ゴミ術式で頑張ってみる   作:ヤーナム産の明太子のなにか

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かなり遅れました
反省もしているし謝罪もします
申し訳ありませんでした。
ロボットが、離してくれないんです!


星の子

「先輩、失礼します」

「おっ七海か、どうぞ」

「ありがとうございます。他の方々はどこに?」

「あー悟と夏油は任務、硝子はタバコカートンで買いに行ったよ」

「毎回思うんですがあきらか高校生にカートンでタバコ売るってどうなんですか」

「まぁ男の性って奴?可愛いは正義なんだよ」

「はぁ、そう言うものですか…」

「七海は真面目だからないだろうけどね、ハハハ」

最近良く七海は僕に相談に来てくれる。曲がりなりにもいい先輩できてるのかな?

体術の方もそれなりにはできるようになってきた。

先生曰く

「お前は目が悟とは違う方向で良い、だから相手を良く見ろ」

とのこと。

悟と違うって言うのは多分動体視力の部類だろう。

得意なことが見つかったのは良いが結局使いこなせないと意味がないと言うことで最近はもっぱら体を鍛えてる。

呪力強化である程度何とかなるのは良いけど多分フィジカルギフテッドとかが相手だと悟とかならともかく詰んでるからな、僕

呪力量だけなら誰にも負けないが燃費がゴミのせいで結局トントンが良いとこだ

それと最近禪院家との会合があってあっちの家に出向いたのだがそこで胸糞悪い物を見た。

何やら生まれたばかりの双子が「忌み子」だの「術式無しの役立たず」だの「女」など腐り切ったあの家らしい事をしていた。

流石に見てられなかったので

「へー、おたくは客人の前で赤ん坊を差別する教育をされてるんですねぇ」

と直毘人に言ってやったら止めていた

その場しのぎだけになって申し訳ない気持ちもあったが踏み込みすぎるのも良くないだろう

そしてさらに哀れに思ったのはその術式、片方が「構築術式」だった。

僕の場合は目と呪力量があるから良いがあれは難しい。なんせ双子だ。

世知辛い話だが片方が死ななければ通常の術師以下の出力しか出ないだろう。

もし今度会ったら少しだけでも中和しておこう

気休めにすらならないであろう事を考えつつコーヒーを呷る

「七海、最近どう?」

「どうとは…?」

「最近の調子だよ、拡張術式の進捗とかさ」

「調子は普通です。拡張術式の方は割とイメージ固まってきましたがまだ慣れなくて」

「ふーむ、なら僕と一緒にやってみる?僕の目ならどうすれば良いか細かいところまで教えれるよ」

「良ければぜひ、ただ今日はもう下校時刻なので帰ります。居残りは嫌いなんで」

「わかった。またね」

ほんとキッチリしてる子だ。命に変えても守らないとね

余ったコーヒーを飲み干して缶を捨てようとすると目の前から足音が鳴った

現れたのは金髪美女、本来なら警戒するがこの人に限っては大丈夫だ

「やぁ君、どんな女がタイプかな?」

 

 

 

 

 

「初めまして九十九さん」

「おや、さん付けはやめてくれよ恥ずかしい」

いやぁ噂にも聞いてたけどほんとに女の好み初動で聞いてくるんだな

持っている術式は「星の怒り」自身に仮想の質量を与え自身は影響を受けず相手や周囲は受ける。

しかもこれ多分自爆技だけど宇宙にある例のアレ作れるだろ、壊れか?

「僕のタイプですか、そうですねぇ…硝子ちゃん何してんの」

「チッなんでもない」

今舌打ちしたよね?なんで

いやいやなんでそのまま部屋に帰ってるの?

良く見たら夏油の呪霊もいやがる…こいつら俺の暗殺でもしたいのか

「おやおや君にこの質問は良くないようだね。やめておくよ」

「そうしてもらうと助かります…ところでなんのようでしょう」

「いや構築術式という術式を持ちながら最強とためを張る君のことが気になってね」

ためを張る?なんの妄言ですかそれ

「いかに六眼があるとは言え君の構築術式の使い方には目を見張るものがある。特に式神、聞いたけどまさかそんな使い方があるなんて気づかなかったよ」

「まぁ頑張らないと生きてける気がしないですから。こんな産廃術式じゃせいぜいこんなもんです」

「辛辣だね…ところでその式神を見してもらいたいんだが良いかな?」

「別に良いですよ。おいで、カラ」

「はい」

カラには本当助けてもらってる

相変わらず手数がカスな構築術式において式神というのは本当ありがたいのだ

しかも体術だけなら悟とためを張るくらいにはなったし

僕いる?

「ほぉ、やっぱりみるだけなら普通の式神と遜色ないね…触ってみても良いかい?」

「カラ、いいかな?」

「良いですよ」

少し渋い顔したのを僕は見逃してない

許してくれ、あとでシュークリームでも奢るから

「なるほど、こうなっているのか。どうやって創ったんだいこれ」

「ひとえに六眼のおかげですがまぁそこに穴の空いた水槽のイメージです、呪力は負のエネルギーですから正のエネルギーを器として箱を作っておくとそこにどんどん集まってきます。それを相殺される前に使用してるって感じですね。器自体は構築術式で作ってますから無くなりませんし呪力はそこらじゅうにありますから」

「上手いこと考えるその思考力もそうだがそれを実行におこす君も君だね」

「すみません」

「褒めてるんだよ。君のそれはこの腐った世界の特効薬になる可能性がある」

そんな大層なもんじゃないんだけどなぁ

「また話を聞きに来るからよろしくね」

「こちらこそ」

なんかすごい褒められたなぁ。すごい美人だったし

ただあの呪力の中に混じってたアレはなんだろう。まるで他の人が入ってるみたいだったし

また今度会った時に聞いてみるか

それはそうとて

「ごめんってカラ」

「…」

この後不機嫌なカラの機嫌取りに奮闘したのは別の話

 

 




まぁ好きな人の目の前で好きでもない人に触られたらねぇ
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