The New Order~Last Days of Splatoon~   作:re-moo

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大ナワバリバトルでオクタリアンが勝っていたらこうなっていたかも。


1962ー新秩序ー

 軟体暦1962年

 

 

 46年前に勃発したイカとタコによる種族戦争、、大ナワバリバトルはタコの勝利に終わった。

 

 その後に結ばれた『ハイカラ条約』において、ハイカラ地方をオクタリアン領へと併合。また、その他の領土に関してもハイカラ地方に比べれば圧倒的少なく遙かにましではあるが、オクタリアン領へと併合された。

 

 

 ハイカラ地方を手に入れたオクタリアンは国名を『大オクト帝国』と改名。さらに、自分たちの陣営である『統一軟体共栄圏条約』を発足させる。

 

 

 対してイカ国は、『イカ合衆国』に国名を変更、、新たに『自由海洋機構』(OFC)を発足。数多くの国家を引き入れ、戻すことに成功した。

 

 

 また、イカ合衆国は、オクト帝国のたこつぼ兵器に対抗するために、火薬銃の開発及び主力兵器化を推し進める。これにより、2年後に行われたハイカラ奪還作戦では、現在のハイカラスクエア周辺まで領土の奪還に成功。

 

 

 一方のオクト帝国は、帝国親衛隊を創設。募集開始から僅か数日間で10万人もの応募を確認した。人々の帝国支持は確固たるもので知らしめる出来事となった。

 

 

 

 

 もはやこの世界に平和は訪れることはない、、、、あるとすれば…それは…世界の滅亡だけであろう、、

 

 

 

 

 1950年代に入ると両国は、自動小銃や各種火砲、航空機、ミサイル等など、かつての旧兵器に変わる新たに進化した兵器が数多く登場した。

 

 

 特に弾道ミサイルという兵器はとても革新的であった。

 

 というのも開発したイカ合衆国からしてみれば安全な場所からハイカラ地方へと照準を合わせ攻撃することが出来るからだ。

 

 これに危機感を覚えたオクト帝国は弾道ミサイルの開発を推し進める。

 

 

 

 

 そして、1962年に入り両国の関係を完全に破壊するような大事件がおこることとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 軟体暦1962年1月4日 ハイカラスクエア イカ合衆国 ハイカラスクエア防衛隊

 

 

 ハイカラスクエア、、、かつてのハイカラシティの変わりとして奪還した土地を利用して開拓された都市であり対峙するオクト帝国との国境線にもなっている大変重要な場所にもなっていた。

 

 そして近年では、オクト軍兵士の姿がよく見えるようになっていたことにより防衛隊の人員の増員も行われている。

 

 

 そんな極度の緊張化にある場所で二人のイカ軍兵士が言葉を交わしていた。

 

 

 「なぁ聴いたか?東のクラーケニア共同体のフラロン統括長が死んだらしい。しかもちょうど『三洋サミット』が開催されていた時にだ。話によれば殺害したのは対峙するナンヨウ共和国の手先によるものらしいが、、」

 

 「クラーケニアといえば、30年くらい前に『三洋連合』を立ち上げた国だろ?最近では、加盟国内で溝が深まっているらしいし、大丈夫なのか?」

 

 「それに関しては、我々合衆国としてもオクト帝国の動きを封じるのに最適だったから何とかするだろ、それに最悪介入すればいいだけのことだしな」

 

 

 クラーケニア共同体は、先の大戦によりイカ国から離れていった国々が集まって出来た文字通りの国である。また、彼らの「三洋連合」も似たような国が集まってできたていた。

 

 とはいえ、イカ国とは関係の悪化はおろかむしろ友好的な関係を継続するほどの良さであった。

 

 彼らにとってもオクト帝国の度重なる挑発行為に頭を悩ませていたのだ。自国の首都上空を優雅に飛行されてはたまったものではない。

 

 それに加え、帝国のランドマー総政大臣の「軟体条約」加盟国に対する過度な要求は、自由を支持しているイカ国にとっても容認できるものではなかった。

 

 

 これらの要因が重なり、彼らを友好的にさせたのである。

 

 だが、数年前に三洋連合加盟国内で発生した同時多発テロにより各国は互いの国へ疑いの目を向け始めた。それを収めていたのがフラロン統括長である。

 

