北の悪役指導者に転生してしまった   作:沼爪

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【2018年4月25日 若葉ちゃんの声ってほんとに格好良かったな。実際に会うのが今から楽しみだ。その前に私達北の勢力の問題も片付けとかねば】



勇者達の矢印

 

「──改めまして四国より乃木若葉だ。本日は四国側も大社より神官殿に来てもらっている」

 

「大社から派遣された神官、筒地(つつじ)と申します。どうぞよろしくお願いします」

 

 両陣営の挨拶と紹介も程々に四国と諏訪・旭川の勇者通信は始まった──

 

 あちらからの現状報告を受けるなかでも特に北の勇者、ひいてはカムイはこれまで全く観測されていなかった。バーテックスに対抗するための新たな存在の力はとても有力な情報だった。

 

「──なるほど、つまり秋原さん達はカムイの神託により四国を目指していたんだな」

 

『そだよん、その途中で諏訪に寄ってお世話になってるんだ。四国に着いたら私もそっちで勇者として協力するつもりだからよろしくねん』

 

「それはとても心強い! 合流したらぜひ1度手合わせ願いたいものだ」

 

『あはは……お手柔らかにお願いしますにゃあ』

 

 北海道の勇者である秋原さんが戦列に加わるのは四国としても朗報だ。隣に座る筒地と名乗る神官も満足気に頷いた。

 ……だが諏訪は再び白鳥さん1人の防衛体制になる。それは大丈夫なのだろうか。

 

『では次は私、白鳥から本日の本題に入らせていただきます』

 

 こころなしか白鳥さんの声はいつもの明るい声色よりも少し重たく感じる。

 

『以前からの報告通り、諏訪の結界は縮小し、バーテックスの襲撃頻度規模も日々激しくなってきています。通常の星屑とは違った形態の敵も出現が増えてきました。正直申し上げますとこのまま私1人での防衛体制ではそう遠くない未来に諏訪は陥落するかと思われます』

 

「白鳥さん……」

 

 諏訪の陥落、実際いつ起きてもおかしくない状況だ。この場の誰もが恐れていることであり、それは人類側の敗北を加速させることを意味する。

 

『そこで私、白鳥歌野は諏訪のリーダーとして正式に四国からの住民避難の救援を要請します』

 

「ふむ……救援要請ですか。白鳥様ほどの方がそのような弱気な発言をされるとは。いえ……もちろん、我々としても諏訪に救援を出したいのはやまやまなのですがね」

 

『……そうですか。勿論、私は住民の最後の1人が避難するまで諏訪に残るつもりです』

 

 私の隣にいるこの神官はなにを言っているのか。なにをもって白鳥さんが弱気と述べたのか、大社の神官の見当外れな意見に腹が立つ。

 

「いや、白鳥さんは弱気でもなんでもないでしょう。現実的な話、諏訪の民を守るための要請だ。私としては異論はない、四国側からもすぐに打って出るべきだ」

 

 白鳥さんからの救援要請、それが意味するものは大きい。白鳥さんは1つ街の長でもあり、全ての決定権は彼女にある。その諏訪と協力関係にある以上、たとえ口頭での要請であっても大社は無視することはできないだろう。

 無論正式な要請が出た以上、私もこれまでのような大社の静観を許すつもりはない。

 

「しかしながら私の一存ではなんとも決定が下せないものでして。救援に関しましては一旦保留にし、本部にて充分に検討させていただこうかと」

 

「検討だと? 勇者システムのことといい、貴様は先程から重要なことをうやむやにしようとしていないか?」

 

 この期に及んで保留にして検討とは助けを求めている人の前で言う台詞か。

 もしや大社は諏訪を救援する気など最初からないのか? 嫌な疑念が浮かんでしまう。

 

「滅相もございません。ただ四国にも救援を向かわせる程の人員や輸送手段に関しては未だ確保出来ていないのが現状でして」

 

「元自衛隊員等から構成されているという部隊を諏訪に派遣すればいいではないですか? 無論護衛は私がします、何往復だろうとな」

 

「それでは四国の守りはどうするのですか? 貴方様が離れている間に四国がバーテックスに攻められればそれこそ人類の終わりです」

 

