異世界に転生したのでポイント交換でゆる〜く生きてく   作:レイサン

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家庭の事情や他のやりたい事の都合で投稿が結構遅れてしまった。
その件については申し訳ないと思っている。
ところで今回の話は主人公のユリカがサイコパスみたいになってるので閲覧注意です。
前書きオマケ情報

シグマはフリーのゴールドランクハンターなので誘われたら喜んで着いてくるけど、普通ゴールドランクハンターはパーティのリーダーとして引っ張りだこなので毎日忙しい日々を送ってます。
いい人材見つけられて、いやぁ〜ラッキーだったっすねぇ!


ダンジョンは予想外が起こる場所

どこかの町の宿

 

「さてと、結局目的地を通り越しちゃったわけだけど、この先どうしようかなぁ。当初の目的は鉱山で鉱石集めだったけど、町で話聞いたら私がめざしてた鉱山は金しか取れないっぽいし。資金源にはなるだろうけど金は鉄より柔らかいからメタルボディには使えない。どうしたもんかねぇ。」

 

『お主この前の戦いでカロリーを全て消費したじゃろ?ここは一つ狩りに行こうではないか。上位のスキルは要求ポイントが高くて買えないと嘆いていたし調度良い頃合いじゃろう。』

 

「ポイント……というのは何ですか?そういうスキルなんですか?」

 

「そだね〜。戦闘に勝利したりお金を稼いだりするとポイントがもらえて、そのポイントでスキルを購入できるっていうスキルを持ってるんだ。多分だけど私の固有スキルだね。」

 

「実用的な固有スキルで羨ましいです…。私の固有スキルは言ってしまえば戦闘狂。強敵との戦いの予感を感じると極度の興奮状態に陥り、自分でも制御が効かなくなるんですよ。」

 

「あぁ、あれ完全に自我失ってたのね。」

 

「もう本当に……自我を取り戻した時に下着がビショビショになってた時は悲しくなりましたよ…。戦いに興奮して下半身濡らすなんて完全に変態ですよ…。まぁ身体能力が高くなったり戦闘における成長の速さはプラス要素ですけど。」

 

『なんと言うか……難儀なスキルを授かってしまったのう……同情するぞ……。』

 

「何か下ネタばっかりになってきたから話題戻そ?気まずい空気流れてるよ。」

 

「そ、そうですね!えっと確か鉱石の採掘でしたよね?硬い金属が欲しいなら鉱山を目指すよりもダンジョンの報酬を狙うのが良いと思います。ユリカさんなら並のシルバーランクより強いですし、一応ゴールドランクの私も着いてますからね。」

 

『いざとなれば妾も着いておるぞ。まだ封印解けてないけど。』

 

「ちなみにダンジョンの難易度はγガンマ・βベータ・‪‪α‬アルファ‬の3ランクに分かれていて、‪α‬が最難関ですね。」

 

『ダンジョンの主は持ち場を離れる事は出来ないが、その分強さは別格。それこそ難易度‪α‬のダンジョンの主は全盛期の妾にも匹敵すると言われておる。まぁ、そう言われているというだけで?当然妾の方が強いがな?当然な?』

 

「それじゃ‪α‬は絶対無理だね。シグマはどのランクまで行けるの?」

 

「え〜?私はぁ…多分βの中級ぐらいならギリギリソロでも攻略できますかね?」

 

「えぇ!?シグマでもそこまでしか行けないの?」

 

「まぁ‪α‬ダンジョンはそれこそプラチナランクハンターの狩場ですので、ゴールドランクでも後方支援に回ることになるでしょうね。」

 

「やばぁ……怖ぁ……。ていうかβの中でも難易度わけられてるの?」

 

「中級って言うのはハンターの中での判断基準ですね。大きな括りで見れば同格だけど細かく見るとって感じです。」

 

なるほどね。

要するにソシャゲとかにある難易度表記同じなのに難易度全然違うステージみたいな感じやんね。

 

『まぁ目指すとしたらまずはγの上級じゃな。ダンジョンは本当に危険じゃから無理せず確実に攻略できる場所から狙うべきじゃろうな。』

 

「それもそうだね。じゃ行ってみよっか……と思ったけど、そういえばこの前の戦いで溜め込んでた分のカロリー全部使い切っちゃったんだよね。狩でどうにかする予定だったけど、先にご飯食べてからにしようよ!この世界に来てからまともな料理ほとんど食べてないし。」

 

