Dead hazard  Revelations   作:カレー将軍

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今回も少ないです


CHAPTER 2

それはこちら見ると、ゆったりとした足取りでこちらへと近づいてくる。アイザックとの距離は1m。

アイザックは一瞬気を取られたものの、下ろしてしまったプラズマカッターを構え、撃とうとするがその一瞬が仇となり、攻撃するすきを与えてしまった。

 

「Noooooooooooo!?」

 

背中に手を回され羽交い絞めにされてしまった。そして口?からヒルのような物を出し こちらに吸い付こうと、伸ばしてくる。キスをしてくる様にだ。

これがなんの変哲のない可愛い女の子なら喜んで普通の男は受けるかもしれない。

だが、今キスをしてこようとするのはただのクリーチャー。しかも殺せるぐらいに情熱的なキスを。そんなキスは誰もが嫌がるだろう。私もその一人だ。当たり前のことだ。

 

当たらぬように頭を逸らしながら、その情熱的なキスをやめさせるために全力で振りほどく。

両手が離され隙ができたウーズに渾身のナックルを食らわせる!!

 

「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ーッ!!!」

 

ネクロモーフの頭を何度も跳ね飛ばしてきたそのナックルは、まろで豆腐のようにウーズの頭を吹き飛ばした。

アイザックのナックルはスーツの身体強化とプラズマカッターの重量、それに遠心力を加えた恐ろしい一撃である。これに助けられたことも多く、今回のような組み付きのカウンターとして使う場面が多かった。

ナックルを食らわせたアイザックはいつものように四肢を切断するため、一歩下がりプラズマカッターを構えた

だが頭が吹き飛んだウーズは向かって来ること無く、そのまま水のように溶けていき、血だまりと肉塊を残していった。

 

「頭を吹き飛ばしただけで、死んだ・・・?」

 

ネクロモーフは心臓などの「壊れれば他の部分も動かなくなる弱点」がない。だから無力化するために四肢を切断しなければならないのだが、頭が吹き飛んだだけで死んだこいつウーズは新種のネクロモーフではない?この事実にアイザックは希望を持つ。

このクリーチャーのことは分からないが、少なくともネクロモーフよりかはマシだろう。ここには一体しかいなかったが、これが何体いようが軽く殲滅できる。そんな自信ができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、そんな自信はすぐ壊されるのだが。

 

「さて、行くとするか」

 

自信もでき、希望を持つことができたアイザックは力強く歩を進めていく。少し浮かれているようにも見える。

だがこれは必然のことだろう。2回の地獄の中で、希望ができたと思ったら何かが起きて絶望になったことがいくつかあった。アイザックは、このもはやお約束とも言えてしまうことを何度も味わった。

だからこそ、ネクロモーフがいないのかもしれないということに今回こそは希望が持てる、いや、持ちたいのだ。

だがアイザックは知らない。このウーズに宿っているウィルスを、Markerに勝るとも劣らない危険性を。

 

 

さて、話を戻そう。

 

アイザックは扉を開けようする。だが開かない。扉には碇の印がついていた。

どうしようかと考え、ふと思いつく。

 

「あまり、弾を無駄にしたくないが・・・」

 

プラズマカッターを構え、撃つ。プラズマカッターは帯状のプラズマビームを放つ資材切断用工具である。大体の物は切れると思う。多分。

扉の出来が悪かったのか、それともプラズマカッターがすごいのか、面白いようにスパスパと切れていった。

屈んで通れるぐらい切り、中腰になり進んでいく。

 

 

 

 

立ち上がり周囲を見渡す。どうやら廊下のようだ。右の方にはいろいろな箱で、バリケードをしているように見える。左には曲がり角があり、まだ道が続いているだろう。そして正面には窓がある。

そしてそこには広大に広がる懐かしい「海」が見えた。

アイザックは地球出身のアメリカ東海地方の生まれである。大抵はいろいろな星のコロニー出身が多いため、地球出身は珍しいのだ。だからアイザックは、汚れてしまった海を見たことがあるし、潮の匂いも忘れかけているが覚えている。

 

懐かしい匂いを嗅ぐためヘルメットを収納する。収納し終わった直後、潮の匂いが胸いっぱいに広がっていく。

いつの間にか目尻に涙が浮かんでいた。

 

「懐かしい・・・な・・・」

 

海を見てみる。あいにく曇天で見づらかったが、昔見たとき違いとても綺麗だった。

 

「海をきれいにする活動でもやっているのか・・・?そんなのは聞いたことがないな」

 

と一人黄昏ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、行くとするか」

 

これ以上いても仕方ない。さっさと進むとしよう。

最後に深呼吸をし、海の空気をしっかり味わう、忘れないように。

 

ヘルメットを展開しようとしていると、

 

後ろの扉が勢いよく開いた。

 

「ッ!」

 

そこからでできたのは一人の女だった。

 

目が隠れるほど長いブロンドヘアーをしていて、胸元が大きくわれたスーツを着ている。

そして一番目を引いたのが、何かにえぐられたような傷跡がある左腕。

 

そして彼女はこちらを見ると、安心したような表情を浮かべる。

 

そして糸が切れたように倒れてしまった。

 




ちょっと最後らへんが急かな・・・?
多く書くときは少し日にちがかかると思います。
感想、指摘待っていまーす。
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