科目:ミツムシ科
活動時間:昼
オリマーメモ
風に漂う浮遊生物。
死ぬと たちまち体組織が崩れてしまう上に
すばしこく なかなか捕まらないので、
いまだに標本が存在しない。
生きたまま持ち帰ることができれば
少しは 研究が進みそうなものだが……。
ルーイメモ
卵をストローで吸う。 たくさんの栄養を
手軽にとれるバランスフード。
ピコメモ
空中をゆったり漂う、クリオネに似た生物。
蜜を吸う、或いは運んでおり、我々やピクミンに危害を加える事はない、無害な生物の1種。
普段は透明な体をしていて不可視だが、近くを通ると驚いて内臓が発色、姿が見えるようになる。
大地のエキスか卵かを運んでいるのは、巣で待つ子供たちのためであるが、ピクミンを投げ当てることで、地面に落とさせて強引に奪うこともできる。
不可視な為に発見は困難で、捕獲もできず、死ぬと体組織が崩れるために研究は進んでいない。
追跡して巣を特定するのも困難か。
どのように浮いているのか、目に見えないだけで翼があるのか?
なんとなく予想出来るのは、この生物もまた大地のエキスに支えられており、この星の生態系の1つであろう、ということだ。
「癒しも必要だと思うんです」
ふと、私はしょうもなく口を開いた。
グロデスクな原生生物だらけの、この星だけど、こうした平和なヤツもいて良いと思うの。
「確かに。 透明化のままに襲ってくる生物であったなら、この星の探索はより困難を極めただろうね」
先生は合わせてきた。
地味に怖いこと言わないで?
「どういう理屈で透明なんでしょうか?」
「どうだろう。 昼間に活動するのに、色素を持たないということか……光を全く反射しないかと思えば、驚いて発色、見えるようになるからね。
でも運んでいる蜜まで透明に出来るのであれば、やはり体組織に秘密が?
……すまない、想像の域を抜けない。 観察出来る時間の少なさもあるし、解剖したくても、死ぬと体組織が崩れたり、生きて捕まえようにも、すばしっこくてね」
うーん。
やはりオリマー先生も分からない事は多いか。
透明化の秘密が分かれば、ステルス迷彩とか作れたりしないかな?
そこら辺はレスキュー隊で色々開発している人に頼めば、何とかするかな?
などと、ルーイは思わないんだろうなって。
捕まえるのは諦めてるのか、運んでいる卵の方を摂取するようだけど。
……いや、それピキマキの卵じゃない可能性があるんだけど、その辺はどうでも良いの?
直接捕まえて食べようとか思わない?
……いやいや、もしかしたら卵の方に風味が移っているから、それを味わってる?
……てか、卵で思ったんだけど。
もしそれが別生物の卵だとしたらピキマキ、卵泥棒してるって……コト!?
……って、私は何を思考しているのやら。