?科
活動時間:夜
オリマーメモ
ドドロの体は常に崩壊しており、生体サンプルを採取することは難しく、研究は進んでいない。
しかし、ドドロの卵に付着していた遺伝子を調べると、ミウリンの卵であることが判明した。
この事実は、ふ化に失敗したミウリンがドドロである可能性を示唆している。
何らかの原因で、夜間に地上に取り残された個体がヒカリのミツを摂取し、卵黄に蓄えられる栄養素に変化が生じて、胚の生育不良や酵素による分解が行われているのだとしたら……。
ルーイメモ
タマゴをくん製に。
お腹と頭が、ポカポカする。
ピコメモ
地上の夜、地下の暗闇に鎮座する謎の卵から生まれ出る恐怖の存在であり、暗黒に うごめく謎でもある。
崩壊を続ける体は、命を呑み込むような暗さの深緑で、二本の脚(手かも知れない)で引き摺るように移動する。
二つの妖しい赤い眼に見える部位が、見るモノに更なる恐怖を煽る。
ピクミンやヒカリヅカに襲い掛かり、口か何処からか赤い「ナニカ」な放出物を繰り出してくる。 これが着弾すると波紋が広がり広範囲に被害を及ぼすが、いったいコレが何なのかよく分からない。
そもそも何故襲ってくるのかも分からない。
孵化に失敗したミウリンの可能性が示唆されているが、ミウリンは植物を栽培する生物であり、外敵に襲われたときはともかく、積極的に他所にいる他生物を制圧する行動や、それを可能とする高い攻撃性があるように思えない。
生まれたばかりは違うのか、というよりは、オリマーメモにあるような事態が起きて、このような姿形となり、異常行動をとる存在となったのではないだろうか。
「コレはいったい……」
ドドロ。 名前も見た目も恐ろしい存在に戦慄していると、オリマー先生も加わった。
「ドドロ。 私はミウリンが孵化に失敗した姿だと考えているよ」
「ずいぶんと卵がデカかったですが、それはさておいても、この姿は……」
「ヒカリのミツを摂取したのかも知れない。 酵素の働きで分解されてしまったり、成長に影響が出たのだろう。 ヒカリのミツが必ずしも原因とは言い切れないが、アレもよく分からないものだから、私たちが知らない要素を含んでいるのかも知れないな」
バケモノにはバケモノをぶつけるんだよ、みたいに 分からないモノには分からないモノをぶつけるんだよ! みたいなコトになってませんかね?
生物の ある部位の存在理由が分からないとき、取り敢えずディスプレイいっとけばヨシ! みたいな感覚?
この惑星だと、分からないコトがあったらヒカリのミツのせいにしとけってなりそう。
「あー……まぁ、惑星に来たばかりで ここまで調査できたんですし。 学者も多く来るようになった今、生体サンプルの採取は困難でも、そのうち理解が深まるかも知れませんよ」
「そう願っているよ」
先生のメモには考察が述べられているけど。
遺伝子調査の結果とか出ているし。
……いや本当、オリマーは何者なのかな?
こんな怪異みたいなヤバい存在……卵を食べたルーイもヤバい存在だと思うけど。
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