「それは……」  

 

「加えて、道中はバーテックス共の巣窟です。部隊派遣に勇者様の護衛があったとしても全滅するリスクが大きぎます」

 

 苛立つ私と対称的に大社の神官は淡々と正論を述べる。その口ぶりは事前から質問対策を用意していたかのようで、まるで子供の癇癪に付き合う大人だと言いだけな顔をしながら。

 

 四国の守り、四国の勇者として覚醒した私にとっては何よりも重要なことであり諏訪の救援よりも優先すべきこと。たとえ親友や1万の民を切り捨ててでも私は勇者として、リーダーとして来る日に備えるべき。

 そんなことはわかっている、わかっているが……。

 

 ──それではなにも白鳥さんへの報いにならないじゃないか。

 

「……ともかく多数の人間の命が関わることです。勇者である乃木様が賛成といえど、すぐに決定できることではないのです。白鳥様にももうしばしの辛抱をお願いしたい」

 

『……わかりました! 少なくとも私はあと半年は持たせてみせましょう! 良い返事を待ってます』

 

「っつ……!」

 

 神官からの事実上の支援拒否の回答に通信機からは白鳥さんの力強く明るい声が聴こえる。なぜ彼女に我々が気を遣わせているんだ……! 自分のあまりの情けなさにどうにかなりそうだ。

 

『コホン、私から1つよろしいですかな?』

 

「なんでしょう? 及川殿」

 

 普段の勇者通信とはかけ離れた最悪の空気の中、通信機から胡散臭い男の渋い声が響き渡る。

 

『筒地殿の仰る通り、諏訪への救援はいち個人の判断で決定を下せる話ではありません。外の世界は我々人類の想像以上の危険を伴いますので』

 

『そうだね……実際、私達も諏訪へ避難するのも本当にギリギリだったからさ。でもだからといって……ね、及川さん?』

 

 及川さんの意見に秋原さんが同調する。だが彼女の声は明るく、苦苦しい意見への同調ではなかった。

 

『ええ、ならばこそ……先ずは我ら北の勢力が近日中に諏訪から四国へ踏破してみせます。無論、順路や道中の記録も事細かに記録しておきますよ。とても参考になる予備実験になるでしょう』

 

 ──その宣言は白鳥さんと私の願いを現実にするための試練の幕開けに感じた。

 

 

────────────────────────

 

 

諏訪──

 

 

「私のどこが弱気なのよ! 神官ファッーーーク! あら? けっこう良いわね。新しい技の掛け声にしようかしら」

 

「アハハ、意外と気にしてたんだね。ま、気持ちはわかるけどさっ! ヨイショッ! バーテックスさん達! 今日は諏訪の勇者様は珍しくご立腹だから帰ったほうがいいよ?」

 

 四国との通信が終わった直後、休む間もなくバーテックス達が襲来してきた。

 ……といっても救援要請の返事が微妙だったこと、大社の神官に若干自分がディスられたことに腹を立てた歌野によって八つ当たりぎみにすぐ殲滅されちゃったけどね。

 

「うたのーん、雪花ちゃーん、お疲れ様ー!」

 

 バーテックス達を倒して結界付近まで戻ると、水都とおいっちがなにやら荷物を持って待っててくれていた。

 

「ワオっ! 愛しのみーちゃんが来てくれたら立つお腹もなくなっちゃったわ。……でも今度はお腹が減ったわ」

 

「わかるわー。通信も気を張って疲れたし、その後にもバーテックスの襲来せいでお腹ぺこぺこだよ」

 

「そう思って皆のお弁当を用意しておいたよ」

 

「サンクスみーちゃん! 愛してるわ!」

 

「わぁ! ありがとう水都ー」

 

 水都が広げてくれたお弁当はおにぎりや新鮮な野菜がふんだんに使われたおかずが綺麗にならんでいた。

 旭川では缶詰とか非常食ばっかだったから本当にありがたいよ。やっぱり農業って偉大だにゃあ。

 

「今日は及川さんも手伝ってくれて、すっごく料理が上手だったんだよ? ね、及川さん」

 

