教師「可愛い教え子たちから失望されたいンゴねぇ……せや!」   作:羽虫の唄

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5000GTを遂に引けたので初投稿です。

だいぶ遅くなっちゃいました、すいません。
評価・感想・お気に入り・誤字報告、ありがとうございます。


(|)「持ってくれよ体! 上昇負荷3倍だあっ!」

「──オラァ! 持って来たぜ、申請書! 早速レガリアしてもらうぞ!」

 

 

 職員室へとやって来たのは、ゲッキと言う名の少年だ。

 彼は、入室するや否や、片手に携えていた1枚の用紙を、半ば叩きつける様にして、とある人物──ボン()ルドへと手渡した。

 

 ヘンテコな仮面を被るボンボルドは、「おやおや」と言いつつ、受け取った資料の内容を確認する。

 

 

「ふむ。申請を確認しました。それでは、闘技場へ移りましょう。──次はもう少し丁寧に書くと、なお良いですよ」

 

「なっ。う、うるせぇ!」

 

「おやおや。君は元気ですね」

 

 

 必須項目の箇所に書かれた、殆ど、殴り書きに近い字を眺めながら、ボンボルドたちは闘技場へ移動を始めた。

 

 

 

 

 

 ▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

 自身とレガリアを行いたいと言う、ゲッキの申し出は、ボンボルドにとっては、渡りに船な、申し出である。

 

 国主や、その他大勢の。

 立場ある偉い人たちに囲まれ「お前闇属性のカード使ったんだって?」をされた彼は、早急に、あの恐怖を──()()()()()いたので詳細は覚えていないものの、とにかく怖かった──忘れたい欲求に駆られていた。

 

 そんな折の、対戦の申し出である。

 気分転換の為、ちょっと小走りで向かう程度には、今のボンボルドは憔悴していた。

 

 

「──うっし! 準備完了だ! 俺が勝ったら、『最強』の称号はいただくぜ!」

 

 

 デッキを取り出し、空中へ差し出せば、発生した()()によって、自動で展開していく。

 LPへの配置が終わり、次いで、手札が。

 

 準備が終わったことを見届けてから、ゲッキが大胆不適な宣言を、ボンボルドに言い放つ。

 

 辺りにはすっかりギャラリーが集まっていた。ボンボルドの試合を一目見ようと、多くの生徒、また、中にはちらほらと教師の姿も確認出来る。

 

 

『おっ! 大きく出るねぇ!』

 

『期待してるぞー!』

 

『頑張ってねー!』

 

 

 周囲からの声援を受け取りつつ、ゲッキはコインを弾き上げた。

 ──先攻はゲッキ。デュエル、開始である。

 

 

「俺のターン、ドロー! 先ずはエリアカード、〝フーニアの恵みの樹液〟を展開!」

 

 

 

フーニアの恵みの樹液
属性:大地

分類:設置

▪︎このカードが展開されている間、ターン開始時のドローの後、デッキの1枚目を表向きにする。そのカードの分類がモンスターであり、種族が「エグゾスケルトロン」であった場合、手札に加えても良い。

それ以外であった場合は裏返し、デッキをシャッフルする。

 

 

 

 バトルゾーンに現れたのは、黄金の樹液を流す、巨大な樹木だ。鮮やかで瑞々しい果実を実らせた、雄大な巨木の出現に、ギャラリーが興奮した様子で声を上げる。

 

 

「次に〝大蟷螂アックスサイス〟、〝妖蟷螂プレイシスター〟を、順に召喚!」

 

 

 

大蟷螂アックスサイス
属性:大地 種族:エグゾスケルトロン

分類:召喚 PP:2000

▪︎このモンスターよりPPが高いモンスターがバトルゾーンに出た時、このモンスターとバトルを行う。

 

▪︎Eブレイク

このモンスターは、相手のLPを1枚ブレイクする。

 

 

 

妖蟷螂プレイシスター
属性:大地 種族:エグゾスケルトロン

分類:召喚 PP:3000

▪︎このモンスターが〝妖蟷螂プレイシスター〟以外の、名前に〝蟷螂〟とあるモンスターとのバトルに勝った場合、手札から、名前に〝卵〟、もしくは、〝蛹〟とあるカードを使っても良い。

