顔だけは良い妹が何故かバーチャルアイドルをやっているらしい   作:hikari kawa

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文化祭 二日目

 ルカが東京に飛来した翌朝。

 アラームが鳴る前にベッドの上で目が覚めた。閉じられたカーテンの隙間からは光が差しており、枕元に置いてあるスマートフォンに触れると二度寝をするには微妙な時刻が表示された。

 六時二十五分。文化祭二日目、最終日。

 昨日のお祭り騒ぎが今日で終わってしまうと思うと少し寂しいが、三日あっても飽きそうだから足りないくらいが丁度良いのだろう。

 妙にスッキリとした頭で今日の予定を考えつつベッドから降りると──。

 

「みゅっ」

 

 小動物を踏んだような音がした。

 視線を下ろせばそこには布団を敷いて寝ていたルカのひんやりとした太ももがあった。寝間着の甚平姿はやや服が乱れていたので直してやると、眉間にしわを寄せたルカと目が合う。

 

「にいさま、なんやの……」

「ルカが居るの忘れてた」

「もぅ、血圧低いんやから……もすこし寝かせて」

 

 薄目を開けたルカはふにゃふにゃ言い残すと、再び寝息を立て始めた。

 何故ルカが僕の部屋で寝ているかといえば、いくら親戚とはいえお客様をリビングのソファに寝かせるわけにもいかず、かといって僕と一緒にベッドで眠るのも狭い上、なにより一緒に寝る予定だった妹の部屋が汚かったという悲しき理由があったのだった。とりあえず妹には文化祭に遊びに来る前に部屋を片付けるように言っておかねば。

 ルカを踏まぬように避けつつ制服に着替え、リビングに降りる前に妹の部屋へ向かう。

 

「エリちゃ……」

 

 カーテンのすき間から光が覗く薄暗い部屋に足を踏み入れるとさっそく何かを踏んだ。僕のオールデイジャパンキャップだ。落ちていた帽子を拾い上げホコリを払いながら、ベッドではなく机にもたれ掛かり寝ている妹に近づくと配信画面が表示されたままのモニターが目に映る。

 僕が寝る前まではルカと話していた気がするけれど、そこから更に配信活動とは精力的というか体力が有り余っているというか……。

 

「視聴者の皆々様に聞きたいんですけど、僕の個人情報喋ってたりしましたか?」

 

 マイクアームに語り掛けると緩やかだったコメント欄が加速した。

 コメント欄を見ながらお喋りするつもりも無いのだが、一か月かそこらは妹の配信に出しゃばってしまう事も無かったので僕の突然の登場に驚いた人が多いようだ。コメントを読み進めていくと妹が僕の予定……つまり『今日文化祭ですよ』という割としっかり個人が特定されかねない情報を漏らした様子は無かった。代わりに〈音楽始めたんですか?〉とか〈もっと兄妹コラボしてほしい〉等々のコメントが散見された。こんな朝早くから配信を見ている熱心なエリオットファンだからか僕の登場に否定的な意見は見られなかった。

 

「なんで最近出ないんですか? ですか。そりゃあ出ないよ。妹と遊んだってしょうがないでしょ。じゃあ皆さんお疲れさまでした、配信切りまーす」

 

 床に落ちていたマウスを拾い上げ配信画面を見ると〈なお妹と空港行って盛り上がっていた模様〉というコメントや〈なおヘアカットには付き添う模様〉などというコメントが散見されたが構わず配信ソフトの配信停止ボタンをクリック。

 薄目を開けこちらを見る妹と目が合う。

 

「寝るならベッドで寝なよ」

 

 そう言うと両手を伸ばされ、仕方なく抱き上げてベッドに寝かせる。

 

「もういくの?」

「もうしばらくは居るけど。エリちゃん、起きたら部屋片づけなよ。ルカこっちで寝れなかったじゃん」

「ルカとレーも、つもる話があるかとおもいまして。あえて、ね」

「ほんとぉ?」

 

 妹はスッと目を閉じると白々しく寝息を立て始めた。

 

「今日はいわゆる普通の文化祭だろうけど。エリちゃん、楽しめるといいね」

「……レーは。楽しんだ?」

「それなりに」

「ふーん」

「リリーも来るらしいから一緒に来な」

 

 妹の鼻先をムニュと押し、リビングへと向かう。

 普段通り電子ケトルに水を入れ、食パンをトースターに入れ……。

 自分用の朝食はトースターに任せるとして、しばし宙を眺め思案。

 

「少し時間あるか」

 

 冷蔵庫の中から卵を二つ取り出し、ボウルの中に生卵、牛乳少々を入れかき混ぜた後、グラタン用の皿二つに溶き卵を投入。食パンをそれぞれの皿に入れ溶き卵を染み渡らせる。そして食パンに溶き卵を染み渡らせる間にフライパンを準備し、弱火で加熱。