「うん! いや、う、うむ。雪花くん、歌野くん。水都くんと協力して弁当を作ってきた。こっ……心して食べたまえ……やっぱ無理ーー!」

 

「おいっち頑張って! 北の指導者は勇者や巫女ですら使役している姿を見せないと……!」

 

 おいっちは現在、四国入りした時の大社との交渉に備えて偉そうな話し方の練習中だ。今日の通信で私が大社の管理下になると確かに色々と不自由になりそうなのがわかった。

 そこで私、秋原雪花はあくまで北の指導者及川の指示のもとで働く勇者としてアピールする必要があるわけさ。

 

 ……旭川でも最初のほうは不自然だったけどちゃんと偉そうな話し方できてたのになんで上手くいかないのかな?

 

「──いやだってさー……モグモグ、それは普通の人に対してはできるよ? でも私にとって勇者や巫女の皆は憧れの存在だったし? 実際今もすごく尊敬してるからあまり偉そうな口調使うのも気が引けちゃうんだよねー」

 

 お弁当を食べながらおいっちは意味不明な供述をする。そのギャルっぽい喋り方はいいんかい。

 

「オタク心ってやつなのかねー。うーん、わからん」

 

「オタクといえば……四国の乃木若葉ちゃん! 実物もほんとに凛々しくてカッコいい声だったねー」

 

 おいっちは四国の乃木さんに思いを馳せているのか、目を輝かせながら遠くを見つめる。

 

「あはは、確かに声だけでもカッコよかったよね」

 

「うんうん、乃木さんはクールでとても良い人よ! 私にとっても大切なフレンドなの! みーちゃんも通信に来れば良かったのに」

 

「…………む、私はいいよ。諏訪内での会議もあったし」

 

 今日の勇者通信はいつもより時間が早いため、水都は歌野の代わりに上役達の会議に出ていたそう。

 うーん、それにしたって今日くらい大人達に任せれば……もしや。

 

「……ちょいちょい、水都さんや」

 

「な、なにかな雪花ちゃん?」

 

 私は水都にだけ聞こえるように近づいて耳に囁く。後ろで「せつみともいいよねー」とか言ってる阿呆は置いておく。

 

「もしや四国の乃木さんに妬いてる? 歌野のことで」

 

「そそそそんなことはー!」

 

 図星か。まー、わかってはいたことだけどね。しょっちゅう新婚夫婦のような姿を見せつけといてどこに妬く要素があるのかは疑問だけど。それにしても──

 

「歌野ってほんとに罪な女だよね」

 

「? なんのことかしら?」

 

 水都も水都だけど……今日の通信を聞いた感じだと、四国の乃木さんもだいぶ歌野に入れ込んでる気がするんだよね。友情に厚いのは良いことだけど、それが原因であまり自分を追い詰めてなきゃ良いかな。

 

 乃木さんって如何にも勇者って感じで、相当責任感強い人だろうし……少しだけ心配かな。

 

 

────────────────────────

 

 

丸亀城──

 

 

「くっ……! だぁぁあっ! 友奈! もう一本だ!」

 

「ハァ……ハァ……うん……わかったよ! 若葉ちゃん!」

 

 通信が終わった放課後──丸亀城に併設された道場で私は自主練に励む。自主練には友奈が組手で付き合ってくれている。

 

 もっと強くならなければっ……! 必ず私が──

 

「隙ありっ!!」

 

「っぐ……! けほっ、こほっ……」

 

 胸に友奈の正拳突きが決まりおもわず咳き込む。

 

「ごめん! 若葉ちゃん、大丈夫?」

 

「腕を上げたな友奈……。もう空手では全く勝てそうにないな」

 

 友奈は強い。元々武道の心得があるのもだが、7.30天災時には何日もかけて奈良から避難民をバーテックスと戦いながら導いた。そして努力家でもあり毎日丸亀城の境内を20週は走り、動画であらゆる武道の研究もしているという。

 人柄も良く、仲間にも周囲の人々にも常に慕われている。勇者としても人としても尊敬に値する人物だ。

 

 ……正直リーダーに向いてるのは私じゃなくて──

 

「──っ! いかん!!」

 

「若葉ちゃん!? どうしたの? 急に叫んで」

 

 すぐ後ろ向きに考えるのは私の悪い癖だ。少なくとも大社からリーダーに任命されたのは私なんだ。こんなことではバーテックスの殲滅どころか友を救うことすらできん!

