俺はそうしてプシュケをオリュンポス山に案内した。
プシュケ「本当にありがとうございます。いずれお礼を・・・」
メタ「気にしなくていいよ。頑張ってくれ。」
プシュケと別れて俺は家に帰ろうとしたが・・・
ダプネ「本当にお優しいですねメタ様は。普通だったらアフロディテ様に引き渡すのにあくまで案内しただけにするなんて・・・」
メタ「まぁ、一応相談に乗った責任を果たしただけさ・・・」
いつの間にか俺とプシュケのことを見ていたダプネと話しながら帰ることとなった・・・
帰って数日が経ったころ俺はまた釣りに出かけていた。
メタ「黄金の羊のいる川はいい魚が取れる・・・これは経験則なんだよ。」
俺は大物を狙おうと臆病な魚を狙うために葦で身を隠していた。このときだけは羊たちも静かにしてくれる。鳴き声うるさいのを沈めたらこれが習性になったんだよな・・・
メタ「さーて・・・一発大物を狙いますか。」
一方そのころプシュケはアフロディテの試練で黄金の羊の毛を集めることとなっていた。
プシュケ「美しいけどなんて大きくて凶暴そうな羊・・・怖くて近寄れない。」
そう、この黄金の羊はとても気性があらいのだ・・・
川の神「プシュケ、私が助言しよう。」
ダプネ「私も協力します!」
そこに川の神とダプネがあらわれて助言を申し出たのだ。
プシュケ「川の神様にダプネ様・・・どうして・・・」
ダプネ「恋する乙女として協力は当然です!」
川の神「羊は岸辺に水を飲みにくる、そのとき抜け毛が葦に絡まるからそれを集めなさい。」
ダプネ「それにそろそろメタ様がここに釣りに来るはずだから羊たちも大人しくなります。足りなかったらそのときに毟ってくればいいわ。」
プシュケ「はい!」
プシュケが川に近づくとダプネの言う通り本当に突然羊たちが大人しくなった。
プシュケ「本当にメタ様がしつけてるんだわ・・・それにこの抜け毛もとれば・・・」
こうしてプシュケは試練を突破できたがアフロディテは更なる難題を出してきてそれにメタはまた巻き込まれることになる・・・
そのころメタはというと・・・
メタ「熱中しすぎたな・・・まぁ大量だったからいいんだけど・・・」
最近の日課は塔の上から景色をみながら魚を食べることなんだ。俺は塔に上って魚を食べていたそのときだった・・・
プシュケ「あ・・・メタ様。」
メタ「あれ?プシュケ、なんでここに?」
なんでか思い詰めた様子のプシュケがそこにいた・・・
プシュケ「アフロディテ様にペルセポネ様の美しさを分けてもらうようにといわれてしまい・・・冥界に行くには死ぬしかないので飛び降りようと思ったのですが・・・」
俺がいたと・・・
メタ「確か冥界に繋がっているところは結構あったような・・・ここからならタイナロン岬の洞窟だったかな。ペルセポネとは知り合いだし来るって伝えておくよ。」
プシュケ「いいんですか!?」
メタ「あぁ、自分の足で行くわけだし何も問題ないでしょ。それに今はペルセポネのとこにいるアドニスに会いに行きたかったし。」
俺はそうしてプシュケと一緒に冥界のペルセポネ・・・コレ―のところにたどり着いた。
メタ「というわけで美しさを入れてくれない?」
アドニス「僕からもお願いします。ペルセポネ様。」
ペルセポネ「全く・・・二人ともお人よしなんだから。いいけど箱の中の美しさは見ちゃだめよ。」
そうしてアドニスと言葉もありプシュケは冥界から戻ることができた・・・
プシュケ「エロス様に会える・・・けどこんなにやつれて大丈夫かしら・・・」
メタ「エロス様なら大丈夫でしょ。そのやつれた姿も愛のために頑張った証として愛してくれるさ。」
プシュケ「メタ様が言うなら・・・」
プシュケはアフロディテに箱を持って行くと・・・
アフロディテ「なにこれ急に眠く・・・ZZ・・・」
プシュケ「えぇ!?」
なんと眠ってしまったのだ・・・
箱の中に入っていたのは眠り、このことから美には眠りが重要ということになる・・・
その後エロスの頼みもありアフロディテが目を覚ました後プシュケはエロスの妻としてオリュンポスに迎え入れられるのだった・・・