップに君臨出来そうである。

 

あとルーイも、ある意味では。

こんな生物でも、一応は口にしたらしいし。

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