幼女だよ。異世界を巡って自分探しをしてるよ   作:KDAL

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第?-4話 ぐぬぬ、この世界に来てやたらと撫でられることに耐性が無くなった気がする。明確な弱点だから治したいなぁ〜。あ、言ってる側から撫でられると……ふにゃぁ(寝落ち)

 

 

 

「不死身パーーーンチぃ!!!」

 

動く鎧達が道を塞ぐから私の不死身パンチで突貫したんだよ!突然襲われたんだけど、私を抱くマルシルの腕から するっと抜け出して そのまま勢い任せに殴り付けてあげた。

 

纏まって行動してたのが彼らの運の尽きだね。私の直線上に居た鎧達はボーリングのピンみたいにカコーーンって弾けたんだよ。幼女パンチはこの世界でも伊達じゃないからね!

 

「……なんと、あの華奢な腕から あれ程の威力が出るのか」

 

バラバラに砕けた鎧を見ながらセンシが驚いて───いや、引いてるね。ライオス達も最初はそんな反応だったんだよ。懐かしいな〜

 

さてと、まだ一体残ってるね。部屋の奥側に隠れてたライオンみたいなヘルムを付けた盾持ちの動く鎧がこっちを見てるんだよ。

 

鎧は流石に食べられないからね。遠慮無く私のパンチで木っ端微塵にしたげるんだよー!

 

 

 

---------------

 

 

 

あっという間だったね。私が取り零した動く鎧もライオスやマルシルが各個撃破してくれた。辺りには鎧の欠片が散乱しちゃったね。後片付けとかいる?……いらないよね!(散らかしっぱなし幼女)

 

ん?なんか鎧の間からクリーム色のエレエレがはみ出てるよ?なにこれ??

 

私の指摘でライオスが鎧を割ってそれを引き摺り出した。あ、軟体生物だって!これが動く鎧の正体だったのかな?見た目はアメフラシみたいだね。可愛い〜

 

もしかして、それ食べるの?ビジュアルからしてインパクトの塊だし、美味しければ再現できるかもね。やるだけやってみようー!

 

あ、マルシルが全身を使って嫌々アピールしてるんだよ。逆立ちしながら嫌々してる。すごいね。軽業師なんだよー!

 

 

 

---------------

 

 

 

味はイマイチだった。センシは調理法を改善すればもっと美味しくできるかもって言ってるけど、私はもう要らないかな〜

 

ん?ライオスが動く鎧が使ってた剣を拾って見てるね。さっきまで使ってた剣は今の戦いで破損したみたいだから、替えとして使うみたい。

 

現地調達は何も食料だけじゃないもんね。武器もその場で手に入れなくちゃ。スネークさんが裸(物資無しの意味)で空の上から落とされた時もそんな感じだったらしいよ?鳥になって来い!

 

でも、綺麗な剣だね。柄の部分の羽みたいな装飾が素敵なんだよ〜。ねぇねぇ、ちょっと見せて貰っても良いかな?

 

マルシル達が後ろで出発の準備を進める中、一人離れた所にいるライオスから剣を持たせて貰った。おぉ、ズシっと来るね。長くて私には扱えないし、成長しない永久幼女だから永遠に振れないけど、ちょっとカッコいいと思っちゃうんだよ〜

 

……なんて思ってたら、柄の隙間から何かが ニョロっと出てきた。なにこれ?お目目??

 

あ、ライオスに剣を没収された。ねぇねぇ〜みんな〜〜!今の見た!?なんか軟体生物のお目目みたいのが むぐぐぐ……

 

私がはしゃいでマルシル達を呼ぼうとしたらライオスに口を塞がれちゃった。『?』を浮かべるマルシル達にライオスが適当な誤魔化しを入れた後、私に『今のは黙っててくれ』と小声で言ってきた。

 

う〜ん。でもそれは『動く鎧』なんだよね?魔物なんだし、ここで倒した方が良いと思うんだよ。寝込みを襲われたら危ないし───あ、顎の下ダメ。いきなり最大の弱点を撫で撫でされたら一気に蕩けちゃうぅぅぅ………ふへぇ(快絶)

 

 

「あれ?シェリフ寝ちゃったの?」

 

「う、動く鎧をあれだけ倒したからな。疲れが溜まったんだろう。子供だし仕方がないよな〜」(棒読み)

 

 

───弱点責めで有無を言わさず寝落ちさせられた幼女を背負ったライオスは、新しく増えた仲間(ケン助)と共に更に下層へと進んで行くのだった。

 

 

 

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