 

「……それでも私はお前に勝つ。友奈! もう一勝負だ!」

 

「うん……わかったよ若葉ちゃん! 何度でも付き合うよ!」

 

 奈良から来た目の前の友奈に、旭川の秋原さん、そして諏訪の白鳥さん──四国外の勇者は猛者ばかりだ。

 そんな猛者達でもバーテックスには苦戦させられているという。

 私も早くその段階に立ち、超えてみせたい。一番強くなって必ず私がバーテックス共から全てを取り戻す!

 

 

────────────────────────

 

 

「──行くぞ! 友奈ぁ!」

 

「来い! 若葉ちゃん!」

 

「おいおい……若葉のやつもう何試合目だよ。付き合ってる友奈もすげーけどそろそろ止めたほうが良くないか?」

 

「タマっちが止めてよ。私はあの2人の間になんか怖くて立てないからっ」

 

「えぇ……そう言われてもなー。いくらタマが強いと言っても若葉と友奈の2人を相手にすんのはなー」

 

「すみません球子さん、杏さん。午後の勇者通信から戻ってから……若葉ちゃん、かなり気合い入っているみたいでして」

 

「ハァ、ひなたも諦めてるようだしこりゃお手上げだな。満足するまでやらせるしかないか」

 

「…………」

 

 授業はとっくに終わったというのにもう何度も繰り返される光景。変わったのは日が傾いて外が薄暗いことくらいね。

 空手にボクシング、テコンドーとあの人はあえて高嶋さんに有利な武術を選択して組手に挑んでいる。高嶋さんを超えてみせると言いだけに。

 

「……馬鹿じゃないの」   

 

 あの人のそういう所が嫌いなのよ──

 

「千景先輩……?」  

 

「千景さんごめんなさい、タマっちは確かに馬鹿ですけど……」

 

「オイ」

 

「……別に貴女達には言ってないわよ」

 

 相変わらず緊張感のない騒がしい2人組ね、別に嫌いじゃないけど……少しだけ羨ましい。

 私もこの2人みたいに高嶋さんともっと気軽な友達になりたい──

 

「高嶋さん、代わって。次は私がこの猪の相手をするわ」

 

 高嶋さんの前に立ち、トレーニング用の棒を1つ乃木さんに投げ渡す。

 

「郡さん! 付き合ってくれるんですね!?」

 

「……なんでそんなに嬉しそうな顔なのよ。調子狂うわね」

 

 笑顔で棒を構えた乃木さん同様に私も棒を構える。

 

「別に貴女の為じゃない、勘違いしないで。放課後からずっと貴女に付き合っている高嶋さんの負担を減らしたいだけよ」

 

 勇者である私の武器は“大葉刈”……死した神を再び殺すと謂われる呪われた刃の鎌。

 普段の訓練では大鎌なんていうドマイナーな武器の感覚を掴むために私はリーチが似ている棒術を主に鍛錬している。

 

「棒術なら貴女にも負けるつもりはないわ」

 

「郡さん、ご指導お願いします!」 

 

 この人の妙に素直な所にも腹が立つ──

 

「行くわよ!」

 

 速攻で決める! 一気に踏み込み距離を詰める。棒を真っ直ぐに構えながらの突き……と見せかけて左斜め上に大きく棒を薙ぎ払う。目の前の相手は突きを防ぐ為に両手で横向きの構えを取っていたが、それでは薙ぎ払いには耐えられず大きく身体が仰け反り隙が生まれる。

 あとは身体の何処かに棒を当てれば私の勝ち──

 

「もらったわ!」

 

「させんっ!」

 

 棒をふるい、取ったと思った時には相手は目の前にいなく何故か数歩分後ろに下がっていた。

 

「おお、すげーな! 若葉のやつ、仰け反ったままの体勢からバク転に移行して後退したぞ!」

 

