誤字脱字報告してくれた人ありがとう〜!実は初めての誤字報告だったから、どうしたら良いのか ちんぷんかんぷんだった。ハーメルンの説明書と睨めっこしながら対応させてもらったよ!これからも誤字ると思うけど、もし見つけた時はご協力をよろしくお願いするんだよ〜!
第?-1話 どうせ食べるなら美味しいご飯が良いよね!うまそげじゃないかww!!って甘利田先生に叫ばせるくらいのを食したいんだよ〜
やられたね。ドラゴンのお腹に収まるとは思わなかったんだよ。いや、フリーレンの世界でもドラゴンにはパクッとされた事があるから経験済みではある。暗黒竜に呑まれて巣までお持ち帰りされたのは良い思い出なんだよ〜
バスルームよりも大きな楕円形の肉壁に囲まれた胃の中を見渡す。思ったより暖かいし何故か視界良好なんだよ。それに腰まで浸かってる胃液がお風呂の温度で気持ちがい……げふんげふんッ!これ以上は止めておくんだよ。いくら不死身の純白幼女だからって、この発言はちょっと引かれそうだもん。
ちなみに、今回はお仲間と一緒にペロリと平らげられちゃった。隣に目をやると、同じく呑まれたファリンがこの世の終わりみたいな顔をしてる。
このままじっくりゆっくりとドラゴンに消化されちゃうのかな?私は大丈夫だけど、ファリンはそうもいかないよね。何とか魔法を使って脱出しようとしてるけど不発してる。ドラゴンのお腹の中だと魔法が使えないとか?よく分からないけど、そんな気がする。
懸命に杖を振りながら詠唱を繰り返すファリンを手で制した。ほらほら、そんな顔しないで。他でもない私がいるんだもん。大船に乗ったつもりで任せてよ!
無い胸を張りながら えっへん!とドヤると、ファリンは何処か安心したみたいな顔になった。こんな時だからこそ、いつも通りの存在が側にいると安心するよね?今回はその役目を私が担ってあげるんだよ。……えへへ、頭を撫でて貰っちゃった。嬉しい。でも、ファリンの手も胃液でベトベトだから、今はやめてほしいかな〜。自慢の純白ヘアが胃液で汚れちゃうんだよ〜
さぁさぁ、そろそろ脱出しようかな。胃液に浸かってる身体がピリピリしてきたもんね。炭酸ジュースに包まれてる気分なんだよ。私でこれなんだし、ファリンは本当に溶けててもおかしく無いもん。善は急げなんだよ〜!
ベタつく胃液から拳を出して、ドラゴンの肉壁をヒタヒタと触る。この辺りが殴り易いかな?下手な威力で殴っちゃ逆ギレされるかも。消化を早められても厄介だし、一撃で風穴を開けなくちゃ!
さっきはみんなとの連携が上手くいかなくてペロリとされたけど、今度はそうはいかないよ?なんたって既に食べられてるからね。相手がドラゴンでも胃の中までは手出し出来ないでしょ?
じゃあ、本気で殴るからファリンは防御の姿勢を取ってね。パンチの余波が大きいと思うから。
私の注意を受けて コクンと頷いたファリンは、胃のなるべく反対側まで ざぶざぶ進み、杖でガードの姿勢を取った。やっぱり魔法での防御は出来ないみたいだね。ドラゴンの生態は未知だらけだ。
それじゃ、遠慮のない私のパンチをお見舞いするんだよ!ごめんね、ドラゴンさん。今回は食べ合わせが最悪だったと思って、来世では純白幼女を食べないように気を付けるんだよ〜!!
ニンマリと不適に笑った私は、拳を大きく振り被りながら慣れ親しんだいつものパンチを思い切り肉壁へと叩き込んだ。───不死身パーーーンチ!!ってね。
---------------
うげげ……胃の中にいた時は何とも思わなかったのに、いざ外に出ると体臭が酷いね。納豆を食べた本人は何ともないのに、側にいた人は臭く感じちゃう現象が起きてる。お鼻がひん曲がっちゃうよ〜
私の不死身パンチでドラゴンのお腹に どデカいトンネルが出来上がって、私達はそこから這い出した。突然お腹に穴が空いて絶命なんて悲惨だよね。一体全体何処の純白幼女の仕業なんだろう。可哀想なんだよ〜(化け物幼女談)
うわぁ〜、ファリンも相当臭うよ?