 

▪︎Eブレイク

このモンスターは相手のLPを1枚ブレイクする。

 

 

 

 続いて、両手を重厚な斧を両手に携えた小柄なタイプと、どこか修道女に似た意匠の、カマキリ型のモンスターが2体出現する。

 

 プレイシスターを視認するや否や、闘争心を露わにしたアックスサイスが、両腕の斧を振りかざし、襲いかかる……が。

 言うまでもなく、PP差から、アックスサイスの方が他に伏せる。

 

 

「プレイシスターの効果発動! 俺は手札から、〝進化の卵〟を発動!」

 

 

 

進化の卵
属性:大地

分類:設置

▪︎このカードを展開する時、PP5000以内のモンスターを下に重ねて展開する。(そのモンスターが進化モンスターであった場合、素体モンスターも重ねて展開する)

 

▪︎次のターン、このカードを破壊して、下のモンスターをバトルゾーンに出しても良い。

 

 

 

「残りの手札を全て重ねて展開! これでターンエンドだ!」

 

 

 1ターン目から手札を全て消費する、大胆なプレイング。物怖じしないゲッキの行動に、ギャラリーからは様々な声が上がった。

 

 

『随分と手札消費が激しいな…』

 

『一応、エリアカードで対策はしてあるけど、あそこまで大胆なのは中々見れないぞ』

 

『私だったら怖くて無理ぃ〜』

 

 

 周囲からのその声には、ボンボルドもある程度賛同出来た。手札はそのまま可能性と言い換えられる。選択肢とは、多ければ多いだけ武器たり得るのだから。

 表情──は、仮面の為窺い知ることが出来ないものの、ボンボルドが何を言いたいか察したのだろう。ゲッキは、不適な笑みを浮かべて見せた。

 

 

「はっ! 次を見据えて、しっかり計画を練るのもいいけどよ。そん時の手札に全部を託して、攻めまくるのもプレイの1つだろう。それに、勝利の女神ってのは、前に進むやつにしか微笑まねぇ!」

 

「──おやおや。これはこれは、実に素晴らしい」

 

 

 ゲッキの言葉に、ボンボルドは素直に感嘆の声を漏らす。

 

 自身のデッキ、或いはカードを信じて、その時ある手札に全てを賭ける…。それも確かに、プレイの1つだ。賛否は個人によるだろうが、少なくともボンボルドは、彼の考えに好感を持てた。

 

 

「それでは。私のターン。ドロー。手札より〝狂喜嵐風スマイリー〟を召喚します」

 

 

 

狂喜嵐風スマイリー
属性:闇 種族:ファントム/ナイトメア

分類:召喚 PP:1000

▪︎このモンスターがバトルゾーンに出た時、自分は手札を全て捨てる。

 

▪︎カードを1枚ドローする。

 

▪︎Eブレイク

このモンスターは、相手のLPを1枚ブレイクする。

 

 

 

 現れたのは、狂気じみた笑顔を張り付かせた、案山子の様なモンスターだ。ぐるりと身体を回転させたスマイリーにより、突風が発生。ボンボルドの手札を巻き込み、墓地へと送ってしまう。

 

 

「スマイリーの効果でドロー。…ふむ。続けて、〝廃都の幻衛〟を召喚します」

 

 

 

廃都の幻衛
属性:闇 種族:ファントム/ナイトメア

分類:召喚 PP:2000

▪︎このモンスターがバトルゾーンに出た時、自身のデッキの上から5枚を見る。その中から2枚を手札に加え、残りを墓地に送る。

 

▪︎Eブレイク

このモンスターは、相手のLPを1枚ブレイクする。

 

 

 

 体が霧で作られたモンスターが、スマイリーの隣に並び立つ。

 

 一息に10枚近いカードを墓地に送ったことで、驚愕を露わにするギャラリー。ゲッキは眉根を顰めつつ、召喚されたモンスターへ視線を向けている。

 

 

「……これが噂の闇属性のカードってやつか。ふん、妙な能力してやがる」

 

 

 初めて見るモンスターや、その効果。彼は警戒心を高め、気を引き締めた。

 

 因みにボンボルドは、少し前に国主様に呼ばれて恐怖体験をしたばかりにも関わらず、ナチュラルに闇属性を使っている自分に驚き、仮面の下で物凄い表情になっていたりする。

 

 

(……まぁいっか!)