 後方のギャラリーからは土居さんの歓声が聞こえる。

 

「チッ……相変わらず無茶苦茶ね」

 

「私も友奈の動きを学んでなければ思いつけなかったと思います」

 

「……もう良いわよ。今日の勝負は預ける。アレで決まらなかった時点で私の負けみたいなものだし」

 

 天才、この人はつくづくその型にハマる人間なのだろう。いくら私が努力を積み重ねても、すぐに追いつき追い越し、後ろを振り返ることなく突き進んでいく。私のことなんか目もくれず、高嶋さんや諏訪の自分と同じレベルの天才のことしか頭にない。

 そして憎いことに彼女は私以上に努力を積み重ねている。

 

「帰るわ。高嶋さん、程々にね」

 

「まって、郡ちゃん! 私も帰るね。ごめんね、若葉ちゃん」

 

 私は勇者として自分の価値を証明しないといけない。勇者になる前の私は散々価値のないものとして扱われてきた……。

 勇者として活躍すれば両親も村の連中も……高嶋さんだって……皆が私を認めてくれるはず。

 

「……高嶋さん、お願いがあるんだけど」

 

「うん、なーに? 郡ちゃん?」

 

「その……本当に手が空いていたらで良いんだけど……明日からしばらく自主練に付き合ってくれる?」

 

「もちろん!」

 

 遠慮がちに聞いてしまった私に高嶋さんは花咲くような笑顔で応えてくれて、手を握ってくれた。

 

「っ!……ありがとう! 高嶋さん!」

 

 高嶋さんはコンプレックスだらけの私にもいつだって笑顔で優しく接してくれる。そんな高嶋さんに甘えて後ろに付いていくだけでなくて、私は皆に認められて高嶋さんの隣に立ちたい。

 

 そのためにも私はあの人に勝ちたい──

 

「友奈! 今日はありがとう!」

 

「うん、また明日ね若葉ちゃん」

 

 後方からあの人が叫ぶ。相変わらず大きい声ね……空気読みなさいよ。

 

「郡さん!」

 

「……なによ?」

 

「ありがとうございました! また今度続きをお願いします!」

 

「……フン……また今度ね」

 

 そういう貴女の律儀な所も嫌いよ──

 

 





及川(JK) 諏訪から四国への踏破記録を詳細に残し、それも四国への手土産かつ交渉材料にしようと考えている。

秋原雪花 彼女の存在が四国に認知されたことで、四国にも大きな影響を及ぼすことになる。

白鳥歌野 原作では行っていなかった彼女の四国への正式な救援要請は大きな波紋を呼ぶ。

藤森水都 勇者通信には基本的に参加しない。乃木若葉の声はなんとなく聞いたことがあるが、歌野への幼稚な独占欲が芽生えるため参加したくない。

乃木若葉 訓練でも全種目総合トップの評価であり、他の四国勇者達の専攻種目にも互角かそれ以上に対応できる。才能と努力の塊。島根から人々を導いた功績や成績に反して意外と自己評価が低い所があり、それが苛烈な努力を強いる要因にもなっている。遠くの友に想いを馳せ、近くの仲間が見えてないフシがある。

郡千景 勇者になる以前は周囲に認められないばかりか、村ぐるみでの凄惨な虐めにあっていた。そのため承認欲求は人一倍強い。自身に光を与えてくれた高嶋友奈が何よりも大切でいつしか隣を歩きたいと思っている。リーダーであり自分にはないものを多く持つ乃木若葉のことは嫌い。原作では自主練に力を入れるようになるのはバーテックスとの戦闘後だが、本作では若葉の苛烈な自主練を目の当たりにし早めに行うようになる。

高嶋友奈 若葉の苛烈な自主練にも付いていける体力お化け。訓練では時に若葉よりも強く戦える時もあり、仲間達に一目置かれている。周囲を照らし繋ぎ止めることは得意だが、何故か自分の話はしたがらない。

筒地 本作オリジナルの大社の神官。メガネを掛けた中年男。神官というよりも官僚のような言動をみせる。冷酷にみえるが人類の為という思いに偽りはない。

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