あ、ごめんごめん!ただの冗談なんだよ!だから頬っぺたを ぐにぐに引っ張らないで!ただの幼女ジョークなんだよ〜!!
頭に小さな怒りマークを付けたファリンが私のもち肌を虐めてくる。痛くはないけど不快感がたっぷりだね。
なんとかお仕置きから逃れた私は、漂う胃液臭を煩わしく思いつつ辺りを見渡した。ふむふむ、さっきドラゴンと戦ってた最下層と同じ場所だね。ライオス達は……居ない。と言うことは、ファリンの脱出魔法が働いたってことかな?良かったね!みんな無事なら万々歳なんだよ!!
あれ?ファリンどうしたの?杖をぶんぶん振ってるけど??……え!脱出魔法が使えないの!?ドラゴンの体液を浴びたか飲んだかしたせいかな?なら、こんなダンジョンの最下層に長居は出来ないや。さっさと来た道を戻らなくちゃ!
……と言いたいんだけど、ファリンはお腹が空いて動けないみたい。私は一定の空腹感からそれ以上の飢餓状態にならない身体だから、そこまで困ってはいないんだよ。体感的には小腹が空いた程度かな。でも、ファリンはダメそう。こんな時は空飛ぶあんぱんの顔をしたヒーローが助けに来てくれるものだけど、流石にダンジョンの最下層までは来てくれないかな。そもそもこの世界には居ないだろうしね。一応叫んでみようかな?助けて〜アンパンマーーン!!……うん。まぁ、来ないよね。知ってた!(何故呼んだ)
お腹をきゅるきゅる鳴らしながらファリンはその場に蹲っちゃった。そのまま上目遣いで私を見上げてくる。う〜ん、こんな時は『料理担当』の私の出番だけど、食材は既に尽きちゃってるもんね。さてさて、どうしたものかなぁ……。
辺りをキョロキョロと見渡して、食材に使えそうな物を探す。付近にあるのは最下層に相応しい無駄に広くて暗い空間と岩場、それに今しがた お亡くなりになったレッドドラゴンの亡骸………
………これ、食べられるんじゃないかな?
ふと思い出した。そういえば、昔立ち寄った別の世界でもドラゴンのお肉を食べた事があったんだよ。あの時はフェルさんが取ってきたドラゴンをムコーダさんが美味しく調理してくれたんだった。いや、あれはワイバーンだったかな?随分前の旅だったからハッキリとは思い出せないや。
でも、この世界でモンスターは料理したことがない。普通に街で売ってる食材を使ってたからね。態々モンスターを使う必要が無かったんだよ。そういえば、ライオスはいつかチャンスがあれば調理してくれとか言ってたけど、正しく今がその時かもね。思い立ったが吉日って言うもん。なら、後は実行あるのみなんだよ!
私に縋る様な視線を送っていたファリンに今の提案を勧めてみた。……うん。まぁ、そんな顔になるよね?モンスターを調理すると言った瞬間、顔がギャグ漫画みたいになったもん。淑やかな顔付きがガラリと変わる辺り面白いね。作画崩壊って言うのかな?どんな原理でそんな顔になるんだろう。
顔をぶんぶん左右に振って拒否するファリンだけど、食材は目の前の新鮮お肉だけなんだよ。他に食べる物なんて見当たらないでしょ?それともお腹ペコペコ状態で上まで戻るのかな。私はお腹減らないから別に良いんだよ〜
ちょっと意地悪な言い方だけど、そうでも言わないとファリンは首を縦に振らないと思ったからね。人は食べないと死んじゃうんだよ。このままだと今度こそ弱ったままのファリンは別のモンスターに食べられちゃうかも知れない。選り好みなんてしてられない状況だもん。小林さんちのメイドさんだって、小林さんが同じ状況なら迷うことなく尻尾を自切して無理矢理にでも食べさせると思うよ。ある程度は我慢してほしい。
その後も子供のイヤイヤ期ばりに拒絶するファリンだったけど、次第にお腹の虫が鳴き出すと いよいよ我慢の限界が来たのか、悟った表情で了承してくれた。項垂れるみたいに頷いたファリンは悲壮感で満ち満ちてるんだよ。私が曇らせ隊の隊員だったら きっと涎を垂らす表情だったと思う。良かったね。私がその手の人種じゃなくて。
あ、ファリンが遂に倒れちゃった。言い争いが長引き過ぎたみたい。さっさとドラゴンを調理してファリンの英気を養ってあげなくちゃ!
