帷究極の応用系
本来常用化されている帷に質量を付与し性質を変化させる
万人が習得できるが親和性は構築術式が最も高い
「何か言い残すことはあるか?」
「ねぇよ…‥2、3年もしたら俺のガキが禪院家に売られる、好きにしろ」
目の前の厄災、それが倒れる
だが
「ああ、カラ、消えないで…消えないで…よ」
失ったものが、よりによってあいつだ。創麻の心情はめちゃくちゃだろう
灰のようになって消えていく を創麻は掴もうとするが空を切る
戦闘中もだが悔恨の念が口から出続けている
「ごめん…ごめんなさい」
「おい、もう謝るな」
「…え?」
「だからもう謝るな。あいつはお前のために、他ならないお前自身のために全てを捧げたんだ。」
「…うん」
「生きてほしいと、死んでほしくないからそうしたのに助けたお前がその様だと報われないだろ」
「…」
「いつも通りだ。あいつのことを心から思うならいつも通りいてやれよ」
言わずにはいられなかった。
泣かしてやるのが優しいのだろうと思うけどあいつに頼まれてるからな
(私が駄目になった時は創麻様を頼みます、か。面倒臭い呪いだよほんとに)
「悟、創麻!その傷は!」
「大丈夫か?!」
傑と理子ちゃんが駆け寄ってくる
「大丈夫、元気いっぱいだよ」
「うん‥大丈夫、ありがとう」
どうやら説得には成功したみたいだ。
泣いた後であろう黒井さんの顔が物語っている
「 は…そうか、すまないことを言ったね」
「いや、大丈夫。もう大丈夫だよ」
さて、心を切り替えないと
本題をしないといけないから
「理子ちゃん、君は生きたいと、そう思ったってことでいいんだね?」
「うん、今までは仕方ないって思ってたけど私、まだみんなと遊びたいし友達とも会いたい」
「そう‥例えその先にどんな障壁があっても乗り越えれる?」
「うん!」
いい返事だ、そういう顔ができるなら大丈夫だね
「ならそこに立っていてくれる?悟、傑、黒井さん、少し離れてて」
「何をする気だい?」
「因果を作り変える」
「は?」
「あ〜いつものことだから気にすんな、傑」
こんな会話カラの時もしたっけ、懐かしいね
「今から理子ちゃん、君を星漿体から普通の女の子に作り変える。君はもう何にも縛られないし責任もなくなる。いいね?」
「うん、お願い」
「お願いします」
「よし」
黒井さんからもお願いされてしまったし頑張らないとね、まぁ失敗しないけど
「いくよ、領域展開『蓮華没水』」
戦いの途中は安定して呪力が練れなかったから出せなかったが手印も組めれば大丈夫
周囲を白い空間で塗っていく
そして地面には足首がつかるほどの水、そして所狭しと蓮華が浮かんでいる
「綺麗…」
「照れるね」
これは僕の心象風景、綺麗と言われればこそばゆい感じがする
「転質『変性』」
ここなら僕は好きに物を崩壊させ、効果を付与し、作り変える
あくまで等価、もしくは劣化しかできないけどね
「対象『星漿体の因果』転換『少量の呪力』」
星漿体の因果を少量の呪力に作り変える
理子ちゃんが未だ星漿体の因果を大切に思う心があるからいいものに変えれる
そしてあくまで構築術式で付与しているため、領域が消えても効果は消えない
こんなところでこの術式に感謝するとは思わなかったよね
「終わったよ」
「ん?もう終わったの?」
「まぁ体自身は何も変わってないからね」
さて後は
「じゃぁ、あとは…お願いね…」
「創麻?!」
生まれて2度目くらいの呪力切れで意識が飛ぶ
こんなこと簡単にできるわけないよね
「無茶しやがって」
「まぁまぁ落ち着いて悟、この通り体に異常はないんだし」
「にしたってあの呪力量を全部使い切る術式ってどんな無茶だよ」
「それはそう」
「あの…私のせ「あーそういうのいいから」へ?」
「創麻がやりたくてやったんだろうし気にしなくていいよって悟は言いたいんだよ、ねぇ悟」
「けっ誰がそんなこと言うか」
「ふ〜ん、悟は照れておるのじゃな!」
「あ?!誰が」
「うるさいよ、みんな」
失ったものも多いし多分僕はずっとこの先目は見えないままでいる
「「「「起きてたのか(ですね)」」」」
けどまぁ
「心配させやがって、このぉ」
「痛い痛いよ悟」
「やめるのじゃ悟、創麻をいじめるでない!」
「これは仕方ないから気にしないでいいよ理子ちゃん」
「そうですね」
まぁ、いいか
領域展開 蓮華没水
蓮華それぞれに構築術式が付与されており、すべての事象を構築する
心象内ゆえ制限はなく「爆発」や「落下」などの概念も構築する
ただし「生」と「死」に類する構築は不可
縛りとして手印を結ぶ必要がある
転質『変性』
対象を万物に変換する
ただし領域内かつ対象にとって等価にしかならない
また自己には付与ができない
そして創麻の圧倒的かつ凄まじい呪力量を全て六眼で運用してギリギリ足りるほどの呪力を必要とする
対象に際限はなく概念、因果すら変質させる