 彼としても、このまま国家連合が瓦壊するのはオクト帝国にとって勢力拡大の機会をだけだと認識していたため、多少の工作活動や技術援助でその場を凌いできた。

 

 

 しかし、その努力も虚しくオクト帝国と友好関係にあるナンヨウ共和国の工作員によって殺害されてしまった。

 

 

 フラロンの死は()()()()()()()()()()()()()()を完全に引きちぎってしまったである。

 

 しかも、"サミットの真っ最中"にである。

 

 この事件は後に大惨事を引き起こす一要因となり得るのだが、、この時はまだ誰も知らない。

 

 

 「そうだな、、って最近目に入るオクト帝国の兵士多くないか?気のせいなのかもしれないが、、」

 

 「確かに、まぁほんの数か月前にバンカラ州に設置した大陸間弾道ミサイルへの挑発なんだろうけど、」

 

 「いずれにせよ、我々が今後奴らに負けることはあり得ないだろう、」

 

 「ん?近くに航空機の音がするぞ?ここは飛行禁止空域なのに、」

 

 

 帝国と合衆国の間にはそれぞれ飛行禁止空域を設けている。これは、領国の空からの攻撃を防ぐための措置でもあった。

 

 だが、今聞こえている音は間違いなく航空機、、それも十数年前に実用化したばかりのジェット機が出す飛行音と似ていた。

 

 二人は防衛隊司令部に無線を入れようととした。だが、次に目に入ったものを見て混乱してしまう。

 

 

 「おいっ!あれは、ミサイルじゃないかっ!」

 

 「やはり、対地ミサイルを配備していたか、、奴らのこれまでのロケット弾では効果が薄いと気付いたんだろうな、、」

 

 「ってことは、侵攻が始まったってことか!」

 

 「そんなことよりも、早く司令部に知らせなければ!」

 

 

 二人は行動は起こすが、超長距離弾道ミサイルは二人の頭上を通り過ぎそのまま司令部へと衝突した。通常では考えられないあまりにも桁外れな爆発により周囲へ爆煙と破片をまき散らす。

 

 

 「おいおいマジかよ、、司令部が吹っ飛んだぜ?」

 

 『おい、聞こえるか!司令部が攻撃されたぞ!』

 

 『司令部との通信ができない!司令部があるとこには防衛隊第4歩兵連隊と第2戦車大隊がいるのに、、、、』

 

 『くそっ!タコ共めッ!すぐに上級司令部に無線を入れてくれッ!』

 

 

 混乱していたのは彼らだけではない、防衛隊の兵士全員がこの状況に混乱していたのである。だが、これは単なる始まりでしたかなかった。

 

 

 「あれを見ろっ!オクト軍の兵士だ!それも数人じゃない、中隊、いや大隊、連隊規模だ!」

 

 「足りない、、こちらの戦力の中核はすでに壊滅したばかりだ、、防ぎきれない、、」

 

 

 最悪に最悪が重なった、、、この時の合衆国軍は僅か数千人程度しかおらず、敵の一万を超える兵力の前にはあまりにも非力であった。

 

 しかも、その戦力も大半が壊滅してしまい、、もはやどうすることもできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『大オクト帝国、イカ合衆国領ハイカラスクエアへ侵攻か』

 

 「本日午後3時頃、イカタコ国境であるハイカラ線においてオクト帝国軍と見られる部隊がハイカラスクエアへと侵攻したことが判明した。現在同都市はオクト軍によって一部の地域が占領されており、占領地域ではオクト軍兵士による破壊活動も多数確認されている。これらの行為を防ぐためには合衆国軍による一刻も早い奪還が必要となるだろう。また、この件に関して国務大臣は帝国外務省に抗議声明を発表。帝国外務省からは『ハイカラ条約を破って侵攻して不法統治していたイカどもから奪還するだけだ』と反論、あからさまに態度を崩さないようだ。今回の件で合衆国と帝国の溝が一層深まってしまった。我々ができることは両国が () () () () () () を使用しないことを祈るばかりだ。」

 

 1962年1月4日 シオカラ新聞 臨時報道より

 

 

 

 

 








 『種族を挙げて、この戦いに勝利しなくてはならない!』

  大ナワバリバトル開戦に際してのイカ国の演説



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