幼女だよ。異世界を巡って自分探しをしてるよ   作:KDAL

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ネタバレ注意なんだよ〜!ネタバレ注意なんだよ〜!ネタバレ注意なんだよ〜!ネタバレ注意なんだよ〜!ネタバレ注意なんだよ〜!……さぁ、私は何回『ネタバレ』と言ったかな?正解は………あれ?何回言ったっけ??(何だこいつ)


−1.0の世界
第?話 いやいや、映画を観て触発されたからって何でもかんでも小説にしていい訳じゃないと思うんだよ?思い付きで怪獣が熱線を吐いてる世界に放り込ま……って、この流れは前にもやったんだよ〜!!


 

 

 

申し訳ない……そんな気持ちでいっぱいなんだよ。海岸で黄昏てるお兄さんの背中が酷く切ないね。膝を抱えて項垂れてるもん。言葉がわからないから、慰めることも謝ることも出来ないのが もどかしいね……。

 

え〜っと、言い訳をさせてもらうと、本当に事故だったんだよ。世界渡りの直後、空に放り出されてジタバタしてる間にお兄さんが操縦する飛行機と衝突しちゃったの。

 

そのまま一緒に落下して、何処かの島に不時着したんだよ。偶然なのかな?お兄さんの…お仲間?…知り合い?みたいな人達が助けてくれたけど、もう飛行機は飛ばせないみたい。改めてごめんなんだよ〜

 

う〜ん。それにしても周りからの視線が痛いね。奇妙な存在を目の当たりにしてる。そんな熱い視線を感じるんだよ。頭から足の先まで純白で赤目の幼女だもんね。空から落ちてきた上に無傷だもん。目立っちゃうよね?

 

さっき飛行機の整備みたいなことをしてた人達の代表さんが恐る恐る声を掛けてきたんだけど、言葉がわからないから会話にならなかったんだよ。

 

しばらく頭を傾げてたら急に代表のお仲間さん達が銃を構えてくるし、全然意図が組めなかった。自衛の意味も込めて砂地を強く踏み抜いてクレーターを作ってあげたら腰を抜かしてたけどね。

 

その後は遠巻きに見つめてくるだけになった。最初のインパクトは大切だよ。心は早いうちに折っておかないと、後で何されるか わからないもん。

 

さてさて、話を戻してお兄さんに改めて謝罪しないと。言葉は通じなくても、やっぱり頭を下げるくらいはしておかなくちゃ。お兄さん、ごめんなさいなんだよ〜

 

側に近寄ってペコリと頭を下げる。でも、お兄さんは何も言ってくれない。さっきクレーターを作った時は驚いてたけど、その後は黄昏れの再開だもん。何か思うことがあるのかな?

 

それにしても、なかなかに強いメンタルを持ってるね。自分で言うのは嫌だけど、この世界って私みたいな特異な存在が居ないっぽいし、すごく奇妙で怖い存在だと思うんだけどな〜。それにも関わらず物怖じしないのはポイント高いね。何処かの世界の『推しのヒーロー』にも見せてあげたいんだよ。

 

……よし。お兄さんをこの世界の『第一村人』に任命するんだよ!私の『私探し』に協力してもらうからね。これから よろしくなんだよ〜!……え?自分勝手過ぎるんじゃないかって?そうかもね〜(悪意無し)

 

黄昏君(仮名)の片手を両手で包んで ぶんぶん縦に振る。ニコニコな笑顔も忘れないよ。くらえ!幼女スマイル〜!

 

熱い握手を交わした(一方的)後、黄昏君の隣に並んで座りながら、たくさんお喋りをしたんだよ。殆ど私の一方通行な会話だったけどね。だって黄昏君は返事してくれないし、ずっと海ばっかり見てるんだもん。つれないよね〜

 

お兄さんの隣に ちょこんと座って、謎の言語を喋る私を島の人達は遠巻きに見つめるのみだったんだよ〜。……あッ!見て見てお兄さん。ほら、海の底からお魚が ぷかぷか浮いてきたよ!いっぱい浮いてるよ!捕り放題なんだよ〜!一緒に捕まえようよ!ねぇねぇ〜!!(袖をぐいぐい引っ張ってる)

 

 

 

---------------

 

 

 

すっかり辺りが暗くなって少し眠気が出始めた頃、不意に『それ』は現れたんだよ。……おっきいね。すごく大きい。家よりもずっと大きな怪獣が海から上がってきたんだよ!

 

みんな逃げ惑ってる。当然だよね。自分よりも遥かに大きい生物とか怖過ぎるもん。……あッ!怪獣が島の人達の家を簡単に踏み壊しちゃった!!なんてことをするのかな!?その家は私も泊めてもらおうと思ってたこの島唯一の屋根付きの建物だったんだよ!これじゃ野宿になっちゃうでしょ!?それはそれで楽しそうだけど、今は ゆるキャンな気分じゃないんだよ〜!!

 

尚も残された設備を荒らす怪獣にカチンと来ちゃった。走り出した私の後ろから静止に似た声が聞こえたけど、知らんぷりなんだよ。

 

『宙渡り』で怪獣の鼻先に瞬間移動して、そのまま「おりゃ〜!」っと、不死身パンチで顔にキツめのお仕置きをお見舞いしてあげた。

 

殴った衝撃で黒い鱗が弾け飛ぶ。同時に怪獣から痛みを伴う絶叫が激震になって島に響いた。島の人達は顎が外れる程驚いてる。どう見ても幼女な私が瞬間移動した上、怪獣にサウスポーを叩き込んだのが信じられないのかな?そりゃそうだよね〜

 

お?今のパンチで私を明確な『敵』として認識したみたい。目の色が変わったもん。憤怒の波動をメラメラ感じるね!……知らんけど〜なんだよ〜

 

宙渡りを繰り返して空に浮かび続けながら、隙を見ては怪獣を殴る蹴るだよ。その度に鱗が散らばって怪獣も痛そうにしてる。よしよし、マキアさんよりは硬いけど、ちゃんと効いてるんだよ!

