東方空風録より、明空翔。
そして相手は剣白狼(未来時間軸)だ。
はぁ……私が戦う羽目になるとは……天魔になってから仕事が増えたし、憂さ晴らし程度にしか思ってなかったのに、戦いとはねぇ。
ま、一応戦えるからいっか。
「私は天魔の剣白狼だ。よろしく」
「俺は明空翔だ。よろしくな。」
天狗か……素早いんだろうな。
とりあえず、警戒はした方がいいな。
基本ルールは一話目から改訂。
気絶の時点で負けとする。
弾幕は殺傷となり、観客席には全てを防ぐバリアが張られる。
ーーーーグワァァァァン!
翔は、白狼に向かって走り出す。
さらに能力で加速して後ろに回り込んだ。
「とった!」
「ふんっ!」
「うおっ⁉︎」
白狼は回り込まれた瞬間に背負っていた大剣を振りかざしたのだ。
大剣が当たった地面は少し抉れている。
白狼は天狗にしては鬼に負けないくらいの怪力を持っており、昔は気弱だったため落ちこぼれだと馬鹿にされていたが、努力は人一倍やって来ているのだ。
「あっぶねぇ……当たるかと思った。」
対する翔は幻想入りした外来人。能力を持っているため、普通の人間とは呼べないかもしれない。
「さぁて……喰らって貰いますよ?斬符『ブリリアントスラッシュ』ッ!」
巨大なX型の斬撃と弾幕が飛んでくる。
それを翔は空気を操る程度の能力を使い、瞬間移動さながらの動きで躱している。
「当たってたまるかよ!」
「往生際の悪い奴だ。さて、これはどうだ?大華輪斬!」
美しい円形の薄っぺらい弾幕が大量に飛来する。
一つ一つが気○斬のような弾幕で、当たれば真っ二つだ。
「くっ……さっきから攻撃されてばかりだ、何か良い手は無いのか?」
「ふん、私は仮にも天魔を名乗らせてもらっているのでな!そう簡単にやられるほど甘くは無いぞ!」
「そんぐらいわかってるさ!妙符『エアライドボム』ッ!」
白狼の周りを高速移動しながら炸裂弾幕を放つ。
しかし、弾幕は炸裂する前に破壊されていく。
白狼の能力、あらゆる剣と剣術を極める程度の能力で、海月小裁の技である、暗殺剣術「閃の一」を使っている。
もはや目視出来ないスピードの斬撃を大剣では無く、脇差しで放っているのだ。流石に白狼でも、この速度で大剣は振るえない。
「……ッ!思いついた!あんたの倒し方!」
「馬鹿を言え、お前じゃ私は倒せない!」
「いいや、最初からこうすれば良かったんだ。」
ほざいていろ!そう白狼は吠え、大剣で斬りかかった。
しかし、急に剣が持ち上がらなくなったのだ。
理由は簡単。白狼の大剣は白狼の背丈ほどある。
そして、さっき白狼は自分で大剣を速く振るえない事をばらしてしまった。つまり白狼自信に、この剣を扱う筋力はあっても、速く持ち上げられるほど筋力は無い。
そんな大剣に空気抵抗を増せばどうなるだろう。
答えは重く感じるようになるのだ。
白狼はその瞬間に大剣を投げ捨て、脇差しで斬りかかった。
「喰らえ、狼牙『白想剣』!」
「空符『ルートバック』!」
白狼は技の勢いを殺せず、そのまま弾幕に突っ込んで自爆した。
勝者 明空翔
こちらのキャラのスコア
勝ち1
引き分け1
負け2