そういう訳でたっぷり限界まで腹ごしらえした。

パンはパッサパサで正直不味かったけど、お肉は塩加減がちょうど良かったし、生野菜なんて久々に食べた。

芋の入ったスープも優しい味でちょうど良かったし、最後に食べたリンゴみたいな果物も拾い物よりは美味しかった。

 

…でもやっぱり前世で食べた味には遠く及ばない味ばかりだった。

はぁ〜……熱いピザが食いたい……チーズ増し増しのハラペーニョ地獄でサラミはマストなあの味が恋しい。

 

 

 

ダンジョン入口

 

「さあ着きましたよ!この辺りのγダンジョンではここが丁度いい難易度だって協会から教わりました!強敵は ゾンビ程度しか出ないので炎か光の魔法攻撃さえあれば突破できるはずです!」

 

『おぉ、そういえば言い忘れておった事が一つ。ユリカよ、お主そろそろオリジナルスキルの開発に挑んではどうかの?』

 

「え、オリジナルスキルって作れるの!?」

 

『むしろスキルは自力で習得するのが普通じゃ。特に攻撃スキルは実戦で使う事で初めて完成するスキルじゃ。お主、今まで戦闘補助のスキルで普通に殴るだけで勝ってきたじゃろ?そろそろ技を使った戦いをするべきじゃろう。』

 

「そうかぁ、そうなるとベースになる動きが…あっそうだ!昔友人から教わった空手の動きをベースにすれば良いんだ!」

 

「カラテ……?」

 

『カラテでも何でも良い。とにかくただのパンチを卒業する所から始めるのじゃ。』

 

「おっけー任せて!こう見えて初段取るまでは頑張ってたんだ!二段取る前に辞めちゃったんだけどね。」

 

「えっと!話を戻しまして、ここは死者の洞窟というダンジョンです!このダンジョンのモンスターは物理に弱いスケルトンと魔法に弱いゾンビが主体です。新米ハンターが脱初心者のために挑むダンジョンとして有名なダンジョンですね。初ダンジョンには丁度いいでしょう!私もこの程度なら興奮しないでしょうし…。」

 

「アンデッドが大勢…聞いた感じだと不気味そうな場所だなぁ…。虫とか出ないといいけど。」

 

「まぁいざという時は私が何とかしますから、早速入ってみましょう!」

 

 

γダンジョン 死者の洞窟

 地下一階

 

 

「中は階段とかあって整備されてるんだね。」

 

「はい!先人の残した道です!ダンジョンは古いものはだと1000年以上も前から存在すると言われています。そして私達ハンターのように、ダンジョンを巡って資源を手に入れたり宝を探したりする人物も昔からいたそうです。そういう人達が残した道や目印などのお陰で快適にダンジョンを攻略できるという訳ですよ。」

 

『最も、ダンジョンは不定期的に自然発生するものじゃからな。お主が生きている間にも未開のダンジョンが発見されるやも知れぬぞ?』

 

「へぇ〜、ダンジョンを作る神様でもいるのかね?」

 

「それは中々興味深い話……あ!敵が来ました!」

 

「なるほど、この反応はやっぱり敵だったか。魔力レーダーも格下相手だと反応が悪くて使いにくいかも。」

 

「どうやら都合よくスケルトンとゾンビが来ましたね!スケルトンは物理、ゾンビは魔法に弱いので試してみてください!」

 

「そんな回りくどいことしなくても……とう!」

 

 

グシャッ

 

 

「うえぇぇぇ!!腐った肉片が飛び散ったぁぁ!!手にくっついたし!キメェェェェ!!」

 

「だから魔法を使うべきって言ったんですよぉ!素手でゾンビを殴ったりしたらそうなりますって普通!」

 

『ならんぞ普通は。それにしても、骨も腐肉も木端微塵じゃな。何気にダンジョンまでの数日間は常に重力三倍じゃったからのぉ。前までカロリーを乗せないと出せなかった威力にも全力を出せば到達できるじゃろう。』

 

「何なら今も四倍重力発動中だからね。限界まで鍛え上げた拳で殴れば大体の敵は潰せるからね。」

 

「おおぉぉ……どんどん強くなってる……ジュル…。」

 

『強くなりすぎるのも考え物じゃなぁ。』

 

 

地下二階

 

 

「お、あそこにダンジョンの宝箱がありますよ!」

 

「うえぇぇぇ!!ホントだぁ!!やっぱり本物はカッコイイっすねぇ!!」

 