 

 

 ()()()不問にされたし、と考えながら。

 そのまま、アタックフェイズに移行したボンボルド。スマイリーから順々に、攻撃を行なっていく。

 

 

「先ずはスマイリーでLPをブレイクします」

 

「! アサシンカードだ!」

 

 

 

火虫ニール
属性:火 種族:エグゾスケルトロン/マーダー・マシン

分類:召喚/奇襲 PP:1000

▪︎このモンスターがアサシンカードとしてバトルゾーンに出た時、相手のモンスターを1体選び、このモンスターとバトルさせても良い。

 

▪︎〈爆破(ブラスト)

この効果を持ったモンスターがバトルした時、バトルの後に、バトルしたモンスターとこのモンスターを破壊する。

 

▪︎Eブレイク

このモンスターは、相手のLPを1枚ブレイクする。

 

 

 

 兵器じみた外見の、赤を基調とした巨大な蚊が出現。スマイリーに突撃し、爆発によって自他諸共バトルゾーンから消失してしまう。

 

 

「幻衛でブレイク」

 

「コイツもアサシンカードだ!」

 

 

 もう一度、ニールが出現。廃都の幻衛は、木っ端微塵となってしまった。

 攻撃の手段を失ったボンボルドは、ターンエンド。手番がゲッキへと移る。

 

 

「うっし。俺のターンだ! ターン開始の効果、〝進化の卵〟を破壊し、その下の〝突撃槍虫トッパブッパ〟をバトルゾーンへ!」

 

 

 

突撃槍虫トッパブッバ
属性:大地 種族:エグゾスケルトロン

分類:召喚/進化 PP:5000

▪︎〈Ev〉

このモンスターをバトルゾーンに出す時、特定のモンスターを素体として扱い、そのカードの上に重ねて出す。

 

▪︎このモンスターでLPへの攻撃を宣言して攻撃した時、相手の〈盾〉の効果を持つモンスターによって防がれた場合、相手のLPを1枚ブレイクする。

 

▪︎Zブレイク

このモンスターは、相手のLPを2枚ブレイクする。

 

 

 

「ドローをして、更に恵みの樹液の効果! デッキの1番上を捲って……、! 来た来たァ! 〝華美たる森の王者ゲキシンバラクロス〟を手札に!!」

 

 

 どうやらキーカードが来たらしく、興奮した様子でゲッキが叫ぶ。

 犬歯を剥き出しにする勢いで口角を吊り上げ、獰猛な笑顔を見せる若きレガリストの姿に、ボンボルドも気付かぬ内、仮面の下で笑顔となっていた。

 

 

「先ずは〝妖蟷螂プレイシスター〟を素体に、〝斬鉄・ワザモノマンティス〟を召喚!」

 

 

 

斬鉄・ワザモノマンティス
属性:大地 種族:エグゾスケルトロン

分類:召喚/進化 PP:5000

▪︎〈Ev〉

このモンスターをバトルゾーンに出す時、特定のモンスターを素体として扱い、そのカードの上に重ねて出す。

 

▪︎〈盾〉の効果を持つモンスターがこのモンスターの攻撃を防いだ時、そのモンスターは破壊される。

 

▪︎Zブレイク

このモンスターは、相手のLPを2枚ブレイクする。

 

 

 

 出現したのはアックスサイスたちとは比べ物にならないほど巨大な、カマキリ型のモンスターだ。刀の様に発達したその腕から放たれる斬撃は、文字通り全てを切り裂いてしまうだろう。

 

 そう予感させるだけのワザモノマンティスであるが、残念ながら、真打は別だ。

 

 

