Fate/bright shadow    作:怪文書大好きマン

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第11話 ほんの少しの贈り物

 

 

 

 

Q.聖杯戦争に連れていきたい鯖は?(神霊編)

 

有限会社T&M

 


 

「■■■■―――!!!」

「ッ! 邪魔するなァ!!!」

 

 バーサーカーが天の鎖を振りほどいて、こちらに向かって突進してくる。

 半神のバーサーカーには天の鎖の効果が薄かったらしい。

 バーサーカーの突進攻撃をギリギリで躱して、さっき投げた槍を呼び戻しバーサーカーにぶつける。

 この武器は一度もバーサーカーに当ててないし、神代の物だから効くはず。

 

「バーサーカー!」

「一回死んで黙っときなさい、どうせもう残り少ないんでしょ」

 

 バーサーカーを一回殺すことには成功した。

 これで引いてくれれば...

 

「約束は守るんじゃなかったのかしら?」

「そっちが先に攻撃してきたんでしょ!正当防衛よ!正当防衛!」

 

 さすがにバーサーカーをもう一回殺すのはきついから時間稼ぎしないと...

 

「やりなさいバーサーカー、ここで倒しちゃってもいいわよ」

「なんで向かって来るのよ、あとがないじゃないの!?」

 

 バーサーカーの攻撃は大振りだから避けるだけならできるけど、一回でも避けきれなければまずい。

 こっちからは有効な武器を出せるだけの魔力がない。

 正確にはあるけど、これ以上無駄な魔力を使ってるとセイバーに邪魔される。

 

「やっぱりバーサーカーに効く武器がもうないのね」

 

 

 

 

 

 

 フー

 

 深呼吸をする。

 宝具を使うための魔力が貯まった。

 彼の言っていた通り彼のサーヴァントの足止めは成功しているようです。

 

 神社の方向を見据える。

 大きな、そして邪悪な魔力の流れを感じる。

 

 そうして心を落ち着けて待っていると、魔力の流れが変わった。

 ちょうど神社の真上で空間が裂けたような、形容しがたい形をした穴が現れた。

 

「あれのことですね、確かに私の宝具で止めることが出来るでしょう」

 

十三拘束解放(シール・サーティーン) 円卓議決開始(デシジョン・スタート)

 

――承認。ベディヴィエール、モードレッド、ギャラハッド――

 

是は、世界を救う戦いである

 

――アーサー――

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)

 

 

 いつもより円卓議決に承認してくれる騎士が少なかった気がする。

 それでも彼の言っていたように穴から何かが出てくることはなかった。

 穴の機能を停止させるにはこの威力で十分だったようだ。

 

「あとは頼みましたよ、名も知らぬマスター」

 

 

 

 

 

 

 箱を顕現させるには少し魔力が足らないけど、このままバーサーカーの攻撃をよけ続ける方がきつい。

 箱が無理なら穴を作り出せばいい、こんな小さな町に対して本体を出すまでもない。

 

「残念ね、時間切れよバーサーカー、あなた諸共町をめちゃくちゃにしてやるわ」

 

 霊脈の中心がある神社の真ん中まで移動する。

 貯めておいた魔力を一気に自分に流して、宝具を発動させる。

 

これはこの世すべての記憶を内包した箱

 

その片鱗を見るがいい!

 

ほんの少しの贈り物(パンドラ・ホール)

 

 

 そうして空中の何もない場所にひびが入り形のわからない穴が出現した。

 そこからこの世のすべての絶望の記憶が流れ出る...

 はずだった...

 

 街の方から放たれた光の柱が穴に直撃し、そのあと穴から何かが出てくることはなかった。

 

「ッ! セイバー!」

 

 忘れてた、セイバーを止めようとしてバーサーカーに邪魔されて...

 

「イリヤ!」

 

 そんなことを考えていると、マスターが追い付いていしまった。

 

「足止めありがとう、あとは任せろ!」

「なるべく早く帰って来てほしいわ、あれを押さえておくためにどれだけこっちが消耗するか...もう行ってるし」

 

「待ちなさい!」

「すぐに元に戻してやるからな、そこで大人しくしてろよ」

 

 何を言っているの?

