ゴミ術式で頑張ってみる   作:ヤーナム産の明太子のなにか

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初陣

「ふぁ〜、もう朝?」

「はい、朝の7時でございます」

やっぱり朝と眠いときは思考がふわつくや

いつものように隣にいたカラの声を聞いて起きる

そう、文字どうり隣だ

カラ曰く

「いくらお義兄さんがいるからとはいえ貴方は六眼持ちです。いつ敵が来るかもわかりませんし一緒にいるべきです」

とのこと

だからと言っておんなじ布団で寝る必要ある?我男ぞ

しかも寝たふりして薄目を開けるとじっとこっちを見てたし

大丈夫だよね?俺食われないよね?

そんなことを考えながら体を起こしてノビをする

まだ眠っている頭を起こしに洗面場に行く途中居間に朝飯がみえた

いつにも増して気合が入っている

よく見ると手紙が置いてある。悟からだ

「頑張れよ」

柄にもなく書いたそれは少し乱雑だが確かに思いがこもっていた。

なんだか小っ恥ずかしい思いをしながら服を着る

普段着とは違う戦闘用の服だ

そう、今日は初めての呪霊討伐。カラ試用も兼ねているそうだ

自分としては早く実践を積みたかったしちょうど良かったがやはりすこし手が震える

こんなんでも一応元一般人なんだ、命のやり取りをするんだ。これくらいは許してほしい

きている服は白を基調にした袖が広い服

ただの布製に見えるけどしっかり呪力による強化がされてるし袖の中には構築術式がバレないように空間が空いてる。そのせいで伸ばさないと手は出ないけど。

いわゆる萌え袖ってやつだ。野郎の萌え袖って興味あるか?と言ったらカラからも悟からも速攻で「「ある(あります)」」と帰ってきたのは記憶に新しい。

それにしても随分強固な強化だな、しかもこの呪力…悟だな

最近隈を作ってると思ったらこんなことしてたのか

思われてるのはありがたい限りだけどそれで体調崩されたんじゃ申し訳ないし、帰ったらなんか構築してあげよっかな

最近俺の中で物の価値が下がってきつつある。呪力を極限まで使うのを小さい頃からやってたおかげか呪力量だけなら悟の倍はある。

これは見える俺と悟しか知らないけど

朝ごはんをかき込みながら俺は今日の任務について考える。

相手にするのは3級呪霊、その中でも弱めらしい。

大人たちが進めたらしいが悟曰く過保護がすぎるらしい

まぁ俺も過保護なのにも困ってるんだけど

自分の身の回りのことを全部やらすのは申し訳ないからって手伝ったらすごい顔して断られるし、少し怪我を目の前でしようもんなら擦り傷だけで包帯が出てきたこともあった、俺は子供か?いや子供だったわ

とにかくそこには俺も悟も手の焼くところである。悟はバッチリ甘えてるけど

「いってきます」

朝でまだまばらにしかいない人に挨拶をして家を出た

 

 

 

 

 

 

 

にしても外は久々だ。生憎最近はカラのことだったり外に出れなかった。

通勤であろう人でごった返しの中郊外に向かって進む

にしてもここだとカラの呪力貯蔵がうまうまだ。

一応上限はあったがそれは家がくれた呪具「私怨の瞳」が解決してくれる

なんでもあらゆるものを飲み込む呪具らしい。縛りは視界が暗闇になること

封印にも使えるけど意外にも内側が脆いので期待はしないほうがいいらしい

俺がつけて視力を失うのは流石に勘弁なのでカラにつけてもらった。

元々深海魚だからか目はほぼ見えてないようなもので逆にこっちの方がやりやすいとのことだった

おっあそこの饅頭うまそう、帰りにみんなに買って帰るか

あっあれはカラに似合いそうだし買っていくか

普通に買い物とかしてるせいで予定より着くのが遅れたのは別の話

そんなこんなで着きました

「廃ビル、いかにもってかんじだわ」

「ですね」

呪霊というのは自然に生まれるのではなく本質としては漏れ出た呪力が形を持った物らしい

コレを聞いた時 アレ?ウチのカラって無意識に呪霊発生抑えてたり?と思ったがやはり人間の数の分あるようなもんらしい

そして形を保つにもいろいろあるらしく今回はその中でも弱い方らしい

やばかったりするのは自然やら神はまずい、とのこと

「カラ、お願いできる?」

「はい」

カラを元の姿、ラブカに戻す。

ラブカに戻ったカラは空気中を泳ぐ

いつ見ても不思議だよなこれ。まぁ俺が作ったんだけど

そう言いつつ呪力を建物全体に薄く広げる

コレが後々いい効果出すんだよ、なんておっさんくさいことは言わないけど。

あっいた。

一つだけ異質な呪力を見つけカラに伝える

「4階左から三番目の窓の奥」

「わかりました。では行きます」

カラの背中にのって窓を“通る”

構築術式を使ってて気づいたことがある。コレどこぞの財団神拳よろしく壁抜けできると。

まぁ反転ができないとだから難しいけど出来れば便利ってもんじゃない。なにせ呪力で強化されてたりしない限りは障害とならないんだし。そう思いながら奥に行く。

袖の中にはナイフと拳銃をあらかじめ作っておいてっと

そういえばコレすぐにできるようにしとかないと急襲に対応できないか、帰って練習しよ

さぁて後は

「ギギィ」

こいつを処すだけだ

 

初手は俺がやる。拳銃をスッと構えて引き金を引く。弾がないって?だから作るんだよ!この拳銃は特殊で弾がなくても作動するようなってる。

つまり打つ瞬間に構築してやれば

バンッ

あまり現代日本では聞かない音が鳴る

「ギャッ」

あまり突然の出来事で驚いたのか直撃した呪霊は傷に痛みを覚えているようだ、

申し訳ないがすぐにはダメなんだ

そう思いながら今度はナイフを取り出す。

先ほどの一撃でまずいと思ったのか呪霊は爪を振り回すが浅い

懐に一瞬で入り切りつける。

呪霊は当たらないように体を引いて避けようとし…深く胸を切りつけられた。

コレが呪力を広げてた理由だ

普段なら瞬間的に構築など難しいどころの話ではないが自分のフィールドなら話は別だ

空気のように俺の呪力が広がっているここはいわば俺の体内。

そこで術式が強化されてできる芸当だ。

まぁ燃費はクソカスだけど。このゴミ術式め

呪霊は与えられた傷が痛むのか鈍い声を出しながら立ち上がる。ああ痛いだろうな。文字通りその部分はもうお前じゃない。

ナイフで切り付けた瞬間俺の術式で少しだけだが傷を構築し直してやった

もう治らない。それがその魂の元であったかのように

つまり俺の攻撃は条件さえ揃えば射程s火力sってこと!

無下限?両方ともss だわクソが

さて俺がやりたいことはあらかた終わったし次は…

「カラ、よろしく」

「了解しました」

お手並み拝見といこう




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