『本物?カッコイイ?なんの話じゃ?』

 

「え?あぁ、本物の宝箱ってそそるなぁって。」

 

『やはりお主は変なやつじゃ。言っとることがまるで盗賊じゃな。』

 

「さてと、気を取り直して宝箱の中身はっと。」

 

「おいお前!その箱は私のモノた!人間が手を出していい物では無いぞ!」

 

「うわ何者!?」

 

「あの見た目…まさか知性のあるゾンビ!?」

 

「ふん、あんな腐った死体と一緒にするな。私は魂の半分と引き換えにほぼ不死身になったハーフデッド、その名前をドロシアという!」

 

「ご丁寧に自己紹介ありがとう。で、君は敵なの?」

 

「フッフッフっ…私は私を迫害した愚かな人間達を憎んでいる…同じ人間である貴様らも憎いぞ!何なら私の私物を盗もうとしたからな!」

 

「じゃあ敵だね!」

 

早っ!

シグマさんもう動き出してるし!

てかあの顔からして多分γダンジョンにいていい敵じゃ無さげ?

 

『流石じゃの。周囲に大勢接近していたゾンビ共をバッサバッサと斬り伏せておる。』

 

「ちっ、この辺のゾンビ共じゃ役に立たないか!だがお前では私を倒せんのだ!」

 

「威勢がいいな。だがその首は既に私の射程圏内だ!」

 

「シグマが切っ……てない!?というか首に触れた刃がピクリとも動いてない!?」

 

「首が……硬い……!!」

 

「ぷぷっ、残念だったねぇ!私には固有スキルがあるのさ!一度死を経験した者にしか私を傷付けられないという私だけの固有スキルがねぇ!!」

 

『死を経験した者…つまりはアンデッドか。しかし妾の目が間違ってなければ、奴はアンデッドを操るネクロマンサーの性質を持った魔術師。つまり奴以上の死霊使いでなければ奴には勝てぬという事か。あからさまに分が悪い相手じゃな。』

 

「そう?むしろ反応速度からして本体の強さは見た目通りの人間の子供と大差ないでしょ?それなら余裕じゃない?」

 

『お主、何か考えがあるのか?』

 

「考えって程のものじゃないけどまぁ一応は。」

 

『よし、ならばお主を信じるとしよう。こう見えて妾からお主への信頼度は結構高いのじゃ。シグマよ聞いておったか?一旦下がってユリカを援護するのじゃ!』

 

「任せてください!傷一つ付けさせはしませんよ!大事な獲物ですもの!」

 

「ヒェッ…恐ろしい子…。」

 

「何をするつもりか知らないが、ゾンビ共では手に負えない事はわかった。ならば!こちらも奥の手を使ってやろう!出てよ、ゾンビドラゴン!」

 

ドロシアの立っている高い岩の下に魔法陣が出現した。

そしてその魔法陣が洞窟を揺らしながら強烈な光を放ち始めた。

 

 

グオオァァァ!!

 

 

「キモっ!目ん玉飛び出てんじゃねぇか!」

 

「奴は私が相手します!相手は今の召喚で魔力を使い果たしました!しばらくその場に留まるはずです!」

 

「ナイス情報!おら!高台にイモってんじゃねぇ!」

 

無駄に高い岩に魔法弾を撃って崩し、上に乗っていたドロシアを引きずり下ろした。

 

「くっ、小癪なやつめ……ハァ…非接触の攻撃でも私に傷は付けられないぞ……ゼェ…ハァ…。」

 

思った通り、身体能力は常人レベルだから岩を退かすだけで精一杯ってわけだ。

これなら体力を消耗して回避力も落ちてるから確実に一撃与えられる。

 

「くそう!岩や砂埃が邪魔で良く見えん!えぇぇい振り払ってやるぅ!」

 

ドロシアが腕を振り回して視界を確保した。

そしてその先にいるのが…

 

「Hello!ご機嫌いかが?」

 

スキル発動:回し蹴り!

 

 

ドゴォッ!!