 戻す? どうやって? わたしにもわからないのに。

 わからないから無理やり外に出て、あの方に直接聞こうと思ったのに。

 

 マスターはそのまま穴に向かって走り、飛び込んだ。

 

「ちょ、待ちなさい!入っちゃダメ!」

 

 

 

 

 

 

 急げ!早くあいつの所に行くんだ。

 俺は神社に向けて走っている。

 

 今の内に状況を整理しよう。

 

 神父と戦闘した後、気を失って...

 多分その気を失っている間にメアが分離して、箱?を誰かに奪われて、その代わりに金色の髑髏の硝子細工を持っていた。

 そんでその箱を奪われたからメアが言うことを聞かなくなってどこかに行ってしまった。

 つまり箱を取り返さないといけない。

 とは言っても、誰が盗んだかなんてわからないし心当たりもない。

 

 これは一旦置いておこう。

 俺に助言をしてくる奴はみんなして箱の話をしてるのが気になる。

 メアは箱に関係してる英霊なのか?

 確か黒いメアは絶望がどうのって

 

 はっ!

 

 開ければ絶望を振りまく箱って言ったら。

 パンドラの箱!

 つまりメアはパンドラ?

 でもそうすると箱を持っている奴に従うってのはちょっと違う気がするな?

 

 そんなことを考えている内に神社についた。

 一旦考えるのは終わり。今ので何をすればいいかは何となくわかった。

 メアを元に戻す方法が。

 

 

「イリヤ!」

 

 あたりを見渡すとちょうどセイバーが出てきた穴を攻撃したところだった。

 穴からは何も出てこない、穴の機能を止めることは成功したらしい。

 

「足止めありがとう、あとは任せろ!」

「なるべく早く帰って来てほしいわ...」

「待ちなさい!」

「すぐに元に戻してやるからな、そこで大人しくしてろよ」

 

 あれが本当にパンドラの箱なら箱の中に()()も入ってるはず。

 

 そのまま穴に向かって走り、その中に飛び込む。

 

 

 

 

 

 

 穴に入った瞬間、真っ暗闇で何も見えない状態になった。

 後ろを見ても入ってきた穴は見当たらない。

 それでも落ちている感覚がある。

 

 形がどうなっているかはわからないけど、神話の内容的に考えて下の方に希望がある、いや居るはず。

 まぁこれが本当にパンドラの箱ならの話だけど。

 

 なんて考えていられる時間はそんなに長くは続かなかった。

 頭に見覚えのない光景が流れ込んでくる。

 しかもそれは人々が悲鳴を上げ、理不尽な()()()()から逃げ惑う光景だ。

 一つ一つは一瞬しか見えなかったが、無修正の人が沢山死ぬ映像を複数のテレビで見させられているような感覚になり頭がおかしくなりそうだ。

 よく見れば自然災害にさらされているのは人間だけではなく、動物や植物等の光景もある。

 

「っ!絶望が流れ出すってそういうことかよ!」

 

 多分...ここは過去に起きた災害とかで絶望に染まった光景を記録して貯めておく場所なのだろう。

 

 

 そうやって、何時間たったか、いやもしかしたら数秒かもしれないけど...

 見てて気持ちのいい光景ではないが、見ないようにしても直接頭に流れ込んでくるもんだから無視できない。

 おまけに下に行けば行くほど酷いものになっていく。

 途中から明らかに()()()()()()()()()()()も混じっていた気がする、頭がおかしくなって見た幻覚かもしれないけど。

 

 考えるのを諦めて落ちていたら、急に辺りが眩しくなった。

 

「うッ!まぶしい!」

 

 重力を一気に受けたような感覚に襲われる。

 

「落ちるー!」

 

 下に辿り着いた時のこと考えてなった。

 ヤバい普通に落ちたら落下死する、どうしよう。

 

「な、何してるんですか!あなた!」

「いたー!助けてー!着地任せたーー!」

「ちょ、ちょちょ、普通に入って来てください!なんで上からくるんですか!」

 

 下にいたのは白いメアだった。

 落ちてきた俺に戸惑いつつも、ちゃんとキャッチしてくれた。

 