 冷蔵庫の中から取り出したバターをフライパンに適量入れて溶かしていくと電子ケトルがピーピー音を立てたので並行してインスタントコーヒーを淹れる。

 薄切りの食パンはすぐに卵を吸収してくれたので、そのままフライパンの上にペタンと置くと溶けたバターの上でジュウジュウと食パンが焼かれ始め、バターの香ばしい匂いが漂ってきた。

 作っているのはフレンチトースト。

 適度に焼き目を入れると見た目が良くなるが強火は厳禁。弱火で様子を見つつ焼くのが丁度良い。ピピーとトースターで焼き上がった食パンにチューブに入ったハチミツをテキトーにかけて食べつつフライパンを見守る。

 しかし、フレンチトーストさん。

 これほど簡単な作業工程だというのにちょっとお洒落な雰囲気を出すのだから凄い。

 思うに名前の効果が凄いというか、これが食パンたまご付け焼きとかいう名前だったら今ほど市民権は得ていまい。

 昨晩、ルカの使う歯ブラシが無かったのでスーパーに買い物に行ったのだがその時ついでに買ったバニラアイスクリームでも添えればかなり良い感じの見た目になるはず。

 

「……朝からアイスもあれか」

 

 フレンチトーストをひっくり返しつつ、頭を捻り……。

 新たに用意した小ぶりの鍋の中にグラニュー糖と水を入れて加熱。グラニュー糖がグツグツ煮えたぎる前に二枚目のフレンチトーストも準備して──。

 

「こんなものか」

 

 皿に並べたフレンチトーストの上にグラニュー糖改めカラメルソースをかけていく。

 見た目的にはやはり白色のアイスだとかハーブでも乗っけたいところだけれど、ま、これで充分か。子供は甘いものを出せば喜ぶ。

 神釣の家ではあれこれご馳走になった事だし、とりあえず朝ごはんくらいは用意してやろう。

 リビングのソファで寝ている母親をクッション代わりにしつつテレビを眺めコーヒーを啜り、七時半を過ぎる頃には歯磨きを済ませて再び二階に上がりルカの様子を見に行くと。

 

「すぅ……すぅ……」

 

 ルカは気の抜けた様子で寝息を立てており、人の部屋だというのに随分と呑気なものだった。これも血の繋がりなのか何なのか、僕自身ルカが居る事にさほど違和感が無いどころか安心感さえあるのだから不思議なものだ。そう、昨晩は随分と深く眠れたような気がする。

 

「ルカ。るーか」

 

 ルカのおでこをペチペチと叩く。

 

「なんやの……」

「僕、そろそろ学校行くけど。ルカに朝ごはん作ったからエリちゃんと一緒に食べて」

 

 そう伝えるとルカはパッと目を覚まし──。

 

「え、礼さまがルカに? あの小さかった礼さまが……お漏らしをしたあの子が」

「だからそれは言うな。あとルカ、くれぐれも文化祭に来た時はバカな喋り方しないでよ。僕にも世間体というのがあるんだから」

「お任せ下され。ルカは弁えてる女でございまする」

「くれぐれもよろしく。礼さまも無し。服もエリちゃんのか僕の服着て?」

「ルカも子供ではございませぬ。TPOというのでしょう? お任せ下され。とっておきを用意しました。礼さまに恥はかかせませぬ」

 

 大丈夫かコイツ……。

 一抹の不安を抱きつつ、部屋を後にした。

 

・・・

 

 北奥高校文化祭二日目。

 体育館では一般参加向けのオープニングセレモニ―が開かれ、吹奏楽部の演奏が聞こえてくる。 

 僕はそれとは別に屋上で行われる放送部の出し物に参加しつつ急いで教室に戻り、昨日と同じコスチュームを身に纏う。

 

「それじゃ、二日目もがんばっていきまーしょいっ」

 

 教室で円陣を組み、気合を入れるとさっそく『はもり我慢大会』の参加者やら見学者やらが教室にゾロゾロと集まり始めた。どうやら昨日は思った以上に好評だったようだ。

 そして在校生からの評判がご家族だったりに広まっていたのか徐々に一般参加の方々も集まり、教室内は人の山と化していた。

 

「皆様、お待たせしましたっ。文化祭二日目、ハモリ我慢大会スタートですっ」

 

 大路さんの一言で教室内に集まった観客から拍手が送られ、一人目の挑戦者が緊張した様子で一歩踏み出す。

 さ、せいぜい一生懸命妨害してやるとしますか。一日目を経験したからか順調に『はもり我慢大会』が回り始め──四十分ほど経過した時。

 

「綾野、お待たせ」

 