「そして! トッパブッバとワザモノマンティス2体を素体に、俺は〝華美たる森の王者ゲキシンバラクロス〟を召喚する!!」

 

 

 

華美たる森の王者ゲキシンバラクロス
属性:大地 種族:エグゾスケルトロン/エクセレント・ブロッサム

分類:召喚/超化(Xo) PP:9500

▪︎〈Xo〉

このモンスターをバトルゾーンに出す時、特定の〈Ev〉モンスター2体を素体として扱い、そのカードの上に重ねて出す。

 

▪︎バトルゾーンに居るのがこのモンスターだけであり、名前に〝樹液〟とあるエリアカードが展開されている時、このモンスターのPPは+4000され、ブレイク数も+1される。

 

▪︎Dブレイク

このモンスターは、相手のLPを3枚ブレイクする。

 

 

 

 背には、その名のとおり、華美で巨大な薔薇の花。頭部から生える角には荊が幾重にも巻き付き、その重厚さを増幅していた。

 

 顕現したバラクロスを見て、ギャラリーはこの日1番の盛り上がりを見せる。辺りから、歓声が一気に湧き上がり、ゲッキやバラクロスに対して声を発していった。

 

 

『うおおおお!? なんか、めちゃくちゃ凄そうなやつが出てきたぞ!?』

 

『バトルゾーンにはバラクロスしかいないから……PP13500の、ブレイク数は4!? 嘘でしょ!?』

 

『こんな早いターン数で出てきて良いモンスターじゃないだろ!』

 

 

 周囲から聞こえて来るその声のとおり、こんなにも早くに召喚されるとは、驚愕の一言に尽きる。効果も合わさり、PPやブレイク数は破格の値となっており……それを見た、ボンボルドは。

 

 

「…──素晴らしい。素晴らしい」

 

 

 賞賛──ではなく、それは感動から来る言葉である。

 今の彼の心の割合を占めるのは、深い深い、感動だ。

 

 自身のデッキやカードを信頼し、()()()()()()する心意気。そしてそれに応えるかの如く、ピンポイントで訪れた、アサシンカードやキーカードたち。

 

 それは、つまり…。

 

 

(彼ならば。……彼ならば! もしや、成し遂げてくれるのでは……ッ?)

 

 

 ボンボルドには1つの願望がある。

 失望され、等身大の己を見て欲しいと言う、側から見ればこいつ何言ってるんだ案件の、当人からすれば、切実なその願い。

 

 失望されるには一体、どうすれば良いか。考えた果てに、彼は闇属性カードの使用と言う、暴挙に出た。が、それはイマイチの結果となってしまい、なんなら国主に呼び出されて目を付けられるとか言う、最悪の結果すら招いている。

 

 ボンボルドは思考を巡らせ、そして気付いた。

 足りないのは、己を打ち倒してくれる、他の誰かの存在だと。

 

 それも、ただ倒すだけでは駄目だ。ボンボルドと言う存在に畏敬の念を抱いたりしていない──生ける伝説と謳われている自分に、目を灼かれていない存在でないといけない。

 

 その点、ゲッキはどうだろうか。

 

 彼が闘うのは、あくまで最強を目指しているからであり、ボンボルドそのものを目指している訳では無い──素晴らしい。

 その上、闇属性のカードを見てもレガリストとして警戒するだけで、敵愾心や嫌悪を抱いているわけでは無い──素晴らしい。

 

 そして何よりも。狙った様に訪れた、キーカードの存在。

 

 一流のレガリストと言う者には、確実に存在している、『運』。彼らが一度レガリアを行えば、欲しいカードが欲しい時に訪れ、ピンチの時には狙い澄ましたかの様にアサシンカードが発動する。()()()()()()()()()()()()()()、しかし確かにそこに存在している摂理──。

 

 それを、目前の少年は持ち得ている──素晴らしい!