「ありがとう、下に着いた時のこと考えてなかった」

「まぁ、それはいいんですけど、何しに来たんですか?」

 

「お前たちを戻しに来た」

「やっと事態を理解しましたか...ですが、ここにはあなたの探している物はありませんよ」

「やっぱここには無いよな、普通に考えて箱の中に箱があるわけないよな」

「誰が持っているかは知っていますよ」

「そう!それを聞きに来たんだよ。黒い方は何も話してくれなそうだったし」

「まぁこれくらいはいいでしょう。持っているのはルーラーです」

「ルーラー!?でもあいつ俺にこの事態をなんとかしろって」

「そうでしょうね、ルーラーは人間が戦っている姿を見るのが好きなようなので」

 

 あいつ知ってて俺が苦戦してる姿を見て楽しんでたってことか?

 性格悪そうな服着てたけど、その通りだったみたいだ。

 

「ルーラーのとこに行くにはどうすればいい?」

「できなくはないですが...」

「できるならやってくれ!」

「...怒られそうだし...行けるのはあなただけですよ」

「俺だけ行っても何もできないんじゃ?」

「ルーラーだけならあなただけでもなんとかなるかもしれませんが...最悪の場合は令呪でも使ってください」

「あ、それも疑問だったんだけど、この令呪って使えるのか?」

「オリジナルより強制力は弱いですけど、わたし達を呼び出すくらいなら支障はないと思いますよ」

「そうなんだ、使い時は考えるよ」

 

「それで、ルーラーのところに行きますか?」

「よし、行こう!」

「頭悪いんですか!?」

「行ってみないとわかんないだろ?」

「はぁ~、マスター様の仰せのままにー」

 

 体の周りが光ったと思うと辺りの景色が変わった。

 

 

 

 

 

 

「おっと、デイビット奇跡は頻繁に使うなって言ったよな?」

「ああ、言ったが、どうした?」

「奴さんはまた、奇跡を使ってるみたいだぜ?」

「同じところに来るために二度も使うとは...頭が悪いのか?」

 

 視界を覆っていた光が無くなって辺りが見えるようになる。

 なんか悪口が聞こえたような気がしたけど...

 そこは来たこと無いはずなのに、見覚えのある光景が広がっていた。

 

「今、俺の悪口が聞こえた気がするんだけど」

「おいおい、戻ってきちまったのかよ、せっかく死の淵から救ってやったってのに」

「何の話だ? それより箱を返せ!」

「これはもうあんたの物じゃないだろ、それにあんたがこれを代償に生き返ることを了承したんだろ」

「あんたがどうにかしろって言ったんだから協力してくれよ」

「いまオレに意見したのか?」

 

 ルーラーが銃を構えて急に打ってきた。

 飛んできた弾は耳にギリギリ当たらないくらいの場所を通り抜けていった。

 

「ちょ、何すんだよ!」

「あ~あ、やっぱり外したか、心臓を狙ったつもりだったんだけどな」

「飽きた、デイビットお前が相手してやれ」

 

 そういってルーラーはどこかに行ってしまった。

 

「だそうだ、どうする?俺はあんたと戦うつもりはないんだが」

「あんたを倒さないとルーラーの所には行かせてくれないんだろ?」

「そういうことだ、構えろこの世界の()()()()()()()()()

 

 

 

 







 A.Tアマテラス

 Mメジェド様




あとがき


T「先生!『真の英雄は目で殺す』といいますが目で殺すにはどうしたらいいですか?」
M「ビームだ!」
T「出ません!」
M「なぜだ!」
T「私は剣士ではありません!」
M「そうか!ならよし!合格だ!」
T「先生!」
M「どうした!」
T「ビーム出ました!」
M「おお、お前クラスは?」
T「セイバーです!」
M「お前は退学だ!」
T「シネシネビーム!!」
M「どぉぉぉしてだよぉぉぉお!」

 はい、エープリルフールです。
 大変長らくお待たせしました。言い訳はしません。
 まぁ明日くらいには理由がわかるんじゃないでしょうか。
 あ、エープリルフールは関係ないです。
 投稿していること自体が嘘みたいなとこありますから...

M「目からビーム出るのっていいよね」
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