幼女だよ。異世界を巡って自分探しをしてるよ   作:KDAL

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第?-3話 新しいオープニングの『運命』良かったね!狂乱の魔術師も楽しく踊ってたし、きっと悪い子じゃないんだよ!(原作未読幼女)

 

 

 

チルチャックが近道になる壁の仕掛けを解いてくれた。そういえば、この辺りから先に進んだよね?

 

螺旋状の階段を下って、私達は罠のいっぱいある部屋に来たんだよ。相変わらず私はずっとマルシルに抱っこされてる。私は羽みたいに軽いから重荷じゃないと思うけど、そんなに抱き心地が良いのかな?自分で自分は抱けないからわかんないんだよー

 

「こことここのタイルは踏んで良い」

 

円柱状の部屋に先行したチルチャックの指摘を受けながら、私達は慎重に進んだけど、残念なことにセンシ(本人の希望で呼び捨て)がズシっとダメな足場を踏んじゃった。そして槍が飛び出した場所はなんとチルチャックの下だったんだよ。こりゃ酷いね。とばっちりなんだよー(他人事)

 

どうもセンシは小細工とかダメな人みたい。石橋は壊れる前に走り抜けるタイプかな?私と話が合う訳なんだよー(脳筋幼女)

 

幾つも罠を起動させた一つに油が仕込まれてることを掴んだセンシは、それが欲しいとチルチャックに駄々を捏ね始めた。面白いから私も並んで駄々っ子になったげたよ!瞬間的に頭をチルに撫でられて沈静化させられちゃった。ふゎぁ〜(蕩け声)

 

なんだかんだで根負けしたチルチャックが火油の飛び出す仕掛けを見つけてくれたよ。でも、油は罠を起動しないと取れないみたい。

 

センシはそれを鍋を構えて受け止めるって!すごいやる気だね。自傷も構わずに突っ走る根性は見上げたものなんだよ!

 

よし、私も一肌脱ぐね!私の着てる袖無しの純白ワンピースは汚れないし破けない不思議仕様だから、これを手に巻いて少しでも熱さを緩和して欲しいんだよ!

 

言うが早いか、私は一張羅を脱ぎ脱ぎし始めたんだけど、マルシルが今日一番の大声を上げて止めに入った。

 

何故かみんなも私から目を背ける。どうしたのかな?別に見られて困るような豊満な体付きじゃないし、見られても全然恥ずかしくないから気にしなくて良いんだよ〜

 

あ、マルシル やめて!顎の下を撫でて大人しくさせようとしないで!………ふみゃ〜(二度目の蕩け声)

 

 

 

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センシが身を挺してくれたお陰で油を入手出来たね。これで『かき揚げ』を作ってくれるんだって!油の入手ではマルシルに止められてお手伝い出来なかったけど、立派なキッチンなら用意出来るんだよ!

 

左手の力でコック帽を被ってシェフのコスプレをした私は、続いて見慣れたキッチンを召喚した。もう何度か出してるからセンシも驚かないけど、最初は作画崩壊するくらいびっくりしてたよ。

 

どうやって出したんじゃw!?この水は何処から出ておるww!!?何故これだけ安定した火力で火が燃え続けておるんじゃあああぁぁぁwww!!!?ってね。

 

肩を揺さぶられて迫られたもん。残念だけど、その原理は私にも謎だから答えられないんだけどね。あんまりにも強く揺さぶるもんだから昼食が逆流して またゲロインに変身しちゃったんだよ。おぇ〜

 

左手の力は人前では見せちゃダメってマルシル達に言われてる。この世界でも私の不思議な力は異常らしいからね。謎過ぎて異端とか騒がれたら困るもん。でも、センシはもう仲間だし、見せちゃっても全然問題無しなんだよ〜

 

光の粒子と共に現れたキッチンにセンシも戸惑ってたけど、すっかり使い方を覚えたみたい。大きなお鍋にたっぷりの油を加えて、コンロの火を点けたら、後は具材に衣を付けて油のプールに浸けていくんだよ。パチパチ跳ねる油が耳に心地良いね。

 

同じく左手の力でコンパクトなビー玉みたいにされた大蝙蝠から肉の部位だけを出した。ちょっと大き過ぎるから、これはチルチャックが罠の斧を利用して程良い大きさに切ってくれるみたい(不本意だと本人談)

 

ライオスはマンドレイクの皮とか手足を捥いでるね。余った部位をこっそり持ち帰ろうとしてるから、マルシルに怒られてた。

 

私はセンシの隣で補佐に付いてる。コンロの火力調整は私の意思で決まるからね。キッチンと私は一心同体なんだよ〜

 

 

 

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かき揚げ美味しい〜!センシの作るご飯はすごく美味しいね。外側はサクサクで内側が柔らかなんだよ〜。毎回インパクト強めだから私の力で再現可能なのもすごいね。次からは私も作るの手伝えそうなんだよ〜

 

食事の際は必ずマルシルの膝上が定位置な私は、口をぱかっと開けて彼女の手で運ばれる かき揚げに心を奪われてる。

 

「シェリフの作った天ぷらも衣が良い加減だ。誰に教わったのだ?」

 

ん?ムコーダさんだよ!別の世界でセンシみたいにご飯を作るのが上手な人がいて、その人が沢山作ってくれたの!

 

「シェリフ、行儀が悪いから食べてから話すこと。ほら、口の周りに衣が付いてるでしょ」

 

マルシルは時々私のお母さんみたいなんだよ。ハンカチで口を拭ってもらってると、センシが顎髭を触りながら少し考える顔付きになってる。

 

「別の世界か……。その力を見た以上、信じない訳にはいかないな。是非異世界の飯も食ってみたいものだ」

 

任せてよ!どんなのが食べたいかリクエストがあったら言ってね。ムコーダさんだけじゃなくて、フリーレンに教わったバカでかハンバーグとか色々知ってるんだよ〜

 

ただ、美味しい物は沢山知ってるんだけど、材料が無いとどうにもならないのが残念な所だね。蕎麦粉が手に入れば お蕎麦も作ってあげられると思うんだけど、この世界にはあるのかな?今の所それっぽいのは見たことないんだよ〜

 

「蕎麦粉……。東方にそんな名をした粉の食材があると聞いたことはあるが、小麦粉とは違うのか?」

 

う〜ん、実は詳しくは知らないんだよ〜。たぶん別物だと思う。でも、同じ粉なんだし、以外と出来たりするのかな?今度試してみたいね!

 

センシとの話は楽しいんだよ。私の知ってる料理を再現しようと頑張ってくれるし、私もまた食べたいものが多いから、全力で協力するね!

 

「モンスターは極力避けてね!お願いだから!!」

 

マルシル、諦めた方が良いんだよ?もう沢山モンスターは食べてるんだから、そろそろ慣れないとね。あ!そういえば、さっき道端で大ネズミを捕まえたんだけど、これを食べて忌避感を拭ってみない?拒否反応なんて数を熟して打ち払えば良いんだよー!(善意100%の笑顔)

 

光と共に現れた丸々としたネズミさんの尻尾を掴んでマルシルの鼻先に出したら、本日二回目の絶叫がお部屋に響いた。お耳がキーーーンってしてるよ〜〜

 

 

 

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