 

 

「コールを終了して、アタックフェイズへ──バラクロスでLPへ攻撃! 順に4枚だ!!」

 

 

 バラクロスが、その巨体からは想像出来ない、俊敏さで突撃を行う。LPを4枚ブレイクされ──ボンボルドは、最後の1枚であったアサシンカードを発動した。

 

 

「アサシンカード〝シャングリラ・シン〟」

 

 

 

シャングリラ・シン
属性:闇

分類:設置/奇襲

▪︎手札から、進化では無い「ファントム」、または「ナイトメア」を2体バトルゾーンに出しても良い。

 

▪︎このカードが展開されている間、相手のモンスターのPPは全て−1000される。

 

▪︎〝エルドラド・ヲナ〟が展開されている時、このカードを展開することは出来ない

 

 

 

「シャングリラの効果により、私は手札から〝無貌の悪夢〟〝夢幻への導き手パドラ〟をバトルゾーンへ」

 

 

 

無貌の悪夢
属性:闇 種族:ナイトメア

分類:召喚/奇襲 PP:4000

▪︎バトルゾーンに出た時、このモンスターを破壊しても良い。そうした場合、相手は自身のモンスターを1体破壊する。

 

▪︎Eブレイク

このモンスターは相手のLPを1枚ブレイクする。

 

 

 

夢幻への導き手パドラ
属性:闇 種族:ファントム/ナイトメア/ミラージュ・モンスター

分類:召喚 PP:2000

▪︎全員、召喚以外の方法でモンスターをバトルゾーンに出した場合、LPから1枚手札に加える。(この効果で手札に加えたカードがアサシンであった場合、その効果は発動出来ない)

 

▪︎このモンスターは、攻撃を行えない。

 

 

 

 出現する、朽ち果てた石造の都市。

 そしてそこから這い出して来たのは、貌を削ぎ落とされたボロ布を纏ったモンスターと、ぬいぐるみを抱きかかえた童子だ。

 

 

「無貌の悪夢を効果により破壊」

 

「……悪ぃなバラクロス。ゆっくり休んでくれ」

 

 

 あれだけ存在感を放っていたバラクロスは、いとも容易く墓地へと送られてしまう。

 妨害を始め、闇属性が持つ除去──特に破壊による──能力の高さが故だ。

 

 バラクロスを墓地に送るゲッキを見つつ、ボンボルドは続ける。

 

 

「無貌の悪夢が墓地に送られたことで、墓地より〝終巡のルシッド〟をバトルゾーンへ」

 

 

 

終巡のルシッド
属性:闇 種族:ナイトメア

分類:召喚 PP:5000

▪︎自分の他のナイトメアが破壊された時、このモンスターを墓地からバトルゾーンに出しても良い。

 

▪︎Zブレイク

このモンスターは、相手のLPを2枚ブレイクする。

 

 

 

「ルシッドがバトルゾーンへ出たことにより、パドラの効果が発動。LPを1枚手札に加え──条件が揃ったので、手札より〝魄虫夢ドリーム・キャッチャー〟をバトルゾーンに」

 

 

 

魄虫夢ドリーム・キャッチャー
属性:闇 種族:ナイトメア/パラサイト・イーター

分類:召喚 PP:7000

▪︎そのターン、初めてLPゾーンから手札に加えたのが、属性が闇のカードだった場合、このモンスターをバトルゾーンに出しても良い。

 

▪︎Zブレイク

このモンスターは、相手のLPを2枚ブレイクする。

 

 

 

 メビウスリングの様に、体がねじくれたモンスターと、幾重にも重ねられた手が、蜘蛛の形を作り出しているモンスターの2体が、立て続けにバトルゾーンへと出現した。

 現れたモンスターを見て、ゲッキは、しかし笑みを崩すことはない。

 

 

「へっ。勝負はここから──ってか? 面白くなって来たじゃねぇか……!」

 

 

 虎の子のバラクロスを失い、一息に場に揃えられたモンスターを前にしても、ゲッキは怯むことはなく──だからこそボンボルドは、惹かれ、欲した。

 

 

「ああ──是非、(私を倒して)欲しい…」

 

 

 バトルは、白熱していく。




正直な話、展開やカード効果を考えるよりも、カードの名前を考えるのに1番時間食ってる。
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