 

純白の長髪と白ワンピをはためかせて空を舞う私の姿は神秘的に写ってるのか、遠くで隠れてる人達の眼差しが畏怖から羨望みたいなものに変わってる。その手の変化には敏感だからね。気が付いちゃうんだよ〜

 

でも、怪獣もただやられてるだけじゃないね。鋭利な牙の生えた口で、鋭い爪で、長く尖ってる尻尾で。煩わしい私を虫みたいに叩き潰そうとしてくる。大きさの割には動きが速いね。油断してると重い一撃を喰らいそうなんだよ。

 

それと困ったことがある。さっきからそこそこ本気で殴ってるのに全然弱ってない。表面はかなり抉ってるのに何でかな?……と、思ってさっき鱗が剥げた所に目を向けたんだけど……ありゃりゃ、治ってるね。傷が完全に塞がってるんだよ。内側からボコボコ泡が湧き出すみたいに完治しちゃってる。超再生の『個性』でも持ってる?

 

分が悪いね。私の不死身パンチでも表面しか抉れないからジリ貧になっちゃう。承太郎みたいに(誰かな?)オラオラオラ〜って殴れたら良いんだろうけど、宙渡りの連続使用で片手が塞がっちゃうから、パンチは一発ずつしか打ち込めないんだよ。

 

それに、まだ怪獣は『隠し玉』を持ってる気がする。こんな時の私の勘は無駄に当たるからね。これ以上刺激すると、この島が地図から消えるようなことになりそう。バスターコール的なヤバめの何かを感じるんだよ。私は平気だろうけど、島の人達は漏れなく全滅だろうし、それだけは避けないとね。

 

ぐぬぬ……、仕方がない。本当は嫌だけど、ここは負けたフリをして怪獣君には早々にお帰り願うんだよ。勝利の余韻に浸って気持ち良く海に帰ってもらおう。上手くいくかはわからないけど、自分の勘を信じるんだよ!

 

黄昏君と島の人達が居ない海岸沿いの砂地に宙渡りした私は、そのまま怪獣が振り上げた巨大な足に踏み潰される道を選んだ。

 

砂底に深々と何メートルも埋められる不快感が襲ってくる。口や肌に砂と海水が混ざり合った泥水が入る嫌悪感がヤバぁだね……。

 

怪獣の勝ち誇った咆哮を耳に受けながら、相手が満足して海に帰るまで、ひたすらに小さな身体を蹂躙され続けることを……不本意ながら受け入れたんだよ。

 

愉しそうに私を ふみふみする怪獣に プッツンしそうになるのを必死で堪えてたんだからね!頑張ったんだからね!!たくさん褒めてほしいんだよ〜!!!

 

 

 

---------------

 

 

 

……身体を踏み抜かれる不快感が収まって暫くした頃、私は島の人達の手で深く埋められた砂底から掘り出された。ありゃりゃ、もう朝日が上り切った後なんだね。戦ってたのは真夜中だったのに、すっかり明るいんだよ。多少の傷がある人もいるけど、みんな無事みたいだね。良かったんだよ〜

 

泥だらけの私を島の代表さんが横抱きに抱えた辺りで、ちょっと目眩がしてきたね。疲れちゃった。私は不死身の純白幼女だけど、さすがにあの巨大に丸一晩 虐められたら疲れちゃうんだよ。ごめんだけど、このまま木陰にでも運んで寝かせてほしい。あ、寝る前には甘い飲み物と膝枕が欲しいな。誰かやってくれる人いませんか〜

 

そんな冗談を思う私を倦怠感が包み込んだ。久しぶりの疲労は睡眠欲を掻き立てる。そのまま、私は すやすや眠りに落ちちゃうんだよ〜………

 

 

 

───後に異常事態の報告を受けた本土の日本兵が島に辿り着き、事の成り行きを聞いた。そして、その少女の身柄は一先ず『黄昏』に預けられることになる。

 

……え?何故そうなるのか理解できない?本来なら、少女は研究機関にでも引き渡されるだろうと?

 

仰る通りだ。摩訶不思議な力で空を跨ぎ、怪獣の攻撃でも傷一つ付かない少女は、島を襲った怪獣と同様の未知の存在。そうなるのが当然だろう。

 

だが、他でもない。その純白幼女の強い要望で保護者 兼 監視役に選ばれたのが『黄昏』……いや、特攻隊員の敷島浩一(しきしま こういち)なのだ。

 

……とても否とは言えないだろう。自分の要望が通らないことに憤りを感じた幼女が、大日本帝国のお偉方の前で小さなクレーターを地面に作り出し、鉄板を叩き割る所を見せられてしまえば……ね?

 

余談だが、純白の幼女は『天照大御神(あまてらすおおみかみ)』と呼称されるようになる。半ば畏怖で呼ばれ出したそれを、言葉の分からない幼女は生返事のように頷き肯定してしまい、長い時間を掛けて日本国全土に知れ渡ることとなるのだ。

 

 

 






『ゴジラ−1.0』が面白くて、映画を観た後スタバで抹茶フラペチーノを飲みながら一時間くらいで書いた駄作だよ。

あ、これが映画の全てじゃないからね!所謂 冒頭部分だから、まだ観てなくて興味のある人は劇場に足を運ぶんだよ〜!ポップコーンとドリンクも忘れずにね?ちなみに、映画のお供のドリンクはコーラ派なんだよ!!(誰も聞いてない)

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