高専3年生まではスラスラ行きます
「良い加減にしろ!!」
相変わらず怒られてるよあの2人。
入学してからもうそろそろ1年が経つ。
夏油と悟のやんちゃは相変わらず先生の胃を破壊してるし、硝子ちゃんはタバコ吸ってる。大丈夫かこの学校
俺も吸ってはいるけどあまり吸うと悟に小言言われるから週1箱にしてる
あと変わったことといえばカラと硝子ちゃんの仲だ。
「硝子さん、この前のお菓子どうでした?」
「美味しかったよ。アレなら出してあげても良いかも」
どうやら料理をしようとしてるらしく、意外にも料理ができる硝子ちゃんに頼んでるわけだ。
家では大人の人達が作ってくれるのでどうしてとは思ったがわざわざいうことじゃないだろう。
肝心の俺といえばだがひたすらに体術をやっている。
構築術式の関係上どこまでいっても体術が不可欠だ。
そしてお世辞にも体術が良いわけでもない俺はそこが要練習な訳で
呪霊操術の夏油はどうかだって?
あいつの体術は悟並だ。良い加減にしろ。
呪霊操術に対応してたら埒が開かないからって本体行ったら本体が一番強いってどゆこと?
特訓のおかげか悟にボコボコにされるからボコにされるくらいにはなったけどまだまだだ。というか悟の場合「蒼」があるから今ので全力の半分すらないというね
あと何やら俺の術式は結界術と相性が良いらしく「帳」なるものを教わった。
これは本来なら外から中を見えなくする任務用のものらしいけど俺の場合そこに制約をつけることで様々な効果を載せれるようだ。便利そうだし色々やった。
そんなこんなで今日は新1年生がくる日。いやぁ楽しみというか先生の胃が無事か心配というか
「新入生を紹介する」
「せんせー、俺より強いやつはいますか〜」
「悟、黙ってて」
「どんな子が来るか楽しみだね」
「頭の固くない子がいいな〜」
各々に勝手な感想を言っているのを先生が咳払いで鎮める
「2人とも入ってきてくれ」
ガラガラ
「失礼します」
最初に入ってきたのは金髪に七三分けの真面目そうな子だ。雰囲気を見るに染めるタイプではないので地毛だろう。
術式は十劃呪法っていうやつ、7対3の割合のところを攻撃することでいわゆるクリティカルヒットになる。使いやすいいい術式だ。
「七海建人と言います。これからよろしくお願いします。」
「几帳面そうな奴」
悟は初対面の人に失礼をはたらく決まりでもあるのか
ほらちょっとムッとしてるじゃん
「悟やめて、ごめんね。僕は創麻、一応君たちの先輩になるけど気軽に接してくれると助かるよ」
「よろしくお願いします」
「私は夏油傑、よろしくね」
「私は家入硝子、よろ〜」
「皆さんお願いします」
各々挨拶を交わして席に着く。
悟に早速苦手意識を持たれたようで悟とは一番離れた俺の隣に座った
次に入ってきたのは見るからに元気いっぱいだと言わんばかりの顔をした青年だ。
「よろしくお願いします!灰原雄と言います!」
予想通りというべきか声も大きい元気な子だった。
「よろしく」
おっ悟が珍しくちゃんと挨拶した。
実は言うと悟はこう言う真っ直ぐ系に弱かったりする。
「元気だね、よろしく」
「よろしくっす!」
術式は発火術式か、体の特定部位を発火させ単純な火力アップと身体能力の強化をする。こちらも使いやすい。
こちらを見つめる目はまっすぐで呪術とはなんら関係なさそうな感じだ。
「さて挨拶は済ましたな、今から実力を確認してもらうため2年生には組み手をしてもらう、グラウンドに出ろ」
実力確認か…終わったか?これ
「先生、カラは…」
「お前の術式で作ったものなら許可するが呪具は許可しない。預けてこい」
「わかりました」
いやぁ(カラがいないと近接系と戦うのは)キツイっす
「毎度ごめんけどよろしくね、カラ」
「いえ、私としても頼って貰って嬉しいです」
うーんこの、自分でどうにかしなくちゃいけないのはわかっているけど頼らざるを得ないヒモみたいな。
いや構築術式使って戦おうにも相手に治癒不可与えちゃうから友達に使えるわけないし銃ブッパなんて論外、そうなると体術しかないけど自力でやるしかない。どないせいゆうねん。
そう思いながら外に出た。
「では相手に大きな怪我などを与えることは禁止する」
先生が禁止事項を喋り始めの合図をする
「お前とやるなんていつぶり?」
「多分悟が僕のプリン食った時ぶりじゃないかな?」
「もう忘れてくれよ…」
「嫌だね」
そう言い終わると同時に悟に突っ込む。悟には無下限がある。素直に行って当たるなど夢のまた夢、だから
ボフッ
「!?煙幕か」
「正解」
そう言いつつ悟の後ろ側に回る
この程度避けれないわけがない。だから
(ごめんね)
そう思いながら構築したものを投げつける
「ゲフッガフッ!なんだこれ…唐辛子?!」
「いまだ行け、カラ」
前から思ってた。どうすれば悟に攻撃が通るのか。その結果がこれ、本人が攻撃と認識してないものを使ってやればいい。
そもそも無下限術式は無限を現実に持ってくる。そしてそれを適応させるのは個人の判断による。つまりそこが狙い目だ。本人が認識してない上で攻撃と判断して無いものでやってやればいい
そして相手の視覚を潰してやることと言えば
「お義兄さん、すみません」
「グッ、卑怯だぞ!」
「術式も実力も勝てないんだからこれくらい許してよ」
2人で囲んでタコ殴りである
「ぐっがっ」
流石に見えない時の判断、しかもパニック状態となれば判断が鈍るのか攻撃が通る
がむしゃらに蒼で反撃してくるが流石に避け切れる
そしてダメ押し
「これ、あげる」
小さな箱を投げる、カラはそれと同時に後ろに飛ぶ
「?!マズっ」
対応しようとした瞬間閃光、独学超低火力爆弾だ
悟はそれに巻き込まれたように見えた
いやー流石n「創麻ぁ?」
マジかよ
「良くもやってくれたなぁ?」
あっやべコレキレてる奴
「勘弁しろ!」
そこからは一方的な蹂躙
蒼のせいで満足に動けない間、悟の強化体術が飛んでくる
避けるだけで精一杯、反撃なんてできやしない
これは終わったな。もう無理
「降参!無理だぁ〜」
情けない声を出して俺と悟の戦い?は終わった
ちなみに
「あの、何が起きてるか見えないんですが…」
「ハァ…」
煙幕のせいで外にいた人達は何も見えずそれでドヤされたのはまた別の話
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