予言の息子が生まれてしまった件   作:ikkun

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超越するものまたもや兄貴分の恋愛に巻き込まれる

ギガスを倒してしばらくしたころ大きな都市でポセイドン様とアテナ様の守護神の座をかけた戦いが起こりオリーブの木を生やしたアテナ様に軍配が上がり都市アテナイが始まったらしい・・・

 

「メタ様が守護神になれば大量の魚で豊かになったのに・・・」

 

「そうね、漁の守護や大漁は人々にとって魅力的ではないかしら?」

 

「もう当たり前のように二人ともいますね・・・」

 

それが話題に上がるとダプネとアルテミス様がそう言ってくる・・・

 

「俺は神殿とかそういうのは趣味じゃないんだよ・・・ヘスティア様と同じ。」

 

「ヘスティア様は世界中のかまどが神殿のようなものですよ。」

 

「ギガスたちを倒したことであなたの株はうなぎのぼりなんだから神殿の一つでもあっても不自然じゃないし一部の神はそう思っているわよ?アテナ様とかヘルメスもね。」

 

反論するも正論が返ってきてしまいぐうの音も出ない・・・

 

「とにかく、アテナイには上質なオリーブがあって魚とも合うらしいから取ってくるよ。」

 

「私たちもご一緒に!」

 

「男友達と買い物・・・」

 

「いや一人で十分な買い物だし重い荷物を持たせられないよ。」

 

((優しい・・・))

 

そうして俺は市場の人間のおっちゃんにオリーブを頼んだ。

 

「オリーブと魚を交換で頼める?」

 

「メ、メタ様!そんな交換だなんて恐れ多い・・・」

 

「神だって正当な取引くらいするよ。」

 

「おぉぉぉ!!」

 

やっぱりここでもギガス退治があっておっちゃんに涙を流されてしまった・・・

 

「やれやれ・・・そうだ、アテナ様にも挨拶しとかないとな・・・」

 

俺は神殿に向かったのだが・・・

 

「あれ?いない、武器の修理かそれとも鍛錬か・・・やっぱり守護神って向上心がないといけないんだなぁ・・・」

 

のんびり釣りしたい俺にとってはやっぱり向いてない。過剰評価しすぎなんだよ二人は・・・

 

そうしてアテナイを出てしばらくすると・・・

 

「私はそういうことは受け付けたくないの!!」

 

「せめてお情けを!!」

 

ヘパイストス様がアテナ様にものすごい絡み方をしていた・・・

兄貴・・・アフロディテ様の件から学んでなさ過ぎでしょ・・・しかも処女女神のアテナ様って逆に目標を上げるって・・・

 

俺は二人が哀れに思えてきた・・・

 

「はい!二人とも離れて離れて!」

 

「メタ!?どうしてここに・・・」

 

「う!?メタ!ひぃぃぃ!」

 

ヘパイストス様なんで逃げるんですか!?

 

「多分ギガスを倒した貴方だから敵わないと思ったんでしょうね。」

 

「だからあれはアテナ様とヘラクレスのおかげですって・・・」

 

「ふふっ・・・同じ母親から育ってもあなたはなかなかに謙虚で賢いのね。」

 

「それより何かされてませんか?」

 

「あぁもう!べとついてる・・・おぞましい!」

 

そうしてふき取った皮を大地に捨てると・・・

 

「ん?なんか地面が膨らんでませんか?」

 

「ホントだわ・・・下半身が蛇になってる・・・親として責任は持つべきよね。誰かいい人は・・・」

 

「あー・・・一人心当たりがいるのでアテナ様の心当たりの人が見つかるまで預かりましょうか?」

 

「助かるわ。」

 

そうして・・・

 

「で、持って帰ってきちゃったんですね。アテナ様の子を。」

 

「はい・・・」

 

「でも可愛い~!!」

 

ダプネに可愛がってもらっているエリクトニオスを見て俺はほっと一息をついた・・・

 

「それにしてもヘパイストスのせいで災難だったわね。アテナ様にも同情するわ。」

 

「うちの兄貴分がすみません・・・」

 

アルテミス様の言う通りだけどなんでかヘパイストス様に怯えられたのは解せぬ。

 

こうしてアテナ様がアテナイの王、ケクロプスを見つけたことで無事に預けられた・・・

 

「はぁ~でも可愛かったですね。いつか私も・・・」

 

ぞくっ!

 

「なんか寒気がしたけど気のせいかな・・・」

 

「気のせいじゃないと思うわよ。」

 

ははは・・・アルテミス様が言うと冗談に聞こえませんよー・・・

 

(神はあんまり冗談は言わないわよ。)

 

そしてこの後また望まぬ名誉が広まる大事件が起こることを俺は知らなかった・・・




直接王様に預けたので娘のアグロウロスは石像にされませんでした。
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