 

 

「ピギャァァァァ!!」

 

 

ズザザザザザッ……

 

 

ドロシアは顔面に回し蹴りを食らい、そのままの勢いでしばらく地面を滑って行った。

 

「い、痛い…どうなってるんだ…!?私はアンデッドからしか攻撃されないはずだ……!いや、ダメージを受けたところで結果的に私は不死身だ!どうせ死にはしない!」

 

「だったら降参するまで痛めつけるしかないよね〜。」

 

 

ゴリュッ

 

 

「お"ぉ"ぉ"……」

 

「私は今お前の内蔵を握っている。お前が私に服従すると誓うまで私はお前の内蔵をこねくり回す。」

 

「ら…らめ……これ……じぬぅ…しんじゃうぅぅぅ…」

 

「死なないんでしょ?じゃあ何時間いじってても君の精神が耐えられる内は終わらないねぇ?服従しちゃいなよ?ねぇ、楽になろうよ。」

 

「ちかいますぅ…ふくじゅう……じますぅぅぅ……」

 

「その言葉が聞きたかった!はいお腹痛い痛いもこれでおしまいね!」

 

「カハッ…ァァァァァッ!!バカがバカがバカがよぉ!!誰がお前なんかに服従するか!!お前なんか……お前なんか……お前……私に何した……?」

 

「君、扱いとしてはモンスターみたいだからね。服従を誓うと宣言した辺りで既に私のテイム済みモンスターだから私には逆らえないよ!」

 

「は?なんだって?テイム?私は半分人間だぞ!?ふざけんな!誰がお前なんかに従うか!」

 

「でも仲間欲しかったっしょ?」

 

「なっ…意味のわからない事を言うな!」

 

「欲しくないの?仲間だよ?」

 

「黙れ!私だって欲しいよ仲間!でもお前みたいなサイコ女の下僕なんて死んだ方がマシだ!」

 

「でも君死なないし人様に迷惑かけてきたんだから文句言える立場じゃ無くない?」

 

「それは……あぁぁぁぁ!!お前ら人間はいつもそうやって自分の行動を正当化する!!だから人間は嫌いなんだ!!」

 

「でも君ハーフデッドになる前は人間だったじゃ……」

 

「黙れ!お前もう口開けるな!死ね!マジで死ね!死ね死ね死ね……ムグッ……」

 

「うるさい。」

 

「ムゥゥゥゥゥゥンンンン!!ンンムンンンムゥゥゥゥゥ!!ンンンンン!!」

 

「……にへへっ、色白で三白眼でちんまりしてて、この子黙ってれば意外と可愛いかも。」

 

『黙ってればというか黙らせてるが正しいじゃろ。』

 

「ユリカさんも私の興奮癖のこと悪く言えないですよそれ……。というか結局なんで攻撃が通ったんですか?」

 

「あぁ、私転生者だから一回死んでるんだよね。」

 

「うわぁアッサリと衝撃の情報!転生者って実在するんですね!」

 

『うむ、妾も失念しとったわ。というかそやつの口いつまで塞いでいるつもりじゃ?指かじられとるぞ?』

 

「こんなに一生懸命に指しゃぶっちゃって必死だなぁ。私の熱いキッスをお望みかな?」

 

「黙れ!私は偉大な魔法使いドロシア様なんだぞ!散々ナメた真似しやがって!絶対許さないからな!」

 

「ナメた真似って…ナメナメしてたのはドロシアの方じゃん。」

 

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

『のぉ、そやつしまって置かぬか?テイム済みモンスターはスキルで収納できるのであろう?このまま聞こうものなら妾とて鼓膜が破裂するぞ。』

 

「それもそうか。はい、しまっちゃおうねぇ。」

 

「ヒッ!?な、なんだこれ!やめろ!私を一人にするな!やめて!いやぁぁぁぁ!!」

 

 

ちゅぷん……

 

 

「異空間に沈んだ時、涙目でしたね。」

 

「もしかして冗談抜きに寂しがり屋なのかな?流石に可哀想な事したし後でお友達探してあげようか。」

 

そんなこんなでハーフデッドのドロシアをテイムした。

ちなみにダンジョンボスのゾンビスネークは、呼び出した仲間が全員アンデッドだったのでドロシア一人で完封できた。

ユリカに良いように使われたドロシアはものすごく不満そうに叫んでいた。

 

 




後書きオマケ情報

ダンジョン攻略の後に、足と目が複数ある黒い生き物をテイムしてドロシアのお友達として迎え入れた。
ユリカは声が可愛いからと気に入っていたが、ドロシア含む他のメンバーは誰一人として"それ"を可愛いとは思っていなかった。
街に戻った後においしい食べ物買ってあげたらドロシアからユリカへの好感度は-100から-10くらいまで回復した。
それと色々倒したのでポイントが10000増えました。
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