相変わらず何処でも裸足な私はパタパタとドラゴンに駆け出して、横たわった巨体に『左手』で触れる。すると、この世界では もう何度も目にした暖かな光の粒子が腕から溢れ出す。それがキラキラ光りながらドラゴンを包んでいくんだよ。良かった。ちゃんと『食べ物』として認識されてるみたい。食材判定をされなければこの光は出ないからね。ちなみに、前に冗談でマルシルに触れた時は何も起きなかった。『やめてよww!!』ってドン引きしながら逃げるマルシルは可愛かったな〜
さてと、サイズがサイズだもんね。光の粒子がドラゴンを覆うまで時間が掛かったけど、無事に包み込めた。後は宙渡りの感覚で左手をぎゅっと握り込む。すると、あら不思議。光が瞬時にドラゴンを凝縮して私の手の中に収まったんだよ。ビー玉みたいだね。掌の上にコロンと転がる小さい光の玉には、ドラゴンの体がすっぽりと入ってる。イメージし易く言うと、Mr.コンプレスさんの個性『圧縮』が近いかな。人や物体を小さい玉にしちゃう あれなんだよ〜
こうして普段から食材は玉に変えて、一つの袋に詰めて持ち歩いてた。どんな食材も同じ見た目の玉になるけど、私にはどれがどの食材か一目で分かるんだよ。自分でもどうしてそれが分かるのかよく分からないんだけどね。不思議なんだよ。ヒヨコの雄雌鑑定士に向いてたりして。
よし!食材を確保したら次は調理だね。その場で左手を掲げて強く想像だよ。……思い描くのは慣れ親しんだ調理器具。ムコーダさんがアイテムボックスから取り出してた幾つもの それを思い出しながら、強く強く念じる……
頭の中のイメージが形になった所で えいっ!て、掲げた腕を下ろすと目を背けたくなる発光現象が起きる。光に目が慣れた頃、その光の下にはキッチンが現れてた。キッチン内蔵の部屋が出る訳じゃなくて、ショールームみたいな感じ。キッチンだけがそこに現れたんだよ。コンロにグリル。水洗器具に浄水器、綺麗なシンクにワークトップ。謎の力で浮かんでるレンジフードがセットになった立派なキッチンだよ!勿論、引き出しには包丁なんかの器具もあるし、調味料もばっちり完備してる。最初はコンロしか出せなかったのに、私の力もこの世界で随分進化したね。想像力が豊かになればなる程に立派なキッチンが召喚できる様になったんだよ。場所がダンジョン最下層なだけに場違い感が否めないけど、もう慣れちゃった。ただ、私のサイズに合わせたキッチンだから、側から見たらお飯事セットに見えてお子様感が半端ないらしい。美味しい料理が作れるすごいキッチンなのに〜!
でも、毎度のことながらすごい能力だね。原理もクソもない力だもん。……え?異形の怪物を下僕にしたり、無限に弾薬を生み出す能力の方が余程おかしいって?そんなものかな〜?(感覚麻痺)
そんなことより、さっさとご飯を作らなくちゃ!ファリンのお腹と背中がくっ付いちゃうんだよ〜!!
近くでバタンきゅ〜してるファリンはゲッソリと窶れてる。この短時間にそれだけ痩せられるのは一つの才能だけど、そんな状態は目に毒だよ。もう少しだけ待ってて。コケた頬っぺが落ちちゃう程の美味しいご飯を作るからね!