 バケツでドラムロールを担当していた僕の元に、先日横浜さんに振られていた悲しみの吹奏楽部員中野くんがスタンドのついたスネアドラムを届けてくれた。やっぱりバケツよりはドラムの方が良いな。ドラムの到着に少し気分が上がるのだから我ながら単純なものだ。

 

「中野くん、吹奏楽お疲れ様」

「どもども。にしてもここ凄い人気じゃん。俺も後で来よっかな。んじゃ、昼のボレロでまた」

 

 中野くんは慌ただしく去っていき、僕も立ち位置を調整する。僕が立っているのは合唱隊二列目なのでいささか立ち位置が狭いのだ。

 

「うわ、人すごっ」

 

 中野くんに遅れて横浜さんも現れると前髪を整えつつ僕の前に立ち「そのうち、妹来るから。見かけたら相手してあげて」と言ってきたので「うちの妹も来る」と伝えると意外そうな顔を浮かべた。

 

「では続きまして、三年A組の──」

 

 大路さんがマイクを使い次の挑戦者を紹介する。

 壁掛け時計をちらっと見ればそろそろ小休憩の時間だ。

 昨日の反省を踏まえて取り入れられた休憩時間。僕らが少し休んでいる間は昨日録画編集された『はもり我慢大会』の名場面がモニターに映されるらしい。

 三年生の挑戦者が選んだ歌の歌詞を手元の小冊子で確認しつつ、ぼえーっと歌い始める。最初は普通に歌い始めてサビの一番美味しい部分で音程を大きく外すのがこの企画の肝だ。自分たちの妨害でマイクを使って歌う挑戦者たちの音程がグッと外れるのは何とも愉快だ。

 音程を外し赤くなる三年生の耳を見ながら、ついに歌いきり──。

 ダダダダダダダダ、ダダンっ。

 

「ざんねーん、途中まで良かったんですが惜しいところでハズしてしまいましたー。今のお気持ちをお聞かせくださいっ」

「まじでめっちゃ恥ずかしいっす」

「ぜひまたの挑戦お待ちしておりますっ。こちら参加賞ののど飴ですー。はいという事で今回の挑戦も成功ならず、次のチャレンジャーは成功なるのでしょうかっ」

 

・・・

 

「では、昨日の名場面を流しつつ小休止とさせて頂きます。再開は五分後、参加希望の方はエントリーシートの記入をお願いしまーすっ」

 

 大路さんはマイクを置き、時計を確認した。

 

「じゃ、みんな。ごめんだけど一旦抜けまーす。北野、司会よろしく」

「おっけー、まかせてっ」

 

 次の司会は北野か。はたして偉大な先駆者の後を継げるのか……と喉を潤しながら北野のつむじを眺めていると。

 

「ちょっと綾野、ちょいちょいちょい」

 

 と北野に教室から連れ出され廊下の奥に立たされ──。

 

「綾野っ、どうしたの、なんで歌がちょっと上手くなっちゃってるの。人の音程を惑わす妙な歌唱力はどうしちゃったの。みんな戸惑ってるじゃん」

 

 そりゃあ僕にだって学習能力くらいあるからな。いつまでも片言を演じる外国人タレントと同じ演技力を求められても困る。北野と共に何故かついてきた横浜さんもコクコクと頷いており、僕の歌唱力への期待値の高さが伺える。

 出しちゃいますか? 本気ってやつ。

 休憩がてら雑談していると横浜さんが何かに気付いた様子で横を見た。

 

「それより綾野、後ろの人知り合いじゃない?」

 

 何かと思い目を向ければ、教会に住み着いているでお馴染みのアンジェが制服姿で一人立っていた。何度見たかもわからないアンジェリカさんではあるけれど、日の当たる廊下に立つ姿は何とも新鮮でついじっと見てしまう。基本的にミス湿り気と会うのは薄暗い教会ばかり。アンジェさん、そのまま日光浴びたら健康に良くないですよ。

 

「……え、うそ、ビジュよっ。というかあれってフィデ女の制服じゃん。かわいー。綾野やるじゃん」

「そりゃどうも」

 

 北野はアンジェを見るとツインテールをピョコピョコ動かしながら喜んだ。アンジェも北野に褒められて気分が良いのか満更ではない表情を浮かべている。

 確かにフィデ女、フィデス女学院のジャンパースカート型の制服はアンジェによく似あっている。フィデス女学院はルカが見学しようとしている学校でもあるのでタイミングがあればルカと会わせても良さそうだと心の中でメモをしておく。

 さて……。

 こういう状況どうするべきなのか。一応お友だちなのでお互いに紹介しようかと近づくとアンジェはキョロキョロ辺りを探し出した。

 

「スコスコさんどうかしたの?」

「いえ、キリエがいたはずなのですが」

「キリエねえ。ま、どうせ来たなら僕らのクラス寄っていきなよ。わりと面白いと思うよ」

「ええ。はい、ではそうさせてもらいます」

 

