幼女だよ。異世界を巡って自分探しをしてるよ   作:KDAL

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第?-2話 ダンジョン飯面白いね。1クール全部見たけど、ファリン助かっちゃダメなやつだったんだね(笑)ごめんね、ファリン。やっぱりドラゴンの餌になって貰うんだよ!ファリン「( ゚д゚)エッ⁉︎」

 

 

 

「……フ……リフ……、シェリフ!!」

 

───はッ!目が覚めたんだよ!なになに?ここ何処!?

 

微睡の中で誰かに体を揺らされて意識が覚醒したんだよ。ガバっと起きたら辺りは草原だった。既視感があるね。ロジャー達の世界かアインクラッドに戻って来たのかと思う草原なんだよ。

 

「シェリフ!良かったぁ……全然起きないから、すごく心配したんだよ!!」

 

わぷっ。まだ寝ぼけ眼だった私に柔らかな感触が覆い被さって来た。くんくん、このフローラルな香りは……マルシルだね!

 

マルシルに抱かれた私は状況の説明をされた。ダンジョンの地下深くでレッドドラゴンに襲われて大ピンチになった所で、ファリンが私達に脱出の魔法を掛けたんだって。

 

ん?なんか変な感じだね。私はファリンと一緒にドラゴンにペロリと食べられた気がするんだけど……夢だったのかな?

 

 

───それとも『別の私』の記憶が流れ込んだのかな?

 

 

なら、さっさと忘れるに限るね。この世界とは違う『私』には極力関わらないようにしなくちゃ。過度な接触はNGだもん……。

 

その後は同じように脱出した仲間達と合流したよ。チルチャックとライオスだね。でも、ナマリやシュローがいないよ?……と言ったらチルチャックが二人分の辞表を差し出して来た。どっちも辞めちゃったんだって。何が不満だったのかな?

 

ライオスは今すぐにダンジョンに潜り直すって言ってる。待ってよー。お腹空いて負けたのを忘れたのかな?腹拵えは最優先じゃない?

 

あ、ごめん。不謹慎だったね。ファリンが消化される前に助けなきゃだもんね!謝るからそんな顔しないでよー。人を心無い化け物みたいな目で見ないでーー!

 

 

 

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「ヤダぁあああああwww」

 

ダンジョンの入り口で歩き茸と蠍をゲットなんだよ!まさか魔物を食糧にしながらダンジョン攻略するなんてね。おもしろいんだよ〜!

 

これを食べてお腹を満たそうって話になったんだけど、マルシルがイヤイヤモードに入っちゃった。大丈夫だよ。ライオスが先に食べて毒味してくれるみたいだからね。

 

……うわぁぁ。茹でたサソリを食べたライオスがゲロインになっちゃった。すごく不味かったし当然だよね。斯く言う私も、実はこっそり摘み食いしたから並んでゲロっちゃったんだよ。ゲロインって言うなら私の方がそうだったみたい。大人しく私が左手の力で調理すれば良かったんだよ〜

 

 

おえ〜ってゲロインをしてる私の背中をマルシルに摩ってもらってたら、お髭を蓄えたドワーフさんが現れた。

 

むむ、彼は料理が得意なんだって!魔物に関する知識が豊富みたいだね。見事な手際で魔物が普通の食料になっていくんだよ。いつも魔物を光の粒子に変えて食材化してる私には真似出来ない器用さだね。

 

なんて思ってたらマルシルにスライムが覆い被さって来た!マルシルは常に私を抱いてるから、彼女と一緒に私も顔を覆われちゃった。巻き添えなんだよ〜

 

……うぷぷ、息が出来なくなったね。私は不死身の純白幼女だから窒息することはないけど、マルシルは違うんだよ。すごく苦しそうにしてる。

 

さて、どうやって助けようかな。前に同じくスライムに取り憑かれたマルシルを救うのに不死身パンチをぶつけたんだけど、残念ながら力が強過ぎて彼女の頭ごと粉砕しちゃったんだよ。まさか初めての死が私に齎されるとは思わなかっただろうね。ごめんねマルシル。私は不死身の化け物幼女だからね。寛大な心で許してほしいんだよ〜

 

スライムの中で ぶくぶくしながら思案してると、ドワーフさんが助けてくれた。ナイフ一本でサクッとね。驚いたんだよ。スライムって内臓とか脳とか消化器官もあるんだね。パッと見て全部同じ色だし透けてるからわからなかったんだよー。

 

あ、マルシルの鼻から垂れたスライム+マルシル汁が私の頭に掛かってる。マルシル〜鼻チーンしてよ〜。ばっちぃよ〜〜

 

 

 

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あ〜〜美味しい。ドワーフさんの作ってくれた茸と蠍の水炊きすごく美味しいね!

 

ダンジョンの中で魔物を調理して食べてるから他の冒険者パーティの視線が刺さる刺さるだけど、そんなの気にならないくらい美味しいね。

 

マルシルの膝上で水炊きを あ〜んして貰いながら、ドワーフさん───センシさんに自己紹介をして私達の事情を説明したんだよ。なんと一緒に来てくれるんだって。 心強い話しだね。主に料理の知識面でね。

 

ん?料理なら私が作れるんだから、センシさんは要らないだろうって??

 

随分と心無いことを言うんだね。私の力は自分でもすごいと思うけど、万能じゃないんだよ。例えば、さっきの水炊きは私には作れないの。だって、食べたことなかったんだもん。

 

私は自分が食べたことのある料理しか作れないんだよ。それに『うわぁ!なにこれ美味しい!!』って感動したものって縛りまである。インパクトが強かった料理だけしか作れないのはツラいね〜

 

さっきの水炊きは美味しかったし、魔物から作ったってインパクトもあったから、食材さえあれば似たものは作れると思う。今度試してみるんだよ〜

 

「お主も料理をするのか?干したスライムならまだ少し余っておる。今度一緒に作ってみるか?」

 

センシさんから料理のデュエットをお誘いされたんだよ。いいね、面白そう。私も知識を増やして沢山美味しいご飯が作りたいし食べたいんだよ〜!

 

「やめて!私のシェリフに変なことを教えないで!!」

 

センシさんと意気投合しそうになってたらマルシルに抱かれて距離を置かれちゃった。私の知識欲の邪魔をしないでよー。マルシルも美味しいご飯好きでしょー?

 

「魔物は食べたくないの!お願いだからシェリフは可愛くて純粋なままでいて!!」

 

魔物を使って料理するのと可愛いのがどう関係するのかはわからないけど、マルシルが必死だから今は頷いてあげるんだよ。なんか可哀想なくらい懇願してくるんだもん。不本意だけどね。……あ、頭撫でてくれるの?えへへ、嬉し気持ちいい〜〜❤︎

 

クソちょろい私は頭を撫でれば即落ちするって言われてるらしいんだよ。む〜、だから私が我儘を言うとみんな頭を撫でて来るのか〜。でも、同じ手がいつまでも通じるとは思わない方が良いんだよ!

 

あ、ダメ。顎の下摩られたらもうダメ。蕩けちゃうくらい気持ち良くなっちゃうんだよ〜〜(クソちょろ幼女健在)

 

 

 

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