左手に意識を向けながら、最後に料理をするのに欠かせない衣装を呼び出す。一休さんみたいにムムム〜っと大袈裟なジェスチャーを交えて私自身に光を纏わせる。すると、私の純白のワンピースはその姿を変えた。白色のコック帽とコックコートを着た料理人さんの格好に早変わりしたんだよ。どうかなどうかな?似合ってるかな?みんなからは子供が料理人のコスプレをしてるようにしか見えないなんて言われちゃったけど、読者のみんなにはきっとこの格好良さが伝わるよね?……え?活字なんだから見える訳ないって?そこは想像力で補ってよ〜!!
おっとっと。また謎の存在に向けて語り掛けちゃった。私の悪い癖だね。誰もいないのに独り言なんて不審過ぎるんだよ。イマジナリーフレンドだなんて言われた日は恥ずかしくて仕方がなかったもん。気を引き締めないとね。ほら、ファリンが待ちくたびれたのかビクともしなくなっちゃったもん……あれ? 死んじゃった??(不謹慎)
これはいよいよ急がなくちゃね。次に仲間達と再開した時、ファリンがガリガリになってたらライオスが発狂しちゃうもん。女の子は少しぽっちゃりしてるくらいが可愛いんだよ。具体的にはフェルンくらい丸々コロコロしてるくらいかな。前に頭よりも大きなハンバーガーをペロリと食べた時はシュタルクと一緒に唖然としちゃったんだよ〜(要らぬ話)
さっきのドラゴンを凝縮した光の玉を取り出してカウンターに乗せる。量が多過ぎるから全部取り出す訳にはいかない。ほんの少しだけ……二人で食べるくらいのお肉の量をイメージする。その瞬間、光の玉から にゅるんと生肉が出てきた。ご丁寧に皮や鱗は切り離されてるから調理し易いね。
まな板の上に出てきた真っ赤な霜降りお肉を鏡面みたいにピカピカな包丁で手早く捌いていくね。……え?何処で誰に料理なんて教えて貰ったんだって?誰にも教わってないよ。このコックの衣装を着ると自然と料理が出来るようになるんだもん。知識とか一切無いのに手が勝手に動くの。例えば、ハンバーグが作りたいって思うと、その過程を身体がオートでやってくれるんだよ。とんでもスキルだね。異世界放浪飯が始まっちゃうんだよ〜
せっかくハンバーグを思い浮かべたし、ドラゴンのお肉で特大ハンバーグを作っちゃおう!アイゼンもビックリなバカでかいハンバーグでファリンのお腹をエクスプロージョンさせちゃおうね!めぐみん達元気にしてるかな〜
昔の旅路を懐かしみつつも身体だけはテキパキと料理を進めて、ダンジョンの最下層には涎が出る程の濃厚なハンバーグの匂いが充満していくんだよ〜
---------------
はい。ファリンお待たせ!純白幼女特性『バカでかドラゴンハンバーグ』だよ〜!!
私を横に寝かせたくらい幅のある異常なサイズのハンバーグが見事に完成した。付け合わせにドラゴンの骨から出汁を取ったスープもあるよ。出汁は長時間煮込まないと出せない筈だけど、私の力で呼び出したキッチンに不可能は無いんだよ。ものの数分でコラーゲンたっぷりな栄養価の高いスープが出来ちゃった。中華鍋がヒタヒタになっちゃうくらい作ったから沢山おかわりしてね〜
ん?調理過程が全部省かれてるって?そりゃそうだよ。そんなのを見ても詰まらないでしょ?キューピー3分クッキングでも『完成したものがこちらで〜す』ってやってるもん。過程なんて全部まとめてゴミ箱にポイなんだよ。別に私が料理の描写が出来ないからじゃないからね?そこを深く追求するつもりなら、今度はあなたを料理の材料にして美味しくいただくから、お口にチャック推奨なんだよ〜(純白幼女の威圧)
ついでに言うとドラゴンの胃液も調理中に蒸発してた。いつの間にかベタ付きが消えてたんだよ。匂いも殆ど取れてるし、本当に不思議だね。
さぁさぁ、ファリン起きて。やっとこさ ご飯の時間なんだよ。これを食べてレッツダンジョン逆向き攻略なんだよ〜!