 アンジェが一人で来るとは思わなかったので当然来ているとは思っていたが……マリリちゃん。どうせ今もどこかで写真撮影に精を出しているのだろう。文化祭が終わったら資料請求でもすれば何枚かは良い写真が出てくるかもしれない。

 四人で当たり障りのない会話を数ターンこなしていると休憩時間が終わろうとしていたのでアンジェを伴い教室へと戻る事に。

 

「アンジェ、もうどっか寄った?」

「一階からグルグル見て回ってる感じです」

「ラッシー屋さんはけっこう美味しいよ。あと……ああ、美術室でボードゲーム売ってるからアンジェやりたいのあったら教えて?」

「カタンとかが売ってるんですか?」

「売ってたような気がする」

 

 頭の中のパンフレットをめくりながらアンジェに出し物を紹介していくと。アンジェは目元を和らげあれこれ質問してきた。

 なんというか……。

 もしかして文化祭って一人でグルグルするよりお友だちと回った方が楽しいのかもしれない……。通りで一人で回ってる人を見かけなかった訳だ。

 なので、来年は一緒に回ろうかとアンジェに提案すると驚いたように無言で見つめられ──。

 

「あ、これ普通に遊びたいだけだ」

 

 そう頷いた。

 

・・・

 

「わー、惜しいっ! ということで、スコスコさんには参加賞でのど飴を差し上げまーす、どうぞっ」

「私はスコスコさんでは……いえ、はい、ありがとうございます」

 

 残念ながらアンジェリカ選手はここで敗退。

 北野から残念賞の飴玉を貰うと、アンジェは耳を赤くしつつ足早に撤退した。

 

「きゅん、こっち、こっち手振って、視線くださーい」

 

 一方の客席を見ると文化祭には不釣り合いな大きさのカメラを持つジャージ姿の不審者が一心不乱にシャッターを切っていた。不審者というのは、言い換えれば霧江茉莉花の事と類語辞典にも載っている。いやはや環境に溶け込むために僕の学校のジャージまで用意するとは恐れ入る。都市用のギリースーツかな?

 記念撮影と思いピースサインを向けるとサムズアップを返される。人生楽しそうだ。

 周囲からあれ知り合いなのかよと白い眼を向けられながらマリリに構っていると──。

 視界の端に青い着物姿の非常に見覚えのある少女が現れた。

 ルカよ、完全に自分のお気に入りの服で遊びに来ているじゃないか。TPOはどうしたTPOは。

 着物姿のルカと目が合うと『頑張りまする』みたいな表情を向けられる。そうじゃないんだよなぁ。

 マイペースな親戚に笑い抜きの苦笑『苦』が浮かぶ。そしてルカが来たという事は。

 去年流行ったアニソンを歌い始めるルカから客席の方へ目を向けると明らかに頭身バランスがおかしい人物二名が教室に侵入していた。呼んでおいてなんだが少しはマリリちゃんを見習って周囲に馴染もうとしてくれないだろうか。

 

「るかー、がんばれー」

 

 サビ前のルカに声援を送る妹。バズーカみたいなレンズを取り付けたカメラを持つ母親。……僕の知り合いこんなのばっかりだな。

 帽子とマスクで顔を隠していた妹は息苦しくなったのかマスクを顎に下げ、帽子のつばを上げ──そのご尊顔を晒した瞬間から我ら合唱部隊の怪音波が乱れ始めた。エリーゼちゃん、妨害するのはこちらの仕事なのであって、その可愛らしいお顔どうにかしてくれまいか。

 教室内に混乱発生。

 エリちゃんよ、楽しんでほしくはあるけれど……。

 このままでは教室が愉快な事になってしまうので、目の合ったアンジェにどうにかジェスチャーで妹を連れ出すように伝えると、アンジェは面倒くさそうに頷き、妹と母親、ついでにマリリを連れ出して教室を出てくれた。

 そして──デデデデデデ、デンッ。……こつん。

 ドラムロールを済ませるも司会の北野がぽけっとしていたので小突くと、ようやく北野が息を吹き返す。

 

「あ、ええ、と、はいっ! るかさん、みごと、そして本日はじめての完走ですっ」

「まあっ。やりましたっ。礼さまー、ぶいっでございまするー」

「……」

 

 妹が退場し一番目を引くルカの言動の矛先が僕に向けられた直後、クラス中の視線が僕に突き刺さり……。

 

「いえーい、ぶいぶいっ」

 

 もうどうなってもいいやとダブルピースで返事をした。




 横浜さん(こいつ、普段好き勝手してる分のバチが押し寄せて来たな……)

 読んでいただきありがとうございます、いつも感想、誤字報告ありがとうございます! 高評価もぜひよろしくお願いします!
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