ご都合展開で出現した椅子とテーブル。それに並べられた豪華な料理の席にファリンを座らせてあげる。ゾンビみたいにコケた頬の彼女だけど、漂う濃厚な肉汁で我に返ったんだよ。おぉ!すごいね。獣みたいに齧り付いてる。乙女の尊厳とか全無視した見事な貪りだね。イビルジョー顔負けだもん。ちょっとこれはライオス達には見せられないかな。私アニメは一話しか見てないし原作も読んでないから、ファリンのキャラとかよく知らないけど たぶんキャラ崩壊と断言出来る喰らい付きなんだよって何を言ってるんだろう私は〜〜(ここまで一息の語り)
またしても出てきた謎台詞に疑問符を浮かべつつ、私も自分用のハンバーグに齧り付いた。……あ、美味しい!すごく美味しいよ。途中味見とか一切してないけど、めちゃくちゃ美味しく出来上がったね。ドラゴンってこんなに深い味わいなんだ。一噛みする度に肉汁が口いっぱいに広がる。この世界で食べた料理でもトップクラスに美味しいんだよ!
ファリンも『美味しい!美味しい!!』と言いつつ、大粒の涙を流して何度も感謝の言葉を述べてくれてる。人は本当に美味しいものを食べると感涙するって誰かが言ってたけど、真実そうかも知れない。極度の空腹状態なら尚更ね。ちょっと羨ましく思うよ。私も『私』になる前はそうだったのかな……。
自分の飢えない身体に少しの不満を覚えながらも、私はファリンと一緒にドラゴンハンバーグを はむはむと食し続けた。
ご馳走様した頃、ファリンはドラゴンパワーで完全回復したんだよ。すっかり英気を取り戻せた。残ると思ってたスープも飲み切ったし、身体に力が漲るね。やっぱりお肉!お肉は全てを解決するんだよ〜!
食べ終えた後のお皿はキッチン内蔵の食器洗い機に入れて、そのまま光の粒子に戻しちゃう。そんな状態でも次に出す時には元の配置になってるし、洗浄まで綺麗に終えてるのが謎だけど、深くは考えないよ。それで答えが出る訳でもないからね。すごいな〜くらいに思っておこう。
よし!それじゃ、ファリンも元気になったし、ダンジョン脱出開始だよ!まだファリンは魔法が使えないみたいだから、私が守ってあげなくちゃね。ピッタリ付いて離れちゃダメなんだよ。さっさとここから出てライオス達にもドラゴンミートの美味しさを教えてあげよう。まだまだお肉は余ってるもんね〜!
---------------
ワクワクしながらダンジョンを上る幼女と少女は、その後 離れ離れになった仲間達と合流することになる。その仲間達もドラゴンに食べられたパーティメンバーをいち早く救う為に急ぎダンジョンを下っており、これまた同じくモンスターを食しながらの冒険だったと言う。
植物型、獣型、アンデッド型、そしてドラゴンに至るまで凡ゆるモンスターを食べながらダンジョンを攻略した彼らは、それぞれが持ち寄った食材と知識を組み合わせ、後に最高の料理を完成させたとかしなかったとか……。
だが、それでも満足がいかない数名のメンバーは、事あるごとにダンジョンへと足を運び、更なる美食の探究へと赴いている。彼らの探究心が底を突く日。そんな日はダンジョンが消滅でもしない限りはあり得ないだろう。と、彼らに同行したエルフは呆れながら語ったと言う。あぁ、奥深きかなダンジョン飯。あぁ、ダンジョン飯……。
〜嘘か本当かダンジョンでの会話〜
料理人コスの倫理観欠損幼女「そういえば、攻略の途中でダークエルフに襲われたから倒して料理したんだけど、マルシルも食べてみる?淡白なのに濃厚で旨味のある お肉なんだよ?」(100%善意の満面笑顔)
マルシル「やだww!!!」